がっこうぐらし! 『わたしたちはここにいます』エンド   作:ランガー

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賽は投げられた。もう後には戻れない。

ところでがっこうぐらし!のアンソロジーコミックに制服めぐねえが出てるっていう噂を聞いたんだけどこれマジ?(持ってない)



八日目 The die is cast

 

 パワーはゴリラでも乙女は乙女ながっこうぐらし、はーじまーるよー。

 

 

 雨の日を乗り越えました八日目。最も死人が出やすい日は終わったのであとはいかに日常をキープするか、が重要です。

 まあ今まで通り適当に授業とかメンタルケアとかをしながらイベントをこなす、というやり方で十分ですがね。

 

 

 

 一時限目:体育

 担当教員:レーヴェ

 

 ラジオ体操第一~。

 

「「「たーんたーんたたったーん」」」

 

 体育と言っても外に出られないので、できることはラジオ体操くらいです。

 もちろん体育は体育なので当然みんな体操服姿です。いいシーンがあればMikiverseでスクリーンショットを撮りましょう。

 ちなみに体操服姿のめぐねえはこのチャートくらいでしか見られません(先生ならジャージなので)。あゝ絶景かな。

 

 

 

 二時限目:政治経済

 担当教員:レーヴェ

 

 まずは国中に工場を建てて生産力を上げます。

 

「ふむふむ」

 

 次にファシズムの支持率を上げる閣僚を雇ってファシストになります。もう二度と選挙できないねえ。

 

「うん?」

 

 あとは鉄道を爆破して宣戦布告! 壊れてんだよなぁ、お前のせいでよぉ!

 

「それ以上はいけない」

 

 

 

 三時限目:英語

 担当教員:みーくん

 

 …………。

 

「…………」

 

 …………。

 

「…………」

 

 ……すまねえ、ロシア語はさっぱりなんだ。

 

「英語です」

 

 

 

 四時限目:地理

 担当教員:レーヴェ

 

 よーし、今日は世界地図を綺麗にする方法を――

 

「やめたげてよお!」

 

 

 

 と、授業はこんな感じであっさり終わります。

 午後はイベントを消化タァイム。

 

 本日のイベントは~こちら!

 

「今日は何する?」

 

「そうねぇ。手紙とか出してみない?」

 

 ……おや?

 

「お手紙? でも郵便局は外だよ?」

 

「だから学校から」

 

 ちょ、これ『おてがみ』イベントやんけ!

 

 これは某盲目少女が精神異常者認定されたあのイベントです。脱出ENDのフラグを立てる用のイベントなので今回はやる必要がありません。

 だから探索の時に風船を持ってこなかったんですが……これが起きたということは肝試しの時にゆきちゃんがかっぱらってきましたね。

 

 ままエアロ。起きたものは仕方ない。古事記にもそう書いてある。

 別にこれをやっても『ここいま』エンドに行けなくなるわけではないしな。ロスなんて考え、必要ねえんだよ。

 

 では早速お手紙作り。創作意欲に身を任せて書きまくりましょう。

 救助要請だとか言った気の利いたことはりーさんやチョーカー姉貴がやってくれるので、好き勝手に書いてオッケーです。そもそも救助なんていらねーし。

 

「レーヴェは何書くの?」

 

 演説。

 

「んなもん送ってどうするんだよ……」

 

「迷惑メールかな?」

 

 ひでえ言い様だなおい(半ギレ)。やっぱり美大に落ちといた方がいいのかな?

 

 ところでみんなは何書くんや?

 

「私は先輩との婚姻届です! 世界中に飛ばしますよ!」

 

 そんなん飛ばさなくていいから(良心)。

 

「私は先輩への愛を10枚くらい」

 

 両方ともボケなのかたまげたなぁ。

 

「いやお前もだからな?」

 

 

 そんなこんなで書き書きタイムは終わり! 閉廷! アルノー鳩錦探すぞオラァ!

 

 と言いたいところさんですが、実はレーヴェじゃ無理です。某めだか箱の生徒会長みたいに動物に逃げられるんですよね。

 まあ世界征服を狙うやばんちゃんだし、(恐怖を与えるのも)多少はね?

 

 というわけで我らがゴリ――ゲフンゲフン、アイドルくるみちゃんに任せましょう。

 

「え? あたし?」

 

 そうだよ(肯定)。

 くるみが適任ってそれ一番言われてることだから。

 

「うん、わかった! 行ってくる!」

 

 昨晩は色々とアレでしたが、すっかり元気になりましたね。 ちょれえわ ヨカッタヨカッタ。

 

「……ずいぶんくるみ先輩を買ってるんですね」

 

 適 材 適 所 っ て 知 っ て る ?

