魔王絶唱オーマシンフォギア   作:ヴェルザ・ダ・ノヴァ

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ながらくお待たせいたしました!!
響「遅かったな…」ゴキッゴキッ
誠に申し訳ございませんでした!だから掌に拳打ち付けて近づいてくるのやめて!
翼「なにしてたの?」
俺の文章作成能力を思い出して!?
響・翼「「あ!」」
という訳で第四話どうぞ!


いざ二課へ!奏の心機一転!

 どうも!立花響だ!……俺、そろそろ挨拶変えようかな? 

 さて、俺が前回やった事により犠牲者がゼロを達成!みたか○○○!やってやったぜ!

(この言葉がのちに嘘になる)

 ……G編とかでタイムパラドックス起こりませんように。

 

 で、ステージ裏にいざ向かうと奏さんに質問攻めにあった。

「お前何したんだ!?」

 何したんだと言われても

「死んだ民を生き返らせただけだが?」

「どうやってんだよ!?てかそもそもなんでできんだよ!?」

「私は時の王者だ。時間を操るなど容易い事よ」

「……ダメだ。アタシの頭がパンクする」

 そんな難しい事言った覚えないんだけど……

「……とりあえず外に出るか」

「ああ、そうだな」

 ───────────────────────────────────────────

 その後、響達が会場の外に出ると二課職員が後処理している場所に行くが響はまだオーマジオウになっていた為、間違えられ銃を向けられた。がたかだか銃弾如きではオーマジオウの鎧に傷一つつける事も出来ないので特に気にせず響は奏達と話していた。

「お前勇気あんな……銃に囲まれてるのに平然としてるなんて」

「たかだか弾如きで私の鎧は傷付かん。この鎧ならおそらく核にも耐えられると思うがまだ調べていないな」

 そんな事を話ながら響は口の部分だけアーマーを外しコーヒーを飲んでいた。そんな事出来るのかって?そんなのご都合主義でどうにかするだけである。

「では二課に御同行してもらいます」

 そん言葉が聞こえ気がつけば響の両手に手錠がついていた。

 オーマジオウが手錠……なかなかシュールな絵だ。

 そんなこんなで響達は二課に着き、司令部の扉前にいる。

「この先か……」

 響はそう言って扉が開くと無数のクラッカーの音と

「「「ようこそ!特異災害対策機動部二課へ!!」」」

 と歓迎の言葉を送られ天井には『熱烈歓迎!!』の文字がある。

 響はこれに

(やっぱこういう事やるんだなぁ)

 と物思いにふけっていた。

 ────────────────────────────────────────────

 歓迎会と言うべき物を行い、響はいつの間にか手錠が外され、またも口の部分だけアーマーを外し食事していた。声は小山○也のままで。

「アンタよくそんな器用な事出来るな」

 奏の質問の意図がわからず響は逆に質問する。

「……何がだ?」

「口の部分だけ外して飯食うなんて器用だって言ってんだ」

「まぁな」

 すると奏はニヤニヤして響を眺める。

「……何だ?」

「いやさぁ、顔見せたくないのかなぁと思って」

「こちらにも事情というものがある」

 そう言ってるとシルクハットをかぶった弦十郎が話し始めた。

「改めて自己紹介と行こう!俺は風鳴弦十郎。ここの責任者をしている」

「私はデキる女と評判の櫻井了子よ。よろしくね!」

「私は風鳴翼です。よろしくお願いします」

 主要人物の自己紹介が終わる弦十郎は響に「名前を教えてくれないか?」と尋ねる。

「私の名か……」

 すると響はどこから取り出したのかデカデカと金色で『平成』と書かれた板を持ち名乗り始める。

「私の名はオーマジオウ!かつて『平成』の時代を駆け抜けた仮面ライダー達の力を継承し時を統べる王である」

 その名乗りに大半が微妙な表情をしているがが名乗りはこれで終わらず

「本名…………」

 響は変身を解き姿を晒す。尚、奏は一回顔を見ているので思い入れなどはない。

「立花響だ!よろしく!」

 

 その後、響はシンフォギアの能力などを教えてもらう。

 え?シンフォギアの能力を説明しないのかって?公式を見ろ! 

「丸投げしてんじゃねぇ!」

 響に殴られたんで一応説明します……

 シンフォギアの能力とは!

 その1!歌を歌うことによりアーマーを維持+強化する!

