ハイスクールDevil castle×Dracula 作:二痔升
皆様も体にお気をつけ下さい
今回の時系列としては4巻終わりです
原作に無いことを書くと時間が倍以上かかりますね
内容も短いのに…
ハーデス(ギリシャ神話・冥府)とおまけのコカビエル
イザナミ・ツクヨミ(日本神話・黄泉の国)
日本政府
の三本
三大勢力の和平会談が始まってしばらくした時、冥府に居た俺は、和平会談に参加した方の俺が聞いたある発言から、死神のローブを纏いハーデス様に拝謁していた。
「ハーデス様、やはり以前のコカビエルの件、堕天使がやったことで間違いないみたいです」
《やはりか、あのカラ…堕天使どもめ、冥府を自分らの自由に使えるゴミ箱とでも思っているのか?
サマエルの時からそうだったが自分の尻ぬぐいすら出来んのか…
そう言えばコカビエルはお前が要ると言っておったが、どうしてるんだ?》
「口外を禁じて訓練に付き合ってもらったりしてますね。
一応向こうも白龍皇のせいで弱体化してるから補修を条件にしたらリハビリ兼ねて受けてくれましたし」
複製機のおかげでちょっとの羽で、一時的とはいえすぐに失ってる力は戻せる。
ミッテルトとは違って元々の自分の力だし、時間さえあれば元まで全快するだろう。
《ふむ。
堕天使に構うなとは言わんが…正二よ、ケルベロスがスネる。
たまには遊んでやってくれ》
「そう言えば最近行ってなかった…わかりました。後で行っておきます。
それと、和平会議に禍の団(カオス・フリゲート)と名乗るテロリストが襲撃したようです」
《被害はどうだ?》
「堕天使所属の白龍皇がテロリストに寝返って、アザゼルが腕を犠牲に旧レヴィアタンを倒したくらいですかね」
《無しのようなものか。
…しかしもう少し名前はどうにかならんかったのか》
確かにギリシャ神話から見れば、原初の神の一柱の名前を使うテロリストとか不快でしかないだろうな。
そう言えば俺がギリシャ神話…と言うか冥府に伝手が出来たのもそのつながりだった。
《そう言えば、混沌の方は進展はあったか?》
「…全然ですね。指輪の力で自分の消費を肩代わりしてもらうのがやっとのままです」
ギリシャの原初の神の一柱、カオス。
世界誕生の前の世界が生まれる空間の作成者で、その空間自身。
この世の全てを内包し、この世の有限全てを超越する無限。
言うなれば創造神か。いや、他神話も創造神居るからどうなってるのかわからんが…
まぁそっちは神学者にでも任せるとして。
そんな神の力でありながら、神自身とでも言うべき存在に、『カオスリング』を使ったら接続できてしまえたんだよな…
その混沌の力とでもいうべきモノを扱えないか、存在を知ってからずっと試行錯誤しているが、未だに上達した手応えもなにもない。
そもそも上達するものなのか?そこからまず不明だ。
《この世界の「外」の力だからな。そこから生じたオーフィスがこの世で一番強いと言われておる。
限定的とは言え道具の一つなぞで利用出来る時点で大したものなのだ。
もちろん、何か出来るならそれに越したことはない。が、その片鱗ですら聖書勢の排除に役立つ事は間違いない》
ハーデス様が俺を慰めてくれてるのがわかる。
そこまで落ち込んでるつもりはないんだけどな…でもまぁありがたく受け止めるとしよう。
「ありがとうございます。
それでは自分はこれで」
《うむ、伊邪那美殿によろしく言っておいてくれ》
「はい。日本が朝になったら伺う予定です。夜中に押しかけるわけにもいきませんし」
《…それでかまわんのか?
自国で他所者どもが和平会談などしておるのに呑気なものだ。ほとんど干渉しないのは知っておるが…口の一つも挟みたくなってしまう》
「うちは基本放任主義みたいなもんですから…
高天原にでも襲って来たりしない限りは興味なしって感じですね。
そもそも、それなら一番お叱りを受けないといけないのは、日本神話じゃなくこの世界の日本人でしょうし。
それはともかく、もし仮に日本神話の方々が今のままで良しとしていたとしても、俺は聖書勢力に今までのツケを支払わせますよ」
去りながら、それだけは断言する。
良い悪いは二の次…というか、ぶっちゃけ日本神話の神々の意思は関係ないんだよな。
「俺は聖書勢力の行動を不快に感じた」
それだけでしかない。
俺がお会いした日本神話の神で、聖書勢力と付き合いの良い神が居なかっただけ、って可能性はあるが。
もし居たら…その時はしょうがない。謝るしかない。
「どうです?調子は」
ハーデス様への報告の後、冥府にあるコカビエルに貸している拠点にやってきた。
「お前か…まずまずといったところだ。
しかしこの俺がバルパーの真似事をするとはな…」
コカビエルは俺が回収した聖剣因子の機械(のコピー)を使ってとある物の因子の研究を行っている。
…が、
「そっちじゃなくて体の方ですよ」
「あぁ…悪くはない。ようやく半分といったところか」
羽を毟られ半減をくらい、その後コキュートスに落とされたコカビエルは弱体化も激しかった。
それは羽を複製して元に戻してもすぐに回復するものでもない。
流石に堕天使幹部なだけあり、下級堕天使が力をつけるのよりは早いが。
「朗報…でいいんですかね。
白龍皇がアザゼルを裏切ってテロリスト禍の団について…」
会談で起こった事を説明する。
「…は?
