シルヴァリオサーガRPG ブランシェ家亡命√RTA 作:TTオタク
時系列がガバったので修正します。これも親譲りのガバなのか? 時系列いじったせいでおかしいよ、って場所があったら教えてください。お願いします。
予告した部分まで行けなかった、なRTAはーじまーるよー。今回は前回ババアに回収され、家に戻ったところからスタート。
スラム街から帰還したカティアちゃんですが、帰ってから大してたたないうちに、また別の所に移動するイベントが発生します。
それはなんと、朧家に次世代当主の訓練用相手として呼び出されるイベントです。スラム街イベントで一定以上の成果を出し、朧の傍系の血筋であると発生するイベントで、単純な戦闘以外の視点を次代の当主たるチトセネキに教えるイベです。スラム街イベントと同様強制イベで、アンジェリックのババアが勝手に現当主と取引した結果です。
というわけで朧家の使いであるキリガクレの者が迎えに来てくれます。お、使用人たちが走ってきましたね。これは豪運です。
「お嬢様! きっと向こうでも辛い事があるでしょうが、どうかお気を強く持って下さい。私は、私たちはいつでもお嬢様の味方です。お嬢様がお呼びすればいつでも駆けつけますから。にっちもさっちも行かなくなったらこれを見て私たちを思い出して下さいませ」
と使用人筆頭の老婆がそれなりに値の張るアクセサリーをくれます。これはメンタル値の低下を防止してくれる良アイテムです。
カティアが申し訳なさそうにしていますね。きっと使用人たちの給料ではかなり高い物だったと理解しているからでしょうね。返答の選択肢からは「どうしてこんなに高い物を?」を選択します。
「お嬢様。自分をそう卑下してはいけませんよ。私たちにとってお嬢様は実の娘のような存在です。大切な娘が遠出するとなれば、金に糸目などつけられません。金など働けば手に入ります。しかしお嬢様はあなた1人しかいらっしゃらないのです。ならば、答えは明白でしょう」
カティアちゃん泣いていますね。よく泣く子ですが。10歳の子供なのでまあまああるイベントです。ロスでも見守りましょう。
そうこうあって朧家に到着します。当主に顔を通して挨拶をしたあと、呼び寄せた理由の説明をしてくれます。
「あのアンジェリックの女狐めから聞いていると思うが、お前には孫娘の稽古の相手をしてもらう。殺す気でやらせるから死ぬ気などという生温い覚悟ではなく、そちらも殺す気で挑め。わかったな」
はい、そうして翌日から当主やチトセとの稽古です。ここでチトセとは初対面になります。
「ああ、お前がカティアか。何やら武術を修めているようには見えないが、お爺様が言うのだから強いのだろう。よろしく頼むぞ!」
口調こそ大人時と変わりませんが、この頃の無邪気チトセは純真で勢いの良い口調で喋るので、見ていてとても可愛らしいです。まあこのRTAのラスボスなんですけどね。
そして訓練が始まります。訓練とはいえチトセネキは刃引きした刀を持っているので、殴られると入院ルートです。大ロス確定なのでそれは回避します。
一応ハンデとしてかカティアは訓練弾を装填した拳銃を渡されますが、チトセはこの頃でも初弾程度は平気で撃墜してきます。なのでまともにやり合うわけにはいきません。
訓練戦闘はマップ制限が無いので全力で逃げ回り、厨房に逃げ込みます。チトセが追ってきた頃を見計らって、煮立った油の入った鍋を銃撃して倒します。殺す気でやれって言ったからね、仕方ないね。
はい、子供とはいえチトセネキがこの程度対応できないはずがありません。別の鍋を投げて油の軌道を変え、コンロを叩き割って炎上を防いできます。本当に12歳か?
この後は当主の間に突入し、ライフル銃を拝借します。そのまま武器保管庫に立っている歩哨を銃撃し昏倒させた後、訓練ライフル弾の箱とスモークグレネードを引っ掴み逃走します。この時、間違えて近くにある規格の違う弾丸を拾ってはいけません。(2敗)
細い廊下に入ったらグレネードを間隔を開けて投げ、近くにある滑車付きの衣装掛けを転がしてぶつけます。斬鉄音がしたら効果がありです、衣装掛けをチトセネキが叩き斬った音ですね。なんで刃引きした刀で斬れるんですか?
