インフィニット・ストラトス -Record of ATX- 作:No.20_Blaz
もし解らない所があれば其処か、感想でご質問お願いします。
Record 01 「
時は新西暦。
突如、地球に飛来した「メテオ3」により、人類はそれを切っ掛けに飛躍的に進化した。
世に言う「スーパーロボット」、機動兵器の誕生。そして、新技術の登場。
更に。それと関係ありなのか、女性のみが扱えるという機動兵器「
世界は瞬く間に女尊男卑にへと変貌しつつあった。
しかし、時代と共に世界は変わる。
ISの開発者などが男性を占め始め、次第に女尊男卑は減少していった。
そして、更に転機は訪れた。
世界で初の男性のIS操縦者の登場。名は「織斑秋龍」。姉にブリュンヒルデこと「織斑千冬」を持つ青年だ。世界は彼を英雄にし、世界は変わる
筈だった。
だが、この時に二つの過ちがあった。
一つは彼の目的が世界制覇と言う事と、それに伴う異星人との結託。そして反乱。
二つ目が、それを止めたのはその秋龍達によって姿が無くなっていた少年。「織斑一夏」だと言う事。
一つ目は現実となり、その結果一夏と秋龍は戦い、一夏が勝利を収めたのだ。だが、秋龍の蓄えていた力は凄まじく、彼に賛同する者達が世界中に散らばり、増えたのだ。
そして、世界は今もそのレジスタンスまがいのテロ組織と小競り合いを続けていたのだ。
そんな中、彼の周りに居た少女達も運命を変えられたのだ。
ある者はかつて共に居た者と再会し、共闘し。
またある者は力ある者の義務として軍人となった。
語られる事の無いかもしれない戦い。
この物語はそんな少女達に迫り、共に見ていく物語である。
新西暦・20XX年
果てしなく広がる青空を一隻の巨大戦艦の一角から外に出て少女は眺めていた。
下には雲が浮かんでおり、それなりの高度だが少女はそれに慣れており、その証拠に鼻歌を歌っていたのだ。
「Save your fears take your place・・♪」
その歌を歌っていた少女は金色の長髪をなびかせ、白いジャケットを羽織っていた。
ジャケットには後ろに銃と剣が交差し、「撃」と書かれたエンブレムがあった。
軍人にしては明らかに場違いなのかもれない。だが、それでも彼女も軍人の一人だったのだ。
すると。少女の右耳につけられていたインカムが鳴っていたが、少女は歌に乗って気分が良かったのか、あえて無視していたのだ。
「~♪」
少女は歌う。インカムは鳴る。だが、インカムは鳴り響くのをやめた。そして、其処からまた別の少女の声が響くのだった。
『おい・・・。』
「~♪♪~♪」
『おい、聞こえているのか。』
「~♪」
『おい、聞こえているのか!アサルト2nd!』
「・・・はーい。聞こえてますよー」
歌を歌い終えた少女は嫌々インカムに応答した。そして、やっと応答されると、相手の少女はインカム越しに「はぁ・・・」と小さな溜め息が吐かれたのだ。
そして、そのまま話しを続けたのだ。
『ブリーフィングを終えて直ぐに姿を消した馬鹿が何処で油を売ってる。』
「艦の外で少し冷却中ー」
『冷却通り越してるぞ。』
『そうですよ。今回の任務も大切なんですから・・解っているんですか、先輩。』
「解ってるよー」
『全く・・・少しは協調性を持たないのか。お前は。』
「持ってるからこうしているって事なのだよ♪」
『・・・・なら。その協調性を見せる為に・・・とっとと戻って来い!シャル!』
刹那。その言葉が言われると少女「シャルロット・デュノア」は笑みを浮かべていた。
「戻ってきたら説教でしょ?それは流石に僕としても嫌なんですよ隊長ー」
『・・・艦長にチクるぞ。』
「それはそれで勘弁して・・・ってな訳だから・・もう少しココで偵察してていいかな、ラウラ?」
対し、シャルロットからの返事を聞いた「ラウラ・ボーデヴィッヒ」は窓越しに立ち、冷静な態度で話しを続けていた。彼女の服装もシャルロットほどではないが似ており、黒をメインとしたジャケットを着ていたのだ。
「偵察は後で幾らでも出来る。今は戻って来い。」
