ハイスクールDevil castle×Dracula   作:二痔升

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今回はちょっと長め(当社比)
本編もあとがきも

まぁ今回の内容が内容ですからね


25話 10巻開始~トラウマ

「ずむずむいやーん!」

「「「「「「ずむずむいやーん!」」」」」」

 

今、俺は「乳龍帝おっぱいドラゴン」のヒーローショーに来ている。

なんでも、今回のは冥界の旧首都ルシファードの大型コンサート会場を使っての大規模なものらしい。

日本じゃないし、どれくらいすごいのかはわからん。

でも、わざわざいつもと違って本人にオファーかけるんだし、かなりデカい規模なんだろうなーとは思う。

 

「いくぜ、ドラゴンキック!」

「「「「「「キッーク!!」」」」」」

 

武器が籠手だと演出しずらそうだな…

そもそも必殺技じゃないですよね。

普段やってねぇからか動きが悪いし。

せめてドラゴン召喚して飛び上がってぐるぐるしてからキックの体勢になってドラゴンのブレスでそのまま飛ぶとかさ。

 

しゃーないんで、食らって仰け反ったような体勢のままバックダッシュ。

それっぽい威力のように見えただろうか。

 

「『ちっ…割りに合わねぇぜ』」

 

ガメつい『ソウルイーター』のお決まりの撤退のセリフだ。

…どーせそのうち惨たらしく死ぬんだろうと思ったけど、思ったより長生きしてるな。ナマモノだから流石にそこまで出来ないんだろうか。俺は一応は悪魔に味方してるわけだし。

なんか娯楽が少ないからか、悪魔の子供は「おっぱいドラゴン」と兵藤先輩を混同してるらしいから、俺らも混同されてて、番組の中で死なせるわけにはいかなくなったのかな?

冥界のニュースでも兵藤先輩は「おっぱいドラゴン」表記だし、混同させようとしている感じがなくもない。

その割にはソウルイーターは九尾の狐設定じゃないらしいが…

妖怪の所にも放送するらしいからかな?

 

まぁその件に関しては俺に殺害予告でも届いてから肖像権の裁判を考えるか。

やられた俺は術で転移。

木場先…いや、ダークネスナイト・ファングと違って出番あんまないから楽だわぁ。

 

 

 

で、このヒーローショー、出番終わっても解散して即帰ったりとか出来ないのが困るところ。

何が困るってヒマ。

マジやることない。

外にも出られないし。

 

もしかしたら英雄派が襲ってくるかなぁ。とか期待した俺が悪かった。

まぁ前回一人も殺せなかった俺が同行したところで…か。

孫悟空に守護られてたような気もするけど、結果は結果だ。

 

と思いながら行動できるエリアで時間つぶししてると…

 

「やだあぁぁぁ!」

 

泣きわめく子供の声。

で、監視を飛ばすと、裏口の方で子連れの女性がスタッフと話していた。

どうもその子供は、ショーの後の握手・サイン会の整理券の配布に間に合わなかったみたい。

事前説明を怠っていたのか、聞いてなかったのか…

どっちのヘマかは知らんがよくある話だわな。

つーか親御さんはオロオロしてねぇでさっさと連れて帰りなさいよ。

なんて思ってると…

 

「どうかしたんですか?」

 

兵藤先輩がわざわざ鎧姿で近づいていった。

おいおい。

そして元から被っていたおっぱいドラゴングッズらしい帽子にサインしてやる。

 

「リレンクス、男の子が泣いちゃダメだぞ。

 転んでも何度でも立ち上がって女の子を守れるぐらい強くならないとさ」

 

…いいセリフだなー。

でもこの状況にはそぐわなくね?

泣いてたのは自分の思い通りにならなかったからだろうに。

で、今、泣きわめいてたからこそ、望みがかなったわけだ。

 

「兵藤さん…なるべくこういうのは控えて下さい。

 全ての方に対応するのは無理なのですから…特例を作ってしまうと、ちょっと…」

 

スタッフさんはマトモだなぁ。

もしかしたら悪魔じゃないのかな?

 

さっきの行動はあの子供の将来的にもならないんじゃないかな?

一度ゴネ得しちゃったら、それが通って当然。と学習してまたするかもだし。

それに、「そういう話」が他の悪魔に漏れたら、約束を守らないファンが増えると思うぞ。

 

ま、兵藤先輩が自分で自分のクビを締めただけだしどうでもいいんだけどね。

周りの良さげな人まで巻き込まれるのはなぁ。

 

「すみません。気をつけます」

 

申し訳無さそうにする兵藤先輩。

ほんとに反省してるかはわかんねぇな。反省したとしても理屈じゃなくて感情で動くタイプだろうから、次また同じことがあれば、同じようにするんじゃねぇの?

 

そしてスタッフさんが離れると…

 

「格好良かったわよ。さすが私のイッセーね」

 

グレモリー先輩が現れる。

 

「少し軽率だったけれど、それでもあの子の夢をあなたは守ったわ」

「部長…」

 

飴与えすぎじゃない?

もうこれさっきの反省したとしても消えたでしょ。

夢?夢って何?おっぱいドラゴンに会いたいって言ってた事?

 

「あら?

 ごきげんよう、リアス、一誠さん。ここで何をしているのかしら?」

 

グレモリー先輩のお母さんが孫のミリキャスを伴って現れる。

どうもグレモリーが主催のショーの様子を見に来てたらしい。

そして談笑していたが、グレモリー先輩のお母さんを兵藤先輩が「部長のお母様」と呼んでから、少し空気が悪くなる。

 

「『部長のお母様』というのはいただけないわね。

 私の事はお義母様か母上と呼ぶこと」

 

おぉー、直球。

グレモリー先輩も、もうちょいはっきり言わないと。

 

「し、しかし、失礼なような…」

「何も失礼な事などありませんわよ?

 むしろ、共に社交界に出た時、そのような呼び方ではグレモリー家全体が恥をかきます」

 

…なんで兵藤先輩って普段はイエスマンなのに、こういう時は要求を断るんだろう?

立場に弱いのかな?

その割には最上級悪魔でグレモリー先輩より格上のタンニーンさんをおっさん呼びしてるが。

 

「リアス、教えがなっていないのではなくて?」

「申し訳ございませんお母様。ですが」

「そこで『ですが』が入るだなんて…

 伴う男子を入れるのですから、そこをちゃんとしないでどうするの?

 それと例の順番は決めたのかしら?少なくともアーシアさんと朱乃さんはそうなのでしょう?

 殿方がそれを望むのだから、そこを管理するのも当主たる貴女の役目です。

 他にも…」

 

おいおい、お説教が始まったぞ。

…一応野外なんですが。

 

先輩のお母さん、グレモリー先輩に対する調子で、愛想笑いを浮かべてる兵藤先輩本人に状況を教えればいいと思うんだけど…

でもまぁ、悪魔貴族の次期当主の夫が実質的とは言えハーレム持ってる状況なわけだし、まずその当人にしっかり手綱を持って欲しいと願う親心ってやつなのかね。

 

 

 

ヒーローショーの翌日。

レイヴェルが転入てきた。

 

「うちに二人目の転入生だ」

「レイヴェル・フェニックスと申します。よろしくおねがいします」

 

とまぁ普通な感じだったんだが、休み時間になると…

 

「フェニックスさん、教科書はあるの?」

「フェニックスって珍しい名字だね」

「ギャーくんに続いて外国の転入生が入ってくるなんてこのクラスで良かったわ!」

「えぇと…」

 

クラスメイトに囲まれ、対応に困っている様子。

まぁ…

 

「やっぱ外国ってすげえよな」

「そうだな。生金髪ドリルツインテとか最高すぎる…」

「いや、乳の話だろ?」

 

俺のデビルイヤーにはそういうひそひそ話も聞こえるが。

まぁそれでも、直接手を出そうとかいじめみたいな話はないし平和なもんだ。

 

「あ、あの…助け舟出さなくていいんですか…?」

「うーん…」

「…ギャーくんみたいな人じゃないんだし、別にいいでしょ」

 

ギャスパーは自分と重なるものがあったのだろう。

確かにどうにかしたい気もなくはないけど、俺は彼女と面識ないどころか一方的に石化させたわけだしなぁ…

 

「…あれ、二年のケダモノ先輩じゃない…?」

「やだ、確か見られるだけで謎の催眠術にかかって好き放題されちゃうって噂が…」

「私が聞いたのは強制的に惚れさせられるって…」

「実際に三年のお姉さま方や二年の転入生の方々がその毒牙にかかったとか…怖いわ…」

 

そんなひそひそ話も聞こえる。

…様子見に来たのか。

ギャスパーの時には来なかったのになぁ。

 

「あ、リアスお姉さまだわ…」

「ウソ!?ケダモノ先輩とお話してる…!?」

「噂は本当なのね…」

 

あっちもか。

なんでだろう?恋敵だから?

