ハイスクールDevil castle×Dracula 作:二痔升
映画の試写会の次の日、部室にて。
今日はグレモリー眷属一行+アザゼルだけじゃなく、シトリー先輩ともうひとり。
「皆さん!初めまして――の方もいらっしゃれば、再びお会いした方のほうが多いですね。
紫藤イリナと申します!教会――いえ、天使様の使者として駒王学園に馳せ参じました!」
そう言えばエクスカリバーの時一応居たな、なんて歓迎の拍手をしながら思う。
コカビエルも居る聖剣強奪チームに特攻かまして敗退してたんだっけ。
…しかし教会から、じゃなくて天使からか。
やっぱ教会としては悪魔に協力するのは抵抗あるよな。
結局外面はそのままで運営続けてるわけだし。
肝心要の戦力としてはどうなんだろう?撤退できた木場先輩以下じゃないの?
和平したしうちからもちゃんと出したよ、って形だけの感じなのかな。
「おまえさん、『聖書に記されし神』の死は知っているんだろう?」
「せ、先生ぇぇぇっ! いきなり、それはいかんでしょう!」
それとなく強さを図ろうとしてると、アザゼルが神の死の確認をし、兵藤先輩がそれに食って掛かっていってた。
まぁ気になる所ではあるけど。
「アホか。ここに来たって事は、そういうの込で任務を受けてきたはずだ。
いいか、この周辺の土地は三大勢力の協力圏内のなかでも最大級に重要視されてる場所の一つだ。
ここに関係者が来るって事は、ある程度の知識を持って足を踏み入れてることになる」
アザゼルは兵藤先輩に嘆息しながらそう返すが…
それならわざわざ聞く必要なくね?
単純な兵藤先輩あたりに不安視させてバカにしたいが為にわざわざ聞いたように思える。
知ってるハズだ、って言うんなら聞き方が確認っぽくなるだろうし。
「もちろんです、堕天使の総督様。
安心して、イッセーくん。私は主の消滅を既に認識してるの」
俺の内心などつゆ知らず。紫藤さんは返事を返す。
「意外にタフだね。信仰心の厚いイリナが何のショックも受けずにここへ来ているとは」
紫藤さんの様子に関心したようにゼノヴィアさんが言う。
…すると、紫藤さんはさっきまでの笑顔のまま一泊固まり、その後両目から大量に涙を溢れさせる。
そしてゼノヴィアさんに詰め寄りながら叫ぶように言う。
「ショックに決まってるじゃなぁぁぁい! 心の支え! 世界の中心! あらゆるものの父が死んでいたのよぉぉぉっ!?
全てを信じて今まで歩いてきた私なものだから、それはそれは大ショックでミカエル様から真実を知らされたとき、あまりの衝撃で七日七晩寝込んでしまったわぁぁぁっ! あああああ、主よ!」
そのままテーブルに崩れ落ちて号泣。
普通の信者さんはこんな感じなのかなぁ。
直接会ったこともないのに、なんて思ったりもしたけど、それは信じる神が生きてる恵まれた側からの傲慢でしかなかったのかな…
「わかります」
「わかるよ」
そこのエセ信者共は座ってろ。
「アーシアさん! この間は魔女だなんて言ってゴメンなさい! ゼノヴィアにも別れ際、酷いこと言ったわ! ゴメンなさい!」
そう紫藤さんは言うが…
和平前に敵対者である悪魔癒やしたり、天使からの貰い物の聖剣ごと悪魔に下るのは構わないのか?
いやまぁ今後関係を円滑に進める為にはその方が都合がいいんだろうけど。
「ミカエルの使いってことでいいんだな?」
三人が意気投合して祈り始めたあたりで、話を戻す為にアザゼルが再び聞く。
「はい、アザゼル様。ミカエル様はここに天使側の使いが一人も居ないことに悩んでおられました。現地にスタッフが居ないのは問題だと」
「ああ、そんな事をミカエルが言ってたな。現状で十分回ってるってのに律儀なもんだ。
ま、今のメンバーである程度回ってる状況を邪魔しないように、顔見知りのこいつを送ってきたんだろうな」
天使側の使い、ね。
そういや、天界と冥界のどっちからの力も結界とかなんやかんやで使ってるんだっけか。
部外者なんでざっくりとした、使うのに不自由ない程度の説明しかもらえてないが。
「それだけではないんです」
紫藤さんはそう言うと、立ち上がり祈るようにする。
すると、体が輝きはじめ、ついには背中から白い翼が生える。
「――紫藤イリナと言ったか。お前、天使化したのか?