 その2!歌を歌うことによりノイズを実体化!攻撃が通るようにする!

 その3!シンフォギアのアーマーにより炭化しなくなる!

 また、シンフォギア・システムには301,655,722種類のロックが掛かっておりバトルスタイルなどに応じて系統的、段階的に解除又は限定解除される。早い話がゲームでレベル(バトルスタイル)を上げることによりスキル(ロック)が解除されるような感覚である。また、限定解除の〈エクスドライブ〉は早い話がポケ○ンのメガシ○カのようなものだ。

 シンフォギア・システムおよび櫻井理論の説明が終わり了子さんが何か質問はあるかと聞いてくるが『ビルド』の能力『天才物理学者』により全て理解している為特になかった。尚、響が櫻井理論を一回聞いただけで理解しているので二課職員は「この人スゴッ!」的な感じで感心されている。

「では次は響くんだ。君の力を教えてくれないか?」

 弦十郎に言われ響はどうしようか悩むも不承不承ながら了承し、説明を話し出す

「まず、オーマジオウ単体の能力は……」

 二課に教えたオーマジオウ単体の能力!

 その1!時空を操る事ができる。

 その2!どんな強大な敵でもその敵を上回るようにパワー調整ができる。

 その3!半径4Kmの敵を感知し異次元に送る事ができる。

 その4!因果律を操り物を操る事ができる。

 その5!どんなダメージも0にする。

「めちゃくちゃだな……」

 奏の言葉に響は苦笑いして頷くしか無くなってくる。

「単体の能力とはどういう意味だ?」

「ジオウは本来『平成の仮面ライダー』19人の力を受け継いで戦うんだ。更にジオウは時間を操る事ができる。つまり過去から先輩のライダーを呼び出す事ができるってわけ」

 弦十郎の問いに響はそう答える。

(実際4年前やったし……グランドジオウで……)

 〈4年前

 〈グ・ラ・ン・ド!ジオウ!〉(※第二話参照)

 

 〈現代

「ついでに言うと仮面ライダーの歴史を19も見せるの大変だからこれでみてくれ」

 そう言うと響は何処からか大きな袋をを取り出し弦十郎に渡す。

「その中に平成ライダー20作品と映画のDVDが入ってるから興味あったら観てくれ」

「わかった」

 そう言うと弦十郎は一区切りするかの様に息を吸う。

「では響くん!君に協力を要請したい!」

 響はそう言われるのを待っていた。響の覚悟は既に決まっている。

「あぁ!よろしく頼む!」

 響は笑顔で弦十郎と握手した。

 その後、歓迎会は終わり響は家に帰った。ちなみに緒川さんがこの後仕事だった為翼は響に『ライドストライカー』で送り届けられた。────────────────────────────────────────────

 それから数日間の間に起こった事を説明する。ライブ会場の死人復活劇だが一つイヴェルすら後から気付いた問題があった。その問題は前回の時響は死亡者を復活する時に間違えて()()()()()()()()()()()()と設定してしまい二次災害による死亡者を完全に忘れていたのである。これは次回でなんとかしようと思うのでよろしくお願いします。

 

 それから数日後・・・・

「私と手合わせお願いします!!」

 響は体を動かそうと訓練室へやって来ると翼が手合わせしてほしいと頼み込み響は二つ返事で了承し訓練室の中央付近に行き翼はシンフォギア 『天羽々斬』の起動する鍵である聖詠を詠う

 〈Imyuteus amenohabakiri tron

 対し響はジオウライドウォッチの『ライドオンスターター』を押し起動する。

 〈ジオウ!

 それをジクウドライバーの『D,9スロット』に填め『ライドオンリューザー』を押す。すると響の背後に不透明の時計のホログラムが現れ時計の針が回る。

「変身ッ!」

 響は変身ポーズをとりながらそう言うと左上に上げていた右手を一気にベルトの右下におろしジクウドライバーが360度回る。すると背後の時計は10時10分をさして止まり時計に『ライダー』の文字が浮かぶ。

 〈ライダータイム!  仮面ライダージオウ!!