 

「…ねぇ惣間くん、悪いんだけど」

「わかってる。兵藤先輩でしょ?

 んじゃ塔城さん、ギャスパー、ちょっと行ってくるわ」

 

我慢の限界が来たのか声をかけられる。

まぁ駒王学園には純真()な人も多いからね。

 

 

 

「で、兵藤先輩、なんで来たんですか?誰かに用事でもあるんですか?」

「用事も何もレイヴェルの様子見に来ただけだよ…」

 

クラスメイトの声が聞こえたのか、少し涙目でふてくされてるなケダモノ…兵藤先輩。

自業自得だぞ。

 

と、後ろからレイ…フェニックスさんがやってきて、二人の手を掴んで行ってしまう。

それを追いかけるように塔城さんとギャスパーも来た。

 

「…初日から早退でもするんですかね?」

「さぁ、まだなんとも」

「と、とりあえず追いかけましょうよ…」

 

ギャスパーの言う通り追いかけ…る程でもなく、廊下の先を曲がった所に居た。

 

「ちょっと待ってな、小猫ちゃんに――」

「…私がどうかしました?」

「あぁ、丁度いいところに。

 お願いなんだけど、レイヴェルの話し相手…と言うか、学校生活面でのフォローをしてあげてほしいんだよ。

 同じ学年だし、同じクラスだろう?頼むよ」

 

どーして塔城さんだけに頼むんだろう。

そりゃ確かにギャスパーは口下手だが、一部の女子からの人気で言うなら塔城さんより高いよ。

まぁギャスパーの時にはフォローは頼まなかったわけだし、男には単純に興味がないのかな。

 

塔城さんはグレモリー先輩に視線を送る。

お前の男にすり寄る女だけど構わんのか?って感じかな。

グレモリー先輩は首肯する。

 

「…はぁ。まぁ構いませんけど。

 でも私が何かするよりも、本人がその乳でたらしこんだ方が早いんじゃないですか?」

「なっ…!?」

 

フェニックスさんはその言葉に身を抱きよじる。

その行動は胸を、腕で寄せ更に強調するかのようで…

ブッ!と兵藤先輩が鼻血を吹き出す。

 

「…こんな感じに」

「あっ!あ、貴女ね!」

 

顔を不死鳥の炎のように真っ赤にするフェニックスさん。

 

「まぁまぁ。

 フェニックスさん、みんな最初は不慣れなもんですよ。

 そんなにすぐ慣れる必要もありませんし、ノリのいい奴らですから日が立てばそのうち勝手に慣れてきますって」

 

モップを取り出して床を吹きながら声をかける。

 

「…わかってます。ちゃんとフォローはします」

「ぼ、ぼくも…」

「つーわけで構いません?兵藤先輩」

「あ、あぁ…」

 

鼻を抑えながら返事をする兵藤先輩。

…そして、

 

「やさしいわよね、イッセーは…」

 

その言葉の割に、喜色を含まない声でつぶやくグレモリー先輩。

…私には優しくないのに、ってか?

自分を一番に優先して考えて欲しいなら、それ相応の意思表示しないとダメだろ。

 

ま、そもそも本当に優しいなら、ギャスパーの時にも様子見に来るんじゃないかと思うがねぇ。

 

 

 

そして放課後。

 

フェニックスさんの入部挨拶の後、学園祭の準備に。

オカルト研究部は旧校舎全体を使って、お化け屋敷に占いに喫茶店に…と全てやりたい放題やるみたい。

当然作業はその分多い。

ただ、それでも出し物なかなか決まらなかったからな…

不毛な会議よりはマシだろう。

それに俺は準備を手伝うだけだ。部員じゃないしね。

 

…で、男子組、と言うか兵藤先輩と木場先輩と一緒に外で大工作業。

ギャスパーは女子と被服作業やら室内の模様替えやら。

吸血鬼なんだし魔力なしでもそれなりに筋力はあると思うんだがな。

 

トンテンカンテン作業をしてると、サイラオーグさんとのゲームを目前に控えてるからか、二人の話題は自然とレーティングゲームに。

茶々を入れずに聞く。悪魔にとっては常識でも、俺は知らない事もあるだろうし。

…でもまぁ、作業にもうちょっと集中して欲しい所だけどな。

魔力を使わず学園祭の準備をするように、なんてお達しのせいか、二人の作業の効率はあんまりよろしくない。

身体能力は常人よりも高いはずなんだけどなぁ。

自分たちの事でしょうよ。

俺は間に合わなくても困らないんだけど。

グレモリー先輩が、サイラオーグさんの執事からの個人的な用事、とやらを持ってきたせいで兵藤先輩は抜けたし。

 

 

 

「お、そうまか」

「こんばんは。生徒会の仕事ですか?」

 

その後、今日の分の作業を終えて帰るとき匙先輩に出くわす。

 

「あぁ…まぁな」

 

何か言いたそうだな。

 

「なんですか?俺でよければ聞きますけど」

「あ、いや…」

『我が分身はこの前の狐を自分ではなく、貴様が抑えた事に劣等感を感じておるようなのだ』

「ちょっ…ヴリトラ!」

 

匙先輩の肩に蛇…のようなものが現れていた。

俺はロキ戦に参加してないからなぁ。

 

『我が力を使いこなせるようになれば、そのような心配など無用だと言っておるのだがな』

「俺だってそれはわかってるよ…」

 

うーん…

 

「それだけ評価してもらったのは嬉しいですけど…そんなすごいもんでもありませんよ。

 あれは相性勝ちみたいなものですし。

 俺が九尾だったのと、術式はロスヴァイセさんがどうにかしてくれただけで…

 相手の動きだってそれこそ匙先輩たちが抑えてくれたおかげですし」

 

こんなもんでフォロー出来たかな?

 

「むしろ俺が行く前にあの状態の九尾を相手によく持ちこたえられましたね。

 もっと自信もって良いんじゃないですか?」

「…

 そう、なんだろうけどさ…

 でもやっぱ兵藤に追いついた、と思ってたのにあっさり引き離されちまったからさ」

「まぁそれを言っちゃうと、兵藤先輩が戦ったのと同格の相手に負けてる人達は立つ瀬がないんですけどね」

 

凹んでたの俺への劣等感って言うよりはそっちのがメインらしいな。

…でもあの時、戦っていたのは匙先輩(と俺)だけなんだよな。

兵藤先輩以外は行動不能。

その兵藤先輩も痴漢の力で覚醒するまでは、傷も治って鎧も修復してたのにうなだれてなーんにもも出来てなかったわけだし。

帰ってから治療ついでにちょろっと褒めて持ち上げつつ聞いた所に寄ると、アレって魔王アジュカのおかげでどうにかなったらしいじゃん?

