インフィニット・ストラトス -Record of ATX-   作:No.20_Blaz

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サブタイ詐欺が時折あります。日にち分けて書くのでこんな事になりましたw



余談。

機人戦争時の各スペースノア級、及びその所属部隊の動き。

シロガネ・・・ラングレーを脱出。ベルレンガへと航行中。

ハガネ・・・伊豆基地を拠点に日本及び中国などを防衛中。

クロガネ・・・行方知れず。

ヒリュウ・・・同じく、行方知れず。





Record08

Record08 「トレイター・ソード」

 

 

 

 

 

 

大西洋・・・

 

 

ガシャッ!

 

 

「ミサイル発射菅三番、四番発射!!」

 

シロガネの左側にあるミサイル発射菅がミサイルを発射し近くに居る戦闘機へと追撃していく。戦闘機は回避運動などをして回避するが、無人機である為に簡易的な回避しか出来なかった。結果、大半の戦闘機が撃破されたのだった。

それを見てブリッジに居たアンは舌打ちをしていたのだった。

 

「チッ・・・!数ばっかりが出てくるね!」

 

「無駄口叩くな。次が来るぞ。」

 

 

「索敵レンジに反応。一時の方向からミサイル4。短SAM来ます!」

 

「次だな。前菜で腹は膨れんさ。」

 

「CIWS用意!ミサイル発射菅は次弾装填したら待機!」

 

アンの命令にシロガネのCIWSが起動し、発射されたミサイルが迎撃された。

その後ろには先ほどのミサイルを放ったIS部隊が居たのだ。

 

「っ・・・・外したか。各機、ソードフッシュをパージ。全機攻撃に入れ!」

 

反乱部隊の隊長は空になったミサイル発射菅をパージするとライフルやブレードを装備し、

シロガネに向かい攻撃を始めたのだ。それを迎撃しようとATXチームとエリンの小隊が出撃したのだった。

 

「各機。迎撃開始、シロガネに近づけるな。」

 

「アサルト2ndらじゃー」

 

「アサルト3rd了解です!」

 

 

「こちらも遊撃行動に入るぞ。」

 

「「「了解!」」」

 

 

それぞれが遊撃に出る中、反乱軍はツーマンセルでラウラ達を倒そうとしていた。

しかし、迎撃に出ていたメンバーは蓮度などが高い為に、一機が受けるダメージ速度が減るだけだった。

 

 

「くそっ・・・!あの白い奴に集中!装甲が薄いから直ぐに墜ちる筈だ!!」

 

「了解ッ!」

 

すると、一機がもう片方の腕部に装備していたシールドミサイルを使用。シャルロットに対しミサイルの嵐が襲ったのだ。

だが、これをシャルロットは回避。M950マシンガンを左手に持つと、それを乱射してミサイルを破壊したのだ。

 

「わお・・・・もしかして僕って、すっごく狙われてる?」

 

『多分その筈です!』

 

 

「後方七時から敵機!」

 

「遅いッ!!」

 

そして、シャルロットに気が逸れていたIS部隊の一部は後ろから攻撃を受けた。

 

「サークルザンバーッ!!」

 

「しまっ・・・がああああああっ!?」

 

 

「メリル!?」

 

「くそっ・・・!!」

 

「まっ・・待て!」

 

 

ドッ!!

 

「獲ったぞ。」

 

 

 

ガウンッ!!

 

 

「ぐぼっ・・・!!」

 

 

アリスに迎撃された機体を見て怒りをあらわにした反乱軍の機体はアリスに対し攻撃を仕掛けようとするが、其処にラウラが入り、ステークで腹を殴られた。

そして、それで終わらず、その後ろに居た部隊もクレイモアの雨を喰らう事になったのだった。

 

「なっ・・・各機かいh・・・・!!!!」

 

「ぎゃあああああああああああああ!?!?!?!」

 

 

 

「少佐、まだ後続が居る。無理はしないで下さい。」

 

『了解した。このまま数を減らすぞ。』

 

『っ・・・・待ってください!アレは・・・・!?』

 

 

刹那。前を見ると、其処にはラウラ達に向かって突撃しようとしているストーク級が二隻居たのだ。それに驚いたラウラ達か急ぎ回避。だが、その狙いは彼女達ではなかったのだ。

 

「っ・・・・狙いはシロガネか!!」

 

『これって昔日本軍がやった「神風特攻隊」って奴じゃない?』

 

「片道燃料で戦艦に特攻する・・・・くそっ・・もうなりふり構わずか!」

 