 そして響はジオウのアンダースーツ『アジャストライクスーツ』に身を包みその上にアーマー『オーバルライドテクター』を装着し、最後に背後の時計のライダーの文字が飛び出し収縮しながら

 顔アーマー『キャリバーA』に装着されジオウの視覚機能『インジケーションアイ』となり変身が完了する。

 ジクウドライバーのメーンディスプレイ『ザイトウィンドー』には『ZI-O 2018』と書かれている。

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ!今ここに降臨した瞬間である!」

「奏?何やってんだ?」

「す、すまん旦那。なんか急に言いたくなって……」

 そこへモニタールームから見ていた奏と弦十郎の横やりが入る。

「今回は奏なんだ……」

 翼さん。メタ発言やめてください!

 BGM:JUST LIVE MORE

 そして2人の試合が始まる。

「それでは、行きます!響さん!」

「来い!翼!」

 〈ジカンギレード!ケン!

 そう言い合って2人は一気に駆け出し鍔競り合いとなる。今回は翼に軍配が上がり響のジカンギレードを上に飛ばし胴体を斬り上げ退ける。

「イッテテ……刀には刀だ!」

 〈鎧武!

 響はそう言うと腕の『ライドウォッチホルダー』から『鎧武ライドウォッチ』を外してライドオンスターターを押して起動しジクウドライバーの『D,3スロット』にセット、ライドオンリューザーを押し360度回す。

 すると響の頭上に鎧武の頭部が現れ響の頭に装着し展開され『鎧武アーマー』となる。

 〈アーマータイム!ソイヤッ!武!

 そして何処からか現れたガイムの文字が『鎧武ヘッドギアM』の視覚機能『リバーサルインジケーションアイ』となりザイトウィンドーには『GAIM 2013』と書かれていた。

「え!?アーマーを重ね掛け!?」

 響がやった事に対して翼は驚愕していた。アーマーの上にアーマーを重ね掛けするというジオウを知らない人には「なんじゃそれ!?」と言われることをやっているので仕方ないのだが……

「あっ!花道でオンパレ〜ドだ〜!」

 対し響は両手に『大橙丸Z』を持ち決めポーズをしてから、駆け出し翼を斬りつける。が翼はやられているだけではないと言わんばかりにエネルギー状の刃を飛ばしてきた。

 〈蒼ノ一閃

 響はそれをイナバウアーで回避し周りを見渡すが翼は何処にも居らず、上から雄叫びが聞こえ見上げると超巨大な剣を足に装着しライダーキックしてくる翼がいた。

 〈天ノ逆鱗

 響もこれには驚愕で

「シンフォギアってライダーキックできるの!?」

 と叫びながらジオウライドウォッチ、鎧武ライドウォッチ、ライドオンリューザーの順に押し360度回す。

 〈フィニッシュタイム!鎧武!スカッシュタイムブレーイク!!

「輪切りにしてやるぜ!」

「「いや、輪切りにしちゃダメだろ!?」」

 響の言葉にツッコミを飛ばす奏達だが響は気にせず大橙丸Zを構える。

「ハアアアアアアアアアア!!」

「セィヤアアアアアアアア!!」

 そして2人の刀がぶつかり衝撃を放ち周りは嵐のように荒れ土埃が舞い訓練室はボロボロとなった。土埃が収まるとそこには倒れ伏した翼と響がいた。

 

 その後目を覚ました2人は弦十郎にもの凄く怒られしばらくは訓練は禁止となった。ちなみにボロボロとなった訓練室は響が時を戻し直したので余計な経費を出さずに済んだと弦十郎は安堵していた。

 それから更に数日後、響達三人はノイズが発生し現場へ急行。すぐに終わったがその際、奏の動きがぎこちなく響には全力じゃない気がしており、聞こうか聞かないか悩んだ結果聞く事にし奏の元へ向かった。案外すぐに見つかり響は奏に質問する。

「奏さん。この前のノイズ戦、動きがぎこちなかったんだが?」

 その質問に奏は「ふっ」と笑いながらこう答えてきた。

 曰く、あのライブの後からシンフォギアを纏った際に身体が段々と重くなっていくらしいのだ。

「アタシももうだめなのかな……」

 奏のそのネガティブな発言に響は何かないかと考えた結果ある事を思いつく。

「なぁ、戦う方法、あるにはあるぞ」

 その言葉に奏は反応した。それはまるで絶望の中一つの光を見つけたような顔だった。

「なんだよ……その方法って」

「……身体の改造」

 響は奏にその言った。オーマジオウの力には森羅万象を司る能力もあるため簡単なのだ。今回は仮面ライダー『フォーゼ』『ウィザード』『ドライブ』『エグゼイド』の4つの力を使う事になる。