つーか、その魔王のおかげで出てきた力ですらドライグの、赤龍帝の力なわけで…それも意図的でないとは言え、千人を痴漢にして、だし。

この世界入って一年も経ってないのに、他人の力で偉そうに…

だいたい、同じドラゴンの力を得ても、片一方は即座に無双出来て、片一方はそうじゃない、ってのは…なんかこう、腹立たしいと言うか…

っていかんいかん。

 

「相手の足止めも立派な作戦ですよ。

 なんかこの間のグレモリー先輩らとの戦いだって、なんか…詳しくはないんですけど褒められてたんでしょう?

 ってことは悪魔としても評価対象なわけだと思いますよ」

 

うーん、レーティングゲームには興味ないんで雑な褒め方になってしまった…

 

「それに匙先輩の場合、兵藤先輩みたいに殴り合いだけが強ければいいってもんじゃなくないですか?

 特殊能力いっぱいあるのは作戦系のシトリー先輩とも噛み合いそうですし」

「!

 そ、そうか!?」

 

おぉ、効果てきめん。

そういやドラゴン神器持ちは単純って誰か言ってたような。

 

「じゃないですかね。

 兵藤先輩が最も強い兵士になるってんなら、最もトリッキーな兵士だとか、最も色んな事が出来る兵士になるとか」

「おぉ!」

『…?

 よくわからんが我が分身はやる気になったようだな。

 礼を言うぞ、九尾』

「あ、そうだ、そうま。悪かったな、ありがとよ。

 ウチは俺以外男子も居ないし、そういう話はしづらかったんだよな…」

「いえいえ。

 それでは」

「あぁ、俺も仕事に戻る」

 

溜まった不満を言えない事のストレスはわかる。

なんせ今まさに再燃した不満をぶちまけたいわけだし。

年単位での修練をあっさり越えられてたまるかってーの。

いやそりゃ、それぐらい厳しい修練を積んでると思えるんなら納得出来るが、学校生活送って、部活やって、悪魔のお仕事して、の『ついで』じゃあ、流石に俺の分身使った一日24時間以上の自主訓練の方がマシに思えるし。

でも、同じ立場の他の人らは俺と違って味方が強化したから、とは言え平然としてるわけだし、アレは「この世界だと普通」なのか?

レアとは言え禁手なんて手段で強くなれる世界なんだし、なくはないが…

 

まぁアレは禁手以上にレアと言うか…覇龍と駒の相乗効果?らしいし。

つまり最低でも、生まれる時の神器ガチャで覇龍が出来るのを引いて、悪魔に転生しないとダメなわけだ。

で、更に魔王とのコネ、か。

もしかしたらピンポイントで赤龍帝じゃないとダメかもしれないし。

だからこそ、そこから神器の能力で何倍も…それこそ10や100じゃなく、万や億まで…

やってらんねーな。

で、覇龍級の強化なのに覇龍みたいなリスクも無いっぽいし。もう腕を犠牲に禁手、なんて必要も無いんだろうしなぁ。

 

一応、他人の力を平然と自分のものと思える精神性はすごいと思うけどな。

俺は悪魔城ドラキュラの能力を使えるけど、同じことが出来るからって彼らの能力を自分のものと思えた事はない。

ゲームという媒体を通してたから余計そう思えるだけかも知れないけど。

もしくは神器として授けられてるから自分の「モノ」だと思えるのかな?

「赤龍帝」ってドライグ本人の肩書をそのまま継承されてるけど、拒否もしてないし。

駒も与えられた「モノ」だから自分の力ってか?

それでもそのドライグ本人の力もを開放したも、駒を作ったのも魔王で、兵藤先輩は一切寄与してないんだけどなぁ…

 

あー、いくらでも文句言えそう。

…けどそんな事言ったって、俺が強くなれるわけではないんだ。

強くなれるチャンスを掴む為にここに来たんだし、実際に成果は出てる。

焦って他人を羨むよりもまず自分だ。

さっさと帰ってウマい飯食って気分転換して明日以降に備えないと。

 

 

 

「ただいま」

「あ、おかえりなさい、ショージくん。

 ごはんの準備出来てますよ」

 

メイド服に身を包んだロスヴァイセさんが迎えてくれる。

 

「どうしました?」

「ん…別にロスヴァイセさんはメイドの仕事しないでもいいのに、と思って」

「いえ、衣食住面倒見て頂いてるのに、何もしないわけにはいきませんから」

 

魔術の授業で十分役に立ってもらってるけどなぁ。

しかし、なんで俺の周りの自己評価低い人はとことん低くて、高い人はとことん高いんだろうか…

 

 

 

それから数日後の放課後。

部室で学園祭の準備。今は男子しか居ない。

 

「あ、兵藤先輩。

 昨日はすごかったらしいですね」

 

どうも昨日はグレモリーとバアル家でゲーム前の記者会見をしたらしい。

俺の仕入れた今日の冥界の新聞にも『おっぱいドラゴン、スイッチをぶちゅぅぅぅっと吸う!?』なんて見出しが書いてある。

 

「はぁ…」

 

兵藤先輩は何かあったのかうなだれたままだ。

 

「何があったんですか?」

「…多分、何かがあったんだろうけど、俺には何があったのかわからないんだよ…」

 

随分曖昧な感じだ。

 

「あー、そんな事よりも、レイヴェルと小猫ちゃんはクラスでどうなんだ?」

「うまくやってるんじゃないんですか?

 ちょーっと塔城さんからのあたりがキツイ気もしますが、多少俺も抑えたりしてますし、塔城さん本人もフェニックスさんへのフォロー自体はしてますから」

 

以前のギャスパーの時もそうだったけど、コンプレックスを刺激する相手にはあたりがキツイ感じなんだよな。

今回はただでさえ、敵…ではないけど、主の恋敵という建前はあるし。

何か自信を得られるならそうじゃなくなるんだろうけど、戦力はともかく、身体的なものはなぁ…

 

「…僕はレイヴェルさんのお役に立てなかったです。

 プライベートな事だけじゃなく、戦闘の方でも皆さんのお役に立てそうにもなくて…」

 

ほーら、兵藤先輩が一切フォローを頼もうとしなかったからギャスパーが拗ねちゃったよ。

まぁ、ギャスパーは頼んだら頼んだで、頼まれたのに全然ダメだったって凹みそうだけど。

 

「お前の眼は今回のゲームで解禁されてるし、俺の血を入れた瓶も携帯出来るようになったじゃないか。

 それでも不安か?」

 

さらーっとパワーアップした人にはわからんのだろうなぁ。

 

「…僕はイッセー先輩のように勇気も力もありませんし、ユート先輩のように剣も使えません…

 せめてサポートだけでもお役に立てたら幸いなのですが…ぼ、僕、男子として恥ずかしい気持ちでいっぱいですぅ」

 

いや、サポートって重要だろ。

ギャスパーの場合は過小評価してるのは自分だけ…だよな?

 

「よし…ギャスパー!俺が今から言う事を胸に刻め!

 『グレモリー眷属男子訓戒その一! 男は女の子を守るべし!』

 ほら復唱!」

「お、男は女の子を守るべし!」

 

なんじゃそりゃ。

っつーか、それって単に兵藤先輩がグレモリー女性陣を格下と思ってるんじゃねぇの?

ま、なんだろうとギャスパーが良いように解釈して好感度あげるんだろうなぁ。

 

「よし、次!

 『グレモリー眷属男子訓戒その二! 男はどんな時でも立ち上がること!』」

「お、男はどんな時でも立ち上がること!」

「最後!

