ハイスクールDevil castle×Dracula   作:二痔升

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20話 オーディン訪問~ロキ対策

「ほっほっほ、というわけで訪日したぞい」

 

どういうわけかわからんが…いや、日本神話との会談なのは知ってるが、何故か駒王町にオーディンがやってきた。

他所より安全だって兵藤家のVIPルームに泊めるんだそうな。

観光もしてるみたいでどうも先日デート中だった兵藤先輩と姫島先輩に鉢あったらしい。

で、その護衛に付いていた姫島先輩の父親の、堕天使バラキエルともデート中にラブホテル街で出会ったわけで一悶着あり、姫島先輩はご機嫌斜めなわけだ。

 

「どうぞ、お茶です」

「かまわんでいいぞい。

 しかし、相変わらずでかいのぅ…そっちもでかいのぅ」

 

お茶を出したグレモリー先輩と、姫島先輩の胸に視線を向けるオーディン。

 

「…オーディン様、そういう視線はダメですよ!魔王ルシファー様の妹君なのですよ!?」

「まったく堅いのぉ…

 サーゼクスの妹はべっぴんでグラマーなんじゃから、そりゃわしだって乳くらいまた見たくもなるわい。

 と、こやつはわしのお付きのヴァルキリー、名は…」

「ロスヴァイセと申します。

 日本に居る間、お世話になります。以後、お見知りおきを」

 

そう言えば、前回連れてたヴァルキリーと違うな…?

 

「爺さんが日本に居る間、俺たちで護衛することになっている。バラキエルは堕天使側のバックアップ要因だ。

 俺も最近忙しくて、ここに居られるのも限られてきてるからな。俺の代わりにバラキエルに見てもらうことにした」

「よろしく頼む」

 

アザゼルがそう言うが…

オーディンの護衛もそうだし、姫島先輩とモメそうなバラキエルさんの件もだが、ちゃんと事前に説明しろよ…

 

「しかし爺さん、来日するにはちょっと早すぎじゃないか?

 俺が聞いてた日程はもう少し先立ったはずだが…今回来日の主目的は日本の神々と話をつけたいからだろう?ミカエルとサーゼクスが仲介で、俺が会談に同席――と」

 

どうして三大勢力を介したんだろうな?

別に同盟も何も結んでないのに…

むしろ三大勢力絡みと思われて警戒されるんじゃないの?

 

「まあの。

 それと我が国の内情で少々厄介事…というより厄介なもんにわしのやり方を批難されておってな。

 事を起こされる前に早めに行動しておこうと思ってのぉ。

 日本の神々といくつか話をしておきたいんじゃよ。今まで閉鎖的にやっとって交流すらなかったからのぉ」

 

あー、伝手どころか交流経験なかったのか。

しかしこっちもモメごと持ち込みかよ…

内乱を鎮めてから来るんじゃダメなのかね?

 

「それよりもアザゼル坊、どうも禍の団は禁手化出来る使い手を増やしているようじゃな?

 あれは稀有な現象と聞いたんじゃが」

「あぁ、レアだぜ。

 だが、どっかのバカがてっとり早く、それでいて恐ろしくわかりやすい強引な方法でレアな現象を乱発させようとしてるのさ。

 それは神器に詳しい者なら一度は思いつくが、実行するとなると各方面から批判されるためにやれなかったことだ。

 成功しても失敗しても大批判は確定だからな」

「なんですか、その方法って」

 

トップの会話に首を突っ込む兵藤先輩。

すげーな。

 

「リアスの報告書にもあった通り、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦だよ。

 まず、世界中から神器を持つ人間を無理矢理かき集める。ほとんど拉致だ。そして、洗脳。

 次に、強者が集う場所…超常の存在が住まう重要拠点に神器を持つ者を送る。

 それを禁手に至る者が出るまで続ける事さ。

 至ったら、強制的に魔方陣で帰還させる。

 お前らの対峙した影使いが逃げたのも禁手に至ったからか、至りかけたからだろう」

 

それだと敵の重要拠点に送り込む必要なくない?

自陣営の強いやつと戦わせてればいいじゃん。

兵藤先輩とタンニーンみたいに。

…やっぱ相手が敵なのがポイントなのかな。

 

「これらの事はどの勢力も、思いついたとしても実際にやれない。

 例えば和平前の俺が、悪魔や天使の拠点に向かって同じ事をすれば批判だけじゃなく戦争開始目前だな。

 当然俺はそんな事望んじゃいねぇ。

 だが、奴らはテロリストだからな。平気でやりやがる」

「それをやってる奴らはどういう輩なんですか?」

 

兵藤先輩、オーディンの事見えてないのかな?

なんかそういう能力あったっけ?

