戦車道?いや僕男だし…   作:るるるる~しゅ

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アンケート、4月1日の夜10時頃まで取らせていただきます。

コラボ希望の方はどのアニメとコラボして欲しい等コメントに書いていただけると嬉しいです

その他誤字脱字等ありましたらご報告いただけますと幸いです。


さあ今回は黒森峰のお話です。病んでる子が増えていくぞー。 本編をどうぞ。


第5話

 

 

 

 

 

黒森峰は昨年10連覇を達成した。しかし、ルールの変更が無ければ負けていたのではないかとの声も上がっており、その練習は過酷なものになっていた。

 

 

まほ「集合!これより各車両のテストを行う!」

 

まほ「移動しながらの装填 砲撃!装填出来る弾は3発まで!被弾して走行不能になればそこで終了だ!」

 

まほ「1対6の状況で、如何に被弾せず相手のフラッグ車を倒せるか!出来るまでやるぞ!」

 

黒森生「隊長!それはあまりにも…その…無謀かと…」

 

まほ「無謀か…みほ!エリカ!…出来るな??」

 

みほ「はい、その程度なら出来ます。」

 

エリカ「はい!6両程度ならば同じく。」

 

まほ「ならば手本を見せてやれ。お前達も目の前で2チームも完遂できて出来ないとは言うまい。」

 

まほ「そしてみほ、エリカ。出来ると言ったな?ならばお前達は1対10だ。」

 

みほ エリカ「はい!!」

 

 

 

みほチーム

 

 

 

みほ「やることは簡単です。敵は間違いなくフラッグ車を守るように陣形をとっています。恐らく3両程で守っているはずです。残りの車両は殲滅しに来るでしょう。」

 

みほ「なら話は簡単です。殲滅しに来た6両を背負って相手陣地に攻め込みます。」

 

操縦手「それはいくらなんでも被弾するんじゃ…」

 

みほ「私が指示を出します。ただし私も、皆さんも…神経が焼ききれる程の集中力が必要です。1人でも気が緩めば被弾します。…出来ますか?」

 

砲撃手「やります。1ミリも逸らしません。」

 

操縦手「…信じます。」

 

装填手「任せてください。」

 

 

 

 

みほ「では行きます。パンツァーフォー!」

 

 

 

みほ「早速攻めてきました。予想通り6両ですね…

まずは全力前進!焼ききれる寸前まで飛ばしてください!!」

 

操縦手「了解しました!!!!」

 

 

みほ「10メートル先で急停止!停止後前方に砲撃してください!!砲撃後即座に左前方に全力前進!!!!!」

 

敵車長「ちょっと!!土煙で何も見えない!!!とにかく数で攻めれば勝てるのよ!!全車両砲撃!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6両での砲撃はみほ達の車両に当たることは無く

 

 

 

 

6両は抜き去られ

 

 

 

 

 

敵陣地まで全速力で突っ込んできた

 

 

 

 

その後ろに敵車両6両を引き連れて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラッグ車長「な、何あれ…何で6両で攻めて抜かれてるのよ!!」

 

みほ「いいですか、30メートル先で右前方に15メートル。その後左へ直角に10メートル前進。」

 

フラッグ車長「ちょ、ちょっと!!早く当てなさいって!囲んでるのよ!?なんで当たらないの!?もっと撃ちなさい!!!」

 

みほ「90°右に方向転換。1メートル前進後、砲撃。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き連れてきた6両の砲撃が

 

 

 

 

敵フラッグ車に全て命中した。

 

 

 

 

更には守っていた3両の砲撃は

 

 

 

 

 

後ろの6両いた戦車のうち3両に命中

 

 

 

 

 

 

敵フラッグ車の砲撃は

 

 

 

 

 

みほ達車両の砲撃により撃ち落とされていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まほ「そこまで!みほチームの勝利!!」

 

 

 

 

みほ「頭回しすぎて頭痛いよ…」

 

砲撃手「最後の1発に神経使いすぎて…」

 

装填手「装填間に合って良かった…」

 

操縦手「目が回って気分悪い…」

 

 

 

まほ「確かに最近のトレーニングはハードだったが、ここまで強くなってるとは…」

 

みほ「これでも勝てる気がしないよ、麗々が指揮するプラウダには。」

 