『ねーまさかと思うけど後続の特攻部隊なんて・・・居ないよね?』

 

『残念だが、居るようだぞ少尉。数は6。真っ直ぐに此方に向かっている。』

 

 

エリンの報告にシャルロットは頭を抱えたのだった。

流石に敗戦の色が出てきた反乱軍だからか、行動に無謀さが多く。この様な特攻が最近多くなったと各地の戦線から伝えられている。

その考えを頭から消したラウラは通信で作戦を言ったのだった。

 

「仕方無い。キョウスケ中尉、あの二隻をやれますか?」

 

『問題ない。だが、残りはどうする?』

 

『流石にISだけじゃ分が悪過ぎない?』

 

「そこ等辺は大丈夫だ。行くぞ、シャル!アリス!」

 

「ほーい。」

 

「大丈夫かな・・・・」

 

 

 

 

「全く・・・誰に似たのかしらね?」

 

一方で機動兵器部隊の方も用意は完了しており、ライン・ヴァイスに乗るエクセレンが他の二人に対し茶化していたのだ。それに反応したのはブリットでジョーク交じりの答えを言ったのだった。

 

「多分、中尉だと思いますよ。僕は。」

 

『俺か?そうなのか。』

 

『あらら。意外と気付いてなかったの?』

 

 

「彼女はあれで、ある程度軍人としては完成していたからな。あまり見てやるのは信用してないと思っただけだ。」

 

『それって現実逃避って言わない?』

 

「無駄口を叩くな。来るぞ。」

 

すると。アルトアイゼン・リーゼ、ライン・ヴァイスリッター、グルンガスト参式の前に特攻するストーク級が接近した。それに対し、キョウスケは余裕の表情でエクセレンとブリットに指示を言い渡すのだった。

 

「各機迎撃。必ず落とすぞ。」

 

『アサルト2らじゃー』

 

『アサルト3了解ッ!』

 

指示と共にアルトとグルンガストがストーク級に向かって突進。

グルンガストは、その巨体を活かしストーク級を正面から受け止め、アルトはもう一隻の上に滑り込みで着地した。そして、アルトはエンジン部に五連チェーンガンを乱射。グルンガストはオメガ・ブラスターでストーク級一隻を破壊したのだ。

 

「こっちは終わりました!後は・・・」

 

「こっちももう終わりよん♪」

 

刹那。ヴァイスリッターが瞬く間に分身し、ストーク級の周りに現れたのだ。

其処から各所にハウリングランチャーのEモードを乱射。もう一隻も撃破されたのだった。

 

「これで第一波は終わりだ。問題は第二波だが・・・」

 

 

 

その頃。ラウラ達は第二波のストーク級六隻を破壊する為に向かうのだが、其処にも護衛のIS部隊が居ており、破壊どころではなかったのだ。

 

「数はざっと30・・・これはマズイな・・・・」

 

『隊長。このままではストーク級が・・・』

 

「解っている。我々とて、今あの戦艦に沈んでもらっては困る。やってみせるさ・・・!」

 

エリンがそう言い、ラファール一機を撃破し、ブレードでもう一機を切り裂いた。

その周りでは、部隊員達が互いのバックをカバーし、撃墜数を増やしていたのだ。

 

「ストークに当てるにも数が多いな・・・」

 

『どうしますか、隊長。』

 

「・・・やむえんな。ATXチーム・・・・」

 

 

「・・・了解した。シャル、アリス!」

 

「あらま・・・僕等だけでストーク沈めるの?」

 

『それは無理がありますよ・・・流石に物量差があり過ぎます・・・・』

 

 

『無理は承知だ。だが、此方もIS部隊を抑えるだけで精一杯だ。』

 

エリンはそう言い、ライフルのマガジンを変える。

彼女達も援護したいのは確かにあるが、IS部隊を抑えるので精一杯だった。

その結果。やむなく、こう言うしか無かったのだ。

 

「・・・・・仕方無い。エンジンだけでも潰すぞ。」

 

『わお・・・・ラウラ本気?』

 

『一隻潰すだけでも特機一機かアルトが必要なのですよ?私達だけでエンジンのみ潰せるかどうか・・・』

 

「やる前から決めるな。それに・・・」

 

『分の悪い賭けは嫌いじゃないって言うけど・・・分が悪すぎっしょ・・・』

 

流石の二人も六隻相手にIS三機と言うのは分が悪すぎると考えていた。だが・・・

 

