ガンダムビルドダイバーズ クオンタムエリート   作:しゅみタロス

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EP9 6弾式超電磁砲(シックス・レールガン)

レアの戦いから3日後 秋葉原のラーメン屋。

 

紅葉・蒼海・レア・凍夜「冷やし中華お願いしまーす」

 

夏休みに入って時間がほぼGBNに消え、夏の定番すら忘れてしまった男子4人はラーメン屋で冷やし中華を食べながら次のフロンティアについて語ろうとしていた。

 

紅葉「次の対戦は蒼海とキョウヤさんだったな。それなりに準備はしたんだよな?」

蒼海「勿論、今まで以上に辛い戦いになるだろうから主武装のサテライトキャノンとⅩブレードは限界までスペックをあげたよ」

凍夜「だが、相手は優勝候補筆頭のダイバーだ。油断できないよ」

レア「今の所、僕ら高校生メンバーで唯一準決勝に進んだのは紅葉君だけだからね。せめてでもこの中の一人が勝てば……」

???「ククッ……」

 

4人はその声の反応し、カウンター席の隣に振り向くと……

 

金髪の若者がこっちを向かって笑っていた。

 

???「フロンティアでそんな夢物語を語っているなら、逃げ出した方が身のためだぜ?フロンティア・ダイバー共」

 

この時、凍夜は何かを察し、驚愕していた。

 

紅葉「凍夜?」

凍夜「ま、マイザー……なのか?」

レア「ええッ!!」

???「鋭いな、そう。俺がマイザーだ。本名は、イグニス・レナートだ」

レア「イグニス・レナート、まさか……GPDの戦闘マニア。レナート兄弟の血族か!!」

イグニス「あーそうよ、俺がGBNで設立したジャックショットは元々レナート一族がGBNで戦争を起こす為にやっている非正規軍隊。周りは海賊扱いされているがそれも俺達にとっては称賛だ。俺はこのGBNを戦争国家にする。その為にはお前らを纏めて地獄に葬る。楽しみにしてろ。クックック」

 

イグニスはラーメン屋を立ち去ると紅葉は拳を握り締める。

 

紅葉「ふざけんなよ、戦争国家なんて……」

 

その様子を見た凍夜は紅葉の手を握る。

 

凍夜「GBNには善人だけじゃない。ああいう、過激派はいくらでもいる。だからこそ、君は自分の楽しさを忘れないでほしい。マイザーは、僕が討つ」

 

紅葉はさっきの怒りを鎮め、凍夜の言葉に納得する。

 

紅葉「ありがとう、やっぱりガンプラは楽しく遊ばないとな!!」

 

 

翌日 プラモ屋のGBNコーナー

 

紅葉 スチャッ「よし、行くぜ!!」

 

GBNにダイブし、フロンティア関係者ルームに行く。

 

紅葉「蒼海、絶対勝つよな?」

ツバキ「でも、キョウヤさんがそう簡単に負けると思えない。本気で戦うわ。彼なら」

 

フロンティアの特設ステージにやって蒼海がやってくる。

彼に壁の様に立ちはだかる男、クジョウ・キョウヤが蒼海を待ち構えていた。

 

相手に凄まじいプレッシャーと迫力を見せつけるキョウヤに蒼海は宣言する。

 

蒼海「貴方のこれまでの無敗伝説をここで終わらせます」

キョウヤ「無敗の凄腕ダイバーに恐れず啖呵を切るその覚悟に、僕は敬意を持って答えよう。お互い、全力を期待する」

 

両者はガンプラを召喚して乗り込む。

 

蒼海「アオミ、ガンダムⅩレイムーン!!」

キョウヤ「クジョウ・キョウヤ、ガンダムAEGⅡ・リボルバー」

 

対峙する2機のガンダムに、ナナカ―がコールをあげる。

 

ナナカ―「お待たせいたしました。フロンティア第3戦。ガンダムⅩレイムーンvsガンダムAEGⅡ・リボルバー、バトルスタート!!」

 

蒼海は背中のⅩブレードを展開し、そこから剣を引き抜き、AEGⅡに特攻する。

キョウヤもリボルバータイプのガンブレードで特攻し、迎え撃つ。

 

ガキィィィン!!