 『グレモリー眷属男子訓戒その三! 何が起きても決して諦めるな!』」

「何が起きても決して諦めるな!」

 

…っ、あっぶね、笑う所だったわ。

不意打ちすぎて反射行動に身体コントロールをブチ抜かれる所だった。

全く、この間諦めてた人がよくそんな事言えるもんだ。

まずご自分がどんな時でも立ち上がって決して諦めないようにすべきでは?

 

 

 

その後、女性陣やアザゼルがやってきてミーティングが始まった。

が…

 

「ゲームのミーティング前に各勢力の情勢について話したい事がある。

 ちょっと神器に関して厄介な事になりそうでな」

「どういうことですか?」

 

木場先輩が問う。

 

「英雄派の連中が禁手の研究をして、実際に結果を出してるのはお前らも認識してるはずだ。

 身を持ってその力を食らったわけだからな。

 …あいつら、英雄派に属してない一般神器所有者や、悪魔に転生してる神器所有者に禁手に至る方法を伝え始めてるって話だ」

 

ほーん。

研究っていうか、あれは力技では?

とりあえず強者に突っ込んで使えるようになったら回収って、一般人や転生悪魔が独力でどうにか出来るもんじゃないだろうし。

 

「それがどういう結果を生むか…

 不遇な人生を送っていた者が、一転して世界の均衡を崩すとも言われる力を得れば、そいつの価値観が変わる。

 知っての通り、神器を持ったヤツは必ずしも良い人生を送れるわけじゃない。

 人とは違う異能ゆえに迫害、差別された者も少なくない。

 悪魔に転生した所有者も理不尽な取引で眷属になったケースもある」

 

俺は被害者だから何やっても良いんだー、ってか。

 

「全ての悪魔が良心的なわけではないものね…

 上級悪魔にも心無いものが少なからず居るわ。

 人間界の影響で多様な考えの悪魔が増えてきたけれど、本来は合理的な思考を持つのが悪魔だもの」

 

グレモリー先輩はそういうが、合理的、ねぇ…

合理的なら、それこそ反抗されないように、そこまで悪い扱いはしないんじゃねぇの?

禁手に至れるなら反抗してやろうと思われるような扱いしてる時点で合理的とは思えん。

使い捨ての部下ならともかく、15個しかないアイテムを使って1万年の寿命を与えてるわけよ?

…って、そう言えばはぐれから駒の回収とかはしてなかったし、また再度もらってる可能性もあるのか。

そりゃ酷い扱いしても「合理的」だわな。

もっと良いのが見つかれば今のを捨ててもいいんだし、遊び感覚で眷属にしたりするわ。

 

「そう、理不尽な思いで暮らしてる神器所有者も居るってことだ。

 それらが力の使い方、圧倒的な能力…禁手を得たらどうなるか?

 ――当然、使うだろうな。その力を。

 人間ならば、他者への復讐、世俗の逆襲に使うかもしれないし、転生悪魔なら己を虐げてきた主への報復を考えるだろう」

 

…あれ、なーんか他人事じゃね?

自分ら堕天使が危険な神器所有者を殺そうとしてたのって、英雄派が一般神器所有者にやらせたい事をしてたんじゃねぇの?

今まで堕天使に襲われて禁手に至った人も居そうだけど?

俺らは世界の為に殺してたからセーフで、悪いのは人間と悪魔だけですよ、ってか?

 

「…怖い、ですね」

 

と兵藤先輩。お前いつもその時その時で怖がってんな。

いくら怖がっても悪いのって迫害・差別してたやつやら、理不尽な取引をした悪魔なんじゃねぇの?

そいつらが何もしなきゃ神器所有者だって反抗しようと思わないだろ。

 

「あぁ、色々な意味で怖いことだ。

 人間がやれることへの限界、超常の存在への挑戦、禁手の研究をしてきた英雄派の連中にとって、これから起こるかもしれない事象はある意味で一つの成果だろう。

 人間界、冥界のどこかで不満を抱えていた神器所有者が暴動を起こすのは時間の問題だ」

 

少なくとも、冥界は自業自得だけどな。

一般的に神器が認知されてるんだから、単に理不尽な取引で眷属にするのが違法になってれば起こらなかったわけだし。

…あー、でも、兵藤先輩みたいな感じの考えなしのアホで主への好感度が高いと、善意・好意で自分も禁手覚えて役に立つぞーってのも出てくるかもな。

それで他所の勢力に特攻、からの戦争、とか…

それは流石にないか。

 

「してやられたってわけだ。

 テロリストであるあいつらの結末がどうなるかはまだわからないが、現時点で大きな一発をもらったのは確かだ。

 今後に影響は出る。

 悔しいが、見事だよ。人間のおそろしさを改めて思い知った」

 

人間のおそろしさ…?

単に相手を何しても怒らないサンドバッグだと思いこんでたら殴り返された、ってだけじゃない?

もっとさ、俺みたいにいつかお前らの寝首をかこうとして媚売ってるようなのも居るんですけど…

と言うか俺は、自分を一瞬で殺せるような異能を持ってるかも知れない相手をいじめようと思えるヤツの方が恐ろしいわ。

ほんとどういう思考回路してたんだろうな。

 

「…っと、悪かったな。

 今日、俺がここに来たのはテロリスト対策じゃなく、サイラオーグ戦へのアドバイザーとしてだった」

「先生!

 サイラオーグさんにも先生みたいにアドバイザーが付いてるんですか?」

 

空気を切り替えようと、即、兵藤先輩が挙手しながら質問する。

前は挙手も何もしなかったし、進歩したんだろうか。

 

「あぁ。一応あっちにも居るぞ。皇帝様がついたそうだ」

「!

 ディハウザー・ベリアル…」

 

グレモリー先輩が反応する。

この前木場先輩らが言ってたな。レーティングゲーム一位維持の王者だっけか。

 

「ま、リアスやイッセーが上級悪魔としてゲームに参加するのなら、正式参戦後の大きな目標と見ておいていいだろう。眷属のメンバーも主がゲームに参加する以上は避けて通れない相手だろうしな」

 

アザゼルはそういうが…

悪魔のレーティングゲーム一位を長期間キープしてる相手が「正式参戦後の大きな目標」?

むしろ最終目標だろ?

っていうか兵藤先輩はマジで上級悪魔になるつもりなのか?もうハーレムあるのに?ゲームにも意欲的な感じはしないんだが?

そりゃ今はゲーム大好きなグレモリー先輩の眷属だからわかるけどさぁ…

 

つーか、勝った事も無い次の相手を無視して将来の事を考えるのはなぁ…

自分らもサイラオーグさんに心を折られるとかは考えてないのかな。

 

「さて、おまえたち。

 サイラオーグ眷属のデータは覚えたな?

 あのグラシャラボラス戦では、能力を全部見せていない者も居たようだが…

 まぁ、あの試合は途中でグラシャラボラスのガキ大将がサイラオーグ相手にタイマンを申し込んだしな。実質、サイラオーグが単独で勝負を決めたようなもんだ。

 それに――

 サイラオーグたちはお前たちと同じ、悪魔では珍しい修行をするタイプだ。

 グラシャラボラス戦の時よりもレベルアップしているだろう」

 

それに関しては悪魔がアホとしか思えんが…

もう悪魔自体が斜陽なのにどうしてトレーニングとかしねぇんだろ。

ついこの間まで三大勢力で、いつ戦争が起こるかもしれない状態だったと思ったんだが…

レーティングゲームに参加しない悪魔が、っていうんならわからんでもないけど、レーティングゲームに参加する悪魔ですら鍛えたりとかしないなんて…

まぁこれがこの世界の常識なんだろうけど、違和感しかないな。

 

その後、対サイラオーグ戦に向けて、グレモリー眷属チームは戦術やらの話をしていく。

と、それが一段落ついて、兵藤先輩がまた挙手をした。

 

「先生、俺たちが正式にレーティングゲームに参加したとして、王者と将来的に当たる可能性は…?

