鬼子の剣士は夜明けを望む   作:安代圭

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第15話 見舞い

 ────風柱地区ニテ、下弦ノ陸討伐隊、任務完了後、上弦ノ参ト接敵。部隊壊滅。生存者一名、東出明、重傷。

 

 聞いた瞬間に、真菰の手足から血の気が引いた。周囲の喧騒が、一気に遠のく。

「……明の場所、わかる?」

 腕に止まる鴉が一声鳴いて答えた。

「──今すぐ、案内して」

 

 

 鴉を追って走り続けて、辿り着いたのは小さな家だった。戸や表札や郵便受けを見ても、藤の花の家紋はない。

 普通、怪我をした隊士は藤の花の家紋の家で療養する。真菰も、同地区の同僚達も何度もお世話になっている。重傷ならばまず間違いなく藤の花の家紋の家か医療施設に運ばれるはずなのに、なぜ、このような隊士用の居宅に案内されたのか。

 不審に思って鎹鴉を見上げたが、鴉はココダと言って嘴を閉じる。

 逡巡ののち、息を詰めて、真菰は戸を叩いた。

 ──はい、と中から女性の声がした。軽い足音が聞こえる。がらりと戸が開いて、真菰より二、三歳ほど年上の少女が顔を出した。

「東出さんが療養しているのは、ここですか」

 息切れをしているわけでもないのに、尋ねた声が上擦った。

 少女は隊服も隠の制服も着ていないが、匂いから推測するに、隊士なのだろう。少し顔色が悪い。

「はい。……貴方は?」

 開いた戸の向こうから、微かに明の匂いが漂った。以前よりも更に鬼に近くなっているが、間違いなく明の匂いだ。

「私は…………あの人の、最終選別の同期です」

 歯切れ悪く答えると、少女は何かに気付いたように表情を和らげた。

「もしかして、真菰さん?」

「……はい」

 明の同僚らしいと推測すると同時に、あの事を話したのだろうかという不安が襲った。

「見舞いに来てくれてありがとう。ここに配属されるまで、よくしてくれていたと明から聞きました」

 家に上がるように促され、真菰はおずおずと草履を脱いだ。

「言い遅れました。私は篠原小夜と言います。

 ──明は奥に寝かせています。まだ意識が戻ってないから、顔を見るだけになるかもしれない」

 小夜の後をついて畳の間を歩く。他人の家特有の、嗅ぎ慣れぬ匂いが鼻をくすぐる。

「お医者様が、つい先ほど帰ったばかりでね。命に別状はないけど、骨折が酷いからしばらく安静にさせておくしかないって」

 小夜が襖を開いた。小夜の背の向こう、薄暗い部屋の中に、布団に横たわる明の姿が見えた。彼女の(めずら)かな白髪が枕に散っている。その隣に、黒い塊が(うずくま)っていた。

 ──あれはたしか、明の鎹鴉の。

 真菰が部屋に足を踏み入れた瞬間、鴉が首をもたげて羽を逆立てた。

「刀ヲ置ケ!」

 抑えられた低い声が真菰の耳を打つ。

 その瞬間、足がすくんだ。

 心臓が掴まれたように痛い。──あの日の手の感触が鮮明に甦る。明の肩を切り裂いた一刀。

 びくりと腕が跳ねた。

 この子を斬りつけた自分に、見舞う資格があるのか?

 足が鉛のように重い。

 立ち止まった真菰を、小夜が振り返った。

「──ああ、忘れてた」

 居間の一角を指す。

「晴彦、帯刀したまま近づくのを許してくれなくて。面倒だけど、そこに刀を置いておいてくれないかな」

「……はい」

 唇を噛んで、真菰はベルトから刀を引き抜く。ずっしりと重く感じられる刀を、畳の上に置いた。

 ──あの鴉は、きっと覚えているのだ。

 罪悪感でどうにかなってしまいそうだった。

「晴彦──明の鎹鴉、帰ってからずっと、明の傍から離れないんだ。私も刀を外すのを忘れていたら、同じように怒られてしまって」

 小夜は襖の脇に立ったまま、俯いていた。

「それだけ、心配なんだろうね。明は強いから──こんな大怪我は初めてだろうから」

 着物の袖を握りしめた手に、白く筋が浮いている。こめられた力の強さから、小夜もまた明の容態をひどく不安に思っているのだと察せられた。

 足音を忍ばせて布団に近づき、今度こそ明の傍らに膝をつく。

 乾いた唇から、呼吸の音が漏れて聞こえた。

 ──生きている。

 それだけで、鎹鴉の報を聞いてから強張っていた肺の奥が(ほど)けていくのを感じた。

 傷口から生々しい血の匂いが香るのに、包帯には赤い染み一つついていない。呼吸で止血しているのだ。

 聞こえる寝息は常中のもの。体に負担がかかるそれを満身創痍で昏倒したまま続けられているのは、たゆまぬ鍛錬のおかげだろう。だから彼女は生き永らえることができたのだ。そうでなければ死んでいてもおかしくない。