 

刃がぶつかり合い、ギリギリと音を立てながら刃を押す。

激しい剣戟が繰り出される中AEGⅡはガンブレードに弾丸をリロードし、レイムーンに向けて、発砲する。

重く、速い弾を連射するAEGⅡの攻撃にレイムーンは左足の装甲を破壊されるがレイムーンはすぐに外れた装甲を盾に、リカバリーする。

 

蒼海「こうなれば……」

 

レイムーンは装甲をキャストオフし、機動性でAEGⅡを迎え撃つ。背中のⅩブレードをもう一つ展開し、二刀流で高速移動し、AEGⅡの射撃を封殺する。

 

蒼海「これでどうだあああああ!!」

 

AEGⅡに刃が当たり、全身にダメージを与えたかに思えたが……

 

ザアアン!!

 

蒼海「そ、そんな……」

 

レイムーンの左腕をガンブレードで斬り落とし、背中のリフレクターに弾丸を打ち込んだ。

 

ガン!!ガン!!ガン!!

 

キョウヤ「高速戦で対応する考えは英断だったが、優れたプロダイバーなら当然想定できる正攻法だ。一定の速度で同じフィールドを動き回ればどこから攻撃が来るか、僕もそれぐらい予測できるからね」

 

蒼海はオプションから機体のパワーレベルを最大にすると呟いた。

 

蒼海「これ使って生きていられる保証はないけど、相手にそれなりの切り札を使わせられる攻撃になるのなら……」

 

レイムーンは背中から赤いオーラと共にリフレクターとサテライトキャノンが展開する。

そしてリフレクターはフィールド外の宇宙空間で月の光を吸収し黄金色に輝くとサテライトキャノンを構えた。

 

キョウヤ「自滅覚悟で最大出力のサテライトキャノンを放つつもりか!!だが、まともに喰らうつもりは無い!!」

 

AEGⅡは頭部を畳み、ガンブレードを背中にセットして、コマンドを実行する。

 

キョウヤ「これを使う事になるとは、AEGⅡ・リボルバー。フルブラストモード!!」

 

AEGⅡは巨大な回転式6弾倉拳銃に変形し、稲妻と共にエネルギーを充填する。

 

キョウヤ・蒼海「勝負だ!!」

 

お互い、トリガーを引き。エネルギー弾が発射される。

 

蒼海「ネオ・サテライトキャノン!!」

キョウヤ「シックス・レールガン!!」

 

ぶつかり合うエネルギーと反動で両機は全身に負荷がかかり、強力なダメージを受ける。大きな音と共に起こる地割れで崩壊するフィールドでの撃ち合いの中……

 

蒼海のレイムーンは全身を焼かれ、光と共に、沈黙した。

 

荒廃したフィールドの上をに倒れる蒼海に、キョウヤは手を差し伸べた。

 

キョウヤ「ありがとう、良いバトルだった」

蒼海「キョウヤさん……」

 

キョウヤの手を取り、蒼海が起き上がると同時に、バトルが終了する。

 

ナナカ―「フロンティア第3戦、勝利したのはクジョウ・キョウヤ、AEGⅡ・リボルバー!!優勝候補の名は伊達じゃない!!」

 

ワアアアア!!

 

歓声の中、蒼海とキョウヤは手を振って、フィールドを後にするのだった。

 

その後

 

夜7時 コンビニ前

 

紅葉「お疲れ、蒼海」

蒼海「ありがとう」

 

蒼海にフローズンドリンクを渡し、コンビニ前でそれを食べる。

 

ツバキ「残念だっただろうけど、きっと紅葉君が勝ってくれるから安心して」

紅葉「でも、次の戦いで誰が勝つか分からないから、最悪海賊のリーダーが上に上がって来る事も想像できるから次の試合が重要になってきそうだ」

蒼海「魔流凍夜、ガンプラ心形流の末裔の彼とは言え、簡単に勝たせてもらえそうにないかもしれない」

 

そんな3人が会話する中、凍夜は……

 

ガンプラ心形流 道場。

 

ガリガリガリッ!!

 

凍夜「出来た……」

 

凍夜の机には3つの武器が並んでいた。ショットガン・斧・そして巨大な槍。

 

凍夜「マイザーを倒す準備は出来た。グランブルーアーツ、対海賊用モビルスーツガンダムF91バーサーカー」

 

凍夜はドリップのアイスコーヒーにガムシロップを3つ入れて飲み干す。

 

凍夜「よし、バトルシュミレーション、開始」

 

凍夜はバイザーを付け、深夜のGBNにダイブするのだった。

 

フロンティア第4戦、それは絶望となってフロンティア・ダイバーたちに襲い掛かる。

 

紅葉たちはそれすら知らぬまま、夜明けを迎えるのだった。

 

 

 

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