あれはまだ理論上の存在だと思ってたが…」
「はい。ミカエル様の祝福を受けて、私は転生天使となりました。
なんでもセラフの方々が悪魔や堕天使の用いていた技術を転用してそれを可能にしたと聞きました」
アザゼルも知らない転生天使化か。
知らないっていうか興味がなかっただけなんじゃ…
「四大セラフ、他のセラフメンバーを合わせた10名の方々は、それぞれAからクイーンのトランプにならった配置で『御使い』と称した配下を12名作る事にしたのです。
カードで言うキングの役目が主となる天使様となります」
…それってもう既に120人が転生天使になったって事か?
モヤモヤしたものを抱えている俺を尻目に周りは更に盛り上がっている。
「更にミカエル様は悪魔のレーティングゲームに異種戦として『悪魔の駒』と『御使い』のゲームも将来的に見据えているとおっしゃっていました!
今はまだセラフのみの力ですが、いずれはセラフ意外の上位天使様たちにもこのシステムを与え、悪魔のレーティングゲーム同様競い合って高めていきたいとおっしゃられていましたよ!」
は?
つまり天使は悪魔とおなじで人間を自分らの都合の良い兵にしても良心が傷んだりとかもしないって事か。
何が天使だ、悪魔と同類じゃねぇか。
「天使や悪魔の中には上の決定に異を唱える者も少なくない。長年争い合ってきた仲だ、突然手を取り合えと言えば不満も出るさ。
しかし、考えたなミカエル。そうやって代理戦争を用意することでお互いの鬱憤を競技として発散させる。人間界のワールドカップ、オリンピックみたいなもんだ」
それと違って元軍人だけで殴り合いで相手を倒す競技をさせるようなもんですけどね。
ガチの殺し合いにならないと良いですね。
つーか堕天使総督から見ても、突然手を取り合えなんて言ってたような形なら、やっぱり事前に軟化させてなかったのに和平したのか。
そりゃ不満が出て当然だろ…
「じゃあ、俺たちグレモリー眷属と天使のゲームシステムが戦う事もあるんですか?」
「将来的にはそうなるかもな。と言っても、すぐにじゃない。少なくとも10年…もしかしたら20年後だ。
ま、お前らはその頃ちょうど新人悪魔としても良い時期だろうし、楽しめるだろうさ」
能天気な兵藤先輩の質問に、これまた能天気に応えるアザゼル。
…えーっと、テロリストとの本戦が大学卒業後って言ってたけど、それから10年後の間には解決してる手はずなのかな。
それで、天使と悪魔は部下のガス抜きを10年後・20年後まで後回しにするのかな。
まぁそういうつもりなんだろうけど。
だからこそ和平違反者取締権限、なんてのをグレモリー・シトリーの両眷属らももらってるわけで。
「さて、その辺りの話はここまでにしておいて、紫藤イリナさんの歓迎会としましょう」
シトリー先輩がそう言って締めくくる。
それから更に数日後、駒王学園は体育祭を目前に控え、少し慌ただしい。
そんな中で、グレモリー先輩の次のレーティングゲームの相手が決まったそうで、本日の部活はその関係だそうで。
…やっぱグレモリー先輩の方は学校に通う必要ないんじゃない?