その間にライフル弾を装填します。ちゃんとクリップでまとめてあるのでフル装填できますが、これ以降は装填の余裕すらないので落ち着いてやりましょう。
チトセネキが煙を突っ切りながら突入して来るので、落ち着いて刀に向かって射撃した後、残り2発を残しチトセネキを射撃します。これでまた数秒稼げたので再び厨房へ逃走します。ここで予定通りになっていなければ瞬時に別室に───なっていますね。なので厨房に突入し、突っ切って反対側の廊下に立ちます。
「そこまでだ」
ここでライフル銃を構え発砲しようとすると、当主に止められます。
「なぜ───ああなるほど。やるじゃないかカティア。お爺様の審美眼に狂いは無かった」
はい、チトセネキも気付きましたが、厨房に逃げ込んだのは叩き斬られたコンロから漏れたガスへ、火薬の発火で引火させて爆発させる作戦だったんですね。さすがに危なすぎるので当主に止められましたが。
まあ子供チトセだったから通じましたけど、後2年もすればこの手の罠にはあっさり対応されるようになります。天才って怖いね。
そうして初訓練は終わります。朧家での生活は丸1年にもなり、リアル時間でも結構な長さになります。なので、みーなーさーまーのーたーめーにー。
倍速をさせていただきます。その間右枠でチトセコミュのイベントを紹介します。
「おいカティア。新技の練習に付き合ってくれないか?」
これはチトセネキの新技習得イベントです。これをこなしておくと、チトセネキのステータスが向上し好感度も上昇するのですが、主人公側のチトセへの好感度が低いか、個性が温和系列だと断ってしまいます。
カティアは好感度も低く、『奈落の太陽』は温和のスキルなので断ってしまいますね。
すると後日、別イベントに派生します。
「カティアは訓練が嫌いなのか? それだけの素質があればできる事も多くて楽しいだろうに。私は楽しいぞ?」
会話選択肢で「才能を成長させる事が喜びとは限らない」を答えます。
はい、これがチトセ敵対ルート進行に必要なフラグです。チトセネキのような人物にとっては、才能を発揮する事は喜びなのでしょうが、喜べない人もいるという事を伝えるイベントです。
これを選んでいるとゼファーの好感度ばびっくりするほど上がりやすくなります。対してチトセの好感度は上がりにくくなりますが、本RTAはゼファーの好感度が大切なのでメリットしかないです。
説明が終わったところで倍速もちょうど終わりました。チトセネキが士官学校に入学したので、訓練相手がいなくなりました。
すると当主から呼びだされます。
「カティア、貴様はアマツの名を名乗る覚悟はあるか?」
当主がカティアの実力を認め、覚悟さえあるなら他のアマツの反対を押し切ってでも名乗らせてやるぞ? という意思表示です。いわばデレですね。
無論承諾します。混血の汚れた血扱いされるとはいえ、アマツ姓を名乗れるメリットがデカすぎるので、乗らない手は無いです。
ただチトセネキが
なので会話選択肢、「謹んでお受けさせていただきます。お爺様」を選択。
「そうか。これからはヒジリ・朧・アマツと名乗るがいい」
これで晴れて朧家の仲間入り。これ以降は割と当主はデレてくれます。当主は割とチトセには甘いところありますし、なんだかんだ弟の孫となれば可愛く見えるのかもしれませんね。
アマツ姓の方が正式名になりますが、めんどくさいのでカティア表記で続行します。
晴れてアマツの身分になったので、カティアはウキウキでスラム街に行きます。みんなを救う気満々です。かわいいですね。
でもどれだけ探しても誰も居ません。マイナさんも居ません。はいそうです、糞眼鏡がマイナさんを殺した後です。マイナ探索を諦めたメンバーは軍に入隊しているので、会う事はありません。
酷く傷心して朧家に帰ります。すると当主が話しかけてきます。
「ヒジリ。大切な瞬間に間に合わない事など往々にしてある。悔しく、辛く感じるのならば、そこから何かを掴み取れ。でなくば、死した者も、お前自身も報われまい」
はい、口調こそ重々しく厳しいですが、めっちゃ慰めてくれます。カティアの当主への好感度もすごい上がってますね。カティアは使用人には立場を配慮してしまうので、目上として甘えられる存在がいなかった分ちょろいんですね。こういう立場や境遇による好感度上昇の変化は大きいので、気を付けましょう(3敗)
新西暦1021年。カティアは士官学校に入学します。朧家で鍛えまくったステータスがあれば無敵です。士官学校ではあっさり主席を取れます。ギルベルトみたいな傑物が居ないこの学年ならではですけどね。
士官学校も倍速します。正直大したイベントもないので。
ん? どうして倍速を止めるのかな?
はい、イベントです。
「カティア? 嘘でしょ? カティアちゃん!」
士官学校の事務係が駆け寄ってきます。幼馴染イベントです。マイナの孤児集団の生き残りに貢献した場合、軍で働いている幼馴染と出会うというイベントが追加されます。
「私よ。覚えてない? カトレアよ」
カトレアさんですね。うp主はいちいち覚えていられませんが、カティアちゃんはしっかり覚えていたようで、感動の再会に涙を流しています。
カトレアさんはスラム出身の事務方なのに、この若さで軍曹にまで昇進していますね、将来有望です。
中途半端ですが今回はここまで。
†
「カティアは訓練が嫌いなのか? それだけの素質があればできる事も多くて楽しいだろうに。私は楽しいぞ?」
私は───チトセ・朧・アマツは心底不思議に思う。自分と比肩しうる才能を持ち、自分には無い視点を持って行動できるカティアを私は尊敬さえしている。なのに何故かその才能を伸ばす積極さに欠け、活かすことを拒んでいるように見える。私にはそれが理解できなかった。
カティアは少し悲しい顔をして言う。
「私はどうにも戦いの楽しさが理解できない質みたいです。好きじゃないことを努力するのは楽しくないですよ」
「なるほど、戦いを忌避する気質はわかった。だがその気質は、才能を
伸ばす実感や達成感すら奪ってしまう物なのか? 教えてくれ」
正直、私は戦いが嫌いということすら納得していなかった。初の訓練で私に黒星を付け。その方法がガス爆発を起こすという殺意に溢れたものだった以上、人を傷つける事に躊躇いがあるわけではあるまい。
その程度の戦闘への忌避がなぜ才能を伸ばす楽しさを奪うのだろうか?
「その人にとって、必ずしも才能を伸ばす事が幸せとは限りません。例えば水に顔をつけるのが嫌いな人が水泳の才能を持っていても、才能を伸ばす事を喜べるでしょうか? 要はそれと同じ理屈です。私は、戦いが嫌いなんです。だから戦闘訓練を楽しいと感じた事はありません」
カティアは失礼しますと言いその場を去る。私はその姿を漠然と見送った。
頭の中では、カティアの理論が渦巻く。
───才能を伸ばす事が苦痛? なぜ? たしかに努力は辛いだろう。だが得意分野ですら頑張れないのなら、一体何で頑張れるというのか。
チトセは答えを知る事はしばらくない。少なくとも、大虐殺のその日までは。