 

「英雄派の正メンバーは、伝説の勇者や英雄様の子孫が集まっていやがる。身体能力は天使や悪魔にもひけを取らないだろうよ。

 更に神器や伝説の武具を持ってて、おそらくは禁手に至ってるであろうし、神滅具だと倍プッシュだなんてもんじゃ済まなくなるな。

 報告では、英雄派はオーフィスの蛇に手を出さない傾向が強いらしいから、底上げに関してはまだわからんが」

「禁手使いを増やして何をしでかすか、が問題じゃの」

 

オーディンが補足する。

つまり英雄派がどこで問題を起こすか、って段階?

日本は…標的だろうなぁ…クソ。

 

「まだ調査中だ、ここでどうこう言っても始まらんさ。

 それより爺さん、どっか行きたいところはあるか?」

「おっぱいパブに行きたいのぉ!」

「ハッハッハ、見るところが違いますな、主神どの!よっしゃ、いっちょ行きますか!

 俺んとこの若い娘っ子どもがこの町でVIP用の店を最近開いたんだよ。そこに招待しちゃうぜ!」

 

意気投合して出ていく二人。

 

「お、オーディン様!わ、私もついていきます!」

「お前はそっち系じゃったか?何にせよ柔らかい乳を揉んで少しはその堅い頭を柔らかくしておかねばのぉ。

 アザゼル!もう一人分頼むぞ!」

「そ、そうじゃなくて!私はお付きのヴァルキリーとして!」

 

ロスヴァイセさんも後を追っていく…

そして残った俺たち。

護衛初日は何もすることなく終わった。

 

 

 

翌日、何故かグレモリー家主催の冥界のイベントに参加することに。

おっぱいドラゴンの握手・サイン会だそうで。

…護衛は?

まぁこんな目立つ護衛より、ちゃんとした護衛がついてるんだろうな。

俺らは表向きの、と言うか撒き餌なんでしょ。

 

「『ほらよ』」

「ありがとう。ソウルイーター。

 …今日は誰も殺さないの?」

「『ギャラが引かれちまうからなァ』」

 

で、俺もこの番組に出てる。

出てるって言っても本当に出てるのは俺の顔を貼り付けた役者さんだが。

木場先輩の『ダークネスナイト・ファング』と同様の敵幹部ポジション、金にがめつい殺人鬼の『ソウル・イーター』として。

衣装は『ダークネスナイト』の軽鎧姿と違ってボロいフード付きローブ。眼帯して腕に包帯巻いて、ベルト複数付けて…ってな具合。

今日の客層としては…そういう似たような感じの衣装を纏った子とか母親。

 

「ソ、ソウルイーターさん、レヴィアたんの映画の九尾の人と一緒って本当?」

「…『全くどこから嗅ぎつけてきたんだか』」

 

あとこういうのがたまーに。

つっても客商売だしな。お望み通り声を変えて応対してやる。

塔城さ…『ヘルキャットちゃん』なんか俺よりしんどいだろうし、俺が泣き言言うわけにもいかんよな。

 

「罵ってくださ」

「『ほら、次の人の邪魔だよ!帰んな!』」

「ありがとうございます!」

 

そりゃ冥界のおっぱいドラゴン、視聴率が50パーもあるわけだ。

 

「スイッチ姫のおっぱい!スイッチ!」

 

グレモリー先輩のところからもそういう声が聞こえるわけだし。

兵藤先輩が泣きながら文句言ってるが…その子は「おっぱいドラゴン」になりたいわけだからな。そりゃマネするって。

 

特に問題もなくイベントは終わった。

で、「終わったらオーディンの護衛」との事だが…護衛に付いたりつかなかったりするのってどうなんだろうな?

表向きの護衛なのバレない?

この時間帯なら襲ってもらってOK!って事にしかならなくない?

北欧神話軽んじてるとかそんな問題にもならない?大丈夫?

 

 

 

オーディン来日から数日、その間俺たちはオーディンの観光に「は」毎回護衛として付き添っていた。

つってもまぁ、どうみても制服着用の未成年はお断りの店も多かったんで、そこでは待ちぼうけの護衛とは一切言えないシロモノだが。

そもそも深夜だし待機場所も場所だからで認識阻害使ってなければ通報されてたぞ。

ロスヴァイセさんは毎回憔悴した感じだし。

 

で、今は移動中。

木場先輩やゼノヴィアさん、紫藤さんにバラキエルさんが外で飛びながら護衛。

跳べるが飛べない俺に、その他グレモリー眷属一行と、護衛対象のオーディンにお付きのロスヴァイセさんはスレイプニルが引く馬車に乗って移動中。

この世界のオーディンがエロ爺なのはともかく、こういう乗り物に乗れるなんてテンション上がるよなぁ。

そんなテンション高い俺と比べて、他は半分寝てるアルジェントさんやら、自分の世界に入り込んでる姫島先輩など、連日連夜の行動のせいか護衛する気がなさそうなのばかり。

まぁそんなタイミングにこそアクシデントは起こるわけで…

 