一応とは言え学校作りたいわけでもないし、婚約もなくなったわけで。
駒王町の管理も学校に通う必要があるわけじゃないし。
「みんな、集まってくれたわね」
そう言うグレモリー先輩の手元には記録メディア。
他の若手悪魔たちを含め、各試合は録画されている。
6チームそれぞれの初戦が終わり、今日は他チームの試合のチェックをするという事らしい。
「まずはサイラオーグ――バアル家とグラシャラボラス家の試合よ」
あれ、次はアスタロト家との対決なんじゃなかったっけ。
まぁいいか。
***
眷属の数で劣るサイラオーグに対して、数で勝るゼファードル。
眷属自体の力量は自体は拮抗しているから常に多数で当たれるゼファードル側が有利…と思えば、一緒に前線に上がっているサイラオーグが一蹴。だんだんと眷属の差は減っていく。
ほぼ野戦だったのに次第に攻撃側と防御側になっていき、サイラオーグは陣地だった場所に誰も居ないため、ゼファードルの兵士は昇格もできなく、ただ蹴散らされるだけなのも大きいか。
そして最後の駒をリタイアさせられたゼファードルは数の不利を覆す一発逆転のためか、サイラオーグにタイマンを要求し快諾され、キング同士の戦いに。
ゼファードルは魔力のないサイラオーグに、得意気に魔力で遠距離攻撃をするが…
どれだけ体に攻撃が当たっても、仰け反ることも怯む事すらもせずゼファードルに向かっていくサイラオーグ。
攻撃が効かないことに唖然とするゼファードルに対し、サイラオーグはレンジ外から拳圧で反撃。
距離のおかげかなんとか避けれたが、自分が一方的に攻撃出来ると思い込んでいたゼファードルは目論見が外れたのと、ただの空振りですら多大な破壊力を持つサイラオーグへの恐怖からか、目に見えて動きを悪くしていく。
ゼファードルの攻撃がやけくそ気味になってきた所に、サイラオーグが瞬時に距離を詰め、腹部に拳を突き刺す。
ゼファードルも防御の術などを使っては居たみたいでいくつか現れたが、それらの存在を無視したかのような強力な一撃だった。
***
「ふー」
動画中ずっと倒し方考えてたが、カッチカチでパワーもスピードもある相手とか勝ち筋が見つからん。
攻撃手段が徒手空拳しかないから速度で上回るのもあるし負ける事は無いだろうけど。
魔力ないったって、魔力の攻撃が通用するわけでもないからな。物理的じゃない効力なら効くわけでもなさそうだ。
今の見せ札からなら弱点の光にかけるしかないか。
「ショージくん、どうしたの?」
隣に座って、動画見ながらサイラオーグさんの攻撃の度に悲鳴を上げてたギャスパーがこっちを見ながら聞いてくる。
「ん、勝ち手が見えなくてなぁ」
座ってたソファの背にもたれながらため息をつく。
「…仙術でもダメですか?」
反対側に座ってた塔城さんも聞いてくる。
「あれだけ生命力に満ち溢れてると…多分無理かな。
そりゃあ長時間無抵抗で居てくれれば別だけど、レーティングゲームでそんなの期待できないし」
まぁ、裏を返せばレーティングゲーム以外であれば現状の抑えた仙術でも対処は十分に可能なんだけど。
でも「俺がそこまでできる」と思われて警戒されるのも困るしな。
そんな話をしていると、兵藤先輩らの方でも強さの話題になってたようで、アザゼルが今の6人の若手悪魔のデータを出現させる。
各それぞれのキングとしての資質評価に加えて、この間のパワー、テクニック、サポート、ウィザード。下から棒グラフが伸びていく。
…って各項目のスペック表示をするなら前のグラフは一体何だったんだ?
全員表示されていくが、サイラオーグさんのパワーの表示だけまだ終わらない。
天井まで達するとやっと止まった。
「ゼファードルとのタイマンでもサイラオーグは本気を出しやしなかった」
サイラオーグさんのパワーの項目を皆が見てるなか、アザゼルは言う。
「やっぱ、天才なんスかね、このサイラオーグさんも」
吐き捨てるように、才能のない…とよく言われる兵藤先輩が言う。
「いや、サイラオーグはバアル家始まって以来の才能がなかった純血悪魔だ。
バアル家に伝わる特色のひとつ、滅びの力を得られなかった。滅びの力を強く手に入れたのは従兄弟のグレモリー兄妹だったのさ」
アザゼルはそう返すが…血筋故の力を受け継がないのと才能の有無とは違うと思うんだがな。
「でも若手最強なんでしょう?」
「家の才能を引き継ぐ純血悪魔が本来しないものをしてな、天才共を追い抜いたのさ」
「本来しないもの?」
「――凄まじいまでの修行だよ。サイラオーグは、尋常じゃない修練の果てに力を得た稀有な純血悪魔だ。
あいつには己の体しかなかった。それを愚直なまでに鍛え上げたのさ」
…確かに、肉体的なものだけしか鍛えてないとはいえ、同年代だろうに俺の9年じゃ届かない所まで行ってるんだよな。
それだけは否定できないし、タダの才能で済ませて良いとも思えない。
「先に言っておくが、ディオドラとやりあった後はサイラオーグだぞ」
その言葉にざわつくグレモリー眷属たち。
「少し早いのではなくて? グラシャラボラスのゼファードルと先にやるものだと思っていたわ」
「あぁ、ヤツはもうダメだ。
サイラオーグとの試合で折れちまった。」
グレモリー先輩からの疑問に、重大な事だろうにさらっと返すアザゼル。
「お前らも…大丈夫だとは思うが十分気をつけておけよ?