「問題ない。考えはある。」

 

『あ・・・あるんですか!?』

 

「ああ。それに付いても打ち合わせ済みだしな。」

 

『・・・・・・。』

 

 

 

シロガネの甲板ではヴァイスリッターがハウリングランチャーを構えて狙撃体勢で居た。

その周りをアルトとグルンガストがガードし、ヴァイスリッターを守っていたのだ。

 

「と言う訳だ、エクセレン。抜かるなよ。」

 

『任せて了解よー!伊達に愛のキューピットは名乗ってないわよ♪』

 

「愛のキューピットって・・・打ち抜いてるじゃないですか・・・」

 

『細かい事は言いっこナシ!それじゃあいくわよー!』

 

エクセレンがそう言いハウリングランチャーを構える。

そして照準を合わせ、ストーク級一隻をロックオンしていた。

 

『一射目、いっきまーす!』

 

 

 

 

刹那。ランチャーから一射目の狙撃が撃たれた。

 

その攻撃が何処に当たったかと、エクセレンは照準ディスプレイから目を離さなかった。

そして。一射目はストーク級の右翼に命中し、翼が破壊されていったのだ。

ストーク級はその後、高度を維持できず、海面に叩き落とされて行ったのだった。

 

「当たった!」

 

『まだまだ。次々と来るわよー!』

 

「凄い・・・少尉のスキルは確かに凄いけど・・どうしてストーク級があんなに簡単に?」

 

『種明かしをしてやる。答えは簡単だ。』

 

 

 

 

 

 

「オクスタンカノン。」

 

ストーク級の所では、ラウラ達が火力を集中してエンジン部のみを集中して破壊していた。

その後、エンジンが破壊された事で、スピードが出なくなったストーク級はランチャーの照準にロックされ、左翼が破壊されて沈んでいったのだ。

 

『なるほど・・・確かにエクセレン少尉のスキルとヴァイスリッターの火力と精度とでならストーク級の破壊は無理でも撃墜はできますね。』

 

「誰も最初から私達だけでやるとは言ってないだろ。」

 

『言われてみれば・・・・にゃるほどねー・・・』

 

 

 

「す・・ストーク級が三隻も沈んだ!?そんな!!」

 

一方でエリンの小隊の相手をしていた反乱軍のIS部隊隊長は驚いており、ストーク級の方を向いて、その無残な姿を見た。其処にはストーク級のエンジン部のみが破壊され、遠距離から狙撃で破壊されてると言う光景で隊長はそれを見て呆然としていたのだった。

 

「あああ・・・そんな・・・・!!」

 

『み・・味方の損失大!隊長、指示を!!指示を・・・がああああああああああ!!?』

 

「はっ・・・!?」

 

気付けば。味方のIS部隊は壊滅しており、それを見て焦った隊長は直ぐに撤退の命令を

全部隊に通達するのだった。

 

「ざ・・・残存部隊は撤収!!マーメイドまで撤退せよ!!」

 

そして。残存するISは全機撤退していき、その場には海面に墜落したストーク級と反乱軍の兵士達がストーク級につかまっていたのだった。それを上空で見ていたアリスたちは少し可哀想だと思い、見つめるのだった。

 

「流石に・・・可哀想ですね・・・・」

 

「戦争と言うのはこういうものだ・・・割り切れ。」

 

「・・・・戦争ね・・・・・そろそろ終わって欲しいものだよ、僕は。」

 

 

 

 

 

 

 

 

シロガネ、ブリッジ・・・

 

戦闘から数十分後。朱音達は目的地であるベルレンガに辿り着いていた。

火山島であるベルレンガの島は島民から基地建設反対が出され、更には一部政府高官からもその意見が出されていた。其処で、ベルレンガ近くに人工島を建設。基地であると同時に観測基地としても役割を果たすように建設されたのだ。

 

「後々思えば、色々と面倒な場所をチョイスした物だな。」

 

「そうですね。まぁ補給と物資が取れるので、ここは我慢しましょうよ。」

 

「・・・・・だな。後は無事にラングレーに戻れば完了なのだが・・な。」

 

朱音はそう言って帽子を深く被った。僅かに彼女の心境に不安があったからだ。そして、その答えは、直ぐに解る事でもあったのだ。

 

基地の補給と物資が十分に受け取れた朱音たちは、それを持ってラングレーに帰還しようとしていた。だが・・・

 

 

ベルレンガ人工島基地司令室・・・

 

「・・・今すぐにパリに行けと?」

 