ヒヒィンと馬の嘶きとともに馬車は急停止する。

 

「何事ですか!?まさかテロ!?」

「わからん!だが、こういう時は大抵ロクでも無い事が起きるもんだ!」

 

ロスヴァイセさんとアザゼルの感知範囲外からか。

オーディン以外は外を確認しようとする。馬車は広いんで問題ない。

外のメンバーは全員戦闘態勢をとっている。そしてその前に居る浮遊している若い男…

 

「初めまして諸君!我こそは北欧の悪神!ロキだ!」

 

ロキね…こりゃまたビッグネームだな。

 

「これはロキ殿。こんなところで奇遇ですな。何か用ですかな?

 この馬車には北欧の主神オーディン殿が乗られている。それを周知の上での行動だろうか?」

 

嫌味ったらしくアザゼルが問う。

 

「無論。

 恥ずかしい話ではあるのだがな、我らが主神殿は、我らが神話体系の代表として、勝手に他所の神話体系に接触して事後承諾を得ようと言うのだ。

 そんな勝手が許されるわけがなかろう?

 それとも、勝手に和平をしてその結果部下に裏切られたらしい堕天使総督殿は、そんなの問題ないと判断されたのですかな?」

「…言ってくれるじゃねぇか」

 

おーキレてるキレてる。

 

「おや、事実だったようだな。

 さて、オーディンを置いていくならば見なかったことにしてやるが?」

「断ると言ったらどうする?

 それに、お前が他の神話体系に接触するのはいいってか?矛盾してるぜ」

「和平よりは良かろうよ。

 なにせ相手は、我々の領域に勝手に土足で踏み込み、そこで聖書を広げるような輩だからな」

「…それを俺に言われてもな。

 そのへんはミカエルか、死んだ聖書の神に言ってくれ」

「自分は無関係だと?

 よくもまぁそんな事が言えるものよ」

 

ほんとだよ。それにしても嫌われてんなぁ聖書陣営。

 

「一つ聞く!お前のこの行動は禍の団と繋がっているのか!?

 ってそんなこと律儀に答える悪神様でもないか」

「我を侮辱したいのか!?テロリスト風情と一緒にするなどと…しかし貴様にあらぬ疑いを持たれるのも腹立たしい。

 己の意思のみでここに参上している!」

「…流石に考えすぎか。

 しかしオーディン、これはこれで厄介な問題だな。」

「どうにもの。

 頭の固い者が多くてのぉ…こういう風に自ら出向く阿呆までおるからのぉ」

 

阿呆ね…なら、その阿呆を言いくるめる事すら出来ず、こっそりやってきた主神様は何になるんだろうな。

 

「ロキ様!これは越権行為です!主神に牙をむくなど、許される事ではありません!」

「オーディンの言いなりのヴァルキリーは黙っていろ。

 我はオーディンと話しているのだ。

 で、主神殿。お戻りになられるつもりはないのかな?」

「そうじゃよ?

 少なくともお主よりもサーゼクスやアザゼルと話していた方が万倍も楽しいわい。

 日本の神道を知りたくてのぉ。あちらもユグドラシルに興味を持っていたところじゃしな。和議を果たしたらお互い大使でも招いて、異文化交流しようと思っとるんじゃよ」

「…話にならないのはわかった。

 では、実力行使とさせてもらおう!」

 

ロキの身にまとう雰囲気が変わる。と同時にゼノヴィアさんがデュランダルを振るって、聖剣の聖なるオーラを斬撃として飛ばしていた。

…が、当たったはずのロキには何の変化もない。

 

「先手必勝だと思ったのだが…」

「聖剣か。いい威力だが、神を相手にするにはまだまだ」

 

そう言ってロキが左手に力を集める…と同時に、兵藤先輩が禁手化して外に飛び出していく。

ドラゴンの羽が出てるが…ロキと戦える程飛べるのか?

いつもどおり背中から火を吹いて加速させて殴りかかるが、避けられる。

そしてグレモリー先輩の了承を得て、女王に昇格し―

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

14回倍加して波動を放つ。

ロキもそれに対抗するようにタメていた波動状のエネルギーを放つ。

魔力とか光力とはまた違った感じだ。あれが神のオーラってやつ?

2つの波動はぶつかり、爆発。

外で構えてたメンバーは爆発の勢いに曝されたが、大してダメージはなさそうだ。

そしてロキも…また無傷。

 

「ほう、特別手を抜いたわけではないが…なかなかのパワーだな、赤龍帝」

 

ふと、音がした方を向くと、何故かグレモリー先輩や姫島先輩が羽を出して馬車から出ていた。

なんで?