あいつは対戦者の精神も断つ程の気迫で向かってくるからな」
静まりかえるグレモリー眷属。
そこにグレモリー先輩が咳払いをしながら言う。
「サイラオーグ相手に色々考えるのもいいけれど、まずは目先の試合よ。
今度戦うアスタロトの映像も研究のためにこの後見るわよ。
対戦相手の大公家の次期当主、シークヴァイラ・アガレスを倒してるんだから」
気持ちを切り替えさせる為にグレモリー先輩はそう言うが、その内容もまた想定外だったようで…
「大公が負けた!?」
「そう。
今回の初戦はサイラオーグの所は順当、私達を苦しめたソーナたちは金星、若手ランク2位のアガレスを打ち破ったアスタロトは大金星という結果ね。
悔しいけれど、所詮若手の対決前のランク付なんてただのデータからの予想に過ぎないわ。
ゲームが始まれば何が起こるかわからない。それがレーティングゲーム」
グレモリー先輩はそう言いながら試合の映像を再生させようとすると――
部屋の端に一人分サイズの転移魔方陣が展開された。
「…アスタロト」
姫島先輩のつぶやきが聞こえた。
ってコトは…
「ごきげんよう、ディオドラ・アスタロトです。
おや、少し時間が早かったかな?」
「…いえ、そんな事はないわ。少しゲームの話で熱くなってしまったの」
「なるほど。確かにこの間のサイラオーグのゲームは激しかったからね。
ゲーム好きのリアスさんが燃えないはずもないね」
上級悪魔同士で会話してる間に俺たちは、部屋の別の端の方に座る。
女王の姫島先輩だけはお茶を出し、王のグレモリー先輩の隣に立っている。
「リアスさん。単刀直入に言います。僧侶のトレードをお願いしたいのです」
「ぼ、ぼぼ、僕の事ですか!?」
ディオドラさんからの発言にギャスパーがそう返す。
んなわけないだろ、と思ったがギャスパーなりにアルジェントさんを守ろうとしてるみたいだ。
「確かに将来性は魅力的だけど、僕は僧侶の変異の駒を持ってないし、持ってる知り合いも居ないからね。
僕が望むのはもちろん、アーシア・アルジェントさんとのトレードだよ」
さらりと軌道修正するディオドラさん。
ギャスパーが評価されてるのはちょっとうれしいかな。
「こちらが出せるのをリストアップした――」
「ゴメンなさい。その下僕カタログを見る前に言っておくわ。私はトレードをする気はないの。
それは釣り合いそうにないとかじゃなくて、単純にアーシアを手放したくないの。
私の大事な眷属悪魔だもの」
ディオドラさんが分厚い何かを出そうとするが、それを制するグレモリー先輩。
「それは…能力が珍しいから?それとも彼女自身の魅力?」
「両方よ。私は、彼女を妹のように思っているわ」
「部長さんっ!」
ディオドラさんからの質問に、グレモリー先輩が返した答えがよっぽど嬉しかったのか、アルジェントさんは眼を潤ませていた。
「一緒に生活してる仲だもの。情が深くなって手放したくないって理由はダメなのかしら?
私は十分だと思うのだけれど。
それに求婚した女性をトレードで手に入れようとするのは解せないわ、ディオドラ。
あなた、求婚の意味を理解しているのかしら?」
こちらに道理がある、とばかりに笑顔で威圧しつつ捲し立てるグレモリー先輩。
やっぱ短気ですね。
「――ハハハ!」
***
「ハハハハハ!
いや、申し訳ない。
まさか、婚約会場で婚約破棄させたリアスさんに求婚の意味を説かれるとは思わなかったからね」
先程までの作った笑顔とは違う自然な笑顔で笑うディオドラ。
「何ですって!」
「事実でしょう?
で、求婚の意味だったかな。それぞれ違うと思うけど、僕は――
『僕がアーシアさんを幸せにしたい』っていうのが一番かな」
再び作った笑顔に戻り、淡々と述べるディオドラ。
「ふざけないで!
その言い方じゃあ、まるで私達じゃアーシアを幸せにできないみたいじゃない!」
「大事な、妹に思ってる眷属悪魔自身に来たトレードの話に、本人の意見を聞かない時点で相手側からそう思われても仕方ないんじゃないかな?
それとも姉だから、と言う理由で妹の居場所を勝手に決めるのかい?家が決めた結婚を断った君が?」
リアスがキレるがディオドラに怯んだ様子はない。
「それは…」
「そして、その大事な妹に思ってる眷属悪魔が求婚されて、相手側に3週間も返事も出さない理由が、情が深くなって手放したくない?