 先生の目測でもいいですから」

 

…?なんだその質問。

レーティングゲームのマッチングシステムをなんでアザゼルに聞くんだ?グレモリー先輩とかの方が知ってるはずだろ?

 

「お前たちはサイラオーグと合わせて、若手でも異例の布陣だ。

 というのも正式に参戦してないのにこれだけの力を持ったメンツが集まっているんだからな。

 しかも実戦経験が、特に世界レベルの強敵との戦闘経験がある。

 その上、全員生き残ってるんだからな。

 そんな事、滅多に起こらないし、久方ぶりの大型新人チームと見られている。

 本物のゲームに参戦してもかなり上を目指せるだろうよ。トップテン入は時間の問題だろうな」

 

そういやこのグレモリーチームのメンバーは上級悪魔トップクラスのチームと遜色ないんでしたっけ。

もう現段階で上は最上級悪魔…とゲームに出ない魔王だけか。

…いっちゃあなんだけど悪魔の層、浅くね?

まぁ自分自身を鍛える発想すらねぇようなヤツが、後進の育成するわけねぇしな。そんなもんか。

 

「だがその分、冥界からの注目も多い。

 今度のゲーム、冥界中がお前たちを見ているぞ。悪神ロキ、テロリストを止めているお前たちはただでさえ有名人だ。

 さらに記者会見であれだけの盛り上がりも見せたんだからな。

 冥界の住人は確実に新しい息吹に悪魔の未来を見ている。

 もちろん、ゲームの現トップランカーもお前たちやサイラオーグに注目し、将来の敵になるであろう者の研究を始めるだろう。いい傾向だ。

 ほとんど動かなかったゲームのランクトップ陣、遠くない未来にお前たちやサイラオーグがさしこんでくれるかと思うと、今からワクワクしちまうよ」

 

…アザゼル、お前はいつから悪魔になったんだ?

 

「変えてやれ、レーティングゲームを!

 ランキングテン以内も皇帝も、お前たち若手がぶっ倒して新しい流れを作るんだよ!」

 

あー、そういや保守的なのお嫌いでしたよね、アザゼルさん。

しかし今後、自分が目をかけた若手がトップ層独占し続けた未来にも、それが言えるのかどうか。

楽しみだなぁ。

 

 

 

そんなこんなでミーティングも終わり。

アザゼルも教師業に戻った。

んで、悪魔の皆さんも駒王学園の学生に戻って学園祭の準備。

…に戻ろうとした時、

部室のテーブルの上に光が現れ、小さな魔法陣になる。

以前見たな。フェニックス家か。

 

魔法陣から立体映像が投射される。

そこには、見覚えのある金髪縦ロールの女性。上でくくってはいるけど、おそらくは…

 

「お母様!」

 

フェニックスさんの声。

 

『ごきげんよう、レイヴェル。

 急にごめんなさいね。なかなか時間が取れなくて、こんな時間になってしまったわ。

 人間界の日本では、まだ学校のお時間よね』

「は、はい。そうですけれど、突然どうされたのですか?」

『…リアスさんと赤龍帝さんはいらっしゃるかしら?』

 

おっ、これは…面白くなりそう?

 

「ごきげんよう、おばさま。お久しぶりですわ」

『あら、リアスさん。ごきげんよう、久しぶりですわね。

 それと…』

「あ、どうも初めまして。兵藤一誠です」

 

赤龍帝の、を入れないとわからなくないか?

見てもわからないから見回してたんだろうし、名前聞いてもわからんだろうに。

…でも新聞にはのってたしな。

 

『こちらこそ、ごきげんよう。

 こうしてお会いするのは初めてですわね、赤龍帝の兵藤一誠さん。

 このような挨拶で申し訳ございませんわ』

「い、いえ。

 そ、それで、俺に何か御用があるのでしょうか…?」

『えぇ。改めてご挨拶だけでも、と思いまして…

 本来なら娘のホームステイ先の兵藤家と、学園を取り仕切っているリアスさんのもとにご挨拶をしに行くべきなのですが…何分、ライザーの事などで忙しかったり、フェニックスの涙の件など外せない事情が多々ありまして…』

 

牽制かな。

 

「っ…

 その件に関しては、申し訳ございません」

『いえいえ、良いのよリアスさん。

 このご時世、お家の関係だけに縛られる必要はないはずだわ。

 私は貴族でももっと自由に恋愛出来ても良いと思うのよ』

「…ありがとうございます」

 

ライザーの件はこれ以上責めないから、娘の邪魔すんなよ、ってとこかな?

明言こそしないが、もし邪魔するんなら涙とかの提供打ち切りもありえる、と。

 

『それと、兵藤一誠さん。特に娘をよろしく頼みますわ』

「え、ええ。もちろんです。

 けど、部長もいますし、俺よりももっと面倒見の良いヒトが部にも居るんで…」

『はい。もちろん、リアスさんをはじめ、皆さんに任せておけば娘のレイヴェルは何の不自由もなく人間界の学び舎で過ごせるでしょう。

 しかし、それとは別にあなたに、人間界で変なムシがつかないよう、どうか守ってやって欲しいのです。

 数々の殊勲を立てていらっしゃる赤龍帝がそばについていて下さるなら、私も夫も安心して吉報を待てるのです』

 

攻めてるなぁ。

まぁ他のメンバーは親が居ねぇから、ここまで外堀を埋められるのはグレモリー先輩だけだったしなぁ。

 

「へ、変なムシですか…

 わかりました。

 俺がどこまで出来るかわかりませんけど、娘さんは俺が守ります!」

 

守ります!って、あんたこの間そういった女の子をさらわれたじゃないですか…

あんま考えなしに大事なことさらっと了承するの即辞めた方がいいと思うけどねぇ。

フェニックスさんは顔を真っ赤にして、グレモリー先輩は顔曇らせてるぞ。

 

『感謝いたしますわ。

 …レイヴェル』

「はい、お母様」

『あなたのすべき事はわかっていますね?

 リアスさんを立て、諸先輩方の言うことを聞いて、その上で兵藤一誠さんとの仲を深めなさい。

 フェニックス家の娘として、家の名を汚さぬよう精一杯励むのですよ?』

「もちろんですわ!」

 

おー、他人の目もあるのによくそこまで堂々と宣言出来るな。

まぁ核心は言ってないから、問い詰められても貴族らしくすっとぼけるんだろうか。

しかし、ほとんどハーレムの中に娘ブチこんでるのは知らないんだろうか?

敵を増やす発言になりそうなモンだけど…

 

『最後に兵藤一誠さん』

「は、はい」

『上級悪魔になることが目標と聞きました』

「はい、そうです…けど?」

『娘は現在、私の眷属の僧侶となっておりますわ。

 ライザーとトレードしましたの』

「え、ええ、聞いてます」

『よーく覚えておいてくださいまし。

 娘はフリーですわ。私の僧侶です。ライザーの手持ちではありません。

 よろしい?』

「は、はい!