いや、あいつ俺が戦争しようとしてたのは邪魔したじゃねぇか!?それなのにテロリストにはなるのか!?わけがわからねぇ!」
「ちょ、ちょっと落ち着いて下さいよ…」
「はぁ…
何にせよこれで気兼ねなくアレの餌食にしてやれる」
コカビエルが白龍皇に敗北したからこそのアレの研究。
「…制御だけはちゃんとして下さいね。
一応その研究自体は別の目的もあるんですから」
「…報告は以上です。
あとはハーデス様がよろしく、と」
会談が終わってハーデス様に報告した翌日の朝。
日本…ではなく、日本神話においてあの世にあたる黄泉の国に居る俺は、聖書勢力の会談があったことなどを伊邪那美様に報告する。
「はいはい了解。しっかしあのハーデス様がそれだけねぇ。
あたしてっきりもっと真面目にしろー、とかあれしろこれしろって言われるのかと思ってたわ」
「ハーデス様も日本神話に強制までするつもりはないのでは?」
「あと黄泉の国としてはあんたを派遣してるようなもんだからかしらね。
ま、何はともあれご苦労様」
「はい。それでは失礼致します」
「硬いわね。もう身内みたいなモンなんだから別にいいのよ?」
「いえ…そういうわけにもいかないですよ」
確かにガチガチじゃなくていいのはありがたいんだが、楽すぎるのもそれはそれで恐れ多いんだよな…
「正二」
「月読様。おはようございます」
伊邪那美様のところから出てくると、月読様に待ち構えられていた。
「報告書、読んだけど…これ以上危険な事をまだやろうとするの?」
「いえいえ、危険って言えるほどでもないですよ。それに、俺の能力お忘れですか?
どんな危険な事があっても必ず生き延びて来ますよ」
あははと笑ってみるが…月読様は一切表情が変わらない。
どうしたもんか、と思ってるとため息を一つ吐いて
「はぁ…正二はそういう子だったよね。じゃあ一つだけ。
あなたが傷ついたり、傷つかなくても危険な事をすると悲しむ人が居る事は覚えててね」
心配されてる?
月読様が?俺の事を?
おぉ…
ありがとう聖書勢力。
お礼に戦うときは苦しめずに殺してあげよう。
ありがとう聖書勢力が日本にのうのうと居る原因を作った先人たち。
お礼に資料探って名指しで批判しようと思ってたの辞めてあげよう。
「…正二、聞いてる?」
「あぁはいもちろん聞いてますよえぇ!
…ふふふ」
「病院行かせた方がいいのかな?」
「惣間、この報告書嘘偽りはないか?」
東京のとある喫茶店。もちろん日本政府の手のかかってるから、俺たち以外誰もいない店。
朝イチで今回の会談のときの報告書を提出した俺は、何故か先輩に呼び出されていた。
「ありませんよ。する必要もないですし」
「そうか」
言うが早いか拳が飛んでくる。
が、普通の人間の、それも何か武術を修めてるわけでもないし、肉体派でもない人物の拳が俺に効くわけもなく…
「痛ってぇ…」
「…大丈夫です?」
突然何だ?
「これでもお前は何も思わないのか!?」
「はぁ…」
自傷で何を思えと?
「何にも思わないんだな。
…やっぱお前バケモンだわ」
「そんな今更。俺の生まれは知ってるでしょ?」
「血統とかの話じゃねぇよ!
もっと精神的なもんだ!
人間三桁殺しておいて平然としやがって!」
「いや、テロリストのお味方なんてどうでもいいじゃないですか。
それに魔術師とか何の関係の無い一般人とかを犠牲にするかもしれませんよ?」
「そういう事じゃねぇよ…
そういう事じゃねぇんだよ!
お前が殺した奴らには家族だって居たかも知れねぇ。
お前が殺さなければ何十年も生きてたかも知れねぇ。その間に新しい家族が出来たかも知れねぇ。
…それをお前は殺したんだ。殺さず無力化出来る力があったのに、だ」
そう言えばこの人、先日子供が生まれたとか言ってたな。
「まぁ…そうですね」
否定は出来ない。
向こうから見れば、俺は利益の為に嬉々として人を殺す化け物なのに変わりない。
現代社会に生きてる普通の人から見れば、到底受け入れられるものではないんだろう。
かと言って、はいそうですね。と方針を変える事も出来ない。
魔術師どもの件だけ考えれば殺さず無力化出来るが、今後の事を考えれば殺してソウル回収は必須だ。
そりゃ最初から聖書勢力を殲滅出来る戦力があれば違ってただろうが…
生憎俺にそこまでの力はない。
そしてそれを正当化して受け入れさせられるような話術も俺にはなく…
「…すまなかったな。俺、通信役変わってもらうわ。
じゃあな」
向こうも俺が折れないのがわかったのだろうか、去ってしまった。
…俺はどうすれば良かったんだろう。
ぬるくなったコーヒーを飲みながら考える。
敵を…人間だけ殺さない、という手はない。俺はまだまだ弱いからな。
んじゃ弱いんだからしょうがないだろ、と開き直るか?