「医院に運ばれたときには、血は止まってて骨の位置も戻ってたんだって。だから、骨折の処置だけしてここに」

 真菰の心を読んだかのような言葉に、驚いて顔を上げた。

「甲の隊士って、凄いんだね。私にはとてもできない」

 小夜は血の気の無い明の顔を見下ろしていた。

「……こんなに強い明が、ぼろぼろにされちゃうのが、上弦の鬼なんだね」

 明の顔にかかる髪を梳いて除いた指先が震えていた。

「……帰ってきてくれて、本当に、良かった…………」

 小夜の俯いた唇から、湿ったか細い声が漏れる。

 ぼたり、と布団に水滴が落ちて染みを作った。

「……だめだよね、私。……みんな、死んじゃったのに。一緒に稽古した隊士達、明以外、全員。……それなのに、私、……明が生きて帰ってきてくれて、良かったって、そればっかりで」

 潤んだ眼が真菰を見つめ、すぐに伏せられる。

「……ごめんなさい。せっかく来てくれたのに、こんなところを見せてしまって」

「いいえ。……私も、明が重傷だって聞いて、怖かったから…………」

 小夜の言葉は、痛いほどによくわかった。

 命懸けのこの仕事で、死地から生きて帰ってきてくれる事がどれほど嬉しいことか。

 物心つく前に鱗滝先生に拾われたため、真菰は鬼に殺されたという肉親のことを覚えていない。けれども、最終選別で(ことごと)兄弟子(あにでし)達を失った。鬼に親族や友人を殺されることの痛みと恐怖なら、知りすぎるほどに知っている。

 ひとしきり明の寝顔を見守り、安堵と共に部屋を後にした。水柱の地区は遠かっただろうとお茶を勧めた小夜に甘えて、居間に腰を下ろす。間もなく、急須と湯呑みを盆にのせた小夜が台所から戻ってきた。

 熱いお茶の注がれた湯呑みを手渡され、両手で包む。かじかんでいた指先がじんわりと温まって心地よい。

 ゆっくりと茶を啜る。

 ふと、ここにきて最初に抱いた疑問を思い出した。

「……どうして、藤の家紋の家ではなく、ここに?」

 聞いた瞬間、小夜は顔を歪めた。

「鬼の被害者に自分の世話はさせられない、って」

 抑えきれない苛立ちと悲痛を(あらわ)に、小夜は続ける。

「隠に救助された時、明がそう言ったんだって。

 なんで、明が恐れられなきゃならないんだろう。──こんなに、優しい人なのに」

 罪悪感が胸を刺した。自分も、明を鬼と間違えた人間だ。

 それと同時に、先ほどの言葉に得心がいった。おそらく、明はこの地域でも冷遇されがちだったのだろう。そして、ここに運んだ隠たちは殉職した他の隊士達と縁深かったはずだ。彼らを前に、小夜は明の生還を素直に喜ぶことができなかったのではないか。

 だから、明の友人として来た私を前にして、ようやくこの人は泣いたのだろう。泣けた、と言うべきかもしれない。

「そういうわけで、私がここで隠の人と交代で看病することになっているんだ。といっても、隊士として仕事もあるから、隠の人に任せることが多くなるかもしれないけど」

 小夜の言葉を聞くほどに息苦しさが増した。

「今日は来てくれてありがとう。真菰さんが来てくれたと知ったら、明も喜ぶだろうな」

 ──違う。私は、明の友達だなんて言える立ち場じゃない。明を傷つけた側の人間だ。

「もし、伝言があれば起きたときに伝えるけど、ある?」

 小夜からの純粋な好意と信頼の匂いが痛い。

 明は、刃傷沙汰のことを言わず、ただの友人として真菰の事を話していたのだろう。

「……療養に専念して、早くよくなってほしい、と。生きて帰ってきてくれて嬉しいと、伝えてください」

 乾いた喉から、どうにか言葉を出す。軽くうなずいて了承した小夜の顔をまともに見れない。

「では、私はこれで。夜までには戻らなければならないので」

 飲み干した湯呑みを置き、刀を手に立ち上がる。もう少し休むように言う小夜の言葉を振り切って、真菰は逃げるようにして明の家を後にした。

 

 

 

 首筋に温もりを感じる。

 薄目を開ける。見慣れた天井だ。外から差す光が黄色い。夕方だろうか。

 ──任務。

 寝過ごしたか、という焦りのままに身を起こしかけ、全身に走った痛みに息を詰まらせた。

 ──傷?

