がっこうぐらし! 『わたしたちはここにいます』エンド 作:ランガー
基本的には1話あたり5000字前後ぐらいにしたいと思っています(できるとは言ってない)。
おくじょうぐらし!じゃないがっこうぐらし、はーじまーるよー。
オッハー! オッハーーー!!!(爆音)
二日目の朝です(賢者タイム)。
「ん……おはようございます……」
「おはよ~」
お、全員起きましたね。
起きたらまずは朝食です。
ぼっち籠城なら自分で用意する必要がありますが、今回は役員がいるので任せましょう。物資の管理は庶務が詳しいので圭に丸投げします。
その間、レーヴェは設備のチェックをします。発電や浄水がちゃんと機能しているか調べて、記録しておきましょう。
別にチェックしなくても壊れていることはありませんが、どうせ三階制圧後に誰かがやるので先にやっておきます。
朝食は特に何もないので早送り。
食べ終わったらいよいよ進軍です。できれば登校時間までには職員室と職員休憩室を解放したいところ。
今日の流れは職員室解放→屋上組と合流して戦力増強→三階制圧→バリケード構築、って感じ行きます。
「え、今から外に行くのか……?」
当たり前だよなぁ? 安全確保はスピードが命ゾ。
この安全圏から出ることに難色を示しますが、ぶっちゃけ賛同を得なくても大丈夫です。
どうせ戦うのはレーヴェ一人だけだし。ってか出るのすらレーヴェ一人だけだし。
KRM姉貴が仲間になるまで戦闘要員が一人なので、要介護は少ない方が……と言うよりいない方がやりやすいです。
だからお前らはここで待ってろ(迫真)。暇なら物資の在庫チェックでもしといて。
「待ってください。……私も行きます」
「美紀!?」
お、みーくんが同行を名乗りでてくれました。
……えっ? なんで?(困惑)
「……本気なの?」
「うん、先輩に任せっきりじゃダメだから。私もヒーローにならないとね」
レーヴェが事件開始から圭にしか頼ってないので、不安になってるのかな?
みーくんに限らずみんなは何もしていないと『自分はここに居てもいいのか』と考えるようになり、正気度がどんどん減っていきます。
WIKIに『Q.りーさんが発狂するんだけど A.仕事をさせろ』とあるのはそのためですね。
しかしこうなると
お前かれらと戦えないだろ?(どストレート)
「大丈夫ですよ。足には自信があるので、危なくなったら適当に逃げますから」
あれ? この反応は自棄ムーブじゃないな?
……これ覚醒してますねぇ!
KRM姉貴が覚醒素材先輩をコロコロして戦闘民族になったように、他メンバーも何かしらのきっかけで『覚醒』します。
覚醒するとメンタル面が強化され、かれらと対峙しても攻撃できない! なんてことは基本なくなります。
特にりーさんやめぐねえは非戦闘員ながらにステータスが高いので、覚醒するとめちゃくちゃ頼りになります。
まあくるみ以外は不確定かつやり方も不明瞭なので、チャートに組み込むのはおすすめしませんがね。
そして肝心の覚醒みーくんですが……
原作との相違点は何一つありませんでした。何一つなかったです。(シャム並感)
まあ原作でもうすでに覚醒してるようなものだし、多少はね?
みーくんは原作でNo.2の戦闘員だっただけはあり普通に強いです。筋力値は下から数えた方が早いくらいであっても、素早い動きと機転で上手くサポートしてくれます。
戦闘能力もメンタルも十分なら置いて行く理由はありません。適当に箒でも持たせて、共に出撃しましょう。
「美紀、先輩。……絶対に、帰ってきてね」
「そうだよ。アンタたちがやられたら……」
MA☆KA☆SE☆TO☆KE!
実際まだ朝練組すら来てない時間なので、昨日よりもはるかに楽です。
味方戦力が増えて敵戦力が減っている。負ける理由がないなこれ(慢心)。
「大丈夫だよ、ちょっと見てくるだけだから」
あかんそれ
……しかしなんで覚醒したんだろ?
ロッカーを動かして外を伺います。チラッ|д゚)
よし、いませんね。ちゃっちゃと終わらせましょう。
進軍は倍速倍速ゥ!
レーヴェ一人でも十分なところを覚醒みーくんも居るわけだから余裕余裕。勝ったな、風呂入ってくる。
ど う し て 等 速 に 戻 す 必 要 が あ る ん で す か ?
職員室の前に階段をチェックしに行くだけじゃん、何もないって安心しろよ~。
「うおおおおおお!!」
!!ああっと!!(白羽取り)
あっぶえ! 出合い頭にシャベルでチョンパされるところだったぜ。
突如訪れた命の危機に、心の中の世界樹が出てしまいました。
おいゴラァ! 免許持ってんのか!?
