『だ、誰か助けて!鬼だ!鬼に喰われる!!』
「鬼だァ!?ンなもんいる訳ねーだろ!だが、ヴィランはいるっぽいな。俺が秒で倒してやる!」
「 轟くん、僕達も行こう!」
「おう!」
そしてプロヒーロー並の速さで現着した緑谷達だが、目の前には恐ろしい光景が広がっていた。
『い、痛い…腕が食われた…』
そう言う男性の横には明らかに人とは違う異形の生き物が。
そして、そいつは口から血を垂らしながらこう呟いた
『ジュルリ、やっぱ人間の肉はうめぇなぁ……!わざわざ山から降りてきたかいがあったぜェ
さぁ、次はどこを食おうか』
『ひっ……!や、やめてくれ!死にたくない!誰か!誰かー!』
「ワン・フォー・オールフルカウル 8% ! スマーッシュ!!」
襲いかかろうとした鬼の顔面に緑谷のスマッシュが綺麗に決まる
そのまま、鬼は弧を描くように10メートル程先へ吹っ飛んでいった。
「大丈夫ですか!?出血量が多い…くそっ、こんな時にリカバリーガールがいれば……!」
「おいデク俺の出番とってんじゃねぇ!いねーもんはしゃーねーだろ!
とりあえず止血だ舐めプ野郎!炎で傷口焼け!」
「分かってる………… こんなもんで今はいいだろ。病院行くぞ」
だが、
“ザッザッ”
緑谷達の前にさっき倒したはずの鬼が頭が半分以上かけた状態で立ち塞がった。
『いてぇなお前……!鬼殺隊か??まぁ、いい。刀は持ってないようだし人間なら食ってやる!』
目の前の異様な光景に口が塞がらない3人。
「あいつどーなってんだ……?頭かけてんのに生きてんぞ気色わりぃ!」
「なんにせよやべぇのに目ェ付けられたみてーだな」
「まずこの人の命が最優先だ!僕は病院に向かうから2人はあいつを止めることできる!?」
「当たり前だろ!俺の事舐めてんのかくそデクがァ!」
「大丈夫だ安心して任せろ。最悪緑谷が逃げるまでの時間稼ぎにはなってやる」
「2人ともありがとう!!あとは頼んだ!」
そう言って走り去る出久の後に残った2人は戦闘体勢に入る。
「へっへっ、食べかけは連れてかれたが結果的には食料が2人に増えた。さァ、どっちから食おうかなぁ……」
「食わせねーよ!」
「安心しやがれ!お前は俺らを食う前に俺にぶっ殺されるからよォ!」
そう言って爆豪は爆破を轟は氷結を繰り出す。
だが…………
「なんだアイツ!攻撃してもずっと再生してくるぞ!無敵なのか!?」
「んな個性ある訳ねぇだろ!何かしら弱点はあるはずだ!頭使え舐めプ野郎!」
『ひっひっひっ、そんなんじゃ俺は殺せねぇぜ!このまま体力が無くなった所で食ってやる!』
鬼の言う通り2人の体力は段々限界に近づいていった。
「はぁ、はぁ… 爆豪、そろそろやべぇぞ。攻撃しても体力減らねぇし、回復もされるなら分が悪すぎる」
「クソがっ!どーなってやがんだよ!」
『そろそろ食べ頃だなぁぁ!食ってやるぜぇ!』
「くそっ……!こんなとこでやられちまうのかよ……!」
と、その時だった。
「水の呼吸 壱の型 水面斬り!」
目の前で鬼の首だけが綺麗に空中に舞う
その後ろでは緑と黒の市松模様の羽織を来た少年が刀を構えて立っていた
第3話に続く