貴重な能力を持ってて、命令に忠実な自分に都合のいい駒が手を離れるかもしれないのが怖いだけだろう?」
ディオドラの目つきが鋭くなる。
「そんな事はないわ!」
「どうだか。
アーシアさんの性格を考えれば争い事なんか向いていない事はわかるはずなのに、どうしてレーティングゲームに参加させるんだい?
自分の夢のために利用してるんじゃないのか?
僕は以前のシトリー戦の時にアーシアさんが倒された時、ヒヤッとしたよ。
そして確信した。このままリアスに任せてはおいてはダメだと」
立ち上がるディオドラ。
そしてそのままアーシアの前に行き、片膝を立てひざまずく。
「アーシアさん、僕は君に僕の元へ来てほしい。
妻に迎え入れたいのは嘘ではないが…僕との結婚が嫌ならそれでもいい。
ただ、君には僕が守れる場所で、平和に安全に自由に暮らして欲しいんだ。
それにうちの領地には前々から教会出身の転生悪魔や人間も居るし、彼女らのおかげでどの冥界の土地よりも領民たちの理解もあって元教会の人は受け入れられやすいハズさ。
どうだろう、一緒に来てくれないかい?」
そう言ってアーシアの手を取ろうとするが…
その直前で一誠がはねのける。
「アーシアに触れるんじゃねぇ!
部長の事も悪く言いやがって!」
リアスの事を散々言われたのもあって一誠は沸騰寸前だった。
「赤龍帝、兵藤一誠…君はわかってくれると思ったんだけどな」
「は?」
「今年4月の堕天使の1件…報告書で見たよ。
君はアーシアさんから教会の彼女の扱いを聞いて、彼女を助けたいと思ったんだろう?」
「な、なんだよ急に…そうだけど」
ディオドラからの思ったのと違う反応に困惑する一誠。
「考えてもみたまえ。
そんなアーシアさんを抑圧していた教会から出した僕と、たまたま堕天使が利用しようとしていたのを横取りしただけのリアス・グレモリー。
どちらがより、アーシアさんのためになる行動が出来るか」
「うるせぇ!
部長はアーシアを助けたんだぞ!」
「…そうだね。眷属である君に一任して、そして失敗し、死んだ所を転生させた。
最初から堕天使との関係なんか無視してリアスが動けば死なずに助けられたろうに。そんな事を考えもせず妹だと――」
一誠がディオドラの顔を殴る。
「それ以上部長を悪く言うなら許さねぇ!」
一誠とディオドラがお互いにらみ合いになり…
ふとアザゼルのケータイが鳴った。
「お前ら、ここで喧嘩せずにゲームで決着付けろ。
リアス、ディオドラ、日取りが決まったぞ。5日後だ」
「…わかりました、アザゼル総督。
アーシアさん、僕は君を教会と言う檻から助け出したかった。
いや、出せたと思っていたんだ。望まぬ形ではあったけど。
でもそうじゃなかった。別の檻に入れられてただけに過ぎなかったんだ…
次のゲームに勝って、今度こそ助けてみせるよ」
「お前なんかに負けるわけないだろ!」
一誠が吠えるが、そのままディオドラは一誠を一瞥もせず魔方陣から転移した。
***
>次の日
どうも映画の話が6巻直前らしいので
>結局外面はそのままで運営続けてる
原作設定です
表向きはそのままで裏だけ変わってるらしい
>アホか。ここに来たって事は~
「この前知ったことでマウント取ろうとするアザゼル」を修正したのを後悔
やっぱこいつ性格悪いわ
ちなみにアザゼルの話だけ中身カット率が高いけど
アザゼルがクソだと思ってるからじゃなくて
単に回りくどい説明感が強いからです
>信じる神が生きてる恵まれた側~
まぁイリナは教会で習った教えを捨ててるわけじゃないしね
ミカエルに鞍替えはしてるけど
なので元教会二人娘よりはマイルドな対応になります
>四大セラフ、他のセラフメンバーを合わせた10名の方々
トランプのスート4つしかねぇのに…
ちなみにこの当時はエースって事しか書いてないですが
イリナはスペードのエースだそうで
人
(0w0)
>バアル家とグラシャラボラス家の試合
原作だと数時間見てたとか
戦力差あるんだし、サイラオーグが舐めプしないと無理でしょ
ただ舐めプしたんだと、サイラオーグが魔王になるのがガチなのが嘘になるんですよね
>腹部に拳を突き刺す。
それで悶絶してるのに、原作だと折れた話の所あたりで元気に逃げ隠れしてから投降なんですよね
ここで気絶してリタイアで終わった事にするとゼファードルの耐久減らしすぎ改悪になる…?
