ハイスクールDevil castle×Dracula   作:二痔升

31 / 36
ガッツリ改変該当部

+アザゼルの処分とかバラさないことについて補足修正


31話 魔獣戦役

冥府──冥界の更に奥。

荒れ地ばかりのその更に奥、死神の居住区であり冥府統治者ハーデスの拠点でもあるハーデス神殿。

そこにアザゼルたちが訪れていた。

 

《待たれよ。

 堕天使総督のアザゼル殿と魔王サーゼクス殿とお見受けするが、ここに何用か?

 訪問の予定などなかったはずだが?》

 

神殿入り口の警備死神が止める。

 

「あぁ、悪いが急ぎでな。ハーデスに会いたいんだが」

《それでおいそれと通せるものではない。

 どのような用件なのですかな?》

「それは言えねぇ」

「…一応ハーデス様にお伝えしよう」

 

警備兵が伝令を出し、しばし待つと…

 

《何っ?…わかった。

 ハーデス様がお会いになるそうだ。こちらへどうぞ》

 

アザゼルたちは祭儀場に通される。そして部下を引き連れ現れるハーデス。

ハーデスを視認するや否や、アザゼルの隣の男が一歩前に出る。

 

「お久しぶりです。冥界の魔王ルシファー、サーゼクスです。冥府の神ハーデス様、急な来訪、申し訳ございません」

《うむ。柘榴の収穫中だったのだが、急ぎの用事とやらがあるのであれば仕方あるまい。

 なにせ、神滅具を2つも揃えて冥府に来るまでに連絡の一つもできないほど忙しかったのだろう?》

 

非礼の代わりに皮肉を浴びせる。

 

《事前に一報あれば採れたての柘榴でもてなしても良かったのだが…それはそちらも望んでおらんだろうし、用件を聞こうか》

「はい。

 先日、冥界の悪魔側にあるグラシャラボラス領で事件がありました。

 中級悪魔の試験を行うセンター会場付近のホテルにて、我が妹やその眷属たち、それとここにいるアザゼル総督が禍の団の襲撃を受けたのです」

《それか。その件については報告を受けたので知っている》

「そこで総督方は死神からも襲われたと聞いております」

《うむ。

 なんでも「アザゼルは自分の手塩にかけた部下を使い、禍の団から自分の手元にオーフィスを引き抜こうとしている」との情報が入ってな。

 流言飛語の類と聞き流すには、今までアザゼル総督は神器研究以外には見向きもしなかった…というのに、急に和平だの他神話勢力との協力に精力的になったことに納得がいってしまう。

 故に、情報が真実かを見極めること・事実であればアザゼル総督に独占させないようにするか奪取、との命令を出し、現場はそれを実行しただけだ。

 それを襲われた、などと一方的に被害者ぶるのはどうかと思うがな》

「しかしそれは誤解…という可能性もあるのでは?

 今アザゼル総督はオーフィスを手に入れてないのですから」

《ふむ。

 では例のものを》

《はっ!》

 

部下の一人に指示を出す。

そして部下は部屋を出ると、まるで用意していたかのようにすぐテレビのようなものを持ってくる。

 

再生された映像に映るのは兵藤家の映像が中と外と複数箇所。

そしてその防犯カメラの映像に現れるオーフィス。

ドアを開け、中に入っていく。

 

『久しい。ドライグ』

『オ、オ、オ、オ、オオオオオオ、オーフィス!?』

『ほらほらほら!

 昨日言ったじゃねぇか!誰が来ても殺意は抱くなってよ!攻撃はなしだ!こいつもお前らに攻撃を仕掛けてはこない!やったとしても俺たちが束になったとしても勝てやしねぇよ!』

 

《おや、アザゼル総督はオーフィスが来ることを知っていたかのような反応だな?》

 

『いくらなんでもこれは非常識だわ、アザゼル!

 そのドラゴンは各勢力に攻撃を加えるテロリスト集団の親玉!悪魔の世界にも多大な損害を出してる、いわば仇敵なのよ!?

 どうしてあなたがその怨敵をここに招き入れるの!?同盟にとって重要な場所となってるこの町の、しかもこの家に!

 オーフィスがここに入れたってことは、ここを警備する者たちも騙して入れたって事よね!?どうしてここまでして!

