ガンダムビルドダイバーズ クオンタムエリート   作:しゅみタロス

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EP8 不死鳥・天舞

紅葉と貴信の戦いから数日後

 

紅葉「夏休み来たぜ!!」

ツバキ・凍夜「イエーーーーーーーイ!!」

 

終業式を終えた紅葉たちは今日から夏休みに入った。学生たちにとってこれほど嬉しい事は無いだろう。紅葉たちはハイテンションでコンビニへ入って行く。

 

ツバキ「栄光のバリバリ君ソーダ味いこーよ!!」

紅葉「やっぱ、バリバリ君はソーダだよな~」

凍夜「それじゃあ、夏休みに」

 

3人「バンザーイ!!」

 

3人はバリバリ君を空に掲げ、食べ始めた。

 

その一方

 

生徒会室

 

レア ペラッペラッ「ミスは無し、特にもう添削する所は無いか」

 

資料を見終わり、背筋を伸ばすとドリップタイプのアイスコーヒーを飲み始める。

 

レア「今頃、皆は夏を謳歌してるだろうね。さて、僕もそろそろ自分の時間を楽しむとするかな?」

 

レアはバッグを持つと生徒会室を退出し、下校していった。

 

 

校長室では

 

キョウヤ「時春君、次のフロンティア戦。躊躇してるのかい?」

 

キョウヤはコーヒーを飲みつつ、時春に聞く。

 

時春「仮にも、私の学校の生徒会長である以上。校長である立場としてどうかと思ってね?」

 

キョウヤはダイバーギアを見せ、一連の海賊被害の写真を見せる。

 

キョウヤ「本当の意味で海賊を追放するには、君の様な圧倒的なダイバーを必要としてる。辛いと思うが、決断すべきだと、僕は思う」

 

時春はビルドバーニングを取り出すと、呟く。

 

時春「非情になるべきか……全てを救うために……」

 

その夜の事

 

電話で紅葉とレアは話をしていた。

 

紅葉「明日はついにフロンティア第2戦、調子はどうだ?」

レア「勿論、初めての戦いだから緊張してる。でもそれ以上にこの大舞台に期待してるんだ」

紅葉「俺も凄いワクワクしてる。どんな戦いが待ってるのか、それが一番楽しい。レア、明日の戦い、期待してるぜ」

レア「任せて!!」

 

翌日

 

秋葉原のプラモショップ

 

レア「よし!!」

紅葉「皆行くぞ!!」

 

GBNにダイブしたレア、ツバキ、凍夜、紅葉たち。レアは受付からフロンティアのステージに転送される。

 

特設ステージには時春が待っていた。対峙するレアに時春は告げる。

 

時春「レア、こうして戦うのは、校長として。辛く思う」

レア「僕も、貴方とは戦うのは、辛いです。でも、超えなきゃならない。約束の為に」

時春「レア、大義の為に、犠牲となれ」

レア「その犠牲、抗って見せます」

 

二人はガンプラを召喚して乗る。

 

レア「ウィングガンダム・フルバリア!!」

時春「ビルドバーニングランサーガンダム天舞!!」

 

多くの人が見守る中、お互い武器を構え、ナナカ―のコールで戦いが始まる。

 

ナナカ―「それでは、フロンティア第2戦。ウィングガンダム・フルバリアvsビルドバーニングランサーガンダム天舞。バトルスタート!!」

 

フルバリアは翼を広げ、シールドの先端からエネルギーブレードを生成し斬りかかる。

向かって来るフルバリアの攻撃に対し、天舞の背中から炎の翼を生成し拳に炎を纏う。

 

時春「六道奥義 炎獄連撃!!」

 

刃が近付いた瞬間、フルバリアのシールドを弾き飛ばし、連続パンチを叩きこむ。後退したフルバリアは腹部にダメージを受けるが天舞はさらに攻撃を加える。

 

時春「六道奥義 焔影撃(ほむらかげうち)」

 

フルバリアの背後から炎を纏った回し蹴りが直撃する。

 

レア「格闘術でここまでのダメージ。流石はビルドバーニングガンダムのバリエーション機。隙がない」

時春「百鬼のリーダー、海賊狩りの名は伊達ではないぞ」

 

フルバリアは腰にマウントされたライフル2丁を手にすると天舞に向かって発砲し、間合いを調整する。

 

天舞は銃撃戦に切り替えたフルバリアに対し、背中にマウントされた黄金の装飾のされた火縄銃を構え、フルバリアに向けて発砲する。

 

時春「六道奥義 魔弾桶狭間!!」

 

赤の火炎弾を数発撃ち、その攻撃をフルバリアは避けながら天舞に近づく。

 

時春「こやつ、何を考えている?」

 

時春は疑問を持ちつつ、火縄銃に青色の弾を装填する。

 

時春「こいつを避けられたら大したものだぞ」

 

そして時春はフルバリアに標準を合わせて引き金を引く。

 

時春「六道奥義 火撃本能寺の変!!」

 

打ち出された青い炎が周辺を焼き尽くし、辺りは熱を帯びている。終わったかに見えたその目の前には

 

一本のライフルを構えた、フルバリアの姿だった。

 

時春「それが狙いか、あの一発を使わせるために‥‥‥」

 

そしてフルバリアは一本のライフルを構え、時春に突きつける。

 

レア「この一発で、貴方を倒します!!トライバスターライフル!!発射!!」

 

3連式の銃口からエネルギーが発射され、その一撃は天舞の身体を消し飛ばした。

 

だが……

 

レア「そ、そんな……」

 

あれほどの攻撃でも尚、天舞は受け止め切ってしまったのだ。

 

自らの炎を盾にして。

 

時春「勝ったと思った時点で、それは負けだ」

 

時春は腰の槍を手に、空を飛ぶと全身が燃え上がり、不死鳥を形成する。

 

フルバリアはシールドのエネルギーブレードであがきとばかりに攻撃するが……

 

時春「六道奥義 極星 不動明王!!」

 

槍が大きな炎で燃え上がり、巨大な一撃がフルバリアを直撃し、フルバリアは全身が溶解されながら地面へと落下していった。

 

そして……

 

ナナカ―「フロンティア第2戦、勝者はビルドバーニングランサーガンダム天舞、百鬼の京極さんです!!」

 

歓声と共に倒れたレアに手を差し伸べる時春。

 

時春「いい戦いだった。お疲れ」

レア「ありがとうございます、校長」

 

その後

 

立ち食いそば屋

 

レア「ごめん、負けちゃった」

紅葉「良い所まで行ったんだけど、結局海賊狩りには届かなかった。それでいいだろ?」

レア「そう考えた方が楽かもしれないね」

紅葉「それよりも、次の戦いは蒼海だから、しっかり応援しないとな」

レア「そうだね」

 

紅葉は割り箸を割って月見そばを食べ始める。

 

紅葉「とりあえず食おうぜ。十分頑張ったからな。会長」

レア「ありがとう、いただきます」

 

 

 

 

 

熾烈極めるフロンティア。第3戦の勝負、蒼海vsキョウヤ。

 

夏の大決戦はまだ終わらない。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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