がっこうぐらし! 「ゾンねえモード」(α版)プレイ風小説   作:障子から見ているメアリー

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まず重要なことを言わせていただきたい。

私はりーさんが嫌いということは決してありません!!ただ、りーさんルートにしろくるみちゃんルートにしろ、私の拙い想像力ではりーさんが割を食うパターン以外で学園生活部崩壊からの復興というプロットが造れなかっただけなのです。『がっこうぐらし!』のファンの方、その中でも特にりーさんが一番好きという方、そして何よりも!りーさんにはさぞご不快な思いをさせてしまって誠に申し訳ございません!

以下、不真面目な前書きです。

○○だから初投稿です!というお約束を今までずっと忘れていたので初投稿です!こんな様式美を忘れているからリスペクト失敗なんですよねぇ…。


第2話 逆行

<くるみ視点>

 「りーさん?」

 あれだけ苦しかったのが、スッと無くなったと思ったらいきなり目の前が明るくなって、目の前にりーさんがいた。

 

 「………!」

 りーさんは何か思いつめた顔をして調理場へ引っ込んでしまったけど、アタシはそれどころじゃないくらい混乱していた。

 

どうなってるんだ?

アタシは確か、地下でめぐねえに噛まれて、それでも何とか部室に帰ってきて、それから…駄目だ、ここまでしか覚えていない。

 それでも、少なくても今のようにいきなり回復したなんてことはありえないはずだ。何かおかしい。

 そう思いつつ噛まれた右腕の袖をまくってみると、

 

「嘘だろ…」

めぐねえに噛まれた跡が綺麗さっぱり無くなっていた。無いとは思うけど、噛まれた腕を勘違いしたかと思って逆の腕もまくって見てみたけど、当然そっちも怪我なんてしていなかった。

「………」

絶句した。ありえない。頬をつねってみた。痛かった。

「痛い」

 少なくても夢じゃないらしい。それとも、あれは迷信なのか?そういえば、そういう話はよく聞くけど、実際にそれで夢だと判断できたという話は聞いたことが無いし。

 

 それとも、アタシは死んで今のアタシは死後の世界にいるのか?それならありえる?いや、けど死後の世界ってのはここまで前と同じような世界なのか?むしろ走馬灯と言った方が…。

 

……ん?前と同じような?

 

 「まさかね」

 いやいや、流石にありえないだろ。逆行なんて。

 

 そういうジャンルの小説があるっていうのを知ってるし、そのジャンルを集めた小説サイトがあるっていう話も聞いたことがあるような気がする。

 けど、あれはあくまで創作で、ノンフィクションじゃなかったはずだ。でも、今のこの状況だって十分作り話みたいになってる。もっとも、周りがゾンビまみれになるなんてのがそもそもいかれた状況だけど。

 

 「駄目だ。全くわからない。後でりーさんや美紀に聞いてみよう。そもそもウダウダ考えるのはアタシのキャラじゃない。止め止め。適材適所適材適所…」

 

 

 お、りーさんが戻ってきた。早速聞いてみよう。

 「なありーさん、ちょっと聞きたいことが…」

 あるんだけど、と聞きたかったが、それはできなかった。

 

 「約束は…守るわ…」

 「お…おいりーさん…」

 調理場から戻ってきたりーさんが包丁を持ってきたからだ。

 

 「約束…約束…」

 しかも、ただ持ってきただけじゃなくて、

 「っ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 その包丁を両手で持ってアタシを刺そうとしてきたからだ!

 

 「りーさんやめろ!どうしたんだよ!」

 「ぅぅぅぅぅうううううううううううう!!!!!」

 駄目だ!完全におかしくなっちまってる!何でだよ!どうしてだよ!

 

 「止めろ!止めてくれりーさん!何するんだよ!一体どうしちまったんだよ!」

 「邪魔をっ!しないでっ!私はっ!約束を!守るのよっ!」

 約束!?一体何を…!

 

 

 

 

 あの車の中での約束か!?でもアタシは今無事だぞ!?

 「落ち着けりーさん!アタシは無事だ!『あいつら』じゃない!」

 「約束!約束!約束!約束ぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

 駄目だ!全く聞く耳持たない!どうすれば!

 

 

 「りーさん!どうして!」

 !?この声はゆき!?ヤバイ!コッチに来る!

 「来るなゆき!危ない!そこにいろ!うわっ!?」

 クソッ!駄目だ!ゆきに気を取られたらりーさんに力負けする!頼むぞ、こっちくんなよ?

 

 

 「止めて!止めてよ!」

 駄目だ!走ってきてりーさんを止めようと腕を掴んじまった!気持ちは嬉しい!だけど下手したらゆきが怪我しちまう!

