ヤンデレとメンヘラの違いをご存知ですか?
自分を傷つけるのがメンヘラ。相手を傷つけるのがヤンデレです。
自分が読みたくなる内容を書いていってますので、苦手な方もいらっしゃると思いますが、それでも宜しければ本編をどうぞ!
監督に練習試合の相手を探してくれと言われて、色々と声をかけてみたけど…
麗々「ダメだ、どこも断られる…」
すると着信が入った
麗々「はい、もしもし。」
みほ「もしもし?麗々元気?」
麗々「なんだみほ姉か、元気だよ。」
みほ「なんだとは何よ。それよりも練習試合の相手探してるんだって?」
麗々「そうなんだけど全然見つからなくて…」
みほ「うちの野球部に頼んでみようか?」
麗々「いいの?」
みほ「でも条件があるよ?」
カチューシャ「で?その条件が私達と練習試合をすることねえ…。」
麗々「はい、でもライバルですし、無理して引き受けて貰わなくても…」
カチューシャ「いや、試合するのはいいのよ。貴方をどうしようかと思ってね…」
ノンナ「そうですね、出来れば秘密兵器は使いたくないですから。」
秘密兵器って言い方はちょっとむず痒いなぁ…
カチューシャ「決めたわ、貴方は参加しない。それと試合形式はフラッグ戦。これで良ければ受けてあげる!」
麗々「わかりました。確認してきます!すみません野球部のために無理言って…」
カチューシャ「そのかわりしっかり糧にしなさい!」
麗々「カチューシャさん、ノンナさん。お待たせしました、その条件で大丈夫だそうです。」
カチューシャ「あら、もっと駄々こねるかと思ってたけど。」
麗々「そのかわりこっちに条件を出してきました。僕がキャッチャー出場しない。出る場合はファーストのみだそうです。」
カチューシャ「……そう。どう思うノンナ。」
ノンナ「分かりません。が、麗々、ファーストと言うのは守備機会の頻度はどれくらいですか?」
麗々「頻度…ですか。そうですね…守備面はともかく、ボールに触れるのは投手とキャッチャーについで多いですね。ファーストにボールは送球されることが多いですから。」
ノンナ「……わかりました。」
麗々「では、監督とチームメイトに試合の件伝えてきます。」
カチューシャ「ノンナ。嫌な予感がするわ。」
ノンナ「はい。私もです。」
カチューシャ「クラーラ、いる?」
クラーラ「はい、こちらに。」
カチューシャ「少し頼みがあるわ。」
クラーラ「了解しました。」
麗々「と、言うわけで黒森峰が練習試合を引き受けてくれました。」
アルベルト「サンキュー、西住くん。」
アルベルト「西住くん。監督からのアドバイスデース。」
アルベルト「ファーストはクロスプレイが多いデース。くれぐれも注意して下サーイ?貴方は我がチームの司令塔ですカラ。」
秋瀬「……ファーストのみねぇ…。」
秋瀬「三郎くん。中学時代キャッチャーもしてたよね?」
三郎「うん。どちらかと言えば外野よりキャッチャー多めだったから大丈夫だよ。」
秋瀬「麗々。試合はいつ?」
麗々「一週間後だよ。」
秋瀬「分かった。三郎くん、プルペンへいこう。」
三郎「了解、まさか東北の魔術師の球を受けるなんて予想もしてなかったよ。」
秋瀬「……嫌な予感がする。」
その頃黒森峰
まほ「いいかみんな。一週間後のプラウダ戦、練習といえど負けは許されない。気を抜くなよ!」
黒森峰野球部
主将「いいか!あの秋瀬と、西住。更には林三兄弟のいるチームとの練習試合だ!残念だが今回西住はファーストでの出場らしい!」
主将「こんな機会は滅多にない!盗めるだけ技術、戦略を糧にしよう!」
部員「はい!!」
部員1「………」
そして一週間後。黒森峰での戦車道、野球部の試合が行われた。
カチューシャ「今日はよろしくね!マホーシャ!」
まほ「あぁ、胸を借りるつもりでかかってこい。」
ノンナ「……いいえ。そちらこそ胸を借りるつもりでどうぞかかってきてください。」
みほ「……麗々はいないんですか?」
カチューシャ「ええ、麗々はこの試合のあとすぐ野球部の試合だし、わざわざこちらの手の内晒したくもないしね?」
みほ「ふーん。後悔しても知りませんから。」
ノンナ「……麗々が居ない事をハンデと捉えてもらってもいいですよ?」
麗々が居ないのは予想外。だけどまぁ、随分プラウダに馴染んでるみたいだね麗々。盗聴器で大体分かってたけど。
腹ただしい。誰の許可を得て下の名前で呼んでるの?