代わりにお前が戦え!とでもキレるか?
流石にそれはなぁ…
そもそも俺が戦ってるのって誰かの為でもなんでも無く、ただの自己満足だからな。
あの人が強かろうが弱かろうが、俺は聖書勢力を叩き出したいわけで…
考えていても埒が明かない。
とにかく、俺がやることは変わらない。
化け物でもなんでもいい。
討伐されない程度に節度は保つつもりではいるが。
>冥府
ケルベロスの件で予測されてたかも知れませんが、オリ主と冥府はズブズブです
所属はしてませんが、実質そんな感じ
>コカビエルがコキュートス
遅延1
3巻終わりに提示されてたのを忘れて、会談でアザゼルの言から確認する形で一度書きあげてから気づいて修正…
尚、コカビエルのコキュートス落としは許可を得てない設定です
原作でも許可を得て落としたとは思えません
許可とった(接触した)ならアザゼルとの会話でその事を攻撃材料にしてないのもおかしいですし
>カオス
Qなんでクソ強そうなの?原作世界ランキングにないでしょ
A「無限」から生まれたオーフィスが世界最強扱いだから
ウロボロスもギリシャ語源だし、HSDD内での「無限」はカオス神と同一であると考えた
世界ランキングも、グレートレッドが戦わないから除外されてるし、「世界の外」に居て戦わないならランキングに載ってなくて強くてもいいだろう、と
>日本神話
干渉しすぎる系だと、「じゃあ今の今まで日本神話の神は何やってんの?」とか言われる
言われなくても多分思われる
それはすっごい嫌なので不干渉設定
>コカビエル
遅延2
弱体化してオリ主の方がスペック高くなったけど普通に経験から応戦…みたいなのを書こうとして頓挫
ヴァーリがコカビエルごとき、とボロクソ言ってたけどコカビエルが雑魚扱いはなぁ…
第二次世界大戦でストラーダと交戦して生きてますし
しかし1939~45…うちの2008年設定でも最低63年前ですね
ストラーダの全盛期が50代でせめて20年早かったら…って事は今80代以上?
そもそもヴァーリって多分鎧姿で堕天使4~5位の戦力なんでしょ?そりゃそこから覇龍使えばコカビエルにも勝てるだろうけどさぁ…
最初の不意打ちしておいてチンピラムーブしておいてあの言いぐさはあんまりだろ、と
あとは仕込み明言のみ
ちょっとご都合かな…と思って辞めようか迷ったけど、コカビエルが意味なくコキュートスに落とされた事がうーん…と思ったので実行
>黄泉の国
ギリシャの冥府
聖書の冥界
みたいなポジションであるんじゃないかなー、と
>伊邪那美
HSDD世界、の神キャラなのでちょっと軽い感じ
どーでもいいですけど、自分は他作品のキャラコピーして現地にすり合わせせずペーストするだけのはナシ派です
理由なりやりたいことなりあれば別ですが
>月読
ダウナー?ローテンション?タイプで真面目より
なんか暗い感じの子供が居て、慰めたらめんどくさいのに好かれちゃう可愛そうな人、じゃなくて神
一応天照は女性的、須佐之男は男性的、ときたら月読は中性的な美形、という安直な容姿設定
流石にうちの両刀オリ主と言えど恩人の神に性欲は一切持ってません
一応地味にオリ主は狂信者風味なので、聖書の神が死んだって言われた時の自称信者さんらの反応に反感持たせてました
>日本政府
それ自体を全面に押し出すつもりはないですが、オリ主は政府の怪異対策的なところについてる設定です
HSDD世界の五大宗家さんらを考えると、日本に全然強いの居ないでしょうし戦力としては考えられないでしょうからね
オリ主は昔やらかした事の司法取引的な感じで所属してる設定
なんとか課~とか書こうと考えたけど、こういうのどこに所属するのかわからん…
怪物なら警察の野生生物らしいけど違う気もするし
>喫茶店での話
Qこれいる?
Aいる
というのも、オリ主の思考・思想が全て正しくて、それ以外は愚考
という事にすると、それって方向が違うだけで、HSDDの原作主人公チームと変わりないんじゃない?と思ったためです
なので、この世界の割と一般的な人には殺人を忌諱して欲しいし、殺人して平然としてるオリ主が受け入れられない、と言う人も居て欲しい
オリ主が考えを変えるかどうかは別としても、どちらの考えが一方的に正しい・間違ってる、と断定はしたくないな、と