「そうです。大佐の艦にも救援を要請していたのですが、ラングレーへの物資入手の為にココに来ると言われていたので、私にシロガネのパリ救援を直接言ってくれと言われたのです・・・」

 

司令官が統合参謀本部から、パリの参謀本部の防衛の救援を伝えてくれと言われていたのだ。それを聞き、朱音は舌打ちをした。直ぐにでも基地に帰らねば北米が完全に陥落する恐れがあるからだった。

 

「参謀本部め・・・自分達で自分達を守れんのか・・・」

 

「気持ちは分かります。ですが、この勅命に逆らっては・・・」

 

「解っている。仕方無い・・・中佐は参謀本部に要請受諾を言ってくれ。こちらは少し時間が掛かる。」

 

「・・・了解しました。」

 

 

 

そして。シロガネブリーフィングルームでは・・・

 

「って事は・・・シロガネは、このままパリに行くのですか!?」

 

「・・・・・・・。」

 

ブリーフィングルームに響き渡る声でブリットが声を出していた。

それには朱音もアンも肯くしか言い方が無かったのだ。

対し、冷静な表情のキョウスケは他の手は無いのかと朱音に尋ねたのだった。

 

「艦長。どうにか、ラングレーに物資だけでも送れないのですか?」

 

「無論。それは考えてある。」

 

どうやら。初めから物資はちゃんと送るつもりだったらしい朱音は、テーブルパネルにそれぞれの小隊のマークを出し、それを世界地図のベルレンガ辺りの所に集めた。

 

「シロガネは、このままパリに行くが、ココに付いて来たAM部隊には別の指令を言い渡す。

それは物資を載せた輸送部隊の護衛だ。」

 

「現在居る三小隊は全機、長距離輸送機の護衛に付いてラングレーに帰還。以後は基地の防衛に参加して下さい。そして、シロガネはその間にATXチームのみを乗せてパリに向かいます。」

 

「えっ・・・私達だけですか?」

 

「そうだ。別に現在居る戦力と共に、そのまま来いとは言われてない。」

 

アリスの質問に簡単に答えた朱音は、自分達が持っている全ての戦力と共に本部を守れとは言われてないと解っていたので、そう答えたのだ。無論、参謀本部は一機でも多くの戦力を欲していたが、それでも基地の方が大切だと判断した朱音はこの様な指示を出したのだ。

だが・・・

 

「お待ち下さい、大佐。自分達はココに残ります。」

 

「・・・・何?」

 

其処に渓谷での防衛戦に参加していた大尉が、朱音に対して残りたいと言って来たのだ。

大尉の部隊は元空軍上がりが多い。だから基地に帰せばと思っていたのだが、大尉の思いは違っていたようだった。

 

「大尉。命令が聞けないのですか。」

 

「・・・そうかもしれません。ですが、聞けば反乱軍は現在、勢力をアジアなどから引き上げて欧州に集中させていると聞きます。それでは、このシロガネも唯では済みません。」

 

「そうだ。だか、それでもラングレーの包囲網は未だに健在だ。だから、それを崩す為に・・・」

 

「崩す為に・・・本丸を落とせばいいのです。」

 

「・・・確かに。本隊させ倒せば、自然と反乱勢力が崩壊します。なら、ここは短期決戦の方がいいのでは。」

 

その意見にキョウスケも乗り始め、その隣に居たブリットは驚き、エクセレンはやれやれと呆れていたのだ。

 

「それもあるが・・帰還する場所が無ければ、私たちは放浪者になるんだぞ!!」

 

「それは皆承知しています。だから・・これは賭けですよ。私達が速く本隊を叩けるか。

奴等が先にラングレーを陥落させるか。」

 

更には、ラウラも便乗し、チームの二人も納得の表情だった。

そして、周りからもその意見に賛成する声が少しずつ上がっていたのだ。

 

「・・・・・・・・。」

 

「朱音大佐。判断は貴方です。」

 

朱音は大尉に言われると黙り込んだ。

目線を少し上げると、其処には決意を固めたパイロット達が居たのだ。

それを見た朱音は

 

「ふっ・・・フフフ・・・・・」

 

笑ったのだ。そして。

 

「あ・・・姉貴?」

 

 

「全く。私の部隊は馬鹿の集まりだな。」

 

「っ・・・・では・・・・・!」

 

 

 

 

「いいだろう。大尉のAM小隊はシロガネに待機。その代わり、AM用の長距離ブースターは残る二小隊に回すぞ。いいな。」

 

