戦姫絶唱シンフォギア IB   作:ドナルド・カーネル

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どうも作者です。
最近、自分なりに中の人ネタを考えるのですが、100%キャラ崩壊するので、どう書けばいいのかと悩んだりしています。
それでは第5話どうぞ。


第5話 学園の秘密

2

 

「あったかいもの、どうぞ」

 

「あったかいもの、どうも」

 

そう言われて、上条は飲み物をもらう。コップから伝わる温もりがとても心地よく感じた。地べたに座り、先ほどから後処理をしている自衛隊を見ながら上条はゆっくりともらった飲み物を飲み始めた。

 

「・・・あの人達も大変だな」

 

炭となったノイズの掃除を行っている人達を見て上条はそんな感想がでてきた。

『特異災害対策機動部』……認定特異災害ノイズが出現した際に出動する政府機関。主に、避難誘導やノイズの進路変更、さらには被害状況の処理といった任にあたっている、というのが上条のような一般人の持つ知識である。

 

(・・・ちょっと前までここでノイズと()りあってたんだよな)

 

冷静なった上条は、改めて今まであったことについて思い出す。ノイズのこと、立花や風鳴翼のこと、そして自身の右手についてである。なぜノイズを消せたのか。なぜ立花はあの高さから落ちても大丈夫だったのか。

 

(訳が分からないことばかりで、頭ん中がパンクしそうだ。でも)

 

今、自分は生きている。人類が太刀打ちできない相手から生き延びているんだ、ならそれでいいじゃないか。そんなことを思いながら上条は深く息を吐いた。すると後ろから自分を呼ぶ声が聞こえた。

 

「とーーーうまーーー!」

 

「よお、立花。お互い無事に生きてるな」

 

「本当だよ。もうあそこでノイズに囲まれたときはどうなることかと思ったよ~」

 

「まあ、そうだな。そういや、お前いつまでその格好してるんだよ?」

 

「うう、だってどうしたら学生服に戻るかわかんないんだもん」

 

「じゃあ、とりあえずあの人に聞いてみたらどうだ?」

 

そう言いながら上条は風鳴翼の方に顔を動かした。

 

「そうだね。よし!じゃあ当麻も一緒に行こ」

 

「いや、お前一人で行ってこいよ」

 

「ええーー、いっしょに行こうよ。おねがーい」

 

「・・・はぁ。わかってる、わかったよ、わかりましたよの三段活用!上条さんも一緒に行きますよ」

 

そう言いながら残っていた飲み物を飲み干し、上条は立とうとする。しかし、足に力がはいらなかった。

 

「?どうしたの、当麻」

 

「いや、足に力がはいんねぇんだよ」

 

今頃恐怖が膝に来たのか、上条の足は力が入らないどころか震えていた。すると、上条の目に前に手が差し伸べられた。

 

「はい、当麻」

 

「・・・ありがとな、立花」

 

そして上条は差し伸べられた手を()()()()()()。すると、パキンッとノイズを消したときと同じ音が聞こえた。

 

「・・・え?」

 

呆けていた瞬間、目の前にいた彼女の()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「えええええええぇぇぇぇ!!!!??」

 

「はあああああああああ!!!?」

 

急に裸になった立花を見て、何が起きているか頭が混乱していた。

 

「男共!見るんじゃない!!」

 

そんな大声を聞いてハッと我に返った上条はとりあえず、自分の着ていた学ランを立花に羽織らせ、弁明し始めた。

 

「た、立花さんこれはその、不慮の事故と言いますか。というか、右手が触れただけでそんなことになるとは予想外と言いますか・・・」

 

「・・・当麻」

 

「ヒッ、な、何でしょうか立花様・・・」

 

今まで聞いたことのない親友の声に思わずビビりまくる上条。

 

「・・・当麻、女の子の裸を見たら普通はごめんなさいだよね」

 

「えっと・・・」

 

「・・・当麻のぉッ!」

 

キッと涙目になりながら立花は拳を構える。あ、これアカンやつだ、上条がそんなことを考えた瞬間。

 

「ばかあぁぁ!!!」

 

バキッ!と鈍い音とともに上条の顔面に拳が突き刺さる。そして上条は不幸だー、と言いながら頭をコンクリートにぶつけてしまい、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

3

 

「・・・あのぉ、立花さん、お願いですからそろそろ許して頂けないでしょうか」

 

「・・・・・・・」

 

「いや、確かに裸を見たのに、謝罪もなく言い訳をしたのは本当に間違ってたって思っています、はい」

 