 「駄目だゆき!お前の力じゃ…」

 「邪魔しないでよ!この…」

 

 「役に立たない!」

 「役立たず!!!」

 

 

 

<第三者視点>

 「あっ…」

 カクンッ…(ゆきの力が抜ける)

 

 「んっ!?」

 「っ!邪魔よっ!」

 ブンッ!(悠里、右手を包丁から離しゆきを振りほどく)

 

 「あう“っ!!」

 (吹き飛んで床に叩きつけられるゆき)

 

「ゆき!?くぉのおおおおおおおおおっ!!!!!」

ドンッ!!!(くるみ、悠里を渾身の力で突き飛ばす)

「ガッ!?」

ゴズッ!(悠里、テーブルに後頭部をぶつける…)

 

 

<くるみ視点>

「ハアッ!ハアッ!ハアッ!」

危なかった…あのままだったら刺し殺されてた…。

「りーさん落ち着けっ!アタシは無事だっ!何ともない!だから止めろ!」

「………」

 りーさんは落ち着いたのか、テーブルの脚に寄り掛かったまま呆然としている。

 

「りーさん…?」

「………」

いや、おかしい…?

 

「りーさん!おい!りーさん!しっかりしろ!」

「………」

「りーさん!返事しろ!りーさん!」

やっぱりおかしい!呆然としているんじゃない!意識が無いみたいだ!

ゆすってみるけど反応が無い。

 

トサッ…

「!」

バランスを崩したのか、そのままりーさんは後ろに倒れてしまった…。

「あ…あ…」

そんな…まさか…?

 

 

「…ぅ…」

!?そうだ!ゆきはっ!?

「っ!?ゆき!?しっかりしろ!」

 

「…ぅぅ…」

良し!こっちはちゃんと意識がある!

「大丈夫かゆき?怪我は平気か?」

 

「…ぅぅぅぁぁぁぁぁ…」

「…ゆき?」

何だ?様子が…

「ぅぁ…?ぅぅぅぁっ?ぁぅっ!ぁぅぅっ!ぅぁぁぁぁぁっ!」

「ゆき…?」

「ぁっ!ぁっ!ぁ!ぅ!ぅ!ぅ!ぅ!」

………

 

 

 

この後、2人の容態をよく見てみた結果、

りーさんはたぶん頭を強く打ち付けたせいで意識が戻らなくなり…。

ゆきはゆきで、何らかのショックのせいなのか、言葉が話せなくなっていた…。

クソっ!何でだ!何でだよっ!何でこうなっちまったんだよ!

 

ひとつ、確証は無いがわかったことがある。

りーさんの言葉から、信じられないが、どうやらアタシは、いや、アタシたちはあの時から逆行してきて今ここにいるらしいこと。

 

ひとつ、ほぼ確実に解ることがある。

今度は前の時よりも、もっと悲惨な部活動になるだろうということ。

 

 

 

 

そして、あとひとつ、わからなかったことがある。

この時アタシが思っていた以上に、部活動が、いや、アタシ達の命を懸けた戦いが、より長く、より大変なことになっていくことが。

 




やりました(kg感)。個人的に過去最高の出来です。とはいっても、あくまで「個人的」の範疇であり、そもそもの小説の出来があんな感じのレベルなので、五流が三流になったくらいでしょうか?んにゃぴ、キャラの心情を書くのは難しい(というか、設定以外の全部が難しいのですが^^;)…。

以下、ちょっと思ったこと。
・くるみちゃんの車中の約束を思い出すシーンで、その時のセリフを書こうとしたのですが、アニメのBD及びDVDを持っていませんし、原作を何度も探してみましたが見つかりませんでした(ので原作ではどうやらそのシーンが無いようですね)ので、その部分のセリフがわかりましたらまた後で入れようと思います。

・途中からくるみちゃん視点→第3者視点になってますが、これはくるみちゃん視点で解りやすく書けなかった私の力量不足によるものです。また、()内でゆき、悠里、くるみと呼び捨てになっているのは生活部内の呼び方だと緊迫感が薄れると判断したためです。ただ、りーさんだけ部内の呼び方と本名がかけ離れているため、一目だと判りにくくなってしまいました。

・なぜりーさんの言葉だけで逆行だと判った?
→「確証は無いが」とお茶を濁したのでまったく問題ありません!なお後日、りーさんの遺した家計簿(出納帳?)の日付で答えを得た様子。(座には帰れませんがまったく問題ありません!)

・りーさん<どうしてっ! 私だけがなんでこんな扱いになるのよっ! なんでっ! なんでっ! こんなのっ! どうしようもっ! ないじゃないっ!

→りーさんは狂ってナンボ…もとい、りーさんは狂っていてこそ輝く…ゲフンゲフン!りーさんはいい女だから狂わせたくなる。つまりりーさんの女性としてもみりきが悪いのであって私は無罪です!(などと供述しており…)
あ、あと、まずりーさんルートでとりあえず書いてみて、納得いかないところとか設定の追加・変更などをした方がよさそうなところとかをくるみちゃんルートで加筆修正していくような流れが今の時点で出来上がっています。言い方を変えるなら、りーさんでテクを磨いてくるみちゃんにイカす、もとい、活かすという感じでしょうか?なんて言ったらりーさんに刺されそうですから黙っておきましょう。私の勝手な執筆法の流れでりーさんを金髪の(かわいそうな、の意)子にしたくはない。
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