 

「ふむ、紅い髪…グレモリー家だったか?現魔王の血筋の。それに堕天使幹部が二人。

 オーディンよ、和議に来た…にしては随分と多い護衛だな?」

「お主のような大馬鹿者が来たんじゃ。結果的に正解だったわい」

「ふっ、果たしてそうかな?

 出てこい!我が愛しき息子よ!」

 

ロキの呼びかけに答えるように、空間が歪み、そして現れる…狼。

息子呼びって事はフェンリルか…?

オーディンも息子呼ばないとヤバくない?死なない?

この世界のだとケルベロスみたいに量産品とかパチもんもありえそうだが…見た目・雰囲気・重圧感からして全部が違う!

飛べなくてほんと良かった。

 

「マズい…お前ら、あのデカい狼には手を出すなよ!イッセー、もっと距離を置け!」

「先生!あの狼、何なんですか?」

「神喰狼だ。

 最悪最大の魔物の一匹!神を確実に殺せる牙を持っている!そいつに噛まれたら赤龍帝の鎧でも保たない!」

 

いきなりのフェンリルの登場にざわめく。

 

「さて、オーディン、貴様も知っているだろうが、現魔王のトップは随分と妹思い、でな。

 オーディンが戦場に連れてきたから死んだ、などとなれば即刻戦争を始めるかもしれんな?

 ―やれ」

 

ワオオオォォォンとフェンリルが遠吠えをし、その声に怯んだグレモリー先輩の元へ走る。

が、それに先んずるように兵藤先輩がグレモリー先輩の元に向かっていた。

 

「触るんじゃねぇ!」

 

フェンリルを殴る…が反撃をもらってる。

 

「ぶ、部長!大丈夫ですか?ケガは?」

 

自分の方がケガすごいですよ。

フェンリルは当然ノーダメージ。

今更ダメージに気づいた兵藤先輩が吐血。それ自体はどうでもいいんだが、その姿にグレモリー先輩たちは息を呑んでいる。

いや、さっさと戻れよ。

本人に言うつもりはないけど。

北欧には知り合い居ないし、三大勢力と…と言うか悪魔と戦争するのは別にどうでもいいから。漁夫の利かもだし。

オーディンがさっさと帰るにしても俺は損しない。

 

「ほう、全力ではないとは言え、フェンリルに追いつくとはな。

 赤龍帝。貴様の力を称し、フェンリルに食われる名誉を授けてやろう」

「ロキィィィ!」

 

アザゼルが叫び光の槍で、それを援護するようにバラキエルさんが雷光で攻撃する。

 

「フェンリルに頼らずとも、堕天使二人程度…我の相手は無理だ」

 

ロキが魔方陣を出すと、それが盾になり、攻撃を全て防ぐ。破壊どころか傷すら出来ていない。

どうも北欧は全体的に魔術的な面に優れてるらしい。

 

「同じ北欧の術式なら!」

 

ロスヴァイセさんが似たような魔方陣を大量に展開すると、そこから出てきた属性エネルギーが攻撃していく。

しかし、エネルギーの総量で劣るのか、ロキの魔方陣に防がれる。

 

「無駄だ。

 さて、次はこちらの番―フェンリル!」

 

攻撃に移ろうとしたロキがフェンリルに指示を出し、フェンリルが飛び退く。

 

『Half Dimension!』

 

先程までフェンリルがいた所を中心に空間が歪む。直撃こそかわしたものの、フェンリルは歪みに囚われる。

しかし、流石に最強の魔獣を捕らえるのは無理だったのか、フェンリルの牙に歪みを破壊された。

 

「兵藤一誠、無事か?」

「ヴァーリ…」

 

なんでテロリストのヴァーリがここに?

しかも美猴が筋斗雲?に乗ってついてるし。

 

「初めまして、北欧の悪神ロキ殿。俺は白龍皇ヴァーリ。

 ―貴殿を屠りに来た」

「今代の二天龍はよほど仲がいいらしいな。

 …仕方あるまい。今日は引こう。

 だが、会談は絶対に阻止して見せる!」

 

ロキの宣言とともに空間が歪み、ロキとフェンリルは消えていった。

 

 

 

「アーシア、ありがとう」

「! イッセーさん…良かった!」

 

あの後、俺はアルジェントさんと失神した兵藤先輩の治療をすることに。

別に俺は必要ないと思うんだが、周りは兵藤先輩のダメージに過剰反応するからな。

 

「そうま、部長は?」

 

アルジェントさんとイチャイチャした後にキョロキョロする兵藤先輩。

 

「外でミーティングですよ。

 …ヴァーリたちを含めて」

 

それを聞いて起き上がり、移動を始める兵藤先輩。そこまでフェンリルの爪はダメージ与えるってわけではないんだな。

…しかし、もっと飛び上がって急ぐかと思ったが、そうでもない。

ヴァーリにアルジェントさんを助けてもらって心境の変化があったのかな?