『えー・・・』
「・・子供かお前は。」
「あははは・・・・・」
その二人の会話をラウラの近くにあるソファに座って、もう一つのインカムで聞いていた紅い髪の少女が苦笑をしていた。名は「アリス・ラックフィールド」。彼女達の後輩的な位置に居る少女である。
『けど、報告じゃもうそろそろじゃなかったっけ?作戦地域。』
「だからこそだ。私達はチームなんだからな。」
『むぅ・・・・』
「それに、対空兵装だって相手にもある筈ですし、ココは戦艦の援護無しでは難しいかもしれませんよ?」
『大丈夫だって。私と「この子」でそんなのお茶の子さいさいだよ!』
「その自信は何処から出るのやら・・・」
『そうは言っているが、お前たち。そろそろ作戦空域だぞ。』
「あ・・艦長。」
すると、三人の会話にホログラムの円型ディスプレイで一人の女性が割って入った。
女性の髪は画面越しでも長髪と言うのが解るほどで僅かながら被っていた艦長帽から垂れていたのだ。
更に、ふくよかなフロント上部も見えており、傍から見れば「絶世の美女」といわれても過言ではない女性だったのだ。
『全く・・仕方が無いな。艦長権限だ。アサルト2ndは単身で作戦空域に出撃。後に後続として1stと3rdを出撃させる。いいな?』
「艦長・・・」
「・・・了解しました。2nd、聞こえて・・・いたな。」
『もっちこーす!』
シャルロットはそう言うと仕切りの鉄パイプを少し跨って足が外側に出るようにしてパイプの上に座った。そして、其処から下を眺めていると雲の下を十数機の輸送機と三機ほどの空中戦艦のストーク級が飛行していたのだ。
それを確認したブリッジでは慌しくなり、艦長も本腰を入れるのだった。
「敵レジスタンスの航空輸送部隊を確認。現在はトレースされていません。」
「ステルス率は98%を維持。間も無く敵輸送部隊との距離が200になります。」
「・・よし。アサルト2nd、先行準備。今回の目的はあの中のストーク一機だけだ。他の雑魚はウチとあの二人が何とかする。いいな?」
『アサルト2nd了解でーす!』
『・・・全く。』
『墜されるなよ。』
「モチ。んじゃ・・・・行くとしますか・・!」
刹那。シャルロットはパイプから手を離して其処を足で蹴ったのだ。身体は一気にパイプをバネにして外へ外へと飛んで行き、やがては戦艦から完全に放れたのだ。
当然、その後は重力に引かれるので下に落ちていく。だが、それをシャルロット本人は物ともせず、両腕を広げて余裕の表情だったのだ。
段々と航空部隊に近づくシャルロット。彼女はそれを確認し、空中で一回転する。
すると、姿がジャケット姿からISを纏った姿に一瞬で変わったのだ。
背部には天使の様なウイング。装甲は装備されては居るが他の機体と違い、かなり薄い物となっている。頭部にはヘッドホンの様な形になった通信機が付けられ、長身のライフルが手に持たれていた。そして、機体のカラーは白をメインとして細部にオレンジが配色され明るい色の機体となった。
「それじゃあ・・行くとしますかっ!!」
完全にISを展開したシャルロットは背部のスラスターを起動させ、戦闘機をも優に超すスピードで飛翔したのだ。その勢いを殺さず、シャルロットは飛行して航空部隊の中に突入していった。突然の敵の来襲にレジスタンス達は驚き対空砲を用意するが、展開するのが遅く、易々と突破されて行くのだった。
「なっ・・・・何処のISだ!?」
「連邦の・・・・新型?いや、ラファールとも形状が・・・・!?」
「と・・・兎に角対空始めろ!!」
やっとの事で対空が始まると、それを見たシャルロットは少し呆れていた。彼女はもう既に目標のストーク級まで目と鼻の先の距離だったのだ。
「チョロアマですぜーお客さーん」
シャルロットは勢いに乗せてストークの上に滑りながら乗船し、長身のライフルを戦艦に向けて照準を合わせた。そして、実弾を連射し、戦艦の装甲に幾つもの穴を開けるのだった。
ドンッ!ドンッ!!
「さーて。このくらいで・・・・」
ピピピッ!
