30分で思い付いたネタだけに、どこに落とし穴があるのかが怖い今日この頃。
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誤字報告を適用しました。確認お願いいたします。
感→感覚
エプロンをかけ、手を洗い、
クーラーボックスから八枚切り食パンを取り出します。
洗ってあるお盆に一度置き、
先に昨日冷やしておいたレタスを千切っておきます。
パンに少量マヨネーズを敷き、レタスを乗せ、
厚切りスライスしたトマト、ハム、チーズ、またレタス、
そしてもう一枚のパンで挟んで完成です。
リビングの炬燵テーブルにお盆ごと運んでいきましょう。
飲み物はインスタントコーヒーです。
いただきます。
※20分ほど
昔の僕の食欲は凄かったようです。
私の胃腸ではこの大きさは厳しいようで、結構の時間を要しました。
休み休み食べている間に、スマホ(※変化済み)でニュースだのTwitterだのを確認します。
創作知識による幾つかの予測がありましたが...その一つが命中、『VOICEROID』という概念が消滅しているようです。
彼女らの名前で検索しても、『VOICEROID』として出てきません。
その代わり...なのでしょうか。
チラチラと『東北家』の話題が上がっています。
また『VOCALOID』も同じように消滅しているようで、
かの有名な電子の歌姫、『初音ミク』も、『歌姫 初音ミク』として現実世界に降臨しているようです。
某小学生アイドルや、ARIA姉妹も活躍しているようですね。
...ファンの多さ、恐ろしいことになっています。
え?
つまり握手会とかでミクさん達に会える可能性があるということですか?
ぱないですね。この改変世界の人類勝ち組じゃないですか。
閑話休題。
食べ終わったら、お盆を流し場に片付け、軽く洗っておきましょう。
さて、
僕が私になってしまったことはあまり問題ではありません。
確かに戸籍とか血縁関係とかそういう個人情報がネックとなる物語は大量にありましたが、
僕の場合それらの情報も『結月ゆかり』基準に改変されているので普通に暮らすことができます。
元々していたアルバイトは、いつの間にか休み扱いになっていた様子。
留守番電話にアルバイト先のマスターの声で両親の墓参りぐらい早く行っときなさいと録音が残っていました。
......。
お金に関しても、預金通帳の情報では問題無しのご様子。
両親から引き継いだ貯金やら保険やら金融関係も変わっていない...ように見える。
元々一生をニート生活できる程度には資産を持っていたのだが、それらも問題無い...いやちょっとずつ増えてる?
あー、そうですね。普通に生活する分には不自由なく生活できそうです。
そして最後に。
...髪色や瞳が異色な人って、元VOICEROID、VOCALOID以外にいるのでしょうかね?
昔のアルバムではムスッとした私の周りにお節介だったクラスメイトが群がっていますが、この容姿を気にしないでいてくれてたのでしょうか?
まあ、私としては自分の髪を黒に染めるなどはしたくないので、お外で晒されるであろう奇異の目は頑張って気にしない方向でいきましょう。
男は度胸だ...いや女は度胸です?
閑話休題。
アルバイトは、連絡すればすぐ来ていいというイケメン過ぎるマスターの伝言をありがたく受け取って、少々墓参りという口実で休みといたしましょう。
...両親の墓参りは昨日してきたところでしたし。
お出かけ...したいですね。晩御飯の材料も確か買ってなかったはずですし。
実はちょっと、いや結構、クローゼットの服に興味を持ちまして、
お出かけしたくなってきたのです。
男としての羞恥心とか、こんな女々しいことを僕は言わないと思うのですが、
私には興味しかありません。
僕には女性の服装の知識なんて一切ありませんので、私の感覚で一通り選んで、晩御飯のおかいものに行きましょうか。
...なんとも精神の侵食具合に、空笑いしか出ない僕だ。
※約15分後。
どうでしょう。
大きく兎のモチーフが描かれたピンクのジャンパー?に、短めの革ズボン、ゆかりさんの黒コート、ズボンの裾まである長い黒ストッキング。
イメージはペ○ン師さんの立ち絵のゆかりさんです。
かわいい(確信)
くるりと洗面所で一回転。
かわいい(確信)
髪飾りは、桜のピン止めと、黒紫のメタルマカロンを装着。
ショルダーバッグ(※変化済み)にスマホとかお財布とかエコバックとか何故か置いてあった重々しいスーツケースに入っていた『M&P9 シールド』と彫られた模擬銃(なのでしょう多分)を入れておきます。
何でこんなものが用意されているのでしょう?