「アドラー!?」
「アドラー君!?」
ってくるみとめぐねえじゃないか! お前らもう下りて来ていたのか。
いつもは昼過ぎまで下りて来ないのでかなり早いですねぇ!
「先輩!? 大丈夫ですか? あなたたち、いきなり何するんですか!」
「ご、ごめん! あいつらがいるのかと思って……」
「ごめんなさい! よく確認もせずに……」
私は許そう。だが
世界樹「無罪」
やったぜ。
「もう……先輩は優しすぎですよ」
いやだってKRM姉貴に勝てないんだもん。命には代えられない(真顔)。
FOEとの戦闘は避けるべきってそれ一番言われてることだから(ボウケンシャーの心得)。
アクシデントはありましたがこれで屋上組と合流です。わざわざわざわざ屋上に行く時間を省けたのはうま
あとは上手くこちらに引き入れましょう。
まずうちさぁ、飯と寝袋あんだけど……寄ってかない?
「食べ物とかあるのか!?」
「願ってもない話ですが……いいんですか? あとこちらにはもう二人居るんですけど……」
当たり前だよなぁ? こっちもあと二人居るし。ってか居なきゃリセだし。
三階制圧は中断し、屋上組には生徒会室に集まってもらいます。
そして、みーくんには生徒会室に戻って二人に生き残りがいることを伝えてもらいましょう。
その間にレーヴェは廊下に散らばるかれらの残骸を窓からポイーしておきます。
校舎はいつもキレイにしておこうね!(なお窓は不問とする)
かれらの残骸を処分したらレーヴェも生徒会室にGO。
「えっ、他に無事な人が!?」
「よかった……アタシたちだけじゃないんだ」
圭とチョーカーネキも安心していますね。
ちなみに、ここで生存者がいるところに案内すると言ってかれらのモンスターハウスにぶち込むと愉悦部展開になるゾ(豆知識)。
もちろんやらんがな! 気になる兄貴は自分の目で確かめよう!(ダイマ)
お、扉が開きました。屋上組が来たようですね。
「レーヴェ!」
おや、りーさんが一番に食いつくなんて珍し――
ファッ!? ウーン……
「よかった……無事でよかった……」
はい、抱き着いているりーさんの腕。『会計』の腕章があります。
お前も役員かよぉ!
役員に原作キャラなんて一人でも珍しいのに、三人も選ばれるとはたまげたなぁ。これって……勲章ですよぉ(ねっとり)。
「たかえちゃん……?」
「ゆき!」
我ら生徒会組、そしてゆきと貴依の感動の再会です。
普段なら感動の再会になるのはゆきと貴依だけなので、ぶっちゃけロスです(無慈悲)。
でも再会が主人公込みで四人も増えると収集がつかねえぜ(諦め)。
ようやく落ち着きましたね。
落ち着いたら全員座らせて情報交換タイムです。
食料は……まあ少ないですね。
まだ二日目なのに八人も居るわけですから、事前に準備してない限り全然足りねえじゃねえかよ状態です。早めに購買か倉庫に行かなければ……(確信)。
発電と浄水は朝チェックしたので良し。ちゃんと動いていることを教えます。
屋上は……ほぼ原作通りですね。りーさんが園芸部ではないのが不安でしたが、どうやら菜園の管理は変わらずりーさん担当のようです。
そして話を聞く限り覚醒者はくるみだけだな。
他メンバーは別にいいんですが、今回めぐねえの覚醒はキャンセルだ。『不確定要素なので起きないこと前提で進める』ではなく、覚醒した時点でリセット確定です。要注意。
あ、そうだ(唐突)。今のうちに屋上組と生徒会室組で同盟を結んでおくんだった。
忘れてたけど気付いたのでセーフ。
同盟と言っても特別なことはありません。『みんなで協力して生き延びる』ということを確認するだけでOK。
これほど人数が多いとメンタルチェックが行き届かず、ワンマンプレーや暴走を許すことになりがちです。
特に今回は全体的に正気度を下げまくるので、不安から突拍子もない行動に出ることも。最悪派閥争いや破壊工作が起こりかねません。
そこで、生徒会長パワーとめぐねえパワーでみんなを従えます。
主人公だけだと好感度次第でフラれますが、めぐねえが味方なら少なくとも三年生は従ってくれます。
二年生コンビはすでにメス犬なので大丈夫でしょう。
というわけでみんなで協力して生き延びます。いいね?