 わかりました!」

 

すごい念の入れよう。

「あれ、なんかコイツわかってなさそうだな?」って思われたのかな。

でもそんな感じでボカして言うと、兵藤先輩には伝わらないと思うよ。

今、うなずいてるけど、多分本人は自分の眷属にレイヴェル・フェニックスを母親から薦められたとは思ってないですよ。

…周りの女性は思ってる人も居るかもしれませんけど。

 

『こちらの用事は済みました。

 リアスさん、兵藤一誠さん、皆さん突然のご挨拶をゆるしてくださいましね。

 それではもう時間ですわ。

 レイヴェル、人間界でもレディとして恥ずかしくない態度で臨みなさい』

「はい、お母様」

『それでは、皆さん。ごきげんよう』

 

その言葉と同時に、魔法陣が光を再度放ち、弾けて消えていった。

よっぽどさっきの「ご挨拶」がこたえたのか、足取り悪く部室を出ようとするグレモリー先輩。

 

「…ぶ、部長、どこに行くんですか」

「…イッセー、私のこと、守ってくれる?」

 

振り返らず、兵藤先輩の言葉にそう応えるグレモリー先輩。

 

「もちろん、部長のことを守ります!」

「…アーシアの事も?」

「え?ええ、もちろんアーシアを守ります!」

「朱乃のことも?」

「朱乃さんですか?それは当然です。

 けど…どうしたんですか、いきなり、そんな事を聞いて?」

 

兵藤先輩の楽天的な声に反するように、低い声音で返すグレモリー先輩。

 

「……ねぇ、イッセー」

「は、はい」

「……あなたにとって、私は『何』?『誰』?」

「…

 えっと、俺にとって部長は部長で―」

「―っ!

 バカっ!」

 

涙を流しながら、部室を飛び出す。

 

「リアスお姉さま!」

 

アルジェントさんが後を追う…前に振り返り兵藤先輩の方を見る。

 

「イッセーさん!酷いです!あんまりです!どうしてそこで…!

 お姉さまの気持ちをわかってあげられないんですか!」

 

あれ、そもそも最初から人の気持ちをわかって発言したことあったっけ?

 

「今のはマズいよ、イッセーくん」

 

木場先輩も呆れたような感じで話しかける。

 

「…ま、マズいって何がだよ?」

「それが、だよ。

 まったく、キミときたら…女性陣の苦労がよくわかるよ」

「本当ですわ。

 リアスとアーシアちゃんが怒るのも当然です」

 

姫島先輩も声に怒りをにじませる。

 

「こういうのに鈍い私でも今のは流石にどうかと思ったぞ、イッセー」

 

半目で見つめるゼノヴィアさん。

 

「もう!イッセーくんってホントにダメダメだわ!リアスさんがかわいそう!」

 

紫藤さんもわかりやすく怒っていた。

 

「…最低です」

 

止めとばかりに今までで最高に冷たい声をかける塔城さん。

 

いたたまれなくなったのか、もしくはここまで言われてやっとなんか悪い事したと思ったのか、兵藤先輩がグレモリー先輩を追いかけようとするが、姫島先輩に止められる。

 

「今のイッセーくんでは追いかけてもあちらに深手を与えるだけですから、お止めなさい」

 

そりゃなんで悪いかわかってねーんだもの。当然ですよね。

 

「…なぁ、ギャスパー。俺って、そんなにダメなのか?」

 

救いを求めるかのようにギャスパーに声をかける。

 

「…えーと、はい。とてもダメかなと…」

 

唯一の望みも断たれ、がっくりうなだれる兵藤先輩。

 

「あ、あの…わ、私の、私とお母様のせい、ですよね…?

 すみません…」

「レイヴェルちゃんは気にしなくてもいいのよ。

 今までリアスとの大事なところを考えてあげなかったイッセーくんが一番悪いのですから」

 

そやね。

 

姫島先輩はそう言って、ソファに座るように言って、お茶の準備に入る。

…なんか兵藤先輩から視線を感じるな。

 

「なんです?」

「…お前も俺が悪いと思ってるのか?」

 

最後の可能性にかける兵藤先輩。

 

「んー、悪いか悪くないか、の二元論で言えば悪いんでしょうけど…

 そもそもグレモリー先輩に非がない、とは言えないですからね。

 個人的には自分から好きだと言えないのに、相手に好きだと言ってもらえないから怒る・泣くというのは好きではないんで」

「え、えぇぇぇ!?

 ぶ、部長が俺の事を好きぃぃぃ!?

 い、い、いや!そんな事ありえないだろ!?」

 

周りはあーあ、言っちゃったよ…みたいな感じ出してるけど、一切教えず叩くのも俺はどうかと思ってるぞ。

どう考えても兵藤先輩がバカで何もわからないヤツなのは明白だろうに。

そりゃロマンチックではなくなるけど、そもそもの兵藤先輩がロマンチックからかけ離れた存在なんだから別にいいだろ。

 

「十中八九そうだと思いますよ。

 だからこそ、さっき部長という役職・枠組みでしか見られてない事に絶望して逃げ出してしまったわけですし。

 で、まぁ確かに兵藤先輩がグレモリー先輩から恋愛感情持たれてるのを全然、全く、一切わかってないのは悪いと思います。

 ですが、兵藤先輩がそういうのをわかってない人だ、なんてグレモリー先輩もわからないはずがないんですよ。

 それなのに、わかってもらおうとしなかった。

 まぁ普通の人ならわかってた事もあったのかもしれませんが、そもそも兵藤先輩は普通とはかけ離れた存在だからわからなかったわけで。

 だから兵藤先輩が今までわかってなかったのは、グレモリー先輩にも責任がないとは思えないんです。

 少なくとも俺はそう考えてます」

 

漫画とかで鈍感キャラを好きになるキャラへの弊害よね。

「付き合って!」→「わかった。買い物に付き合うよ」とかあるけど、

最初から「好きです!付き合って!」にすれば解決するだろ、って思うんだよな。

まぁ「お話の都合」なんだろうけど。

 

「あぁ、それと」

「何だよ…まだなんかあんのか?」

「眷属として真面目に頑張ってるだけで惚れるわけねー、とか思ってそうだったんで言っておきますけど、兵藤先輩の言動って、上下関係にあるような…眷属が主に対するものとは違うと思いますよ。

 むしろ、相手のプライバシーな所までズカズカ踏み込んで行くとか、惚れてくれ、と言わんばかりですし」

 

箱入り娘だからグレモリー先輩はオチたんじゃねぇかな。

優等生とヤンキーものだとそういうのありそうだけど、流石にどっちもそこまでではないか。

兵藤先輩は大体制服の前を開けっ放しにしてるし、パッと見は不良だが。

 

「そんな事してねぇよ」

「そうですね。まぁ、俺にはそう見えるってだけなんで、グレモリー先輩もそう感じたかはわかりません。

 でも、今まさに袋叩きにされたんだから、他人からどう見られる言動だったかはわかるべきですよ。それでもわからないなら聞くとか…

 ま、何にせよ、今回の話はどっちかがちゃんと相手に好きだ、って言わない限り終わらないでしょうし」

「それは…」

 

ヘタれる兵藤先輩。

まーだ怖いのか。しゃあねぇな。

 

「あと、失恋でも終わるんですけど、ぶっちゃけ兵藤先輩とグレモリー先輩の場合、それは許されないんですよね」

「…許されない?なんでだよ」

「グレモリー家が外堀埋め終わってるからですよ。

 兵藤先輩は一切気づいてないみたいでしたけど、もうグレモリー家では婿入りは確実なものと見てるでしょうね。

 仮に、兵藤先輩の事をグレモリー先輩が嫌いになったとしても、もう結婚するしか道はないんじゃないですかね」

 

逆に関してはなさそうだし。

 

「…そう言えば、グレモリー家の人たちが俺のこと『若』って言ってたのは…」

 

そこまで言われてるなら流石に気づけよ。

 

「それなら俺の思い違いって可能性もないですね。

 あとは、グレモリー先輩との結婚を『好きな相手と恋愛で出来た』ものか『家の命令で仕方なくした』ものか、どっちかに決められるのは兵藤先輩です」

「…」

 

あれだけ背中押したのに黙りこくってしまった。

さっきは男子訓戒!とかノリノリで言ってたのにね。胸に刻んだ言葉通り女の子守れや。

 

「…もしかしたら、ですけど、まずはイッセーくんを癒やさなければいけないのでは?」

 

お茶を持ってきた姫島先輩がそう言う。

…え?何?