まぁいいよ。そのかわりその貴女達のプライドと誇り。
粉々にしてあげるから!
戦車道試合前
麗々「カチューシャさん、ノンナさん。姉さん達に会ってきました。それで伝えたいことが。」
カチューシャ「?何かしら、大事なこと?」
麗々「はい、姉さん達は圧倒的勝利をあげようとしています。間違いなく、全車両で突貫してきます。作戦内容も個々での力量に任せると思います。」
ノンナ「それで?私たちに何をしろと?」
麗々「それはですね…」
カチューシャ「…なるほどね。」
ノンナ「…麗々が私達のチームメイトで良かったです。絶対に相手にしたくない…。」
麗々「ノンナさんそれ褒めてます…?」
試合は6両同士のフラッグ戦で開始した。
まほ「………麗々か、この作戦を考えたのは…っ」
エリカ「ありえないでしょこんな作戦!!!!」
みほ「……本当に麗々のせいで全部狂う!!!!」
作戦内容はこうだ。
フラッグ車を囲むように6両固まり、敵フラッグ車への突貫。
黒森峰は1両づつバラバラにバラけていた。
さらに試合前麗々はこう伝えた。
敵フラッグは間違いなく、エリカの戦車だと。
そして、間違いなく守りには入らずにこちらのフラッグ車を狙ってくると。
そしてまさにその通りになった。
周りからしてみれば、黒森峰のフラッグ車1両が、相手の6両の塊に突っ込んで行っているようにしか見えない。
さらにプラウダは開幕早々周りの地面に向かって無造作に弾を打ちまくった。
その砲声でエリカは突貫してくる。
勿論他の車両も周りから突貫。
本当ならプラウダを囲めていたが、地面に総数20発の弾を撃ちまくっており、地形がめちゃくちゃ。
つまるところ援護に行く事が出来なかった。
黒森峰のフラッグ車はなす術もなく、6両からの砲弾の雨を食らった。
勝者、プラウダ!!
ノンナ「本当に麗々の言う通りでしたね。」
カチューシャ「ええ、それにしてもこんなのじゃ張り合いも無いわ。時間の無駄よ。黒森峰、連携も何もありゃしない。今なら聖グロやサンダースの方が間違いなく強いわね。」
まほ「……やはり、こうなるのか…チームとして動かなければ、このような状況の時に何も出来ないのはわかっていた。…みほに指揮を取らせるのはやはり早かったな。」
みほ「なんで…なんで…どうして…?これ以外の方法でどうやって麗々に勝てるっていうの…?」
エリカ「この作戦自体は悪いとは思わないわ。だけどね。いくらうちの個々の力が格段に上がったとはいえ、戦車道はチーム戦よ」
エリカ「それも相手はプラウダ。昨年ルールの変更がなければ負けていた相手よ?相手を舐めすぎてたのよ貴女は。」
エリカ「麗々の作戦麗々の行動って。貴女の目には麗々しか見えてない。馬鹿馬鹿しい。」
みほ「…うるさい。麗々なら間違いなく守り勝つ試合運びをするはずだったの!!なんで攻めてくるの!?絶対何か不正でも」
まほ「いい加減にしろみほ!!!!!」
まほがみほに平手打ちをした。
周りの黒森峰生は皆下を向いている。
まほ「確かに麗々は凄い、よく分かっている!!」
まほ「だからこそ臨機応変に動ける作戦にするべきだと何故分からない!!それだけならまだしも、負けた理由を不正だと言うのか!!」
まほ「もういい。お前に期待した私が馬鹿だった。二度とお前に作戦も考えさせん。チームの指揮もさせない。」
みほ「ごめんなさい…っ!ごめんなさい皆さん…ごめんなさい…っ!!」
まほ「…分かればいい。さあ、顔を洗ってこい。せっかくの美人が台無しだ。」
みほ「…うん。」
恥ずかしい…思いっきり泣いちゃった。そうだね…麗々にはどうやっても作戦では勝てないんだ。これで勝ててればやる必要は無かったけど…
みほ「………もしもし、うん。作戦通りにやってね?じゃないとバラしちゃうから。」
