今回から二期開始です。
まずは短めのプロローグからどうぞ。
またアンケートは二期一話範囲に入った時点で終了と致します
それではプロローグどうぞ。
プロローグ 神様もヒーローもこの世界にはいない
とにかく、燃えていた。火が回っていない所を探す方が難しいくらいに、燃え盛っていた。
そこに安全地帯なんてものはなく、、上からコンクリートの塊が落ちてきたり、瓦礫が崩れ落ちたせいでまともな足場はなく、『地獄』と言う以外に正しい名前なんてないほど、悲惨な有様であった。
だが、これだけの危険がありながら、1番の危険地帯はそこではなかった。
火災の中心地には、2つの影があった。
1つは、B級パニック映画に出てくるモンスターのような姿をしていた。見たところ目や鼻といった器官はなく、人なんて余裕で飲み込める大きな口を持つ黒い
それに相対していたのは、小さな女の子であった。
白と銀で彩られ、各部には花びら模様を取り入れられた妖精のような衣装を身にまとっていた。
深く息を吸い、この場所に残った酸素と熱風を肺に取り込む。熱風は思ってた以上に熱く、
「Gatrandis babel ziggurat edenal」
歌を口ずさむごとに力が溢れてだし、少女の周りにはエネルギーが集まりだす。
「Emustolronzen fine el baral zizzl 」
「――セレナッッ!!?」
歌を歌っていると、自分とは違う声が聞えてくる。その声が誰なのか少女は知っている。その人物は少女の姉で、この世界にいる最後の肉親であった。
その声はあまりにも、苦しく必死に何かを止めるものだ。だけど少女は歌を止めない。
「 Gatrandis babel ziggurat edenal 」
(神様ッ!もしこの世界にいるのならお願いします。私の命を捧げますから、だからセレナを、この施設にいる皆を助けて下さいッ!!)
少女の姉には力も素質もなかった。だからこそ、少女の姉は神に祈る。
そしては、
(誰か、誰か助けて・・・ッ!?)
ヒーローと呼ばれる存在に、願いを込めるしかなかった。
「
歌が終わると同時に、
苦しそうな、恨めしそうなけたたましい獣の咆哮が響き渡る。
そして、獣は拳サイズの塊となって活動を停止した。
それを確認したは光に覆われて、少女の姿が変わっていく。光が消え、ゆっくりと姉の方をむく。
少女の姿を見た姉は驚いた。妹の顔は血が流れていた。目、口、鼻から血があふれ出し、そのせいで顔色も青白くなっていた。立っているのがやっとのような妹を見て、姉は駆けつけようとした。
その瞬間、
ガラガラッ!!!!とガレキが崩れ始める。少女は動くことは出来ず、姉も少女を助けるには距離がある。走っても間に合わない。
それでも姉は妹を助けるために走りだそうとする。その手前で、妹の口が開く。
「――――、」
笑いながら、何かを言った。それは姉にしか伝わらなかった。それを聞いた姉の足は止まり、それと同時に、
少女の頭上にガレキが降り注いだ。
「――――ッッ!!セレナァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!」
そう叫ぶと、今度は姉の方にガレキが降り注ぎ出す。
だが、それより前に誰かが姉を突き飛ばし、姉は頭を打ってしまう。その衝撃で意識が消えていく。
そんな中、姉はこの世界の真理を悟った。
――この世界には、神様も、ヒーローもいないのだと。
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上条×IF装者 見たいのは?(ビッキーは『翳裂閃光』があるので今回はなしで)
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風鳴翼
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雪音クリス
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月読調
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暁切歌
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マリア・カデンツァヴナ・イヴ
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セレナ・カデンツァヴナ・イヴ