 即座に体中の神経に集中して状態を把握する。尋常ではない量の傷だった。まともに動くことすらままならないほどの裂傷と骨折。

 天井の一点を見据えて、今に至るまでの記憶を辿る。十二鬼月討伐の記憶を思い出した途端、明の心臓が乱れ飛んだ。

 隊士達の断末魔の声が甦る。

 ──みんな、死んだ。

 野沢さんも、小野塚さんも。菊池さん、外山さん、朝倉さん、高木さんも────みんな、全員。あの場にいた、明によくしてくれていた隊士達全てが。

 心臓が痛い。

 ──私のせいだ。

 私が、足止めできなかったから。彼らが逃げる時間を稼げなかったから、全員、死んだ。

 ──鬼子の自分だけが、生き残ってしまった。

 喪失感と共に息を吐く。何が、(きのえ)。何が、先達。──自分は、何も守れなかった。

 歯を食いしばり、目を強く瞑る。

 頬をくすぐる羽毛が揺れた。

 はっとして、明は横に視線をやった。黒い羽毛。明の枕元にいるのは、鎹鴉の晴彦だ。この羽の光沢、嘴の形も、見間違えるはずがない。晴彦は明の枕のすぐ横に伏せて眠っていた。

 ──何故。

 晴彦は、明に近付くことを厭っていたはずだ。触れるたびに怯えたように身を硬くした。それなのに、なぜ、ここで眠っている?

 人間よりも高い鴉の体温が、明の首筋に温もりを与えてくれていた。

 その温かさと柔らかさが、明の胸を抉った。乱れそうになる息を必死で抑え込む。

 襖の向こうから、人の歩く音が聞こえた。

「────小夜?」

 声を出すと、傷に響いた。

 あまり大きな声は出せなかったが、聞こえたのだろう。ばたばたという足音の直後、勢いよく襖が開かれる。

「明──」

 零れ落ちそうなほどに見開かれた小夜の瞳。枕元に駆け寄った小夜の息は、乱れに乱れていた。

「……怪我、どう? 痛む?」

「多少は。でも、問題ない」

 声を震わせている小夜を安心させようと、明は微笑んだ。

「心配をかけて、すまなかった。しばらく、迷惑をかける」

「迷惑、だなんて──そんなこと、」

 小夜は明の体で唯一無事な左腕を掴む。皮肉にも、使い物にならない左の腕だけは折られていなかった。

 小夜の体越しに、傍らに置かれていた布の塊が目に入った。いつも身に着けていた群青。

 明の視線に気が付いた小夜が目を伏せた。

「洗ってはみたんだけど…………損傷と血の染みが酷くて、直せそうになくて」

「……それは、仕方がない」

 上弦の参との戦闘で、派手に破れていた記憶があった。

 煉獄家との唯一の繋がりとして持ち続けたそれが損なわれたのが、断絶がつきつけられたかのようで苦い味がした。

「医者は、全治までどれほどかかると言っていた?」

「呼吸を扱う甲の隊士として見積もっても、二か月はかかると」

「長いな」

 明は眉根を寄せた。今まで、多少深い傷を負っても数日で復帰できていたものだが。体感としてはもっと短く済みそうな気もするが、医者の言葉を侮るべきではないだろう。

「晴彦は……」

 傍らの鴉に目をやる。

「ここに運ばれてから、ずっと傍にいたよ。心配しているみたいで」

 もともとは明の監視としてつけられただろうに、これほどに親身になってくれるとは。気苦労をかけて申し訳ないなと、明は深く息をついた。

「──真菰さんが、見舞いに来てくれたんだ。明が目を覚ます前に帰ってしまったけど。『生きて帰ってきてくれて嬉しい。療養に専念して、早くよくなってほしい』、だって。……明が無事だったこと、とても喜んでいた」

「──真菰が?」

 明は目を見開いた。

 あの時から、真菰とはろくに話せていない。もう、縁が切れてしまったものとばかり思っていたのに。

「おなか、減ってるでしょ? そろそろご飯を炊こうと思ってたから、少し待っててね」

 立ち上がって部屋を出た小夜を見送る。

 自分の生還を喜んでくれる人が思いのほか多くいたらしいことに、胸が迫った。

 ──しかし、大多数の人は、自分のことを良い目では見ないだろう。

 一人になって、ようやく冷静な思考が働き始める。

 上弦の鬼と遭遇して、鬼子の自分だけが生き残った。

 その理由が何であったとしても、この状況で、自分がどのような目で見られるかは火を見るよりも明らかだ。

 ──鬼殺隊は、私にどれほどの利用価値を見出しているのか。

 最悪の場合は、内通者として斬首されるだろう。

 もし上が私を無実だと認識していたとしても、一般隊士から向けられる疑念は晴らしようがない。

 いつの間に起きていたのか、晴彦は眠たげに明の顔を覗き込んでいた。

「晴彦、ありがとう。隠を連れてきたのは君だったね。……触れても?」

 耳元に小さな鳴き声が聞こえた。

 横を向き、黒く艶やかな羽に顔を埋める。

 晴彦からは太陽のような匂いがした。

 鴉は太陽と結び付けられがちだったなと、ぼんやりと思い出した。導きの神である八咫烏は、太陽の化身とされている。夜を駆ける鬼殺隊の導き手として、これほどに心強い相棒はいない。──自分が、この鴉の相棒として相応しいとは思えなかった。

