戦姫絶唱シンフォギア IB   作:ドナルド・カーネル

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どうも、いろんな方に読んでもらって驚いている作者です。
第3話が思いのほか早く出来たので第2話投稿しました。
前半パートはオリジナルになっています。
それでは第2話どうぞ


第2話 普通の日常

4

 

「それで、結局当麻も響も遅刻しちゃったんだね」

 

ソースの匂いが広がる空間お好み焼き屋『ふらわー』にて二人の親友、小日向未来はジト目にて二人を見ていた。

 

「「まことに申し訳ございませんでした」」

 

声をそろえながら、彼らは小日向に謝罪していた。

そんな彼らを見て小日向は話を続けた。

 

「あのね、私は怒ってるんじゃなくて二人は変わらないんだなーって思っているだけだよ」

 

(いや、そんなこと言う人に限って怒ってるものですよね、小日向さん)

 

「当麻、何か言いたいことでもあるの?」

 

「いえ!特に何もございません小日向様!!」

 

「・・・当麻って、本当に分かりやすいよねー。この前だってきれいなお姉さんにお礼言われたときすっごく鼻の下伸ばしてたもんねーーー」

 

「・・・あのー立花さん、貴方様はなぜ小日向さんと同じ目をしているのでせうか?」

 

ふんっと言いそうな雰囲気で上条をジト目で見ている立花。そんな彼らのやりとりを見て、小日向はため息をつきながらこう話した。

 

「二人とも困っている人見つけたらすぐ助けようとするでしょう。私はね、それが原因で事件に巻き込まれちゃったんじゃないかって、考えることがよくあるんだよ」

 

とくに、と言いながら彼女は上条の方を見る。

 

「当麻は響よりいろんなトラブルに巻き込まれやすいんだからとても心配なんだよ、私」

 

「・・・あのぉ俺ってそんなにいろんなトラブルに巻き込まれてるイメージありますかね?」

 

「「うん、すごくあるよ」」

 

「まって声をそろえて言わないで。本当に泣きそうになるから」

そんなやりとりをしながら小日向未来は少しあきれながら、それでもどこか優しげな笑みを浮かべた。

 

「もう分かったら二人とも気をつけてよね」

 

「「はーい。分かったよ小日向(未来)」」

 

「よろしい。じゃあお好み焼き焼いていこうか」

 

「うん。早く焼こ焼こ。私お腹ペコペコだよ~」

 

「そうだなじゃあ早速っと」

 

そう言いながら、手慣れた手つきで油を塗り始めた上条、そしてお好み焼きを今か今かと待ちわびている立花、そんな立花を見ながら自分もわくわくしている小日向といった微笑ましい光景がひろがっていた。

するとその瞬間、塗っていた油がはじけ上条の目にかかった。

 

「あっっつ!!!」

「と、当麻、大丈夫!?」

 

「落ち着いて響!とりあえず当麻これ、氷水!これで冷して」

 

「お、おうサンキュな小日向」

 

感謝の言葉を延べながら受け取ろうとする上条。しかし・・

 

「ん?」

 

「きゃあっ」

 

何か柔らかいものをつかんだその後軽い悲鳴が聞こえた。

 

「ん、これなんか冷たいんじゃなくて柔らかい・・・」

 

「当麻どこ触ってるの!?それ水じゃなくて未来の!」

 

「え、小日向の・・・ま、まさか・・・・」

 

そうこう言ってるうちに目を開いた上条の視線に移ったのは、小日向未来の胸であった。

 

「あ、あの小日向さん、これはなんと言いますか不慮の事故でして・・・」

 

「と、当麻の・・・・」

 

あ、やばいそんなことを思った瞬間

 

「当麻の、変態っ!!

 

バチィィンと鈍い音と不幸だー、という声が『ふらわー』の店内に響いた。

その後の顛末として上条は小日向となぜか立花のぶんのお好み焼き代を支払ったとのことである。

 

 

 

5

 

次の日

 

 

 

「昨日は本当に不幸だった」

 

「女の子の胸揉んどいて何言ってるの」

 

「いやあのですね立花さん、俺が言いたいのは胸を揉んだことじゃなくてですね・・・」

 

「あのね当麻。普通は女の子の胸を触ったら捕まっちゃうんだよ。それをビンタとお好み焼き一枚で許してもらえるなんて普通はあり得ないことなんだから」

 

「じゃあ何で立花の分もおごらなきゃいけないんですかね・・・」

 

「なんか言った!?」

 

「い、いえなにも言っておりませんよー」

「全くもう、当麻は本当に当麻なんだから」

 

どういう意味だよそれ、と心の中でツッコミを入れる上条であった。

昨日のお好み焼き屋の一件ぶりにあった上条当麻と立花響。彼らが町に出向いてたのにはお互いに理由があった。

 

「そういや、立花は何のようで町まで来たんだ?俺みたいに買い出しって訳じゃないんだろ」

 

「うん。今日はね、翼さんのCD発売日だからね、それでCD屋に行こうと思ってるんだ。」

 

「このご時世にCDって珍しいな。だいたいダウンロードとかで、聞けるんじゃねえの?それに翼さんって風鳴翼のことだろ」

 

「そうだよ!その翼さんだよ。あと、CDには特典がついているからそれがほしいからCD屋で買わなきゃって訳」

 

「ほーん。じゃあさっきから急ぎ足なのは売り切れを心配してか」

 

「そうそう。だから早く行かないと」

 

「そうだなー。しかし風鳴翼か・・」

 

立花と一緒に走っている上条は風鳴翼について考える。

 

「ねえ当麻、もしかして翼さんのこと話さない方がよかった?」

 

「いや、別にいいよ。でも・・・」

 

「・・・()()()()()であったこと、やっぱり気にしてる?」

 

「・・・まあな」

 

上条当麻は風鳴翼のことが嫌いじゃない。だからといって好きになっていいのか?そんな気持ちが彼の中に渦巻いていた。

 

「あのライブで起こったことはさ、誰が悪いって訳じゃねえし、誰かを責めることは出来ない事件だよ」

 

でも、と彼は言葉をつなげる。

 

()()()()に関しては俺が悪いんだよ。あんなこと言わなければ()()()はきっと・・・」

 

「当麻」

 

彼の言葉を遮るように彼女は優しげに声を掛け、立ち止まる。

 

「...私はさ、当麻が悪いだなんて思ってないよ。それにさ、私も、当麻と同じ状況だったらそう言っちゃったかもしれない」

 

だからさ、と彼女は言葉を紡ぐ。

 

「私は()()()()について当麻は悪くないって思ってるよ。それと、私はあのライブには行かなかった方がよかったなんてこれっぽっちも思ってなんかいないよ」

 

「それに、もし行かなかったら私は当麻ともっと仲良くなることができなかったんだよ。だから私は気にしない」

 

そんなふうに、立花響は話す。

 

「・・・そうか、なんかごめんな立花。気遣わせて」

 

「ううんいいよ。昨日のお好み焼き代だと思って」

 

「そうか、じゃあそういことにしとくよ。そんじゃあ走るか。CD屋、行くんだろ?」

 

「うん!」

 

そしてまた彼らは走り始めた。しかし、この先に彼らの運命を変えてしまう出来事が起こるなんて誰もまだ予想していなかった。




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上条×IF装者 見たいのは?(ビッキーは『翳裂閃光』があるので今回はなしで)

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