まほ「そうか。みほは麗々の指揮を見てきたんだったな…しかしこれでも勝てないのか?どれ程の指揮なんだ…?」

 

みほ「こっちの動きを完全に見切って動いてくるから…勝つには向こうの動きを完全に力で上回るしかないと思う。」

 

まほ「ふむ…まあいい。次はエリカ!行けるか?」

 

エリカ「はい、いつでも。」

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「指示は一つだけよ。全部避けて一撃必殺。」

 

砲撃手「了ー解。」

 

装填手「任せて。」

 

操縦手「避けるのはいいけどちゃんと指示ちょうだいね?」

 

エリカ「任せなさい。」

 

 

 

まほ「それでは、始め!」

 

エリカ「突撃開始!突っ込むのよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

それはまさに西住流だった

 

撃てば必中、護りは硬く、進む姿は乱れなし

 

三発しかない制限の中で、偵察隊2両を二発で沈め

 

残りフラッグ車含め4両、被弾はするものの装甲にかする程度。

 

そしてフラッグ車に至近距離からのとどめの一撃

 

まさに突撃 一撃必殺。

 

一切の迷いなく、1度も止まることなく、前進のみ。

 

最高速度で駆け抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「負けてられないのよ。みほにもプラウダにも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「そうよね?麗々。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まほ「さあ、10両相手に2チームはやってのけたぞ。良かったな。お前達はたったの6両だ。出来ないとは言わせないぞ…??」

 

黒森生「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このテストに全チーム合格したのは、それから6時間後だったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まほ「全員集合!これで全チームクリアな訳だが…」

 

まほ「何だこの体たらくは。いいか、私達は10連覇を成し遂げた黒森峰だ!!」

 

まほ「負けは許されない。いいか、常勝軍団は私達黒森峰のみだ。巷ではサンダース、聖グロリアーナ、プラウダ等が強豪校と言われているが…」

 

まほ「私達から見れば強豪校などではない。強豪校とは実力が均衡しているからこそそう呼ばれるんだ。」

 

まほ「私達と今名前を上げた高校が実力が均衡しているか?いいやしていない。私達の足元にも及ばないっ!!」

 

まほ「世間に。そしてOB達に。10連覇出来たのはルールの変更があったからと言われているのは知っているな?」

 

まほ「ならば示すしかないだろう。完膚無きまでの勝利で!圧倒的強さで!!」

 

まほ「着いてこれないのならば辞めればいい。しかし着いてこれると言うのなら。必ず栄光を掴ませよう。」

 

まほ「それが私の。常勝黒森峰の隊長の役目だ!!」

 

 

 

 

 

 

この演説は、後に歴代最高の隊長の言葉として代々引き継がれていく。

 

 

常勝黒森峰。歴代最強チームの完成まで、そう時間はかからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「お姉ちゃん!凄かったよさっきの!」

 

エリカ「隊長!とてもかっこよかったですっ!!」

 

まほ「あぁ…寝ずに考えたからな…すごく眠い…風呂に入ったら仮眠をとるから、食事の時間に起こしてくれ…」

 

エリカ「わかりました!ゆっくり休んでください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「で?エリカさん。話って何かな?」

 

エリカ「分かってるでしょ?麗々の事よ。どうして私に麗々がプラウダにいること教えてくれなかったの?」

 

みほ「聞かれてないことを答える必要はあるのかな?」

 

エリカ「もういいわよ?さっき麗々から電話があってね、その時に教えて貰ったから。今度帰ってくるからデートしてくださいって言われちゃった。」

 

みほ「…へえ。で、それを私に言ってどうしたいの?」

 

エリカ「あら、てっきり私は麗々にちょっかい出さないで!とか言うと思ってたんだけど…」

 

みほ「勘違いしてる可哀想なエリカさんに教えてあげるね。麗々はあなたみたいな男勝りな女なんてタイプでもなんでもないよ?」

 

エリカ「負け犬の遠吠えね。大体あなたこそ姉のくせに弟のこと異性として好きなんておかしいんじゃないの?」

 

みほ「………」

 

エリカ「………」

 

 

エリカ「まぁいいわ、とにかく邪魔はしないでね。お姉さん??」

 