「・・・そろそろ援軍のご到着だね。」
シャルロットが後ろを向くと、其処には数機の戦闘機とこの時代では既に旧式になりつつあった「ラファール」が飛行して向かってきていたのだ。それをレーダーと合わせて、余裕そうに数を数えるのだった。
「1.2.3・・・・ラファールが五機と戦闘機が四機と。随分と規模があるようで。」
「敵の機体は恐らく連邦の特殊部隊の機体だ!各機注意して潰せ!!」
『ジーク2了解!ジーク小隊は散開して・・・』
刹那。
ドガガガガガッ!!
『っ!?ジーク4!?』
突如、ラファールの一機が上から銃撃を喰らい、撃墜されたのだ。
他の一機が撃墜されたパイロットを回収し、残りが上を見上げると、其処には太陽を背にして一機のISが向かってきていたのだ。
「なっ・・・上からもう一機!?」
「アサルト3rd。エネミーエンカウント。これより戦闘態勢に入りますッ!!」
「おっ。来た来た。って事は恐らく戦闘機は・・・」
『ジーク小隊が攻撃を!?敵の援軍か!』
『待て!後ろからもう一機・・・・何だ、速すぎ・・・・!!』
『グレイ3!?』
そして。戦闘機も一機が突如エンジンを被弾し、パイロットは脱出。
戦闘機隊は散開して後ろを確認したが、其処には黒い少し大型のISが飛行していたのだ。
『っ・・・・何だアレ!?』
「まっ・・・まさか・・・・・・「
『何っ!?』
「・・・アサルト1st。コレより戦闘態勢に入る。」
後方からラウラが機体の左腕に装備されていたチェーンガンを発砲し、戦闘機との戦闘を開始。アリスもM950マシンガンでラファールとの戦闘を始め、敵を分散させるのだった。
「ジーク小隊は散開。ジーク5はジーク4を回収してストーク3に帰還せよ。あの艦は間も無く離脱する。」
『ジーク5了解。』
「残るジーク2.3は私に続け!!」
『『了解ッ!!』』
「・・今回の相手はかなり練度が高いですね・・・」
『恐らくは軍人が紛れているのだろうに。気をつけろ、アサルト3rd。』
「了解です。」
ラファール三機は散開してマシンガンを発射。だが、発砲は一機ずつで時間差で攻撃をして弾幕を張っていたのだ。しかし、それをアリスは回避し、フォトンライフルを装備して反撃に出たのだ。
「其処ッ!!」
先ずはと思い発砲した向こうにはラファールの一機が発砲しようとしており、その銃に当てたのだ。続いてまた別の一機が発砲しようとしたが、それをマシンガンで牽制。タイミングを狂わせるのだった。
「ちっ・・・!」
『このっ!!』
「っ!待てジーク2!!」
『えっ・・・・』
「Get Set Ready・・・・サークルザンバーッ!!」
すると、アリスの機体の腕部に装備されている武装が展開し、ヨーヨーの様にして射出された。その武装は元々二つの武装だったが、ISの機体では一つに纏められて実験機的な意味合いもあったのだ。
ザンバーはヨーヨーの様に悠々と飛び回り、ラファールの一機を切り裂いたのだ。
「ぐっ・・・・!アッチも新型の類かッ!!」
「ならば飽和攻撃で・・・・!」
ガシャッ
「・・何処に目を向けている。」
刹那、何かが開く音がし、ラファールの一機が後ろを向くと、其処には肩部のハッチを開いた状態で構えていたラウラがいたのだ。肩部のハッチの中身は大量のベアリング弾でその照準をラファールに向けていたのだ。
「えっ・・・・・」
「全弾持って逝け。」
ボボボボボボボボボッ!!
放たれたベアリング弾の嵐は瞬く間に残る二機のラファールを被い、爆煙の中に二機は消えて行った。その一部始終をシャルロットはのんびりとして見ていたのだった。
「おっつー」
「何が「おっつー」だ。さっさとその艦の中の物を・・・」
だがその時。
ピピピッ!!