「っ・・・姉貴、正気かよ!?」

 

「素が出てねぞ、アン。」

 

「あっ・・・・・・けど・・それじゃあキリヤが・・・」

 

「それはそれで・・・私達がアイツを、アイツ等を信用していないって事になるぞ。」

 

「・・・・・・・っ。」

 

「ココはこいつ等と。アイツのしぶとさに賭けようではないか。」

 

そう言い、周りには歓喜が漏れたのだ。その朱音の顔を見て、アンも観念したのか、命令を了承したのだった。

そして。帰還するリオン二小隊には長距離移動用のブースターが取り付けられ、ラングレーへの補給物資は基地にあった、輸送機に搬入されるのだった。

 

「帰還部隊。ラングレーと物資を頼むぞ。」

 

「了解です、大尉。大尉もご無事で。」

 

「・・・ああ。」

 

大尉はそう言うと基地に帰還するパイロットと握手をし、パイロットはリオンに乗り込んだ。そして、その十分後に輸送部隊はベルレンガ基地を飛び立つのだった。

それを見届けていた大尉だったが、その彼の元にキョウスケが寄ったのだ。

 

「・・・よろしいのですか、大尉。」

 

「ああ。こんな意味な戦いは速く終わらせたいからな。それに・・・」

 

「・・・・。」

 

「彼女達は・・・これから戦争の真実を知る。それを・・・私は助けてやりたい。」

 

「・・・・大尉、無理はしないで下さい。」

 

「解っているよ、中尉。」

 

 

 

 

 

シロガネ、機動兵器ハンガー・・・

 

その頃。ハンガーでは残ったリオン四機に追加武装のミサイルポットが背部と脚部に装備され、レールガンとシールドミサイルも装備されていた。

 

「正に重装備ねー」

 

「ええ。各部に追加ブースターも装備するので、それで機動性などを補うようです。」

 

「重すぎて振り回されないのかね、大尉さんたち。」

 

「其処は多分、実力でカバーだよ。」

 

その作業風景をエクセレン、ブリット、シャルロットが見ていた。

ちなみに、シャルロットがココに居るのは隣がIS用のハンガーでついでに見に来ただけだ。

そして、そのISハンガーでは・・・

 

「エリンさんの小隊、新装備ですね。」

 

「ああ。試験的に配備された装備で「エヘクトル」と言うらしい。」

 

「エヘクトル・・・スペイン語で、「処刑人」でしたね。」

 

そう言い、アリスの見る方向には黒い追加装甲に背部にはテスラ・ドライブ搭載のブースター、そして少し大型化されたライフルを標準装備とした機体となったラファールとラファール2ndが居たのだ。

 

「他には・・・三連ガトリングとショットガンのM1100のモデルタイプ。そして新型のシールドミサイルと・・・」

 

その周りにはアリスが口に出した装備が置かれており、小型化、取り回しを重視したガトリングとガス圧作動式のショットガン。そして、先端部が手を真っ直ぐにした様な形になって、親指と小指。人差し指・中指・薬指とでミサイルの種類が違う新型のシールドがあったのだ。

 

「これで、向こうの戦略は格段に広がるな。」

 

「今まででも結構いけてましたけど、矢張り激戦は避けれませんよね・・・」

 

「その為の追加装備だ。で、シャルは?」

 

「あ・・・多分向こうのハンガーです・・・」

 

「・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

「・・・状況は?」

 

「いつでもいけます。後は、隊長の機体にデータを入れれば完了です。」

 

「・・・そうか。念の為に、出撃ギリギリまで見ていろ。」

 

「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

戦況は動いた。

アジアに居た反乱軍部隊はシベリアの線路を経由して撤退していた。

その他に、オーストラリア・南米大陸は北米に集結し、残存する部隊を集結していたのだ。

 

それを壊滅させようと参謀本部は「リベリオン作戦」を発動。二局面同時作戦として開始された。

 

北米には日本とロシア、アラスカなどが主力となって開始。

そして、欧州へはインドと欧州残存部隊、其処にシロガネが加わった陣営である。

 

 

ココに、反乱軍と連邦軍との最終戦が始まろうとしていた。

 

 

 

「さて。これで・・・この時代は終わり。これからは女の時代の始まりだ。」

 

 

 





次回予告

本部防衛に出撃したシロガネ部隊。
反乱軍の攻撃を防ぎつつ、戦況は善戦していく。
が。その時、動いた。

次回「欧州戦線」

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