 協定違反だわ、アザゼル!堕天使サイドが魔王様や天使長に糾弾されても文句は言えないほどの!

 誰よりも各勢力の協力を訴えていたあなたが…』

 

《うむうむ。私も最初にこの映像を見た時には同じ感想を抱いたものよ》

 

『…協力体制を誰よりも訴えていたあなたですものね。

 このオーフィス訪問にそれがかかっていると判断したってことね?』

 

そこでハーデスは映像を止めさせ、ちらりとアザゼルを見る。

 

《そういえば、サーゼクス殿はオーフィスの件を知っておられたのかなぁ?

 アザゼル総督とはここにこうして一緒に来るほど仲がいいようだし、これは三大勢力共同の作戦、だったのだろうか?》

「いえ、知ったのはつい先程でして…」

《ふむ、すると悪魔は関与せず、ということかな?

 いや、なに、第一報では貴殿の妹君とアザゼル総督とが結託していると聞き及んでいてな…

 この映像がなければ、騙されているなど考えず、それを念頭に置いた行動を取ってしまうところだったからな。

 …差し出がましい話かもしれんが、大切な妹の育成を頼むのであればもう少し相手を選んだ方がいいと思うが》

 

そのハーデスの言葉に当然アザゼルは黙っているはずもなく。

 

「黙ってりゃあ言いたい放題言いやがって…!

 こんな映像があるなら俺の真意だって知ってるはずだろうが!

 お前はそれを無視して自分の嫌がらせのために使ってるに過ぎねぇ!」

《真意、か。

 そこまで言うなら語ってもらおうではないか。その真意とやらを。

 なぜ、オーフィスを招き入れた?》

「だから言ってただろうが。

 オーフィスの願いは、禍の団の存在自体を揺るがすほどのものになるかもしれないんだって」

《おやおや、どうやらアザゼル総督殿には私の意図は伝わらなかったようだ》

 

煽るように言う。

 

『…あぁ、すまんなリアス。

 俺はこいつをここに招き入れるためにいろんなものを現在進行形で騙している』

 

再び映像を再生させ、その言葉が流れる。

 

《なぜ、アザゼル総督殿は周囲の者を騙してオーフィスを招き入れたのだ?

 駒王町とやらは三大勢力が和平をして対テロリストの拠点にしたという情報は間違いであったのかなぁ?

 本当に和平のためであるなら話をしておくくらいできたのではないか?

 それができなかった理由とは?》

「…」

《その問いに私が納得するような答えが返せるのであれば…

 我々が早とちりでそちらに迷惑をかけてしまったとして詫びても構わない。

 被害の賠償に、贖罪として…大概の願いなら叶えてやらんでもないぞ?》

 

黙ったままのアザゼル。

アザゼルが答えられないことを確信して餌をぶら下げるハーデス。

 

『ごきげんよう、皆さん。ルフェイ・ペンドラゴンです。京都ではお世話になりました。

 こちらはフェンリルちゃんです』

 

その間にも映像が進んでいく。

 

《そういえばアザゼル総督はテロリスト共と仲がいいようだな。

 仲良く共同戦線をはって悪神ロキと戦ったとか。

 普通に考えればテロリスト共にフェンリルを持たせるなど言語道断だが、アザゼル総督殿にはそちらのほうが都合がいいのだろうな。

 テロリスト側に行かせておけば、外部は堕天使に戦力を集中させてるようになぞ思えまい》

「テロリスト…そうだっ、そっちこそ裏で禍の団と繋がってるんじゃないか?

 少なくとも英雄派はサマエルを召喚してたんだ、言い逃れできないのはそっちだと思うぜ?」

 

アザゼルが起死回生とばかりに切り返す。

 

《サマエルだと…?》

「英雄派がサマエルを使った、と言うのは我々も報告を聞いております。

 もしそれが本当だとしたら、それは重大な裏切り行為です。

 …先程の映像に劣らないほどには。

 なにせ、あれを表に出さないことは、各勢力で合意していたのですから。

 もちろん私はハーデス様の潔白を疑うことはないのですが、一応の確認としてサマエルの封印状況を確認できないでしょうか?」

 

サーゼクスもアザゼルのフォローに入る。

 