「っ!?先輩ッ!!」
突如戦艦の中から反応がし、それに気付いたアリスはシャルロットに向かって叫んだ。
それに気付き、飛翔したシャルロットは直ぐに戦艦から距離を取り、突如爆発した艦を見ていた。
「うわっ・・・!」
「戦艦の・・・中から!?」
そう。爆発は戦艦の中から起こったのだ。当然、中から破壊されたと言う事はそうした実行犯がいるのだが、その本人が未だに現れずだったのだ。
「・・・まさか自爆とかじゃないよね?」
「そんな事をしたら戦艦が堕ちている。」
「けど。一体誰が・・・?」
「解らん。兎に角警戒をおこた・・・・」
そして、ラウラが次の言葉を言おうとしたとき、突如戦艦からまた新たに一閃が放たれたのだ。放たれた一閃を回避した三人は改めて戦艦の方を向いた。其処には青いカラーリングをした機体に身を包んだ少女がいたのだ。だが、それだけならまだ良かった。問題は、そのパイロットだったのだ。
「っ・・・・!!」
「貴方は・・・!」
そのパイロットは白髪の長髪で紅い目をした少女。言うなればラウラと瓜二つの顔といえば良いのだろうか。そんな少女が立っており、それを見た三人は驚きを隠せずにいたのだ。
「生きていたのか・・・・エアスト・・!」
エアスト。かつてラウラ達とある事件で遭遇した、言うなれば彼女の姉妹とも言うべき少女である。だが、彼女は「失敗作」であるラウラを憎んでおり、排除をしようとしていたのだが、敗北し今に至るのだ。
「・・・久しぶりだな。お前たち。」
「・・・あの事件でアンタの確保報告が無かったのは気になっていたけど、まさか新型に乗って現れるとはねー・・・・」
「しかも貴方が居ると言うことは・・・この部隊は旧秋龍軍・・と言った所ですかね。」
「・・そう思って貰っても構わん。そんな事はどうでも良いからな。」
エアストはそう言い手に持っていた大型のライフルを構え、それを見た三人の臨戦態勢に入った。だが・・・
「・・・と良いたい所だが、今の我々はお前たちに構っている暇などない。悪いが我が部隊はココで失礼させてもらう。」
「っ・・・逃げるって・・・・・!この上には私達の戦艦が・・・」
「なるほど。矢張り居たか。」
「っ!!」
「・・全部隊に通達。サラエーナを放棄し、戦闘空域から離脱せよ。」
「ちっ・・・させるか!!」
刹那。離脱を図ろうとしている部隊の阻止をしようと三人が動き出したが、それを食い止めんとエアストが飛翔。三対一の戦いが始まったのだ。
「悪いが時間は稼がせてもらう。」
「っ・・・!!」
「相手は新型です!何をして来るか・・・」
「そう言って手探りも良いけど、そんな事してたら相手は手の内出してくれないよ!」
エアストはライフルの実弾を連射し、それに対抗してシャルロットもライフルの実弾を発射。その隙にアリスとラウラが接近するのだった。
だが、それに反応してスラスターを吹かし、エアストは回避。ライフルの先端に折りたたまれていたブレードを展開して斬りかかったのだ。
対しラウラはそれを回避。アリスはサークルザンバーを使用して鍔迫り合いに持ち込んだのだ。
「っ・・・・!!」
「ちっ・・・・!どけぇっ!!」
「どきまっ・・・・・わっ!?」
パワーの違いがあったのか、と言えばまさしくそれであろう。量産試作機の機体と新型とでは出力に違いがあった。その結果、アリスは押し負けてしまい、距離を取ることになったのだ。
「パワーが違いすぎる・・・」
「そんな量産試作機で、私に勝とうなど・・・・!」
しかし。それでも諦めず、ラウラはエアストとの距離を詰め、取っ組み合いに持ち込んだのだ。
「ぐっ・・・・・!!」
「っ・・・コイツにだけは押し負けるか・・・!」
「ならココでッ!!」
ラウラは肩部のハッチを開放してクレイモアをばら撒こうとしていた。だが、それに気付いたエアストはラウラの機体の硬さを利用して装甲を蹴り、取っ組み合いを止めたのだ。
それでも、ラウラはクレイモアを放つが、エアストはそれを回避し、かなりの距離を取った。
「ちっ・・・・!」
「・・・そろそろか。」
『隊長。こちらは敵の砲撃網を突破し、全機離脱しました。そちらも急ぎ離脱を!』
