遊戯王があれば幻想郷でも生きていけるのでは?   作:てばれもん

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?「住宅ローンがあと26年残ってるノーネ!」


俺の住処

 魔理沙の化身を倒し、本を回収した俺は給料……というよりバイト代を貰うために鈴奈庵へ向かった。

 

 

「これ、魔理沙から回収してきた」

 

 そう言って俺は、魔理沙から回収した本をカウンターに座って本を読んでいた小鈴に渡した。

 

「あれ? もう行ってきたんですか?早いですね…………………………もう少し遅ければ」

 

 ん? なんか聞こえた様な……

 

「何か言ったかい?」

 

「いえいえ、とんでもない 本を読みたかったなんて思ってませんよ……はは」

 

 ……本心が表に出てるんだが……腹黒なのか?

 

 流石にそんな事を聞くのは失礼なのでバイト代を貰うことにした。

 

「早速で悪いんだが、バイト代を……」

 

「バイト……まぁ一日だけでしたもんね………………………………はい、これです。」

 

 小鈴は給料袋と思われる封筒を俺に手渡してきた。

 

「確認しても?」

 

「ええ、いいですよ ちゃんと目で確認して下さい。」

 

 まぁ、本を取り返すだけの仕事だったから……あんまり入ってないだろ。

 

 俺は封筒を開けて中身を確認した。…………そこには なんと、諭吉くんが2枚入っていた。

 

「あれ!? 小鈴……これ2万だよな? 多くない?」

 

 バイト代にしては多いため、俺は本当にこの額で合っているのか確認した。

 

「いいんですよ、黒木さん……あなたは普段 人が立ち入らない魔法の森へ行き苦労して、本を回収してくれた……それは私からほんのお礼です。」

 

 とお礼の言葉をくれた小鈴……なんて優しい子なんだ!

 

「そうか……ありがとうな」

 

「いえいえ……今度こういう時になったらまたお願いしますね。」

 

「おうよ!」

 

 俺は小鈴から貰ったバイト代を持ち、後ろにある入り口から鈴奈庵を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………黒木は気がつかなかった。…………小鈴が口を三日月にして黒い笑みを浮かべていた事を……

 

(……また………頼みます……よ?………………フフッ……)

 

 

 

 

 

 鈴奈庵を後にした俺は慧音先生の家へと向かっていた……

 

 ちょうど人里にある一軒の団子屋を通り過ぎようとした時

 

「おっ!黒木じゃないか!どうだ仕事探しは順調か?」

 

 突然、声を掛けられた。俺は声の方向を向くと……

 

 慧音先生が店のベンチに座ってこちらに手を振りながら、片手でみたらし団子を美味しそうに食べていた。

 

 一瞬、みたらし団子が食べたくなったが、抑えた。

 

「こんな所に居たんですか慧音先生……」

 

「ん? なんだ、私に用事があったのか? ここに座れ」

 

 慧音先生が自分の隣に座るよう、ジェスチャーを送ってきた。

 

 俺は断る理由が無かったので、隣に座る事にした。

 

「で? 私に何の用だ? 黒木」

 

「えっと……その………ね」

 

 チラッ

 

 おいー! どこ見てんだ俺! ただ用件を言うだけじゃないか!

 

 俺は己の中に潜む欲望を抑えながら、慧音先生に用件を言おうとした。

 

 慧音は黒木が自分の方を真っ直ぐ見ずになぜ、チラ見をしているのか、大体予想がついた。

 

「…………お前、さっきから私のむ「あー!そうだ!思い出した!!」…………なんだ」

 

 あぶねー! もう少しで変態呼ばわりされる所だった! ギリギリ回避!

 

「そうです!家!俺が住める、もしくは建て直せるような家を紹介して下さい!」

 

 俺が慧音先生を探していたのは、自分が住めるマイホームを紹介してもらうためである。

 

「あー!? うーん家なぁ……急に言われても……」

 

 慧音先生が探偵が考える時みたいな真剣そうな顔で考えている。

 

 頼むよー! お願いします! この通り!

 

 俺は心の中で運の神様に必死に懇願した。

 

「そういえば、里に一つあったな、使われてない空き家」

 

 運の神様は少し微笑んでくれたようだ。

 

「それは、どこら辺に?」

 

「ここを真っ直ぐ行って左だな」

 

「ありがとうございます!早速行って参ります!!」

 

 俺は慧音先生にお礼を言った後、その空き家へ急いで向かった。

 

 後ろで慧音先生が何か言っていたが聞こえなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!待て!……………………………………行ってしまった……」

 

 みたらし団子奢ってやったのにな……

 

 しかし……今日のあいつ妙にソワソワしてたな……やはり童……いかんいかん、考えるな私!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 慧音先生が言った通り、そこには家があった。

 

 外見は慧音先生の家に比べたら少し小さいが、一人暮らしをするためには十分な大きさだった。

 

「これが空き家なんて最高じゃないか!」

 

 俺はワクワクしながら扉を開けた。

 

 

 

 

 

 廊下は天井に少し蜘蛛の巣がかかっているが、それほど酷くは無かった。

 

 廊下の奥には広い部屋があり、ご飯を炊くための釜戸があり、そばには裏口と思われる扉もあった。

 

 なんか……となりの○○ロみたいだな

 

 そんな事を思いながらさらに家の中を調べる事にした。

 

 

 

 

 

 部屋の中を見て回ったが、ちゃんと風呂もあり、生活していく上では申し分ないほどだ。

 

 外を見るとすでに夕方になっていた。

 

「やべっ!飯買ってこないと!」

 

 

 

 俺は、今日貰った金を手に家の外へ出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「………………あいつはあの家に住む事になるのか……フフッ」




短い!次回は長くします!
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