「…………」
ん? さっきからめぐねえが無反応ですね。
おーい、生きてる? 拠点で氏んだなんてシャレにならんぞ。
「え?」
お、反応した。なんだよお前の耳ガバガバじゃねえかよ(呆れ)。
「え、ええ。大丈夫よ。ちょっと気が緩んでいただけ」
プレイヤー操作と無関係の遅延はやめろォ(建前)。やめろォ(本音)。
ママエアロ(切り替え上手)。制圧が終わったらしっかり休ませましょう。
というわけでみんなで協力して生き延びます。いいね?(二回目)
「そうですね。みんなで乗り切りましょう」
めぐねえを皮切りに全員が乗ってくれたので締結されました。これを代表者の名前を取って『
さて、結束を高めたところでいよいよ三階を制圧します。三階だよ三階。
もう登校時間を過ぎてるけど、最終兵器胡桃がいるので何の問題もないね♂。
侵攻作戦としては、『生徒会室~中央付近の階段までを制圧し、そこでバリケードを作りながら各教室を制圧して行く』といった感じです。
八人も居るとピク○ンのような作業の同時並行ができるのがうま
「えーっと、全員で行くんですか?」
大名行列かな?
さすがに八人で戦闘は多すぎるので、志願制で行きますよ。
はーい、行く人ー?
「はい、私も行きましょう」
「あたしも行くよ」
「わ、私も行きます!」
あー、みーくるはいいとして、やっぱりめぐねえも立候補しましたか。
覚醒してないめぐねえなんて事故要素でしかないんだよなぁ。
でも同盟を結んだ手前、下手に冷遇して不仲にするわけにはいきません。どうせ交渉しても折れないし。
まあ戦闘要員3:要介護1なら大丈夫だって安心しろよ~。
では、イクゾーと言ったところで今日はここまで。
次回、『死と踊る
世界が――いや、学校が
少なくとも屋上は安全だったから。
でも、それも長続きはしない。
食べ物は菜園の野菜くらいしかないし、生活必需品も全くない。日差しもろくに防げないし、雨が降ったらびしょ濡れになってしまう。
室内の安全を確保することは急務だ。
だから私は屋上のロッカーを退かし、恵飛須沢さんと一緒に下へ向かった。もしものことを考え、丈槍さんと若狭さんには残ってもらって。
階段をゆっくりと下りていく。
足取りは重い。怖い。
でも、行かなくてはならない。
「待った」
階段を下りきる前に、隣を歩いていた恵飛須沢さんが止まった。
「……足音が聞こえる。たぶん、やつらが居るんだ」
ここからは見えないけど、耳を澄ませば確かに足音が聞こえた。
しかもこちらに向かって来ている。
「出合い頭にやっつける。めぐねえは下がっててくれ」
恵飛須沢さんはそう言ってシャベルを振りかぶった。
教師として生徒に任せっきりにするわけにはいかないけど、今は言い争っている場合じゃない。
息を潜めてその時を待つ。
足音はどんどん近づき――
「うおおおおおお!!」
「あっぶね!」
雄叫びと共に振り下ろされたシャベルは、何も切り裂かなかった。空すらも。
何故なら、かれら……と思っていた
手で挟むようにシャベルを押さえた生徒を私は知っている。
「アドラー!?」
「アドラー君!?」
レーヴェ・アドラー。
去年の秋に98%というずば抜けた支持率で当選した、
就任時の演説は今でも覚えている。生徒に向けられたものだったのに、教師の私でさえ心が動かされた。
「先輩!? 大丈夫ですか? あなたたち、いきなり何するんですか!」
アドラー君と一緒に居た生徒会書記の直樹美紀さんが烈火の如く怒る。
いきなり攻撃されたのだから、当然の反応だ。
「ご、ごめん! あいつらがいるのかと思って……」
「ごめんなさい! よく確認もせずに……」
謝って済む問題じゃないけど、誠心誠意頭を下げる。
せっかく生存者と出会えたのに、ファーストコンタクトは最悪だった。
「なに、こういう状況では仕方ないでしょう。こちらも全く気付かなかったわけですし」
勘違いとは言え殺すつもりで攻撃しただろうに、アドラー君はあっさりと許してくれた。
アドラー君の支持率の高さはこういうところもあるからだろう。
それにしても他の生存者に出会えたのは大きい。軽く情報交換をした。
アドラー君達は生徒会室に立て籠っていること。
今わかっている生存者は合計で八人居ること。
生徒会室にはある程度の物資があること。
特にあの惨状が起きてから何も食べていない私達にとって、食料があるのは嬉しい話だ。
「ここで話すのも何ですし、生徒会室に来ませんか?」
と言うアドラー君の好意に甘えて、すぐに生徒会室に集まることとなった。
「えー、さて、こうしてお集まりいただいたわけでございますが、皆さんいかがお過ごしで――」
