ボーグバトル!そして一人の少年は『平穏な戦い』に身を投じる!
「キング・ケサル。一緒に行くよ」
早く言うべきだった。この作品は子供向けだったことを・・・。
リンチェンは学校に戻ってきた!
「よくぞ帰ってきた!また話を聞かせてくれぬか?」
「修行お疲れ!」
神山と他のボーガーたちは一週間ぶりの帰還を歓迎した。
「・・・また戻ってきやがった」
「・・・そのまま行方不明になればよかったの」
明となのはは不機嫌そうだった。
「ようやく帰ってきたわね。もう二度とないといいけど」
「アリサちゃん、それは無駄な希望だよ?」
アリサとすずかは平常運転だった。
「ほう、そんな事情があったか」
「そういうわけで学校を休んでいたんです」
いつもの屋上で昼食をとりながら、リンチェンは謎の組織に入ってジュエルシードを集めていたことを白状していた。
「・・・怪しすぎるぞ、その組織。そもそもどうしてミッドチルダの名を冠しておるのだ?」
「・・・ミッドチルダ?」
「・・・別世界の名称だ。このリリカルなのはの世界で一番の経済力、軍事力を有した世界といえるだろう」
「・・・へえ、そんな世界があるんですか?」
「人類の暴政を打倒せよ!」
「地球は〇〇世界のもの!」
「・・・頭が!」
「どうしたリンチェン?」
リンチェンの脳裏に前世の暗い記憶がよぎった。
「・・・多分、気のせいですよね」
「そうか。ところで、なぜ急に学校に戻ってきたのだ?」
「・・・」
リンチェンは黙って上空を指さした。その方向には、あの少女が浮かんでいた。
「・・・フェイトがずっと尾行するんですよ」
「・・・知り合いになったのか?」
「ええ、僕の家にアルフさんと一緒に居候しています。僕が外出するたびに尾行してくるのでジュエルシードを集めることができないんです」
「・・・居候?」
「必殺技で吹っ飛ばしたら、僕の家の庭に・・・」
「もういい、泣いてもいい」
リンチェンは泣いた。すぐに泣き止んだ。
「さて、そういうわけで何もできないんです」
「・・・ふむ、気分転換でもしたらどうだ?」
「・・・気分転換?」
「決まっておる!ボーグの練習だ!」
数日後!
「おっ、そろそろ時間じゃないか?」
父親が時計を見て言った。
「はい、もう準備はできています」
リンチェンはキング・ケサルを磨き終えて、ポーチにしまう。
「では、行ってきますね!」
「はい、行ってらっしゃい」
母親が見送る。
「ところで、フェイト。どうして君も付いてきているのですか?」
「・・・関係ないでしょ」
「それもそうですね。それじゃあちょっとだけ曲率駆動を使いますか」
一瞬でリンチェンの姿が消えた。
「・・・えっ?」
「そういうわけで曲率駆動で撒くことに成功しました」
「・・・曲率駆動とは何だ?」
「光の速さでの戦闘を可能にする技術です」
「・・・我、頭、痛い」
リンチェンと神山がいるのは森の中だった。すぐそばにフィールドもある。
「いい練習場ですね」
「そうだろ?知り合いが隠れボーガーでな。それでフィールドをこうやって隠しておるのだ」
二人は素振りを始める。まずは基礎練習からだ。
「1、2、3、4・・・」
「1、2、3、4・・・」
それが終わったらさっそく模擬バトルだ。
「「チャージ三回、練習エントリー、ノーオプションバトル」」
「「チャージ・イン」」
こうして二人はお互いに切磋琢磨し、高みを目指す!
目指すは世界大会!がんばれリンチェン、神山!
君たちの戦いはこれからだ!
完!
作者、嘘ツカナーイ。
「にゃああああお!」
突然、巨大な猫が現れる!
「リンチェン、この猫はジュエルシードを取り込んでおる!殴れ!」
「わかりました!」
リンチェンはキング・ケサルをを握った手で猫の顔を殴りまくる!
「ぎにゃああああ!」
「ところで、この猫は飼い猫じゃないですよね?」
「飼い猫だが、本人の許可はとっておる!」
「なら遠慮なく殴りまくりますね!」
「ぎにゃあああああ!」
そして猫は倒れ、ジュエルシードが出てきた!
「やりましたよ、神山君!」
「よくやった!リンチェン!」
これが正義だ!
海鳴ニ神ハイタ!
ピンク色の魔力弾が飛んでくる!だが、あのときのリンチェンではない!それを殴って打ち消した!
「なのはさん、どういうつもりですか?」
「どうもこうもないの。やっぱりリンチェン君は最低だったの」
「・・・確かにそうでしょう。しかし、訂正してください。僕たちボーガーは最低ではない!・・・僕たちは外道なんです!」
「そうだ。我らは外道なのだ!」
リンチェンと神山は叫ぶ!
「・・・わけわかんないの」
「なのは、ボーガーはそんなもんだ」
なのはと明は臨戦態勢だった!
「ジュエルシード回収します」
「「「「えっ」」」」
漁夫の利ならぬ、フェイトの利!
「ちょっと待ってほしいの!それは危険なものだし、ユーノ君の・・・」
フェイトは魔力弾を飛ばす。
「にゃあ!?」
なのは撃墜。
「・・・リンチェン、ごめんね」
フェイトはジュエルシードを回収して去っていった。
「我々、ホワイト・シルバー団の出る幕はなかったか」
「そうだ。そういうわけで、このエメラルド・カフェ・マスクJrが成敗しよう」
「」
ホワイト・シルバー団、壊滅!
十分後。
「すずかちゃん、どうして森の中にフィールドがあったの?」
「えっとね、それはね、TPPも合意したし、香港も2049年にアレになるから・・・」
「言い訳無用、絶交なの」
「」
「ちょっとなのは!いくらなんでもそれは・・・」
「アリサちゃん?」
「いえ、何も口答えはありません」
「いい練習にはなったけど、ジュエルシード回収できなかったよ・・・」
「お疲れさまでした」
「あれ、君は・・・」
帰り道に赤髪の少女に出会う。
「レイラです。名前を言うのは初めてでしたね。今日の様子は見ていました」
「・・・ごめんなさい」
「いえ、大丈夫です。総帥が頑張ってジュエルシードを集めてくれたおかげで、今の数で十分に足ります。それに総帥が無用に傷つくのは見てられません」
夕焼けのせいか、なぜか発光しているように見えるが気のせいだろう。
「・・・ありがとう」
「それはそうと、あの女とどうして同じ部屋に?」
「それはその・・・」
言い訳に三十分も要したのは別の話。
ついに明かされる地球ミッドチルダ組織の目的!
リンチェンは恋と良心の狭間で揺れ動く!
そして、現れる謎の組織・・・!
次回カブトボーグ・リリカルヴィクトリー、愛するべきか、やめるべきか、それが問題だ!
熱き闘志にチャージ・イン!