《ふむ…わかった。こっちだ》

「なっ…」

 

応じて立ち上がるハーデス。

唖然とするアザゼル。

 

神殿の中を進み、ハーデスは壁に手を触れる。

すると壁が開き、中に入っていく。そこはまるで──

 

「エレベーターかよ」

 

エレベーターのようなものが動き、ほぼ一瞬でコキュートスにつく。

歩いて進みながら、道中ハーデスは口を開く。

 

《しかしな、仮にあれの封印がついさっきだとしても、最近封印の定期的な検診を行うべき、との声が上がったので実行しただけに過ぎぬ。

 …とでも言えば済む話でもあるぞ?

 何にせよ、サマエルを確認したと言っておるのはアザゼル総督殿とその仲間だけ。

 こちらが、アザゼルがオーフィスを手に入れるのを失敗したから、都合のいいところに現れた死神に責任を押し付けようと言い張ってるだけ、と先程の映像と共に訴えたら、どちらが信じてもらえるだろうなぁ?

 …それに、そもそも、だ。

 封印できるサマエルをオーフィス打倒のために使うことの何が悪いのだ?

 オーフィスはサマエルと違って封印できないからこそ、禍の団に所属し、その力の恩恵を受けた者が各勢力に襲いかかり、世界中に被害を与えた。

 一時的に封印を解いてサマエルを使った程度で、確実にオーフィス打倒ないし弱体化させられるのであれば、例えその時に批難を受けるであろうとしても喜んで封印を解こうではないか》

「!

 認めるんだな!?」

《だから言っておるだろう…

 確実にオーフィスを倒せるなら批判を承知で使う、というだけだ。

 使ったとは言っておらん。

 私はサマエルの封印を解除しただけで確実にオーフィスを倒せるとは思っておらんからな。

 そもそも私は英雄派がサマエルを使ったのを確認したわけでもない。

 英雄派と一緒に居たのは、オーフィスを従えているなら戦力が足りないと現場が判断して利用したに過ぎん。

 …ほれ、ついたぞ》

 

そこまで言ったところでサマエルの封印場所につく。

早速検分するアザゼル。

 

《ちなみに、以前の封印をし直したのはいつだったかな?》

 

控えている死神に問う。

 

「はっ。

 記録では今年の6月末だったかと」

《ふむ。

 だ、そうだが、アザゼル総督殿の見識ではどうかな?》

「…確かに、新しいが昨日今日の封印とは思えねぇ」

「しかし、なぜその時期に再度封印をしたのですか?」

 

サーゼクスが疑問を尋ねる。

 

《その時に侵入者がおってな…》

「へっ、コキュートスってのは大したセキュリティなんだな」

《その侵入者の名前が…何だったかな?》

《はっ。

 堕天使のコカビエルだったかと》

「コ、コカビエルだと!?」

《おぉ、そうであったな。

 何故かそやつがサマエルの周りを荒らし回っておってな…

 封印に異常がないように再度やり直さなければならなかったのだ》

「ちょ、ちょっと待て!

 あいつは永久凍結の刑にしたんだぞ!?」

《ん?ではアザゼル総督殿が入れたのか?

 冥府には何も報告はなかったと思うがなぁ。

 しかし、それにしても冥府は冥界の刑務所ではないのだがなぁ?》

「く…っ。

 だが、今はそんな話をしてる場合じゃねぇ。

 それでコカビエルはどうしたんだ!?」

《知らん》

「なっ…」

《堕天使の内輪もめなど我らには関係ないからな。

 サマエルの周りをうろちょろしておったのだが、いつの間にか出ていったようだな》

「…」

《さて、もう良いか?

 これで疑惑は晴れたのだろう?》

「えぇ、そうですね…アザゼル?」

「…」

 

黙ったまま考え込むアザゼル。

 

《どうした、まだ屁理屈を考えて因縁をつけようとでも言うのか?》

「そうじゃねぇよ。

 ただ、俺が見たサマエルが偽物だったとは思えねぇし、ここの封印が解かれたとも思えねぇ。

 それは一見矛盾するが、さっきの情報で解決する」

《ほう。

 どう解決したのだ?》

「コカビエルがサマエルの調査をしてたんだろう?