上手くやってよ?まあバレても私の名前は出さないだろうけど。
その頃黒森峰のグラウンド
秋瀬「麗々、戦車道はうちが勝ったらしいよ!」
麗々「おお、流石カチューシャさん。俺達も負けてられないな…」
試合開始から1時間が経過した
現在6回の表
黒森峰 0-12 プラウダ
黒森主将「いやぁ…強すぎるって…」
試合は一方的。打線は3.4.5番の林三兄弟で8打点。
投げては秋瀬が5回までパーフェクトピッチング。
麗々「僕何もしてないんだけど…」
一郎「何言ってんの、ヒット3本打っといて。」
麗々「いやそうだけどさぁ…」
やっぱりキャッチャーで守りたいなぁ…
秋瀬「さ、6回もきっちり抑えよう!!」
まぁでも、これなら夏の大会も間違いなく順調に勝ち進めそうかな?
麗々「ぐぅぅっ…!!?足が…っ足が!!?痛い痛い痛いっっ!!!!?」
秋瀬「麗々!!大丈夫か!?おい!!」
アルベルト「担架はまだデスカ!?急いで下サーイ!!!!」
秋瀬「くそっ…嫌な予感はしてたけど…っ」
部員1が打った打球は平凡なサードゴロだった。
しかしボテボテの打球でアウトかセーフかは微妙なタイミングだった。
こういう場合ファーストは、脚と腕を限界ギリギリまで伸ばして、1番遠い場所で捕球をする。
その脚目掛けて、部員1はヘッドスライディング。
そしてベースについている麗々の足を思いっきり捻った。
土煙が巻き上がりその瞬間は誰も見えなかった。
だからこそ不慮の事故。誰もがそう思った。
黒森主将「部員1、大丈夫か?」
部員1「はい、僕は何ともないです…」
黒森主将「そうか…相手さんには悪いが、事故だ。あまり気に病むなよ…。」
クラーラ「それはそれは良かったですね…?貴方に怪我が無くて。」
クラーラ「まあそうですよね、初めから事故が起きると知っていて、怪我する馬鹿はいませんから。」
黒森主将「…おい誰かは知らないが、事故が起きると知っていただと?そんなわけないだろう!!」
クラーラ「なら試合を録画していたこのビデオでも見てみましょうか??」
部員1「…そ、そんなの見る必要なんて無いでしょう。誰が見ても事故じゃないですか!」
クラーラ「少し黙って貰えませんか?これでも怒りを抑えるのには苦労してるんです。」
部員1「…っ。」
そして映像には
部員1が麗々の足首を無理矢理捻っているシーンが確認された。
黒森主将「なんでこんなことをした…?」
部員1「た、頼まれたんです…」
秋瀬「誰にだ!!!」
部員1「ひっ…それは言えません…!!言うと僕の人生が…っうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
秋瀬「話を聴ける状態じゃないね…くそっ!!!」
みほ「……ふふっ。」
麗々は直ぐに医務室に運ばれ治療を受けた。
戦車道等でけが人の多い黒森峰には普通の病院と変わらない程の施設がある。
その待合室にカチューシャ達はいる。
カチューシャ「嫌な予感が当たっちゃったわね…」
ノンナ「……はい。クラーラ、麗々の状態は?」
クラーラ「……完全に右足首が折れています。さらに倒れた拍子に右膝も…さらに右足首に関しては完全に反対を向いていて…全治6ヶ月。野球に復帰できるかは五分五分だそうです。」
カチューシャ「ノンナ。気持ちは分かるけどダメよ。クラーラも。」
ノンナ「ですが、同じ目に合わせてやらないと気が収まりません。」
クラーラ「…私もです。」
カチューシャ「…今私達がやらなきゃ行けないことは麗々の心のケアよ。そんなことに使ってる時間はないわ。」
ノンナ「……麗々の様子を見てきますね。」
カチューシャ様も悔しいはずです…
クラーラも、そして私も…
ノンナ「………」ガンッ!!!ガンッ!!!