エリカ「私と麗々は相思相愛なんだから♪じゃあね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「やっぱり麗々には悪い虫が寄り付くなぁ…」

 

 

 

みほ「大丈夫だよ、麗々。悪い虫がこれ以上近づかないように私が助けてあげるから。」

 

 

 

でも、麗々は暴力やいじめなんかは嫌いだからね…

 

そのためにはやっぱり、麗々を私に屈服させて。

 

私無しでは生きられないようにしないとね。

 

そうすれば悪い虫も寄り付かない。

 

まずは、予定通り麗々の心を破壊しないとね…

 

その為にここまで強くなったんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛してるよ。全部壊れて、ボロボロになっても。

 

ボコみたいに。それ以上に愛してあげるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みほ「もう少しだけ待っててね。麗々。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「麗々…。早く会いたいな…。」

 

エリカ「本当だったら付き合って1年くらいになってたのにね…」

 

 

 

私が黒森峰中等部に入学して、初めて西住まほ 隊長を見た時。それこそ崇拝していた。今もだけどね。

 

 

 

何とか近づこうと必死に練習して、2年生でついに一軍にまで駆け上がった。

 

 

ある日に隊長の家で作戦会議をすることになった。

 

 

 

 

 

まほ「遠慮せず上がってくれ。」

 

エリカ「は、はい!お邪魔します。」

 

 

緊張するなって方が無理よね…憧れの人の家だもん…

 

 

 

まほ「あぁ、すまないが麗々。客人が来てるんだ、お茶を入れてくるから客間に案内してくれないか?」

 

麗々「ん?いいよお姉ちゃん。僕入れるからお姉ちゃん案内してあげてよ。知らない家に1人だと心細いだろうし。」

 

まほ「そうか?すまないな。なら頼む。」

 

麗々「はい、任されました。お姉ちゃんのお友達ですよね?どうぞゆっくりしていってくださいね!」

 

 

これが初めて麗々と会った日だった。

 

最初は気の利いたいい弟さん。程度だった。

 

 

 

それから数日経ってから、隊長から

 

まほ「すまないエリカ。弟からこれをエリカに渡してくれと頼まれてな…」

 

受け取ったのはラブレターだった。

 

内容はシンプルで 一目惚れしました。お友達からでいいのでよろしくお願いします だった。

 

その下に連絡先が書いてあり、その横に小さく

 

そちらさえ良ければ連絡いただけると嬉しいですと書かれてあった。

 

ラブレターにしては丁寧すぎたのと、姉にラブレターを預ける人がいるんだなと考えてしまったらつい吹き出してしまった。

 

それから連絡を取るようになって、相談にも乗ってくれて。気づいたら私も好きになってた。

 

デートも回数を重ねて、

 

気づけば私は高校入学を控えていた。

 

そして直接告白された。

 

麗々「エリカさん。好きです、付き合ってください。」

 

そしてめでたく付き合うことになった

 

 

はずだったのに。

 

 

麗々「ごめんなさいエリカさん。そうですよね、戦車道で忙しいのに。僕と付き合ってる時間なんてないですよね。お姉ちゃんに言われてから気づくなんて、僕舞い上がりすぎてました。」

 

エリカ「え…?どうしたの?そんなの気にしてないわよ…?」

 

麗々「エリカさん。高校卒業して、それでも好きでいてくれるのなら、その時にもう一度告白しにいきます。なので戦車道に専念してください!あ、でもたまにはデートしてくれたら嬉しいです…」

 

 

 

 

 

 

 

全部みほの仕業だった。

 

 

 

ふざけるな。

 

人の恋路を邪魔するなんてありえない。

 

まだこの時は、大事な弟くらいにしか感じてなかったはず。

 

それでもここまでやるくらいには麗々の事好きだったんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

でもね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「麗々は私のモノだから。あげないわよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道で結果さえ残せば。待たなくていいわよね??

 

だから…ごめんね麗々。

 

 

 

 

全力でプラウダと、貴方の戦略。潰してあげる。

 




ちょっと長すぎましたかね…

ヤンデレ書くのは楽しいです。

野球メンバーに関してですが、どうかご意見をおきかせ下さい。

  • 全キャラオリキャラで作成
  • 他アニメとコラボにする
  • モブにして野球シーンを内容を薄めにする
  • 実在の野球選手をモデルにする

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