カブトボーグ・リリカルヴィクトリー   作:ryanzi

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前回(無印)のあらすじ!

リンチェンはチベットで平和に暮らしていた少年だった。しかし、人民軍ボーグ軍を偶然にも殲滅してしまったことで、彼の人生は一変した。亡命政府や人民軍との激戦に明け暮れる日々。身も心も休まらぬ日々。それでも彼はダライ・ラマと復活した毛沢東に対して、ついに勝利を収めたのであった。
戻ってくる平穏・・・。しかし、運命は残酷だった!
復活した大日本帝国ボーガー軍による突然のトラトラトラ!リンチェンは新たな戦いに駆り立てられることとなる。それでもリンチェンは友情に支えられ、ついに天皇家の断絶という快挙を成し遂げることに成功した!
ようやく平穏の日々・・・。だが、同情無き同情は同情ではない!
突如としてASEAN軍、インド軍、パキスタン軍、バングラディシュ軍がチベットに侵攻を開始する!それでもリンチェンは屈することなく戦い続けて、ついには東南アジア全域、インド、パキスタン、バングラディシュをチベットの領土に組み込んだ!
これで・・・休める。だが、世界は美しいからこそ残酷だ!
チベット仏教勢力の拡大を危惧したイスラム教徒とキリスト教徒の義勇連合軍がチベットに進軍を開始した!だが、リンチェンはカリフとローマ教皇を抹殺し、ついには降臨したムハンマドとイエスにも勝利を収めた!
しかし、新たな敵が登場する!アメリカ合衆国だ!降り注いだ核ミサイルを必殺技で全て撃ち落とすことに成功する!しかし、その影響で彼は白血病を患う!
そのタイミングでETOの武装蜂起!首領であるマイク・エヴァンズを倒すことに成功したが、病気の進行が手遅れなほどにまで進んでいた!リンチェンは未来の医学に希望を託して、冷凍睡眠で眠りについた・・・。
約二百年後・・・!彼はついに目覚める!目の前に広がるのは進歩した科学文明だった!しかし、彼の友人は全員がこの世を去っており、失意の日々を過ごすことになる・・・。だが、リンチェンは再び戦いの運命に巻き込まれる!三体文明のボーグ艦隊によって、送り込まれた水滴ボーグによって地球のボーグ艦隊が壊滅したのだ!リンチェンは再び立ち上がり、水滴ボーグを破壊することに成功する!かくして、チベット文明と三体文明の間に講和条約が結ばれ、リンチェンは再び眠りにつく・・・。
だが、目覚めると歌者というボーガーが二向ボーグによって人類に滅亡をもたらそうとしていたのだった!リンチェンは勝利した!
ついにリンチェンは平穏を享受したかのように思われた!だが、手遅れ!
数百歳の最強ボーガーである天野河リュウセイがチベット文明を崩壊させ、ボーグ帝国を築き上げてしまった!リンチェンとリュウセイの長い戦い!勝者はリンチェンだった!
だが、リュウセイの最後の抵抗によって、リンチェンは時間膨張の中に包み込まれることになり18903729年もの漂流をすることになる!彼はついにDX3906星系に漂着する!
そして、神となった勝治との対話が始まる!



カブトボーグ・エンドレスバトル最終話 ジ・エンド・オブ・ユニバース!

リンチェンに曲率駆動とブラックドメインという技を授け、息を引き取った龍昇ケン。

リンチェンと死闘を繰り広げ、敗北を喫した天野河リュウセイ。

そして、神となった松岡勝治・・・。

リンチェンはあの伝説トリオの全員と対面したことになる。

 

 

リンチェンはただ跪くだけだった。ただただ跪くだけだった。

 

『神』

 

その一言で十分だった。

 

「リンチェン君、顔を上げてくれ」

 

リンチェンは言う通りに顔を上げる。彼の目からは滝のように涙がこぼれ落ちていた。

 

「お疲れ様、リンチェン君。これで君の戦いは終わりだ」

 

勝治はどこからともなくエレクトリカル・スピードワゴンを取り出した。

リンチェンもキング・ケサルを構える。

これがボーガー達の対話だった。

 

「「チャージ三回。フリーエントリー。ノーオプションバトル」」

 

そして、彼らの前にフィールドが出現する。

 

「「チャージ・イン」」

 

彼らのボーグが激突する。そして離れる。また激突・・・。

 

 

こういった戦いが何十時間も続いた。次々と展開される必殺技。それでも両者ともに倒れることなく、勝負は延々と続いた。

 

 

さらに数十時間。もはや宇宙は原型をとどめていなかった。そして・・・。

 

「ケサル・キング・ストライク!」

 

リンチェンの必殺技で勝負はついた。勝治のボーグがフィールドの外に転がる。

 

「僕の負けだよ、リンチェン君。君の望みをできる限り叶えよう」

 

今のボーグバトルが対話だったのだ。そう、リンチェンの望みは「平穏な戦い」だったのである。彼はただ世界大会といったようなスポーツとしてのボーグバトルを望んだのだ。もう戦争としてのボーグバトルを望まなかったのだ。ただ選手としてのボーガーになりたかった。英雄にはこりごりだった。

 

「少し空きがないからね。ちょっとおかしな世界だけど、ボーグバトルの要素をねじ込むことができるから・・・。よし、これで君は向こうの世界で『普通の』ボーガーとして、人生を謳歌できるはずだ。もちろんチベットで」

 

リンチェンの目の前に重厚で荘厳な扉が現れる。

 

「そこの扉を通っていけば、君の第二のボーガー人生が送れるはずだ」

 

「・・・」

 

礼を言う必要はなかった。ただ目を合わせるだけで十分だった。

扉が開く。

リンチェンはその中に入っていき、ただ進んでいく。

 

ついに行く 道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを

 

リンチェンはそんな言葉を思い出した。かつて日本と戦いを繰り広げていたとき、友人となった日本兵から聞いた詩だった。まさに「ついに行く道」だった。

一歩進むたびに、リンチェンの視界は暗くなり、意識は朦朧としていく。

そして、彼の人生は終わる。

 

 

 




次回予告

今まで応援ありがとうございました!これでカブトボーグ・エンドレスバトルは完結となります。本当にありがとうございました!
次回からはリンチェンはリリカルな世界で『普通の』ボーガーとして人生を送ります!

次回カブトボーグ・リリカルヴィクトリー、中国最強ボーガー対決!そして海鳴へ・・・!
熱き闘志にチャージ・イン!
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