 

「オーディンの会談を成功させるには、ロキを撃退しなければいけないのだろう?

 …そっちのメンバーには、赤龍帝を加えてもロキとフェンリルを凌げないだろうな。

 それに英雄派の活動も無視できないから、冥界も天界もヴァルハラも追加人員は出せない」

 

集まってる場所まで行くと、そう言って全員に事実確認をしているヴァーリの得意げな顔が見えた。

そしてこちらに気づく。

 

「イッセー!傷はもう良いの?」

「はい、部長。もう大丈夫です。

 それより―」

 

兵藤先輩がヴァーリの連れているメンバーの方に目を向ける。

美猴にアーサーに、黒歌の三人。

 

「お前のチームならあいつを倒せるってか?」

 

バカにされる事には過敏な兵藤先輩が怒気を含んだ声で聞く。

 

「いいや、残念ながら今の俺たちは、ロキとフェンリルを同時に相手にできない」

 

その言葉に、噛み付くあてが外れたからか毒気を抜かれる兵藤先輩。

雰囲気が、「なんだよお前らだって出来ねぇじゃん」と語っている。

 

「だが、二天龍が手を組めば話は別だ」

 

ヴァーリの発言で驚愕に染まる俺たち。

何いってんだこのテロリスト。

 

ただ、戦力に乏しい現状では喉から手が出る程欲しい連中なわけで…

アザゼルがサーゼクスに連絡し、最終的には承諾された。

グレモリー先輩はずっと反対してたが、サーゼクスになだめられて渋々承諾。

自らテロリストに入ったヤツなんか嫌いだけど、いつロキが来るかわからない以上、俺もそっちの方がいい。

ロキが日本に遠慮して暴れてくれるかどうかはわからないし…

 

 

 

その翌日、早速作戦会議。

兵藤家の地下一階の大広間にこっちの全戦力が集合。

グレモリーチームと紫藤さん、シトリーチーム、アザゼル、バラキエルさん、そしてヴァーリチーム。

北欧の二人は別室で北欧の人らとやり取りしてるらしい。

 

…しかし、別に家に、と言うか駒王町の拠点に呼ぶ必要なくない?

一応そいつらテロリストよ?

ここ反テロリストの象徴みたいな土地なんだけど?

何かでマーキングされて転移テロされても知らんよ?

 

「まず一番最初に。

 ヴァーリ、俺たちと協力する理由は?」

「ロキとフェンリルと戦いたいからだ。この理由では不服か?」

 

アザゼルの問いにあっさりと答えるヴァーリ。

ほんとにこいつは…

 

「そりゃ不服だよ。

 性格的にありえないが、英雄派のテロの影響でどこの勢力も戦力が割けない状況にこんな事があれば、お前らは裏で手を組んでる可能性も考慮せにゃならんからな。

 かと言って、居ないならそもそもロキたちを退ける事も厳しい…」

「俺たちは英雄派とお互い不干渉だよ。

 まぁ信じてもらえなくても構わない。俺はそちらと組まなくてもロキたちと戦うつもりだ。

 …もしロキが先に他の誰かと戦ってる時でもな」

 

協力しないなら三つ巴、か。

 

「はぁ。サーゼクスも、旧魔王の子孫であるお前からの申し出を無下に出来ない、とも言ってた。

 全く甘い魔王だが、俺もお前を野放しにするよりかは協力体制をとった方がいいと判断している」

「納得できない事の方が多いけれどね」

 

グレモリー先輩も魔王の意見には反対出来ないみたいだ。

 

「ま、どうせお前の事だ、何か企んでるんだろうが…今はそれよりもロキだ。

 この後ロキとフェンリルの対策を、一番詳しいやつに聞こうと思ってな」

「誰ですか?」

 

兵藤先輩が珍しく、挙手してから聞く。

 

「五大龍王の一匹、終末の大龍・ミドガルズオルムだ」

 

ほー…ってヨルムンガンドの事だよな?

親兄弟の弱点聞いて教えてもらえるモンか?

…ここでは違うとかだろうか?

 

「まぁ順当だが、ミドガルズオルムは俺たちの声に応えるだろうか?」

「二天龍にファーブニルの力、ヴリトラの力、タンニーンの力で龍門を開いて、そこからミドガルズオルムの意識だけを呼び寄せる。

 本体は深海で眠ってるからな」

 

ヴァーリの疑問に答えるアザゼル。

最後のは多分知らない兵藤先輩に向けたものなのだろう。

 

「ちょ、ちょっと待って下さい。もしかして俺もなんですか?ヴリトラの力なんて引き出せないんですけど…」

 

匙先輩が恐る恐ると言った様子で聞く。

 

「あんま気にすんな。可能性を上げる要素として居てもらうだけだからな。

 さて、俺はシェムハザと対策を進めてくる。タンニーンと連絡取る必要があるからな。それまでお前らは全員待機。

 バラキエル、付いてきてくれ」

 

アザゼルはそう言って出ていく。残ったのは学生とテロリスト。

交流でもしろってか?

