戦車道?いや僕男だし…   作:るるるる~しゅ

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麗々君は物事を考えるのが得意です。

しかしそれを出来るスタミナも技量もあまりありません。


第2話

 

皆は長期休み中は何をするんだろう??

 

僕は野球の事しか頭にないならそれ以外にやることと言えば、睡眠くらいだ。

 

勉強?知らない子ですね…

 

ちなみに勉強に関しては国語はたまに高得点は取れるが、数学は壊滅的だ

 

勉強の話はやめよう、僕は今冬休み中だ

 

今僕は電車に揺られて実家に帰ってる途中です。

 

 

麗々「電車降りたら姉さん達が迎えに来てくれるらしいけど、まさか戦車で来ないよね??」

 

 

車でも酔うのに戦車なんか乗ってみろ、吐くぞ

 

ゲロの進化系ゲロガまでありえる。どこの馬だ

 

 

 

麗々「そういや姉さん達にあうの半年ぶりくらいかなぁ?テレビではよく見てたけど」

 

うちの姉達は凄い

黒森峰で10連覇を無事に成し遂げた。

 

寮のテレビで 西住姉妹特集!!なんてものが流れた時には鼻からラーメン飛び出たし

 

ぶっちゃけるとコンプレックスだ。

 

忘れたけどなんか二人とも2つ名とかあるらしいし、実力も戦車道の中ではスタークラスって言うし。

 

僕も自慢じゃないが2つ名はある。

 

バッテリーを組んでた投手の2つ名が 【東北の魔術師】だ。

 

僕?【熊本の何でも屋】だよ文句あるか!!!!

 

 

麗々「到着まであと30分くらいかぁ…寝たら間違いなく寝過ごしそう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝過ごしました

テヘペロ♡

 

 

麗々「やべえ姉さん達から鬼のように電話かかってきてるぅ…」

 

 

新着メッセージが46件あります

不在着信30件

 

麗々「とりあえず電話かけなきゃ…」

 

 

??「その必要は無いぞ」

 

 

前から戦車に乗った姉達が手を振ってる

 

なんの戦車かは分からない

 

 

麗々「あ、まほ姉 みほ姉も」

 

みほ「久しぶりだね、アホ弟」

 

まほ「久しぶりだな、アホ弟」

 

麗々「酷くないですかね??」

 

 

みほ「寝過ごしといて何言ってるの??」

 

 

まほ「まあそう言うな、何でも屋(笑)の仕事でもしてたんだろ」

 

 

麗々「(゜Д゜)」

 

 

言い返すと怖いので顔だけで威嚇しました

 

 

この2人はぼくのことを完全に見下してる。

 

美人だからってなんでも許されると思うなよ!!

 

彼氏出来たことも無いくせに!!

 

 

麗々「姉さん達そんなだから彼氏出来ないコヒュッ」

 

 

み、鳩尾にローファーがクリーンヒットした…

しかもダブルで…

 

 

麗々「そ、そんなだから彼sみほ「次言ったら分かってるよね?」いや流石僕の姉さん達引く手数多だよね!」

 

 

 

鬼め…

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「結局麗々は高校どうするの?黒森峰来るの?」

 

 

麗々「いや、プラウダに行こうかなと思ってる」

 

まほ「は?お前それ本気で言ってるのか…?」

 

麗々「え?まあ本気だけど…」

 

みほ「私達が決勝で戦った相手どこか覚えてる?」

 

 

あっ…

 

麗々「で、でも勝ったじゃん!!」

 

 

みほ「麗々のお陰でね、雨で川が増水してるのを見て運営に掛け合ってくれて。川に落ちた場合のルールの追加とか急に言われて、何かと思ったよ。」

 

 

まほ「ああ、まさかうちの車両が落ちるとはな。

もしルールの追加がなければどうなっていたことか…」

 

 

そうあの日、決勝だからと試合に強制連行されたんだ。

 

 

 

 

しほ「麗々、貴方ならこの局面どうする?」

 

 

麗々「どうするも何も、左右から回り込んで来ると思うしど真ん中突っ切るでしょ」

 

 

 

しほ「何故左右から来ると思ったの?」

 

 

 

麗々「それしか方法が無いでしょ、そうさせるためにわざわざみほ姉とエリカさんが誘導してるんだし」

 

 

しほ「ちょっとまって、何故黒森峰が誘導してると分かったの…?」

 

麗々「わかるんだよ、考えが手に取るように。」

 

しほ「…そう。」

 

 

 

ん?でもこの方法だと川付近を通るよね…

 

麗々「お母さん、これ川に落ちた時ってどうなるの?」

 

しほ「?どうにもならないわ、続行よ」

 

麗々「なるほど、試合の中止かルールの変更しないと黒森峰の負けだね。きっとみほ姉のせいで」

 

 

 

まあそこから色々あってルールの変更してもらって、無事優勝めでたしめでたしになりましたとさ

 

 

 

この後からお母さんの黒森峰勧誘が始まったけど…

 

 

 

 

 

 

みほ「でも、落ちる可能性があるってだけでよくルールの変更して貰えたね??」

 

麗々「?可能性じゃなくて100%落ちるって思ったから通ったんだよ?」

 

まほ「何故言いきれる??」

 

 

麗々「戦車には人が乗ってるんだ、敵を追いつめたら何をする?弾を打つでしょ」

 

麗々「1両落とせば有利に繋がる。1両逃せば不利になる。その状況で打たない奴は勝負師じゃない。」

 