「全く似合っていませんよ。気取った挨拶は止めて、いつも通りやってください」
「うるせえ」
八人が生徒会室に会し、自己紹介と少しの腹ごしらえをしたところでアドラー君が口を開いた。
「まずは現状を整理しよう。この中にこの騒動が起きてから学外とコンタクトが取れた人は居るか?」
全員が首を横に振る。
携帯電話はもう繋がらない。
さらに屋上から見た限り、人が暮らしていると断言できる場所は無かった。
「となると、外に助けを求めに行くより
「ここにはもうほとんどないよ。明日の分もあるかどうか……」
「さすがに八人はきついか。早いうちに購買か倉庫に行こう」
「ねえレーヴェ、電気とか水は使えるの?」
「大丈夫だ。問題ない」
アドラー君が若狭さんに一枚の紙を渡す。
「今朝見てみたが、問題なく動いている。屋上の設備が破壊されなければ使っていけるだろう」
横から覗き込むと、それには発電量と貯水量が書かれていた。
確かに普通に生活する分には大丈夫そうだ。
さすがは生徒会長、と言うべきか。アドラー君はテキパキと会議を進めていく。
……私もこんな風にみんなを仕切れたら、頼りになる先生になれたんだろうか。
「ここを中心に少しずつ生活区域を広げていく、という方針で行こうと思う。とりあえず今日中に三階と屋上は安全圏にしよう」
「購買まで行くのか?」
「それはやつら次第だな。一気に一階まで制圧出来ればいいが、どこにどれだけ居るかもわからん。最悪制圧せずに物資だけ持ち帰る、ということになるだろう」
若狭さんはアドラー君と再会したことで元気を取り戻したようだ。
塞ぎ込んでいた丈槍さんも柚村さんと会って、ある程度良くなったように思える。
……急に、何とも言えない疎外感が湧いてきた。
別に私が居なくても――
「……佐倉先生?」
「え?」
アドラー君に呼ばれて、我に返った。
「大丈夫ですか? 心ここにあらず、といった感じでしたが」
「え、ええ。大丈夫よ。ちょっと気が緩んでいただけ」
そうだ。疲れてブルーになってるだけだ。
私が、教師である私がしっかりしないと。アドラー君たちに任せてばかりじゃいられない。
アドラー君は、ならいいんですが、と言って話を続けた。
「この中には初めましての付き合いもあるだろうが、これからは苦楽を共にする仲間だ。皆で支え合い、皆で生き残るぞ」
「そうですね。みんなで乗り切りましょう」
すかさず同意する。
明日どころか今日の生活すらも危ういのだ。協力しない理由は無い。
「何故かは知らんが今はやつらが少ない。今のうちに三階を制圧しようと思う。階段の辺りに机でバリケードを作って様子を見よう」
「それで大丈夫なのかしら……?」
屋上に立て籠もった時、かれらはドアが突き破られるかと思うほどの勢いで叩いてきた。あの時はロッカーで抑えることが出来たから良かったものの、階段付近ではそういうわけにはいかない。
「それはもう祈るしかないでしょう。階段を物理的に埋めればより確実でしょうけど、それではこちらが出られなくなってしまう。そもそも道具もありませんし」
それもそうか。
この状況でも使える道具でなるべく頑丈に作るしかないんだ。
「えーっと、全員で行くんですか?」
「いや、安全が確保できていない以上、戦える者だけにするべきだ。先に言っておくが、戦う者が偉いわけでも戦えない者が劣っているわけでもない。各々無事に朝日を迎えることが最大の貢献であると心得よ! ……それを踏まえた上で、我こそはという者はいるか?」
手を挙げたのは、恵飛須沢さんと直樹さん、そして私。
私が名乗り出た瞬間、アドラー君が渋い顔をした。
……わかっている。私に向いていないことくらい。
でも、ここで行かなければ。
何もしていない私は、大人だと言えなくなってしまう。
「では私と美紀、胡桃君、佐倉先生の四人で行こう。悠里、私が留守の間は頼んだぞ」
「ええ、任せて」
これからの方針と、今からやることが決まった。
――足を引っ張らないように頑張らないと。
勢いで書いたのがここまでとエンディング間際だけなのでいつも通り次は遅くなります。
☆解説
・私立巡ヶ丘学院高校第二十三代生徒会
会長……レーヴェ・アドラー
副会長……(空席)
会計……若狭悠里
書記……直樹美紀
庶務……祠堂圭
・M=R協定
めぐねえ=レーヴェ協定。会話イベントの一つ『二人の代表』のこと。
めぐねえと別の場所で初日を終え、合流後に協力を申し出ると発生する。
生徒を引っ張っていく存在が二人。なんと頼もしいことか。
――片方に人望が集まったら、もう片方はどうなるのだろうか。
ちなみにレーヴェはRじゃなくてLだゾ(小声)