 

「イッセーくんが私たちを見る時、時折、とても怯えた目になるの。

 最初はよくわからなかったけど、ようやく理解したわ」

 

いつだよ。

 

「あの事件があったから――」

 

そう言って、姫島先輩は翼を広げる。

…悪魔のものではなく、堕天使のものを。

そこまでされたら俺だってレイナーレの事を言ってるのはわかる。

でも、そんな深い関係だったとは思えんのだが…

 

「…初めての彼女だったんだ…」

 

涙を流しながら、兵藤先輩が語り始める。

 

「俺、すげぇ頑張ったんだ。初めてのデートとか、念入りにプラン立ててさ。

 将来の事だって、真剣に悩んだんだ。バカみたいにクリスマスとかバレンタインのことまで妄想して、一人で脳内お花畑だった」

 

うーん、付き合いは日時ではないんだろうけどさ…

そこまで思いを馳せる相手だとは思えんのよな。

二人の思い出、ではなく一方的なただの妄想だし…

 

「でも、あいつ、敵でさ…俺の事、殺してさ…!

 悪魔になった俺をすげぇ冷たい目で見てきてさ…!

 それまでが本当に芝居だったってわかって…それだけなら良かったんだけど、本当に悪いヤツで!

 アーシアを殺して…俺、戦って!キレて!…初めて女をぶん殴って、それが、俺の初めての、彼女で…!

 また芝居して、命乞いまでして…」

 

で、俺が殺した。

 

「俺、怖いんだ。本当は女の子と仲良くなるのが怖いんだ…

 また、あんなことになっちまうんじゃないかって!

 眷属の女子は、みんな俺に優しくしてくれるけど、でも、そこから踏み込んで仲良くなろうとしたら、拒否られてバカにされるんじゃないかって!

 みんなが悪くないって頭じゃわかってる!みんな、良いヒトばかりだ!

 …だけど、ダメなんだ。もっと踏み込もうとすると、ブレーキがかかったみたいに…

 あんな思いは二度と…嫌なんだ…」

 

ほーん。

のワリには処女もらうとか言ってましたよね。

まず自分が拒否されない人物になろう、とは思わなかったのかな?

 

で、怖いのはわかったけどどうすんだろ?

怖いからグレモリー先輩には向き合わない?

まぁ治したいって言われても困るけどな…

ソウルから構築したレイナーレに詫びさせる?

堕天使の技術でレイナーレ周りの記憶を消す?

精神科医に見せる?

 

「イッセーくん…」

 

姫島先輩が抱きつきに行ったのを横目に茶を飲もうとすると、服を引っ張られた。

それに振り返ると、塔城さんとギャスパー、木場先輩が席を立ってて、部室から出ようとしていた。

感動の場面()を邪魔しないように、って事かな。

 

 

 

そんなわけで、部室を出て当初の予定どおり、買い出しに行くことに。

…茶、飲みそびれたな。

 

「…まさか、イッセーくんがあそこまでダメージを受けてたなんてね」

 

木場先輩が深刻な物言いで口を開く。

 

「そっすね。

 でも俺だけなんか貧乏くじ引いたような感じですけどねー」

 

トラウマがあったとは微塵も思えなかったもんなー。

…あ、普段の言動責めておくべきだった。

まぁ、もうどうでもいいか。

 

「ショージくん、そういう言い方はどうかと思うよ」

 

あからさまに態度を悪くしてたからか、注意された。

俺は「マズい」とだけ指摘して、ほったらかしなのもどうかと思いますけどねぇ?

…っつーか、放っておけばよかったな。

それで真のお仲間さんたちがさ、厳しい事の一つや二つ、言ってあげれば良かったんだよ。

まぁしてなかったから今回グレモリー先輩が爆発したんだけどな。

 

「…私は、そうまさんが言ってくれて良かったと思います」

 

塔城さんが俺を見て口を開く。

 

「傷を放置してれば悪化するように、心の傷も悪化してたかもしれません。

 でも、その貧乏くじを引くのがグレモリー眷属の誰かなら、不和が広まってたかもしれません。

 だから――」

「も、もういいよ。ありがとう」

 

なんかそこまで言われると恥ずかしい。

そんなに深い考えとかねーから…

 

「…そう、だね。

 ごめんね、ショージくん」

「だからいいですって…」

 

木場先輩は申し訳無さそうにするし、ギャスパーは熱い視線を向けてくるし…

 

「…ぼ、僕も、ショージくんは――」

「わ、わかったから!速く買い出し済まそう!」

 

俺も全肯定されてーとか思ったことあったけど、実際されるとくっそ恥ずかしい…

俺は速く店につくべく、歩調を強めるのだった。




>ドラゴンキック>普段やってねぇ
一誠って蹴りするイメージないですし
ぶっちゃけ、仮面ライダーに乗っかかってるだろ、と
もちろんそれ自体が悪いとは言いませんけど、乗っかかってる「だけ」感

龍星の騎士が「仮面ライダーカ○トのキャストオフ→クロックアップがイメージ」ってあるけど
一誠の場合、なんでキャストオフが要るの?って
そういう変身する仮面ライダーディ○イドで言うなら
クロックアップ使いたいなーと思った時に、
カ○トのマスクドフォームにカメンライドして、そこからわざわざライダーフォームにフォームライドして、アタックライド・クロックアップするわけでしょ?
無駄じゃん
一応カ○トのキャストオフには鎧が超高速で飛び散る機能もあるけど、一誠のにはそんなんないんでしょ?
(あったらかすめただけで英雄派死んでるか大打撃でしょうし
更に一誠は最初から装甲パージ前の形態では戦闘してないし
相手のクロックアップを無敵で回避する必要もないし
無駄じゃん
仮面ライダーカ○トごっこがしたいだけにしか…
別に一誠は、と言うかHSDDは販売促進用にそういう行動をしないといけないわけでもないし
ディ○イドは本編後半でディ○イドからファ○ズのアクセルフォームに直接変身するし

あと一誠の地の文で一誠らしからぬ「クライマックス」だの「だいたいわかった」だのもあるし、
トリアイナへのパワーアップがオ○ズのヤミー方式っぽくもあるし…

>「おっぱいドラゴン」と混同
どうなんでしょ
流石に変身ヒーローが現実に居ると思ってる子供は少ないような?
でも悪魔世界だと身体能力とかは現実的なものなわけだし…

>出番終わっても~
なんかこのヒーローショーって一本分っぽいので

>裏口の方で子連れの女性がスタッフと話していた
なんで握手・サイン会に間に合わなかったからって裏口に居るんですか?
子供にゴネさせてどうにかしようとしたとしか思えないんですけど…
自分はヒーローショー素人なんですけど、裏口に一般のヒトが来れるもんなんですかね?

>お義母様か母上と呼ぶこと>失礼なような…
相手の要求を断る方が失礼じゃないの?
サーゼクスやグレモリー当主の時もそうだったけど、なんで悪魔社会に入った立場で自分の価値観を優先しようとするのか…
しかもこれってリアスの目の前でやってるから「お前の家に婿入りは嫌じゃ!」って見られるんじゃねぇの?と思う

>ギャスパーの時には来なかった
つーか転校したのもさらーっと流してませんでしたっけ

直接は関係ないんですけど
「グレイフィアがサーゼクスの妻・ミリキャスの母」なのって紹介されてませんでしたよね
5巻終わりで一誠視点で3人で居るのが家族みたい、で
7巻は一方的に一誠視点でサーゼクス様の奥さん、からの
8巻(時系列は7巻後)で兵藤家に来るときにリアスの「お義姉さま」発言、周りの全員が知ってる状態
…なんだかなぁ
この置いてけぼり感というか
ちなみに4巻だとサーゼクスが妻発言をしてグレイフィアがつねってるんですよね
これ入れてるから余計によーわからんくないですか?
最初自分は妻じゃないと思ってた
後々の立場がどうのこうので、ってんならメイド(それも女王)が主をつねるなって感じなんですけど

>小猫→レイヴェル
まぁ原作よりはマイルドにエロコメっぽい感じになった…んじゃないですかね

>匙
原作で劣化一誠っぽかった、というか劣化一誠にしようとしてる感じがあるのでこんな感じに
どーして男性陣は殴り合い仕様にしたがるんですかね

ホ○ケモンとか動画勢でも耐久高くて色んな事出来るのは評価高いと思うんですが

>他人の力~の下り
最初は主人公がブチギレてストレス解消してたんですけどなんか違うな、と

仲間でもあんな感じでパワーアップされたらたまったもんじゃないのかと思うんですが…
今まで自分が積み重ねたものを否定された感じとかはないのかな
まぁHSDD世界の住人ですし、そんなものないんでしょうか?