まあ、護身用です。
偽物だとしても街中でファイアすることはしないでしょうし、
女性として行動することは初めてなので、もしものために持っておきましょう。
創作知識でトラブル関係には心当たりがありすぎますからね。
物語の主人公のように全てうまくいくなんてことはあり得ませんからこその携帯です。
何故か手に馴染みますね...ゆかりさんって銃の扱い上手いのゲーム内だけですよね?(震え声)
さてさて、出掛けましょうか。
近所のスーパーまでは自転車で行きましょう。
晩御飯、何にしましょうか。
「ずん姉様!ずん姉様!」
「なにかありましたか?きりちゃん。」
「ゆかりさんが!ゆかりさんが消えてしまいました!」
「ええそうですね。ゆかりさんも私達と同じようにこの世界に組み込まれたと思いますので、探し始めましたよ。」
「そうだったんですね、良かった...早く見つかるといいですね....ゆかりさん...。」
「すぐに居場所を特定しますよ。待っていてくださいね。」
「流石、ずん姉様!」
ブー、ブー、ブー。
「んー?」
お父さんのお手伝いを終わらせて自分の部屋に戻ると、
ずん子さんからメールが来ていた。
なんとゆかりさんを発見したと言うことのようだ。
急いで確認すると、棚に置いてあったはずの『VOICEROID:結月ゆかり』が消えている。
また結月ゆかりに関するグッズも全て消滅、または置き換わっていた。
すぐ会いたい。抱きつきたい。離したくない。
激情が駆け巡った。
ゆかりとは昔からの幼なじみ、そして親友だった。
突然この世界に来てしまった時、
そこにゆかりんの影も形も無いことがわかって、
一時塞ぎ混みそうになったほどだ。
何気なく接していた彼女が、
どれくらい私にとって大事な存在だったのか、
改めて思い知った出来事だった。
私達の前からゆかりんが消えて、いや、逆か。
ゆかりんの前から、私達が消えてしまって1ヶ月。
この世界で『結月ゆかり』は、
『VOICEROID』及び『VOCALOID』として唯一存在していた。
私達は彼女の情報や商品を買い求めた。
パッケージの容姿は結月ゆかり本人だし、
しゃべり声も歌声も少し違和感こそあったが彼女だった。
数少ない公式設定や、二次設定の中には『結月ゆかり』の特徴と一致する部分が多くあった。
しかし、その中で明らかにおかしい点が幾つか見つかった。
結月ゆかりファンによって作られた設定の中に、
『お姉さん気質』、『胸の大きさを気にしている。』など、
誰か他にいないと成り立たない設定が数多く存在したのだ。
VOICEROID、VOCALOIDが他にもいた?
でもそんな情報はどこにもない。
あるのは二次設定の端々に残った違和感のみ。
「マキさん、この設定に当てはまる他人って、私達ではないんですかー?」
そうあかりちゃんは言った。
確かにそうだ。
ゆかりんはウナちゃんやきりちゃん、あかりちゃんに対して、
実の妹レベルで接してるし(というかあかりちゃんに関しては従妹である)、
私の胸をもごうとしてきた時もある。(胸なんて生活しづらいだけなのに。)
他にも当てはまる部分が出てくる出てくる。
これは確定と言えた。
つまり、私達もこの世界ではVOICEROID、VOCALOIDだったのだ。
それがこの世界に何らかの理由で私達が来て、何らかの理由で消滅した。
「その何らかって何なんですかー?」
そんなのわからないよあかりちゃん。
『VOICEROID:結月ゆかり』がこの部屋から消えたということは、
私達と同じようにこの世界に来たということ。
どこにいるのか。ちゃんと暮らせているのか。寂しくないのか。
色々聞きたいし、会いたい。
すぐさま私はずん子さんに電話をかけ始めることにした。
ぶっちゃけ、なぜゆかりんに銃持たせたのかが謎。
自分でもよくわからない。
なぜか持たせなくちゃいけない!という強迫観念にかられました。
服装に関しては、筆者が服の名前とかの知識を一切持ってないので、立ち絵のイメージを利用するという暴挙に出ました。
ペテン師先生、ごめんなさい。
一応参考イラストを貼っときます。
https://seiga.nicovideo.jp/image/source/5494168
一応左から二番目の服装を改造したものとイメージしてください。
あかりちゃんかわいいかわいい。
マキさん?...ちょっと精神がキていただけだからブラックなGLにはなりませんよ安心してください。(ぶっちゃけ書き方わからない)
感想、評価、お待ちしております。