 

「赤龍帝!この下にある屋内プール入っていいか?」

 

美猴はホテルに泊まりに来た感覚なんだろうか…

 

「ちょっと。ここは私と赤龍帝である兵藤一誠の家よ。勝手な振る舞いは許さないわ」

 

キレるグレモリー先輩。一応名義上は兵藤先輩の両親じゃねぇかな。

 

「まーまー、いいじゃねぇか、スイッチ姫―いってぇ!」

「あなたねぇ!貴方のせいで私は冥界で変な名前で呼ばれてるのよ!」

「ンなこと言われたって、俺が冥界に広めたわけじゃないしねぃ。その怒りを俺っちにぶつけるのは違うんじゃねぇかい?」

 

あっちは元気だなぁ。

 

「…」

「にゃん♪」

 

こっちもある意味元気ではあるか。

塔城さんが黒歌を過剰なまでに警戒し、黒歌はそれを嗤いながら見ている。

 

「だから、あんま意識するとダメだって」

「…でも」

 

仙術の精神鍛錬にもなるか?と思って放っておいたけど、別の部屋で待機させた方が良いんだろうか?

…くそ、こういう時何が正解になるかわからん!

 

「小猫ちゃんは連れていかせないぞ」

 

なんて思ってたら、なんかズレてる兵藤先輩がやってきた。

どう考えてもそういう場面じゃなかったでしょ。

 

「へー。なんだか、最初に会った頃よりお顔が凛々しくなってるにゃん。

 禁手に至るとそういう風に変わるのかしらん。それとも女の子を知ったのかにゃ?」

 

標的が移った。

おもちゃにされてる子を助けるには自分がおもちゃになるのが最適ってか?

つっても、俺じゃ標的になりそうにないしなぁ。

 

「ね、私と子供作ってみない?

 私ね、ドラゴンの子が欲しいの。それも特別強いドラゴンの子。

 ヴァーリにも頼んだんだけど断られちゃって。だったら、あんたしか居ないし。人間ベースのドラゴンって、貴重にゃん。しかも二天龍なら遺伝子的に十分だし。子供は残したいんだよねー。だから、遺伝子提供者が欲しいにゃん。

 今ならお買い得にゃん。

 妊娠するまでの関係でいいからどうかにゃ?」

「ぜひ―」

「イッセー?」

「イッセーさん…」

 

おーおー、潜在的に敵の相手からお誘い受けて平然とOKしかけるとかすごいっすね。

しかも周りに自分に恋愛感情持ってる人が居るのに。

グレモリー先輩とアルジェントさんが兵藤先輩に詰め寄る間に、黒歌はさっとヴァーリの方に戻っていく。

兵藤先輩の周りで詰問するの、いつもなら姫島先輩も居るだろうが…今回はバラキエルさん絡みで部屋の隅にぼーっと。心ここにあらずって感じ。

アザゼルが呼びに来るまでずっと空気は悪いまんまだった。

いや、悪くしてたのは三人だけだったが。塔城さんは黒歌が離れたから多少持ち直せたし。

 

 

 

で、翌日。朝飯食って再び大広間に集合。

昨日は兵藤家にお泊りだった。

学校も使い魔なりなんなりで代わりをやってもらって、俺たちはまた待機。やっぱ護衛してるわけだしなぁ…

と、アザゼルたちがやってきた。

 

「オーディンの爺さんからのプレゼントだとよ。

 ミョルニルのレプリカだ。

 …ったくクソジジイ、マジでこれを隠してやがった。しかし、ミドガルズオルムもよくこんな細かい事知ってたな」

「すごいものなんですか?」

 

兵藤先輩が聞く。

…まぁ今回はちょっと同意かな。見る限りは普通の…と言うには豪華過ぎるが、金槌だし。

レプリカってバレないように偽装してるとか?

 

「北欧の雷神トールが持つ伝説の武器、のレプリカだ。それには神の雷が宿ってるのさ」

「はい。オーディン様はこのミョルニルのレプリカを赤龍帝さんにお貸しするそうです。

 どうぞ」

 

ミドガルズオルムの呼び出しって他所に転移してたから俺見れてないんだよな。

なんで兵藤先輩が持つ事になったんだろう。

が、その疑問はあっさり解決した。オーラを流して戦闘用の大きさにすると、かなりの重さになるみたいだからだ。

 

「レプリカっていってもかなり本物に近い力を持ってる。本来、神にしか使えないんだが、バラキエルの協力でどうにか一時的に悪魔でも使えるように変更した。

 むやみに振るうなよ?神の雷でここら一帯が消え去るぞ」

「マジっすか!