 奏はそれを二つ返事で「頼む!」と頼んでくるのだが二つ問題がある。一つはこの組織()()のトップである風鳴弦十郎が許してくれるかと言う事だ。なので取り敢えず響は弦十郎の元へ行き説明をしどうかと聞いたら「むしろ頼む」と言われOKが出た。次に二つ目の問題だが、まず、天羽奏の身体には『LINKER』という薬をシンフォギアを纏う為にヤク漬けされておりその際に薬を身体に入れ過ぎれば過剰摂取(オーバードーズ)を起こし吐血し倒れ、逆に数日間入れなければ鼻血などの貧血系となり倒れてしまう。ハッキリ言ってそんな状態の身体から改造するのは最悪なので奏の身体からからLINKERを完全に除去しなければいけないのだが、現代の医療技術では完全に除去する事は出来ず微量は残ってしまう。そこで響はある事を思い付く。それはLINKERをブランクライドウォッチに入れる事だ。ブランクライドウォッチは能力が入っていない言わば空のペットボトルのような物でそれをブランク(固有能力無し)の状態からライダーライドウォッチにするには『力を受け継ぐ』あるいは『心を繋ぐ』などなどだがそこはイヴェルも分かってないので省略させて頂く。

 で、そんな訳でLINKERを抜く事になった。

「んじゃ、いっちょやりますか……」

 響は奏の身体にブランクライドウォッチを押し付けLINKERを抜いていく。抜き終わったら次はそれぞれのライドウォッチを起動させ改造していった……。

 

 ────────────────────────────────────────────

結果、奏の身体は改造に成功した。シンフォギア を纏ってもピンピンしておりLINKER無しで適合係数が上がっているので一種の奇跡である。

「オレは奇跡の殺戮者だぁぁ!」

なんか聞こえたがここは無視で行こう。さてそんなこんなでやった改造でブランクライドウォッチが変化したのだが……

「なんでだああああああああああああああああああああ!?」

本来ならLINKERライドウォッチとかになるであろうと思っていた物が違った。ライドウォッチのライダークレストが描かれる場所には()()()()()()のアウフヴァッヘン波形が描かれており、

年数は『2042』と書かれている。ライドウォッチの『ウェイクベゼル』を回しライドウォッチの能力の元の持ち主が描かれる『レジェンダリーフェイス』には

「なんで奏さんが描かれてるんだよ〜」

そう奏の顔が描かれていた。その名も『カナデライドウォッチ』である。ライドオンスターターを押すと『カナデ』と音声が流れるので間違いない。

二課にこれを持っていったら全員に「なんで!?」と驚かれた。尚、検証で奏はガングニールを纏えたので大丈夫だろうという結論に達した。

響はなんでこのライドウォッチが生まれたのか分からずカナデライドウォッチを眺めていた。




響「俺、立花響と!」
弦「俺!風鳴弦十郎の!」
響・弦「「聖遺物講座!」」
響「今回紹介する聖遺物は『ガングニール』!」
弦「だが、ガングニールはシンフォギア 用語で本来の名前は『グングニル』というそうだ。」
響「歴史では所有者は北欧神話の主神にして戦争と死の神オーディンで。その名は古ノルド語で剣戟の響きの擬音を意味している。」
弦「ロキという者のいたずらから始まったロキとドヴェルグ(小人族)との腕自慢対決で作られ、神々に納められた後にオーディンのものとなり、必殺必中の威力を持つ投槍で、その威力は伝説の剣「グラム」を一撃で粉々にするほど、鋼の穂先にルーン文字を配することによりその魔力で貫けない鎧はなく、人の素たる「トネリコの木」で柄が造られているため、どんな武器もこの槍を破壊することはできない。
投げると何者も絶対に避ける事ができず、敵を貫いた後は自然に所有者の元に戻ってくるブーメランのような機能も持つ。 最終的にはラグナロクにおいて、オーディンと共にフェンリルに飲み込まれたとされるとの事だ」
響「うわぁ。ガングニールって確かに神殺しだな。」
弦「響くん!?ネタバレになってるぞ!?」
響「うわッ!?やっちまった!ええと!」
響・弦「「次回もお楽しみに!!」」

次回の魔王絶唱オーマシンフォギアは


「誰か助けて!」


「テメェらなにしてやがる!」


「私が最低最悪の魔王だ!」

第五話「魔王。テレビ局に突撃!!」
お楽しみに!

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