【登場人物】
○東出
主人公。隻腕の剣士。十三歳。
鬼から生まれ、煉獄家で育てられた。複数の呼吸の型を使う。
○遠藤良平
明の育手。元合柱。故人。
○篠原小夜
明の友人。猟師出身の隊士。跡追いの技術に優れ、昼間に鬼殺を行う。十七歳。
○晴彦
明の鎹鴉。
○紫苑
小夜の鎹鴉。
○伊藤清繁
風柱。槙寿郎より少し歳上。
○野沢誠
風柱・伊藤の継子。風柱邸稽古場の責任者。故人。
○小野塚要一
水柱地区で明と合同任務をした隊士。
○小野塚孝弘
風柱地区の隊士。小野塚要一の弟。故人。
【明治コソコソ噂話】
明は槇寿郎のことを「師範」、遠藤のことを「師匠」と呼び分けているようです。
【第一章 鬼子】
鬼の胎から生まれた主人公・
真菰と共に手鬼を倒し、最終選別を突破。日輪刀は赤と青の光沢を帯びた紫紺に変色した。任務を重ねる中で徐々に体質が鬼に寄っていき、鎹鴉が近づくのを嫌がるようになる。最終的に、合同任務で真菰に鬼と間違われて斬りかかられるまでに至った。
【第二章 昼の狩人・夜の剣士】
長い間配属地が決まっていなかったが、狩人出身の隊士・篠原小夜との任務の直後、風柱地区への配属が決定。小夜は跡追いの技術によって昼間に鬼殺の任務を行なう、変わり種の隊士だった。同地区二人だけの女性隊士として、鬼殺隊所有の家屋で小夜と同居することになる。小夜から猟の技術を学び、新たな価値観に触れたり同地区の隊士達と稽古をしたりしながら、比較的平穏な日々を送る。
地区の隊士達と打ち解け始めた頃、風柱の継子・野沢誠の率いる十二鬼月討伐に参加。死者を出すことなく任務を達成するも、帰還中に部隊が上弦の参・猗窩座に襲撃され、明以外全滅する。
この事件をきっかけに隊内での明の印象は急激に悪化。鬼との密通の嫌疑をかけられ、隊士達から憎悪と疑念を向けられる。更には斬り殺そうとする者まで現れ、事態を重く見た風柱・伊藤清繁は明の隔離を手配。真菰経由で稽古願いを出していた鱗滝左近次のもとに身を寄せることになる。狭霧山での修行で、入隊前の錆兎・義勇と木刀を交えた。
猗窩座襲撃から約一ヶ月後、鬼殺隊上層部による会議の末、明の任務復帰が認められる。そのしばらく後に育手の遠藤が急死したという報せを受ける。鬼殺隊の共同墓地へ向かうと、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉と遭遇。遠藤からの遺書を受け取り、養母・煉獄瑠火の死を告げられる。急いで絶縁状態だった煉獄家に帰り、養母の遺骨を前に呆然とする。杏寿郎に父の代わりに剣の指導をして欲しいと頼まれ、三年ぶりに木刀を交える。