壁を幾ら殴っても、痛いのは私の手だけ。
麗々を痛めつけた男に傷が入る訳でもなければ、麗々の傷を肩代わりできる訳でもない。
麗々の病室に入る。
麗々「あ、ノンナさん。」
ノンナ「麗々!!起きたのですね。直ぐにカチューシャ様達を呼んできます。」
麗々「待って、ノンナさん…」
ノンナ「……どうしました?」
麗々「右足の感覚が無いんだけど…これ麻酔のせいですよね…?」
ノンナ「…麻酔は…3時間前に切れています…。」
そう。麗々は痛みで意識を失い、ほぼ1日眠っていた。
そして麻酔は必要ないという判断になった。
ノンナ「麗々、落ち着いて聞きなさい。」
麗々「まってよ、なんで動かないの…?」
ノンナ「麗々、落ち着きなさい…」
麗々「ねえなんで…動けって…!!動けよ!!」
ノンナ「麗々っ!!」
私は思わず麗々を抱き締めた。
麗々は涙を流しながら抱き締め返してくる。
麗々「なん…でっ…僕が…こんな…目にっ!!僕が…な…何したって言うんだ…っ!!」
嗚咽混じりに…気持ちを吐き出す。
抱きしめた体を離し、麗々に語りかける。
ノンナ「よく聞きなさい。歩けるようになるまで6ヶ月。走れるようになるまで1年半。野球が出来るようになるまで2年です。」
ノンナ「ただし、3ヶ月以内に足の感覚が戻れば、の話です。そこは運に頼るほかありません。」
麗々「………」
ノンナ「……今はゆっくりと休みなさい。私はカチューシャ様達に報告を…」
麗々に腕を掴まれる。
麗々「…行かないでください…見捨てないでください…1人に…しないでください…」
そう泣きながら…作り笑いをして私に言った。
私はこの表情を知っている。心が壊れる寸前の顔だ。この手を振り払えば、麗々は完全に壊れるだろう。
だから私は
その手を取り、抱き寄せた。
ノンナ「……仕方ないですね。眠るまでそばに居ますのでゆっくり休んでください。」
麗々「…ありがとうございます…ノンナさん…」
1人プラウダに来て、姉妹とは敵同士。野球部のメンバーとも今は関わりたくないだろう。
ノンナ「……大丈夫ですよ。」
麗々「…はい。」
麗々「すみません、抱き着いてしまって。」
ノンナ「気にしてません。」
麗々「…嫌いになりましたか…?ノンナさんに嫌われたくないですよ…?」
なんて顔してるのですか、麗々。
そんな悲しそうな顔…
ノンナ「嫌いになんかなりませんよ…?だからいまはおやすみなさい。」
麗々「……はい。」
寂しいのだろう。無意識に手を握ってきた。
その手を握り返してあげる。
ようやく眠った麗々の頭を撫でる
ノンナ「さっきの表情。心の弱さ。カチューシャ様とクラーラ以外に見せてはいけませんよ…?」
そう言えば麗々は黒森峰の逸見エリカと付き合っている
と言う話を良く聞きますが
少し違います。
付き合っていて、いまは別れています。
高校を卒業したらまた復縁するそうですが…
すみません、逸見エリカ。
復縁なんてさせません。
麗々の心から貴女を消してみせましょう。
また1人。病んでしまいました。
果たして麗々くん。この先どうなるのでしょうか…?
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