 溢れそうになる涙を、呼吸を使って無理にとどめる。

 自分に、泣く権利はない。

「起きて早々、悪いけど……真菰に、伝えてほしいことがある────」

 

 

 風柱が明の家を訪れたのは、その二日後のことだった。

 目的は報告書の作成と遭遇した上弦の情報の聴取。処刑のためではないらしいと、ひとまずの安堵と共に家に迎えた。

 風柱の伊藤清繁とは何度か彼の邸宅で会っている。

 隊士としては非常に珍しい、おそらくは三十代あたりの壮年の男性だ。養父の槇寿郎に近い年齢のようだった。

 小夜の技術について相談したときは快く話を聞きいてくれ、柱として忙しい身なのですぐに動くのは難しいが、具体的な企画書を書いてくれたなら必ず目を通すと約束してくれていた。

「……久しいな。東出隊士」

「ご無沙汰しておりました。布団の上から申し上げる無礼を、お許しください」

 小夜の腕に支えられたまま、明は頭を下げた。

 久々に見る風柱の顔は、少しばかりやつれていた。

 この地区の隊士の三割弱が殉職したのだ。地区の長として忙しかったのだろう。

「ゆっくりで構わない。……起きたことを、詳細に話しなさい」

 伊藤に促され、明は口を開いた。

 多少話を前後させながら、下弦の陸と討伐と帰還中に遭遇した上弦の参について、思い出せる限りのことを話す。

「……それが事実なら、お前は隊士を喰らう鬼と談笑していたことになるが」

「必要だと思いましたので」

 伊藤の鋭い視線を真っ向から浴びて、明は毅然として返した。

「談笑というほど和やかではありませんでしたが。無為に死ぬよりは、情報を持ち帰るべきだろうと判断いたしました」

 傍らの小夜が、威圧感を増大させた風柱を前に恐縮しているのがわかった。

「……君の話が、真実ならな」

 さらさらと筆を動かしながら、伊藤は口の中でつぶやく。

 伊藤の目元には隈が浮いていた。しばらく寝れていないのか。

「────(まこと)は」

 不意に、伊藤が口を開いた。

「どのような最期だった」

 一瞬、誰のことを言われているのかわからなかった。一拍おいて、野沢隊士の名前だと思い出す。野沢誠。それが、風柱の継子の姓名だった。

 ──どうして、思い至らなかった。

 明は自分をなじる。

 継子であったなら、風柱の愛弟子として長く時間を共にしていたのだろう。その弟子が死に、鬼子である自分だけが生き残った。何も思わないはずがない。

「……野沢隊士は、最期まで、隊士の生還のために尽力してくださいました。最期を見ることは叶いませんでしたが、野沢隊士の声は聞こえておりました。……果敢に、上弦の参に立ち向かっておられました」

 彼の魂に黙祷を捧げるように、伊藤は俯いて目を閉じた。

「……誠は、隊士として立派に散ったんだな」

 声に滲んだのは悔いだろうか。

 用を終えて立ち上がろうとした伊藤を引き留めるように、明は声を上げた。

「一つ、お願いがございます」

 何事かと明を見下ろした伊藤の目を見据え、言葉を続ける。

「人員が補充され、この地区の運営に余裕ができてからで構いません。この傷が完治した暁には、私に五日の(いとま)をください。私の非番を減らし、前後の期間で他の隊士の分も警邏を行うことで、その分の埋め合わせを致します」

 私がするべきは、命乞いなどではなく、あくまで隊士としての未来を見据えた行動。

「元水柱・鱗滝左近次様のところで、修行をつけていただいて参ります」

 そのために、真菰の元に晴彦を飛ばした。既に鱗滝の了承は得ている。

「今回の惨事は、(ひとえ)に私の未熟がために引き起こされたもの。(きのえ)であったにも関わらず、部隊を全滅させたのは私の責任にございます」

 不自由な身の許す限り、深く、深く頭を下げた。

「以降、このようなことが起こらぬよう、鬼に劣らぬ実力を身に着けられるように尽力する所存です」

 息を呑む小夜とは対照的に、伊藤は明の言葉を聞いて深く唸った。

「そうか……鱗滝殿。あの人の鼻なら……」

 しばし黙り込んだのち、伊藤は口を開いた。

「君の沙汰は、追って伝える。その言葉は確かに聞き届けた。叶うよう、動いておこう」

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