「・・・・・・・」

 

「じゃ、じゃあせめて、私めはどこへ連れて行かれるのかだけでも教えていただけせんか」

 

「・・・さあ」

 

「そ、そうか。立花さんも分からないのか。ハ、ハハハハハ」

 

空気が重い。上条はそんなことを思いながら、心の中で不幸だ、と呟いていた。それもそのはず、自分が気絶している間になぜか手錠をはめられ、知らない車に乗せられ、車には立花以外は黒服の怖いお兄さんが乗っているという、ドッキリ大成功という看板が出てきても驚かないようなことになっているからである。

 

(いや、夢かと思ったけど、これやっぱ現実だよな)

 

ヒリヒリとする自分の顔が夢でなく現実であると証明している。

 

「ねえ、当麻」

 

ふと、立花から声をかけられた。恐る恐る上条は返事をする。

 

「な、なんでせうか」

 

「・・・私の裸見るの嫌だった?」

 

「へ?」

 

「だって私、胸に傷とかあるし。だからあのとき不幸だー、っていったのかと思って」

 

「ち、違う違う。俺が不幸だって言ったのは殴られたことに対してであってお前のはだ・・・あられもない姿を見たことに対してじゃねえよ」

 

「じゃあ嬉しかったの?」

 

「え!?いや、それはその・・・ノーコメントで」

 

「・・・そっか。じゃあさっきのこと本当に反省してる?」

 

「も、もちろん、私、上条当麻、心の奥から反省しています」

 

「・・・・わかった。じゃあ許す」

 

「ほ、本当か。本当に許してくれるのですか!立花さん!!」

 

「うん。それに、私も思いっきり叩いて、それで当麻気絶しちゃってやりすぎたし・・・・」

 

「いや、あれは普通の反応だろうし、俺は気にしてねえよ。悪かったな立花」

 

「ううん、私こそごめんね当麻」

 

そんなこんなで互いに謝り仲直りとなった二人。そしていつの間にか車はどこかに停車しているようだった。外からドアを開けられ降りるよう指示される二人。車を降りるとそこは。

 

「・・・何で学院にいるの、私たち」

 

「え、じゃあここリディアンなのか」

 

連れてこられた場所とは私立リディアン音楽院、立花響や小日向未来が通ってる学校であった。

 

「こちらです。付いてきて下さい」

 

茶髪の優しそうな男に声をかけられ、とりあえずついて行く上条達。そして上条達とともになぜか、風鳴翼も一緒について来るのであった。着いた場所は立花曰く中央棟と呼ばれる場所で会った。何食わぬ顔で学校の建物に入っていく風鳴翼達、それとは対称的にビビりながら進む上条達であった。暗闇の校舎内を進んでいくと、男は壁に何かを打ち込む。すると壁が開き、部屋と言うには小さな場所が出てきた。

 

「お前んとこの学校どうなってんだよ・・・」

 

「いや、私もこんな風になってるなんて知らなかったよ・・・」

 

「どうぞ、こちらへ」

 

「「あ、はい」」

 

言われるがまま、部屋の中に入っていく。全員が入った瞬間扉が閉められた。そしてなぜか、手すりのようなものが出てきた。

 

「危ないので掴まって下さい」

 

そんなことを言いながら男は立花達を手すりに掴ませる。

 

「危ないって一体・・・」

 

立花が疑問を抱いた瞬間、エレベーターは急降下した。

 

「いやあああああああぁぁぁぁ!!!」

 

「ぎゃあああああああぁぁぁぁ!!!」

 

あきらかに自分達が乗るエレベーターとは思えない早さで動いたため、叫ばざるをえない上条達。そんな上条達とは違い他の二人は顔色一つ変えずに乗っていた。

 

「えーとその、ア、アハハハハ」

 

あまりの空気の差に笑ってしまう立花。しかしそんな彼女の笑いに対し

 

「愛想は不要よ」

 

とあまりにも素っ気ない返しをした。

 

 

「これから向かうところに微笑みなど必要ないから」

 

そんな言葉が彼女から発せられた。そんな言葉を聞いた上条は深呼吸をして覚悟を決める。これから向かう微笑みのない場所に対して。そして着いた先にあったのは・・・

 

 

 

「ようこそ!人類最後の砦、特異災害部二課へ!!」

 

 

 

風鳴翼が言っていた場所とはまるで違う場所であった。




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上条×IF装者 見たいのは?(ビッキーは『翳裂閃光』があるので今回はなしで)

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