「・・・解った。」
『ブリッジよりアサルト1st!敵部隊が撤退!』
「えっ・・いつの間に!?」
気付けば、周りに居た航空部隊は姿を消しており、それを見たシャルロットは驚きを隠せずにいた。そして、それを見ていたエアストは軽く微笑み、撤退しようとしていたのだ。
「・・・今回はココまでだ。また会おう。」
「なっ・・待て!!」
「ASRS展開。」
エアストはラウラ達の制止を振り切り、特殊フィールドを自身の周りに展開して高速で撤退したのだった。それを追撃しようと考えていた三人だったが、相手が尋常ではないスピードで撤退をしたので追撃を断念。母艦に撤退するのだった。
『さて。今回の任務もご苦労だった。思う所はあるだろうが、今は抑えてくれ。』
艦長からの言葉を聞き、未だに納得のできない三人。だが、それ自体は「いつもの事」で片付く話なので其処は別に気にはしていなかったのだ。問題は・・・
「・・・問題は、エアストの使った
「ぶっちゃけアレって、Gテリトリーのアレじゃないの?」
「いえ。さっき聞いた話ですが、あの戦闘の中で僅かの時間だけECMが発生していたようです。」
「・・・つまりは、ECMの一種か。それとテスラ・ドライブを合わせて使ったようだな。」
「ECMで撤退する位置を解らない様にする・・ねぇ・・・何か聞いた事あるシステムの気がするんだけど・・・」
「・・・そうだな。一度ラドム博士に聞いてみるか。」
そんな会話をしてアッサリと疑問を晴らした三人だったが、何かを思い出したかのようにシャルロットがまた別の話を切り出したのだ。
「そういえば・・・今回の敵、かなり軍人が多かったね。」
「そういえばそうですね。この頃、当たる回数も上がってきましたし・・・」
「・・「機人戦争」の影響・・・・なのかな?」
「・・・・・・。」
そんな話をしつつ、三人を乗せた戦艦は基地に帰還するのだった。
そして、その中で一つのワードを聞いたラウラは少し思いつめた顔をしていたのだ。
ココで一つの事件・・否、反乱について語ろう。
今からほぼ四ヶ月前の事である。
その三週間前にヨーロッパにある国家、リクセント公国で起きたテロ事件。
その事件集結後に連邦は早急な軍備拡大を提唱し、新兵器の開発を各国に促した。
しかし、現状で最強と言われている機動兵器のISの技術は未だに発展に難があり、新兵器としては余り見込めずにいたのだ。其処で新たに登場したのが
アーマード・モジュール 通称AM
パーソナルトルーパー 通称PT
そして、特殊人型機動兵器、通称特機の登場である。
これにより、連邦軍は大幅な軍備拡張に成功し、ISで問題点となっていた男の軍人でも第一線に立てると言う問題を解決している。
だが、ココである一つの問題が変わりに浮上する事になる。
それは、今までの世間の体制だ。
今まではIS一強で「女尊男卑」が一般的であったが、次第にIS開発関係で男性が増加してくるとその体制に揺らぎが生じ始めたのだ。そして、今回のこの出来事でその女尊男卑が完全に崩壊。ある所では「ある意味人権のリセットが成された」と言われ、体制が安定するのかと思われていた。だが、女尊男卑に浸かりきっていた一部の女性はこれを激しく非難。新型機動兵器の短所を叫びまるで子供の様に批判を叫び続けていたが、度重なる異星人との騒乱でそれが無意味とされ、結果は新型機動兵器開発が開始、明るみに出ていなかった者達も次々と日向に出るのだった。
これが切っ掛けで一部の女尊男卑主義者が反乱を起こし、それが全世界に広がることになったのだ。これが「機人戦争」の始まりである。
「女尊男卑・・・か。アッサリと消えたものだな。」
「・・ラウラ?」
かつてIS登場と共に発生した女尊男卑体制。その名残は今でもあちらこちらで見られるもので、それは政府の高官達も例外ではなかった。そんな世界に呆れたのか、ラウラ独り溜め息を吐いていたのだった。
次回予告
無事に基地に帰還したラウラ達。
其処で司令官から新たな指令が言い渡される。
それは意外な命令だった。
次回「Back in School」