 

 ぶっちゃけアルノー鳩錦捕獲をくるみ以外がやるのは難しいと思います。みーくんなら頭脳プレイでワンチャンありますが、あまりおすすめできませんね。スピード的な意味で。

 

「むー……私だって頑張るのに」

 

 みーくんがむくれてますねぇ。かわいい。

 

 独占欲丸出しのみーくんを映し続けるのも良いですが、風船用のヘリウム――

 

「おーい、捕まえてきたぞー!」

 

 はっや。もう捕まえてきたんか。しかも三羽もおるやん!

 一羽でも割と苦労するのに……これって勲章ですよぉ(ねっとり)。

 

「なんかこいつらの方から寄ってきてさ。すぐに捕まえられたんだよ」

 

 はえー、やっぱり 動物同士仲が良 くるみの魅力にアルノー鳩錦もタジタジなんでしょう。

 キラキラドヤ顔のくるみちゃんがかわいいので、ヨシ!

 

「わー、その子が鳩子ちゃん?」

 

「ちょっと待て。何だ鳩子ちゃんって」

 

「その子の名前。鳩錦鳩子ちゃん」

 

「もっとカッコいい名前にしようぜ。アルノーとか」

 

 まあまあ待たれよ。せっかく三羽居るんだから両方採用すればいいじゃんアゼルバイジャン。

 

 というわけでコイツらの名前は『鳩錦鳩子』と『アルノー』と『ルーデル』だ!

 

「なんか一羽物騒なのが居ますね……」

 

 物騒とは失礼な。ただちょっとソ連を更地にするだけだゾ。しかも何度撃墜されても生き延びるし。

 

「クレムリン宮殿が無くなりそう」

 

「ってか少なくとも鳩に付ける名前じゃないな」

 

 不評ですねぇ! まあガン無視するけどな!(会長権限)

 

 じゃあ途中でヘリウムのために化学実験室に寄りつつ屋上にイクゾー!

 

「「「はーい」」」

 

 元気に飛び出すゆきちゃんを筆頭にぞろぞろと歩いて行きます。レーヴェもあとに続いて――

 

「な、なあ、レーヴェ」

 

 ん? なんや?

 

「あたし、頑張って捕まえたんだ。だから、その……」

 

 くるみちゃんが顔を赤くしてモジモジしています。トイレかな?(すっとぼけ)

 

「……ほ、ほめて?」

 

 なんだこのかわいい生き物!?

 犬かな? (耳と尻尾が)見える見える……。

 

 どうやら昨晩の件でなつき度がかなり上がったようですね。

 なつき度はワンワンプレイ(意味深)や親子プレイ(意味深)をするには必須のステータスなので、性癖な視聴者(もの)兄貴は頑張って上げよう!(悪魔の囁き)

 

 くるみちゃんへのご褒美で一番効果的なのは食べ物ですが、無断でやるとりーさんやけいに怒られるので止めときます。

 ここは思いっきり撫でてあげましょう。

 おれのご褒美か? 欲しけりゃくれてやる(海賊王並感)。

 

 良お~~~~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし(ry

 

「ふにゃああぁぁぁぁ」

 

 撫でまくったら猫になりました。ああ~たまらねえぜ。

 

 せっかくなので屋上に行く前にたっぷり可愛がりましょう。

 

 

 

 

~Now Nadering~

 

 

 

「あら、二人とも遅かったわね……ってくるみ、どうしたの?」

 

「にゃ、にゃんでもにゃい……」

 

 いやー、遊びすぎました。レーヴェのテクでくるみの腰がガクガクになって歩けそうになかったのでおんぶしています。

 

「ねえ、そろそろ下ろして……」

 

 しょうがないにゃあ(くっそ野太い声)。

 顔を真っ赤にしているくそかわ乙女くるみちゃんを手放すのは惜しいですが、このままでは手紙飛ばせませんからね。

 

 そんじゃあパパパっと飛ばして、終わり!

 

 

 

 やらなきゃいけないことはもうあらかた終わらせてあるので、ここからは暇な日々が続きます。特に今回は美紀圭救出作戦及びその後の好感度稼ぎがない分さらに暇です。

 そのため、普段なら遠足のあとにやることをこ↑こ↓に持ってきましょう。

 

 目下最重要目標は校舎全体の解放です。卒業しないわけですから、可能な限り安全圏を広げたいところ。

 そして安全確保及びも(・)し(・)も(・)の(・)た(・)め(・)の(・)防(・)衛(・)シ(・)ス(・)テ(・)ム(・)として、レーヴェにはもう一段階進化して完全究極体になってもらいます。

 

 そのために必要なのがコレ! 地図帳!