 うわー、怖い!」

 

俺も怖い。

 

「ヴァーリ、お前もオーディンの爺さんにねだってみたらどうだ?

 今なら特別に何かくれるかも知れない」

 

テロリスト相手に何いってんだ?

ロキの事を最優先するとは言え、アザゼルも十二分にヴァーリに甘いと思うぞ。

 

「いらないさ。俺は天龍の元々の力のみを極めるつもりなんでな。追加装備はいらない。

 俺が欲しいものは他にあるんでね」

 

テロリストが何いってんだ?

でも、逆にテロリストにならないと欲しいものが取れない、とか?

 

「あと美猴、お前に伝言だ。

 『バカモノ。貴様は見つけ次第仕置きだ』だそうだ。初代からな。

 玉龍(ウーロン)と共にお前の動向を探ってるそうだぞ」

「あ、あのクソジジイか…俺がテロやってんのバレたんか。しかも玉龍もかよ!」

 

えーと、三蔵法師の馬やってた龍だっけ。

俺、そっちの名前だと豚が出るから白龍とかの方がわかりやすいんだが…それはそれで白龍皇と被るか。

 

「あー、作戦の話に戻るぞ?

 現状、一番可能性が高いのは会談の会場襲撃だ。オーディンはここを含めたランダムな場所に交代で居てもらってるからな。ロキも闇雲に探すより、一番確実な機会を狙うだろう。

 会場でヤツが来るのを待ち、リアスとシトリーチームたちがお前達ごとロキとフェンリルを違う場所に転移させる。転移先はとある採石場跡地だ。広くて頑丈だから存分に暴れろ。

 ロキ対策の主軸はイッセーとヴァーリ。

 フェンリルはそれ以外のメンバー。当日までには鎖が完成するだろうから、それを使って捕縛のち撃破。絶対にフェンリルをオーディンの元に行かせるわけにはいかない。いくら主神オーディンと言えど、あの牙に噛まれれば死ぬからな」

 

その後、アザゼルは「トレーニング」のため匙先輩を連れ、転移していった。

残った面々はロキの、二天龍以外はフェンリルと戦う準備を進めて…いくわけだが。

 

「あ、俺、会談の日は別件があるんで一緒に行けませんので」

 

あっさりと、それこそ今やってる文化祭の準備に参加出来ないくらいの感じで放った一言に、全員一瞬唖然となってたが、思い思いの言葉を返される。

 

「落ち着いてくださいよ。

 そもそも、俺の立ち位置は『三大勢力の若手悪魔、リアス・グレモリーの協力者A』程度なわけでして、別にアザゼルにしろグレモリー先輩にしろ、行動を強制されるような事もないんですよ。上司部下の関係でもないですし」

「またまた~

 そんな事言って、フェンリルの相手が怖いんだにゃあ?」

 

黒歌が煽ってくる。俺をイジれる、と思ったのかな。

…うーん、キレる人ばっかと長くいたからか、なんか新鮮。

 

「別に鎖もあるし怖くはにゃいんですけどね。まぁどう受け取るかは任せます。

 ただ俺は、グレモリー先輩以外にも『取引先』があるんで、先に入った方を優先したいんです。三大勢力に属してるわけじゃないフリーなんで信頼性は大事ですしね。

 そういうのを見越して、グレモリー先輩との契約内容を考えたわけですし。

 第一今回、アザゼルからのオーディン様の護衛自体が急ですし…せめてもっと早く言ってくれてれば…」

 

一応申し訳無さそうに言ってるけど、結局、用事は会談の日だから、アザゼルがロキによるオーディン襲撃を予知出来ても無理だろう。

なんせ、今回俺は『日本神話側で会談に参加する』わけで…日程決まって即教えてもらったし。

会談に行けないとは言ってないから、嘘はついてない。

 

「…仕方ないわね」

「部長!?」

「『そういう契約』をしたことを持ち出されたら納得するしかないわ」

「すいませんね。

 もし早く終わったら合流しに行きますんで」

 

ここまで言ったものの、ロキが会談前に来ると意味ないよな。単に印象悪くするだけか?でも行かないのに準備してる段階で言わないのもな…




>前回連れてたヴァルキリーと違う
ロキ戦後のアレの実例の為の設定変更
オーディンもそこまで付き合いないから、後の設定と矛盾しそうな冗長なイジりもカット

…しかし、上司の主神にハリセンくれておいておカタいキャラって?