>才能
ハイレベルな肉弾戦が出来る資質と
家に伝わる特色を受け継いだか否かとを
どっちも才能って言葉に書くのやめてくんないかなぁ…
くどくなるんでオリ主には早々に諦めさせましたけど
どうでもいいけどここのはうさぎとかめ的な感じなんでしょうけど
かめのサイラオーグすごいよりも
うさぎ役の上級悪魔が軒並みアホばっかり、ってイメージ
ドライグ視点だと悪魔は長年修行するっぽいんですけどね
>少し時間が早かった
ここではアポあり設定
原作だと不明ですが、リアスはアポなしで来てたらその事で攻撃すると思う
>情が深くなって
違和感あるけど原作まんま
>求婚の意味を理解しているのかしら?
わけのわからん煽りですが
多分リアスは恋愛結婚しか認めないって事なんでしょう
>3週間返事なし
6巻開始時が5巻ディオドラの2週間後で、その日にイリナ転校があり、ディオドラはその数日後なので
返事を出した記述は原作には一切ないです
プレゼント攻撃に憤る前にやることやってください
あ、300人のやつも映画撮影・鑑賞も5巻後なので
「アーシアが求婚されて返事も出さないままあれらをやってた」
ってことになります
>トレードの話に、本人の意見を聞かない
「こういう話が来てるわよ。
もちろん私は残ってほしいけれど、あなたの意思を尊重するわ」
ぐらい言えばいいのに
まぁ一番はアーシアが直にディオドラの求婚・トレードを断る事だけど
ゼノヴィアの所もそうだけどどうしてアーシアは何も言わないの?
どうしてアーシアには何も行動させないの?
一誠が「嫁に出さない」って言ったら読者にはわかってるだろうから別に良いの?
「嫌なら嫌と言えばいいんだぞ?」って言われておいて、何も行動に移さないならアーシアの株が下がるだけだろうに…
もう既に最低値だからどうでもいいのかな
>姉だから、と言う理由で妹の居場所を勝手に決める
これ毒親みたいなモンでしょ
リアスは自称姉だけど
一誠もアーシアの行動を自分で勝手に決めるし…
なので自分はディオドラがトレードを持ちかけた事への嫌悪感はないんですよね
嫁にする!って勝手に決めたならともかく、求婚ですし選択肢の提示だけ
仲間だから家族だから姉だからで勝手に決めるのよりはマシですから
そうするのが一番いいのがわかってても、勝手にされるならただの善意の押し付けでは?
>家が決めた結婚を断った
自分は上の決めた事に従わないけど自分の下は自分の事に従えよ
って言ってるようなもんだよねって話
>教会から出した僕~
リアスがアーシア手に入れる為に何をしたよ?って言う思いは前からありまして
原作でもディオドラの方がアーシア手に入れる為に努力してるわけですしね
リアスってアーシアを手に入れる為の労力「だけ」ならレイナーレ以下でしょ?
よくもまぁ私のモノなのよ!って態度できますねぇ…
で、教会はクソってのは本作ディオドラだけじゃなくて原作一誠も今まで散々言っているわけです
なのに、ディオドラが来る当日の朝練の時、
どうしてそんなクソな教会にアーシアが帰れるなら帰した方がいいんじゃ、とか考え変えたんでしょうね
「俺たちと一緒で聖女だった頃よりも楽しいのか?」って
お前自分で教会連中はアーシアのやさしさを理解できないバカだのなんだのボロカス言ってただろ、と
実際その後本人も言ってますね
「俺はバカだ。今の生活楽しんでるのわかってるのにどうしてアホな事聞いてしまったんだ」と
その理由は自分としては、
「一誠に”は”自分の行動の反省をさせてるように見せて、ディオドラとの対比を図り読者から好感度上げようとした」からではないかなと思ってます
もしかしたら5巻で一誠がリアスの婚約妨害を「正しいと思いたい」ってのに文句があったのかも
>ディオドラ
いわゆるきれいなディオドラ
設定通りの教会女食いたいだけのクズカスDV男だと
眷属ははぐれになったり、ゲームで個別戦の時に投降してくるやつが出るんじゃないですかね?
…ま、ディオドラの眷属なんざどーでもいいから整合性ないんでしょう