アルヴヘイム・オンライン 紫と灰と銃   作:猫大好き好きくん

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アインクラッド

「え、今から行くんすか?」

 

「え、だめなの?」

 

「ダメって言うか……まあ行きますけど」

 

さっきやり合ったばっかりじゃん。休憩と言うものは無いの?流石に疲れるんだけど。ってかもの整理させてくれよ。

 

「じゃあ、宿屋に戻ってアイテムの整理してきていいですか?今ストレージがいっぱいで溢れそうなんで」

 

「ん?いいよ〜」

 

「じゃあ、ちょっと待っててください」

 

待たせている以上、すぐに戻ってこなければ!

 

◆◆◆◆

 

コツコツコツッ

 

コツコツコツッ

 

石畳の地面を踏む2つの靴音。1人は暗い灰色のコートに黒灰のズボン、刀を下げた少年。もう1人は、目立つ紫色の紙に赤い目をした少女。シルムとユウキである。

 

「………あの、」

 

「ん?どしたー?」

 

「なんで付いてきてるんですか?その……アイテムを倉庫に入れに行くだけなんですけど……」

 

「だって気になるんだもん。それとも、ついて行っちゃだめなの?」

 

「いや、ダメってことは無いですけど……」

 

ゲーム内とはいえ、異性の人を自分が暮らしている部屋に上げるというのはやはり抵抗がある。まぁ別に盗まれるようなものは無いので構わないのだが……

 

「………ここです」

 

「おぉ………宿屋だねぇ」

 

うるさいな、別にいいだろ。こちとらあんまり強くないからユルドが稼げないんですよ!あなたとは違ってね!………ふぅ。

 

「では、ちょっと待っててください。すぐ戻ってきます」

 

「えぇー、ついてっちゃだめなの?」

 

「別に構いませんが、何も無いですよ?」

 

「そっかぁ〜、じゃあ待ってる」

 

「はい、すぐ戻りますね」

 

◆◆◆◆

 

要らんアイテム(鉄とか銅とか銀)をアイテムボックスに放り込み、ストレージ内をちょちょっと整理してすぐに戻った。時間にして約2、3分そこまで待たせてはいないと思うけど………

 

「あ、もう帰ってきた」

 

「ユウキさん。すいません待たせてしまって」

 

「いやいや!全然待ってないよ?どうせならお風呂でも入ってこれば良かったのに」

 

「あはは……」

 

人を待たせてるのにそんなこと出来ないでしょうが。

 

「んじゃ、フィールドに行こっか。あ、アインクラッドに行く?」

 

え、アインクラッドだと……!

 

「うんうん!じゃあそうしよう!アインクラッドに行こう!」

 

「え、まだ何も言ってない━━━━」

 

「━━━━━ほらほら!早く行くよー!」

 

ユウキさんは羽を展開して空高くに飛んでいく。僕も、最近ようやく覚えた随意飛行で後を追って行く。ってかなんだこんなに急いでんだろ。お腹痛いの?

 

◆◆◆◆

 

「はい、とーちゃく!普通に転移装置を使うよりは、こっちの方が楽しいでしょ?」

 

「まぁ、まぁたしかに……そうですね」

 

めっちゃ疲れたんだけど。何であんな早く飛ぶん?そこまでするなら普通に転移装置使おうよ………まあいいけどさ。

 

「それじゃ、探索しようね。えっと、1番上の階層はっと………あぁ、まだ10層までしかないね……じゃ10層行こっか!」

 

「え、いきなり1番上!?」

 

「んー?そんなに難しくはないと思うよー?」

 

そ、そうなの?僕行ったことないから分かんないんだけど………まぁ、今回の目的は刀の熟練度とスキルレベル上げだから、硬い敵がいたら殴りまくればいっか。

 

「えっと…………なんか、硬いゴーレムが多い層みたいだね。STRそんな上げてないけど大丈夫かな」

 

おぉ!硬いゴーレムがいっぱい!?これは来たな、とうとう僕にもツキが回ってきたぜ。

 

「まぁいいや、じゃあ行こっか」

 

「はい、ユウキさん」

 

◆◆◆◆

 

 

極論から言うと、ホントにゴーレムしかいなかった。しかもめっちゃ硬いやつ(防御力が高い)やつから、めっちゃHPが多いやつまでいた。それを僕とユウキさんはずっと殴り続けていた。ゴーレムからは、ちょっと珍しいアイテムがドロップしたので、味を占めてずっとやっている。

 

「やぁぁあ!」

 

「ぜやぁぁあ!」

 

熟練度やレベルはどんどん上がっていき、ソードスキルを結構沢山習得することが出来た。後は奥義技だけだが、それまで結構かかるのだ。

 

『辻風』

 

居合切りのソードスキルだ。モーションの時間がちょっと長いが、攻撃力は高い。スタン状態の敵に、この技をクリティカルポイントに当てると大きくダメージを与えられた。

 

『緋扇』

 

上下からの2連撃に、一拍開けての縦切り。モーションが速く攻撃力も高いため、雑魚相手に使える。しかし技の硬直時間やリキャスト時間が長いので、失敗すると危険な技だ。

 

『禊椿』

 

防御を捨てた、全力の唐竹切り。攻撃まで非常にモーションが長いが、一撃の攻撃力と破壊力は抜群。スタンした相手やトドメ打ちなどに使えるだろう。

 

『斬月』

 

中距離用の、斬撃を飛ばす攻撃。飛距離は約5、6メートル程。牽制に使えないことは無いが、硬直時間が長いのとスキが大きいため、発動後に踏み込まれる可能性が高い。

 

とまぁ、こんな所だろうか。他にも、窮奇や朧月夜、紅結、幻月、浮舟なども習得した。あとは、奥義技の旋車と羅生門だけだ。旋車が習得出来るのは熟練度800、羅生門は950だ。まぁめんどいよね。でも頑張ります。

 

◆◆◆◆

 

「シルムー、そろそろ取れそう?」

 

「え?えぇーと………今907です」

 

「お?じゃあ後40ちょいってこと?」

 

「はい!やっとここまで来ましたよ……」

 

めっちゃ時間かかった。約4時間である。

 

「じゃあ、後ちょっとがんばろ!」

 

「は、はい……!」

 

 

 




多分誤字結構あります……
ごめんなさい………



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