嘘つきの道化師    作:ノッキー

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22(最終話)

その後、パスパレの皆さんと別れた私は自分の家に帰宅する。帰宅しても特に母親からは(多分他の黒服さんが話を通りてたのか)何も言われず、夜ご飯を食べで、お風呂に入った後、そのまま夜まで適当に時間を過ごしていたっと言っても学校の宿題が出ていたのでそれをこなしていた。

 

「〜〜♪〜〜♪〜♪〜〜♪」

 

"君が居なくちゃ"を鼻歌で歌いながら宿題をやっていると、ブーブーっと宿題の横に置いてあった携帯が鳴り出し画面を確認すると花音さんからの電話だった。花音さんからは珍しいなと思いつつ電話に出ると花音さんの焦ったような声が聞こえてくる。

 

『美咲ちゃん!今テレビ見てる!?』

 

「え?え?なんですか急に!」

 

驚いた私に対して、じゃ、早く見て!っと花音さんに急かされて一階に行き、テレビをつけ、花音さんに指定された番組に回す。そして、テレビに映ったニュース番組を見て、私は目を見開く。

 

「ちょっと待ってください、これって!?」

 

テレビ画面に映ったのは、今日のパスパレの取材中に起こった出来事がニュースで、見出しは"ミッシェル、少女を救出"だった。テレビで流れているスマートミッシェルが少女を助けている映像を見ながら私はえ、えぇーーーーーー!?っと声を上げる。それに対して、花音さんはあははっと笑い声を上げる。

 

『ちょっと私も、驚いてるんだけど、その、美咲ちゃん、今日学校だよね……?』

 

私がパスパレと取材していると言う事はハピハロの面子にも秘密にしていたけど、これがテレビに流れてしまった以上秘密にする事は出来ないので、花音さんには全ての端末を話す。そして、花音さんから少し不安そうな声が聞こえてくる。

 

『え……それ、大丈夫なの……かな……?」

 

「まぁ、決まってしまった以上そうするしかないんですよね」

 

そう答えるとそっかーと言い少しだけ黙る。それからどうしよう……っと真剣そうな声が聞こえた後、うんっと意を決したかのように頷く声が聞こえてきた。

 

『ねぇ、美咲ちゃん』

 

「なんですか、花音さん」

 

『もし、手伝えることがあれば言って欲しいなぁ、私も手伝うから!』

 

ありがとうございますと返し私はテレビを消してそのまま二階に上がる。階段を上がっている途中で、その、美咲ちゃんっと花音さんに声をかけられる。

 

「なんですか、花音さん」

 

『その、無理だけはしないでね』

 

わかりましたと言って私は自分の部屋に戻るのだった。こうして、奥沢美咲の一日は"ミッシェルとして芸能界に進出する"と言う形で終わりを迎えるのであった。

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