麗々「サッカーなら誰か怪我すれば敵味方関係なくボールを外に蹴り出して試合を止める。野球でもインプレー終了後に試合は止まる。だからこそ際どいプレーができるんだ。」

 

麗々「けど戦車道はどうだ?特殊な素材で出来ていますので問題ないです?救援に向かいますが10分はかかります?僕ならそんなの待たずに敵でも助けるね。勝利なんかより命だ。だからみほ姉も飛び込んだでしょ?」

 

みほ「そうだけど…でもどうやってルールの変更を通したの…?管理委員は結局堅物って聞いてたけど…」

 

 

麗々「……まぁ色々とね…けど、ルールの変更しなければみほ姉のフラッグ車は間違いなく打たれてたよ?せめて指示を出してから飛び込むべきだっだと思うよ。あと命綱。命綱!!!」

 

みほ「うっ…ごめんなさい…」

 

まほ「その辺にしておけ、そろそろ家に着くぞ」

 

 

 

ルールの変更を受け付ける代わりに条件を出された

 

・変更理由について詳しく説明をする

 

・戦略・戦術に関しての知識を提供する

 

まあここまではいい いいけど最後の条件がなぁ…

 

 

 

・決まり次第条件を提示する

 

 

いやぁこれはずるい。流石大人汚い。

 

そんな大人に対しての嫌味を募らせていたら我が家が見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

なんでヘリが止まってるんですかねえ…

 

 

 

 

 

 

 

しほ「おかえりなさい。早速だけど麗々。話があるわ。」

 

 

ひぇぇ…お偉いさん達4人もいるよぉ…

 

 

麗々「お、お話とはなんでございますか…??」

 

お偉いさん「うむ、君には高校で戦車道をやってもらいたい。それが最後の条件とする。」

 

 

麗々「嫌ですけど??」

 

何言ってんだこのじじい。僕は野球がしたいんだ。

 

偉「なに、形だけでいい。ただ、君の力を理解してない奴らが沢山いてだな…こちらも体裁が悪い。」

 

 

しほ「だからあなたには戦果をあげて欲しいのよ。完膚なきまでの戦果を。」

 

麗々「……それさえやれば野球に専念してもいいんですか??」

 

偉「勿論だとも、ただ高校は選べない。君には黒森峰かプラウダのどちらかに行ってもらう。」

 

麗々「プラウダに力を貸して姉さん達を潰せと?」

 

しほ「何故プラウダに行く気なのかしら…」

 

いや、元々プラウダ行きたかったし…

 

野球をやるなら本気でやりたいからね。

 

 

しほ「まほやみほの力になりたいとは思わない?」

 

 

なりたくないと言えば嘘になる。

勿論姉たちの力になれるのならそうしたいけど

 

 

麗々「夢を叶えるためには、黒森峰では無理です。姉たちなら僕なんて居なくても勝ち続けるでしょう。」

 

偉「夢か」

 

麗々「はい、プロ野球です。これだけは譲れません。」

 

 

 

 

しほ「もういいわ、好きになさい。

その代わり、プラウダに行けば【西住流】とは無関係とします。いいですね?」

 

 

みほ「ちょっと待ってよお母さん!!どうしてそうなるの!!?」

 

話聞いてたのか…

 

まほ「お母様…何故そこまでするのですか…?」

 

二人とも何やかんや心配してくれてるんだよな…

 

でもこれはお母さんなりの優しさだ。

 

 

麗々「西住の子がプラウダなんか入ったら目の敵にされるのは誰が見ても分かる。だからお母さんは【西住流】とは無関係って言ってくれたんだよ。」

 

 

しほ「わざわざ言わなくてもいいでしょうに…」

 

 

しほ「戦車道に関してはプラウダを1度だけ完全勝利に導けば良いでしょう。その後は好きにやりなさい。」

 

 

麗々「はい、わかりました。」

 

 

みほ「……」

 

まほ「……」

 

 

しほ「もうこの話はいいでしょう。せっかく帰っきたのだからゆっくりしなさい。はい解散!」

 

そう言うとお母さんはお偉いさん達と奥の部屋で資料を確認しだした

 

あ、そうだ。あいつにプラウダに行くこと伝えなきゃ!

 

電話を手に取り電話帳を呼び出す

 

3コール目に届く前に繋がった

 

??「もしもし?」

 

麗々「よう、久しぶり。」

 

??「珍しいね、君が電話してくるなんて」

 

麗々「まぁね、僕プラウダに入学することにしたから」

 

??「本当かい!?また君とバッテリーを組めるんだね!!?」

 

麗々「ああ、僕も楽しみだよ!!」

 

??「これは甲子園優勝も夢じゃなくなったよ!…っと、買い物行かなきゃだからまたかけ直すよ!!」

 

麗々「うん、じゃまた今度な、秋瀬。」

 

秋瀬「うん、また!」

 

 

 

こいつが前から話してた【東北の魔術師】

 

秋瀬 幸樹(こうき) だ。

 

 

 

今が1月だからあと3ヶ月程か…折角だしプラウダ1度見に行こうかな…?ちょっと遠いけど、3年お世話になるわけだし…

 

麗々「そうと決まれば日程を決めよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後お母さんとも話して、三日後に行くことになった。

 

 

そしてついに当日

 

何故か付き添いでみほ姉がいる

 

なんで??

 




みほまほは弟が大好きです。大好きが故にたまには暴走もします。お楽しみに。

野球メンバーに関してですが、どうかご意見をおきかせ下さい。

  • 全キャラオリキャラで作成
  • 他アニメとコラボにする
  • モブにして野球シーンを内容を薄めにする
  • 実在の野球選手をモデルにする

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