個人的に一誠はそもそも自分自身で赤龍帝の籠手を100パー使ってるわけじゃなく、ドライグ補助輪を明言されてるんで余計そう感じるのかなぁ

>あたりがキツイ
4巻10巻と読んでてそう思いました
そりゃ欠点がないキャラなんて居ないとは思いますけど、
ヒロインの性格悪くね?って思う要素ってHSDDには求められてないような…

それともこれが「ギャグ」なんですかね

>英雄派に属してない一般神器所有者や、悪魔に転生してる神器所有者に~
教えたところでその条件じゃどうするねん、って話なんですけど
自分より格上の敵に特攻する必要があるんですが?
原作だと同じ事して禁手に至ったっぽい転生悪魔がそこそこ居たみたいだけど、どこに行って禁手に至ったのやら

>合理的
つまり、自分の「はぐれ悪魔出した上級悪魔は再び駒もらえる説」は正しい?
合理的に考えて無駄遣いしても怒られないからやるんでしょうし

>他人事
明確に神器所有者をターゲットにしてた組織のトップが、
しかもそれを悪びれた事のないヤツの言うことじゃねぇだろ、と

原作に堕天使に襲われて生きてる神器所有者が一誠しか出てこねぇから叩かれてないだけだろうに

>理不尽な取引で眷属にするのが違法
これ、
「サーゼクスはそうしようとしたけど貴族たちに妨害されてるんだ!」
と思い込んでる人よく見ますね
そんな描写ないんですけどね

仮にそうだとしたら、その妹が死にかけのやつに一方的に駒使いますか?って話ですよ

>悪魔では珍しい修行をするタイプ
明言されたのはここでしたっけ?

2巻では何故かドライグさんが「悪魔の修行は数十年単位でする」なんて語ってましたが

>王者と将来的に当たる可能性
これって正直、アザゼルの「新しい流れを作るんだ」までの発言に持っていきたいだけのセリフとしか…
ちょっと発言の意図がそれ以外わからない
一誠が、「王者とか強そうだしキレやすそうで怖そうな名前だから相手したくねぇなぁ」
って思ってるんならわかるんですが

>悪魔の層、浅くね?
一誠達に対処させるために一誠らを強くしすぎるだけならまだしも、悪魔でも上位って…
それだと英雄派幹部(神器持ちの普通の人間)が最上級悪魔並の戦闘力って事になるんですけど?

で、アザゼルはもうテロリストとか止める事前提でレーティングゲームにワクワクしてるのがなぁ…
自分はほとんど出張らねぇくせに
次の巻で曹操に負けてるし

>ライザーの事
再起させてありがとー
で、お貴族様が済ませるわけがねぇだろ、と思ったので
ま、この話じゃそんなイベントもありませんでしたし
つーか原作でもレイヴェルに言われるまでなーんにもしてなかったのにねぇ

あと、フェニックス夫人外見、ぐぐったらアニメのキャプ絵?出たけど普通に縦ロール(小)付きの美人でしたね
基本的に母親たちはヒロインの姉ぐらいの見た目なんだなぁと

>守ります!
一誠の発言は安売りしすぎて値崩れしてる感じ
あとは「わかりました!(わかってない)」とか
あれ、一誠の口癖なんですかね
それ考えると、作中で一誠がどんだけ
「反省します」って言っても(してない)が付くとしか思えないですよ

>部長は部長
一応、2巻から部長は部長って言ってるんですよね
ただ、その時一誠はまだ「グレモリー家」を認識してないだけなんで
5巻以降は「(一般人が付き合うのは無理な上流階級の)グレモリー家のリアス」として見てる始末

じゃあなんでそんなのにリアスは惚れたんだろ、って思うんですけど
2巻の時点では自分自身を見てもらえた、と思い込んじゃったのかな、とか
で、そこから仲を深めた、とリアス自身はそう思ってるのにまだ部長呼びで…
って感じかなぁと

まぁ一誠は5巻で公共の場では部長やめろって言われたり
プライベートでは呼び方部長じゃダメ、どう呼べばいいか自分で考えないと嫌われるわよ、ってお義母さんに言われてるんですが…
部長に嫌われるのは嫌だ!っつってた割には完全ムシですからね
言ってる事とやってる事が違うんじゃい

だから案の定今回の10巻で
記者会見で部長って呼びかけて見出しが「ぶちゅぅぅぅ」になったり
部長は部長って言って怒られたんですねぇ
言われた事すらほったらかしにしてたのは一誠なんで、流石にここらへんはリアスの方がかわいそうかな、と
責任が0で一切悪くない、とは思いませんが…
挿絵のせいかも?

>他人からどう見られる言動だったか
なんか一誠っていっつも自己完結して終わりよね、って

>若>そこまで言われてるなら流石に気づけ
まー正直これも「お話の都合」、なわけですが
主人公から見ればお話の世界ではないんでそう思うんじゃないかな、と
一誠の頭の中が見えてればそうでもないんでしょうけど

>姫島先輩は翼を広げる
そう言えば朱乃と夕麻のルックスが近いんですよね
種族も一緒だし、本当にトラウマなら朱乃は特に恐怖の対象になるんじゃないんですかね
それで怯えた目になってたんでしょうかねぇ
いつなってたのかはわかりませんが

>二人の思い出、ではなく一方的なただの妄想
流石に彼女って思うほどの内容が無いようと思ったんでしょうかね
そもそも一誠がトラウマになるほどの積み重ねがないようにしか見えないんですよね
付き合って!から死んで、が5ページなんですし
そんなに妄想してた、ってんなら地の文でその妄想の内容を回想すればいいんじゃないですかね

あと、最初のドッキリか罰ゲーム疑惑が初デート前に完全に消えて
一誠の認識が「彼女」なのが読者的に意味不明で…
「彼女に裏切られた被害者なんです」
「だから女性陣の恋心に気づかないのは仕方ないんです」
にしたいんだろうな、としか

「女性に恨みを買うような事をしていた男が、
彼女にしてくれって近づいてきた女をあっさり信用して殺された」
だと一誠がアホなだけに感じるでしょうし

>女の子と仲良くなるのが怖い
ここにアザゼルが居たら「てめぇ朱乃の事彼女にしたいって言ってたじゃねぇか」って言えるけど…
まぁそんな展開にはならないか

あと、今まで積み重ねた一誠自身の行動・言動から考えると、そう見えないわけで…
匂わせる地の文があった9巻以前はそんな予定なかったんでしょうし

>ブレーキがかかったみたいに…
思考のブレーキって事なんでしょうか?言動はノンストップだと思いますが

でも、一誠のそっち方面の言動って「わからねぇ」が多いんで
本人が自覚してない方が自然だと思いました

>あんな思いは二度と…嫌なんだ…
ぶっちゃけ「自分が惨めな思いをしたくない」ってのが一番じゃないんですかね
自分からモーションかける系とか「あいつ俺に惚れてる」って自意識過剰な男はダサいとか思ってそう
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