>バラキエル
原作15巻の朱乃の話で朱乃は五大宗家の姫島と無関係の同姓なだけになったから
姫島朱乃の父親とは言わないように改変しようと思ってたけど
そもそも主人公と朱乃に接点がないからバラキエルとも会話がない…

>トップの会話に首を突っ込む兵藤先輩
これで事あるごとに常識人ぶるのは無理がないですかね

>下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦
この後に原作では神器使いへの扱いが問題みたいな言い草してたんですよね
それって
危険な神器使い処分してきた堕天使や
神器持ちを悪魔に転生させて下僕にしてきた悪魔はどうなんだよ、っていう
意味わからん事になるのでカット

一誠の「俺の修行も人道的とは言えなかった!」話がしたかったんでしょうかね?

>身体能力は天使や悪魔にもひけを取らない
らしいです
勝手にスペックは低いと思ってた

>握手・サイン会
なぜこのタイミングで…?
やるにしても一誠ら本人にさせる必要は?

>ソウル・イーター
キャラの傾向としてはおっぱいドラゴンを作ってる某偉い人の持ってる印象が…という感じ

>「おっぱいドラゴン」になりたい
怒られた子供は他のファンにいじめられないといいけど

>オーディン来日から数日
この間に戦闘訓練の描写が入るわけですが…うーん
一誠と木場が模擬戦ってお互いの糧になるんですかね?
木場に一誠の攻撃が当たったら死ぬんじゃない?
でも一誠に木場の剣が当たったところで…だからこそボーリング柄頭や雷の聖魔剣なんだろうし、最後の足から聖魔剣キックは効果あるのかな?

>ロキ
扱い悪く感じるんでいつもの改変
「アザゼルは平和な日常が好きだからそれを乱しに来る輩が嫌い」とかもうね
オーディンが火種を持ち込んだ事には一切触れないあたりが…

そもそも割と原作ロキの発言からは要所要所に北欧を思ってる感じが見受けられるし

>勝手に他所の神話体系に接触して事後承諾
これについて、原作ではロスヴァイセに「公正な場で異を唱えるべき」なんて言わせてるけど
オーディンの来日は公正な場で北欧神話の承諾を得た?
「事を起こされる前に早めに行動」したんじゃねぇの?

>サーゼクスやアザゼルと話していた方が万倍も楽しい
楽しいとか楽しくないの問題か?
なんかこう言うのからも、そりゃ自分の趣味一番なアザゼルと意気投合するよな、って…

>あちらもユグドラシルに興味を持っていた
で、原作は日本神話がユグドラシルの知識を得て何がどうなったんですかね?
天界がユグドラシルの知識でシステム補強とか、グリゴリと北欧の合作人工神器はあるみたいですけど、本当に日本神話と和議したの?

>兵藤先輩が禁手化して外に飛び出していく
つまり、ロキの自己紹介からここまでが30秒って事です
めっちゃ早口なんですね

>随分と多い護衛
オーディン本人より弱い護衛は厳重なのかな、と

>フェンリル
この世界の神話の認知度わからん
一誠はオーディンもロキもフェンリルもなにそれ状態だけど、それが一般的かどうか…

>妹思い
原作でロキがリアスを狙う必要がわからないので
まぁリアスが出ていく必要もわかりませんが
単にリアス狙われて一誠ブチギレがやりたかったんでしょうけど

どうでもいいけど、無意識に動いた割に、一誠さん自分の動きよく説明出来てますね
…原作のこういう一人称なのに一人称ぽくない描写がちょっと
一誠のキャラ的にもそういうの考える方じゃないですし
原作は擬音だからクソって言ってた人いましたけど、自分はそれより他の方が気になりますね
ちょうどここの「効いてない?ハハハ、こりゃなんとも頑丈な狼さんで」とかの余裕な思考とか

>筋斗雲
一誠は言及してないんでドラグ・ソボールには無いんでしょう

>俺が冥界に広めたわけじゃない
そもそも胸=スイッチはヴァーリの発言ですしね
美猴がヴァーリになすりつけるとは思えないんで言及はさせてませんが

>お顔が凛々しく
すり寄ってる感がひしひしと

>ぜひ
原作が「ぜひ!と言いたいけど背中の小猫が睨んでるからそう言えなかった」
わけだから、別にそうじゃないなら言えるんでしょ

>文化祭の準備
そういやその描写の時に、一誠がギャスパーに
「後輩いじりは先輩の特権!卒業するまで弄り倒す」なんて言ってましたね
なんかどういう経験でそういう考えになったのかちょっと怖い


で、この作戦会議終了後に朱乃の話やら何やらがあるわけですが…
一誠がアザゼルたちとの会話するシーンにオーディンがやってきて
「自分の知恵で何でも解決出来るって思ってたけど若者の可能性が大事」なんて言うわけですが
それって、和議した方が若者にいい!ロキはそれをわかってない!つーことですかね
結局自分の判断が一番なのと何が違うの?
「若いもんはいい」は自分に同意してくれる若いもんはいい、って事?
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