 そうです、出かけます。ショッピングモールとは違うところにね。

 

 学外に出るためのフラグとして、『メンバーの誰かがその場所を確認する』必要があります。誰かが勝手にやってくれる遠足と違って、今回ばかりはレーヴェが見ないといけません。

 だから、地図帳を開く必要があったんですね。

 

 と言ったところで今日はここまで。

 次回、『全ては過去の闇の中』でまた会おう!

 

 

 

☆

 

 

 

 アタシたちにとって夜は貴重な休憩時間だ。あいつらは夜になると数が減るし、授業とかの面倒なもの(そんな風に言っちゃダメだけど)もない。だから全員が部室でのんびりしている。

 アタシとレーヴェとみきは読書中、りーさんとけいは家計簿チェック、くるみはシャベルを拭いていて、ゆきとめぐねえは勉強中だ。

 

「ふあぁぁ~」

 

 疲れたのかゆきがデカいあくびをし、釣られるようにアタシもあくびが出る。

 

「あら、ゆきちゃんもうおねむ?」

 

「う~ん……」

 

「そうね、今日はここまでにしましょうか」

 

 チラリと時計を見る。時刻は九時を過ぎたばかり。

 まだ寝るには早いが、ゆきとめぐねえはいつもこのくらいの時間に寝ている。

 

 まあでもこんな肉体的にも精神的にも疲れがちな毎日なんだから、休みすぎるくらいでちょうどいい。アタシも前より睡眠時間が延びたし。

 

「んじゃおやすみ~」

 

「おやすみなさい」

 

 いつの間にか勉強道具を片付けたゆきとめぐねえが部室を出ていった。

 

 

「で、レーヴェ先輩。さっきから何やってるんですか?」

 

「んー?」

 

 みきの声で全員がレーヴェの方を見る。

 さっきからずっと静かに本を読んでいる……と、思っていたが。

 

「なんだそりゃ。地図帳?」

 

 レーヴェが開いていたのは地図帳だった。ペンを片手に何かを書きこんでおり、暇つぶしに読んでいるわけじゃなさそうだ。

 

 地図帳を見ているということは外に用があるんだろうか。

 こんな状況で外に用と言ったら……。

 

「どこか救援の当てでもあるのかい?」

 

「まさか。別にそういう希望のある話じゃないさ」

 

 まあそうだろうね。

 何せ外にはヘリ一つ飛んでおらず、明かり一つないのだ。近くで救援活動なんて行われていなさそうだし、他に生き残りが居てもどこで暮らしているのか全くわからない。

 もしかしたら、とは思ったけど現実は厳しい。

 

 しかしじゃあなんで地図帳なんて開いているんだろう。

 

「ここでの生活も落ち着いたし、そろそろ出ようと思ってな」

 

「……拠点を移動するの?」

 

 りーさんがらしからぬ低い声を上げる。

 

 ここは設備が優れている。こんな状態でも水も電気も使えるし、食べ物も恵まれている方だろう。

 それを捨てるなんてとんでもない……のはわかるが、それにしてもりーさんの顔がマジだ。くるみもビビってるぞ。

 

「落ち着け、悠里。顔が怖いぞ」

 

「あっ、ごめんなさい」

 

 レーヴェの声でりーさんが元に戻る。

 

「でも女の子に顔が怖いなんて言っちゃいけません」

 

「はいはい」

 

 恥ずかしそうにそっぽを向くりーさんはいつもより子供っぽい感じだ。

 

「ん」

 

 りーさんが頭を突き出し、レーヴェが撫でる。

 

 いや、阿吽の呼吸といった感じで撫で始めたけど、こいつらいつもこんな感じなのか? みきとけいも何も言わないし。

 あ、くるみの目が点になってる。親近感。

 

「あー、それで、結局どこに何の目的で行くんだ?」

 

「……行き先はランダル・コーポレーション巡ヶ丘支社。目的は……過去の清算、と言ったところかね」

 





というわけでランダル行きます。原作で行った本社とは別なのでたぶんバリバリにオリジナル入ります

☆解説
・忠犬
主が呼べばどこからともなく現れ、仕事を任されれば的確にこなす。頑張ったらほめてあげましょう。

・ルーデル
空の魔王と呼ばれたあのお方。
『某サイトに嘘を言わせなかった』というところから、『この思い出を嘘にさせない』という意味をこめて名付けられた。
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