 あんたらは知らないだろうが、あいつはこの間の一件でケルベロス連れていてな。

 それはどうも本物の遺伝子を利用した実験動物だったんだ。

 …ま、精度の問題か本物には及んでねぇが。

 ともかく、コカビエルが前から冥府に強い関心を持ってたのは確かだ。それならサマエルの遺伝子かなにかでクローンを作っててもおかしくねぇ」

《クローン、か…

 それが本当だとすると、我らは抗議文を堕天使宛に送らなくてはならないな》

「はぁ!?

 なんでだよ!」

《自身の部下の監督不行き届きなのにこちらに殴り込んで来たことになるからだろう?

 そんなことも──》

 

一人の死神が走ってくる。そしてハーデスに耳打ちして、持っていた機器を置いて去っていく。

ハーデスがそれに触れると、映写機のようにハーデス神殿で死神相手に暴れるヴァーリ以外のヴァーリチームの面々が映し出された。

 

《貴様の仕込みか?アザゼル》

「ちげーよ!」

《ならば貴様らが追い払うことだ。本心から各勢力が協力してテロリストと戦うことを願っている証拠に、な》

「…あぁ」

 

エレベーターに向かって飛び去るアザゼル。

 

「ハーデス様、此度は大変失礼致しました」

《それで嫌疑は晴れたか?》

「はい。

 サマエルの件では」

《…はぁ、まだなにか?》

「実は今、冥界では魔獣が暴れておりまして…

 単刀直入に言いますと、それらを引き起こしたのがハーデス様ではないか、と一部のもので」

《不都合なことは全て冥府のせいにすればいいと思ってないか?

 で、我らにどうしろと言うのだ?》

「いえ、大したことではありません。

 問題が解決するまで私と一緒にいていただければ充分です。

 ハーデス様は冥界の混乱に乗じてなにかしようとなんてしていなかった、と私が証言します」

《私はそんないつ終わるかわからんようなモノに付き合う時間はないのだがなぁ。

 そんなことを疑惑の相手に頼むよりも、ご自身が迅速に片を付けるべきではないかな?魔王サーゼクス殿》

「…耳が痛い話ですが、冥界には私以外の魔王も居りますので」

《謙遜するものでもなかろう。

 私のところにまで噂が届いておるぞ、『魔王サーゼクスは悪魔という存在を逸しておる』と。

 貴様が動けばすぐ収拾がつくのではないか?

 それとも、それができない理由でもあるのか?》

「……」

《ファファファ。

 さて、少しばかり気が晴れた。疑問とやらに付き合ってやるとしようではないか》

「ありがとうございます」

《しかし、これだけは言っておこう。

 貴様らは自己評価が高過ぎるのではないか?

 これだけ裏切り者を出しておる組織なぞ、死神が関わらなくても自滅する》

 

***

 

少し時を戻して、サーゼクスらが冥府に向かった頃。

冥界で報道陣が魔力駆動の飛行船やヘリコプターで魔獣を取り囲み、報道に熱を上げている中、突然一台の飛行船が新たに現れる。

そして──

 

 

『あー、あー、マイクテス、マイクテス。

 …大丈夫?いけそう?おっけー。

 えー我々は反悪魔の駒協会(アンチイーヴィルピース・アソシエーション)』

 

飄々とした男の声が聞こえる。

 

同時刻、別の魔獣の場所。

そこでも飛行船が現れ──

 

『我らは──』

『我らは本人の同意なき悪魔への転生をさせる悪魔、またそれらを改善しない悪魔政府を否定する!

 今、眷属に暴れられているものは、それが彼らの反撃と知れ!貴様の罪と知れ!

 だが、力を手に入れた諸君。

 暴君に遠慮する必要はないが、これ以上関わる必要はもはやない。

 なぜなら…我らは悪魔の駒を解除できるからだ!

 暴力に訴えられなかった諸君!君たちもこれで悲観することはなくなる!』

 

男の声を遮り、低い女の声が流れる。

 

 

更に別の魔獣の戦場。

そこにも飛行船は現れて──

 

『希望者諸君!君たちは──』

『詳細はWebやSNSをご覧下さい。

 もちろん不慣れな人に別の連絡方法もありますので。例えば電話番号は──』

 

先程とは別の、柔和な女性の声が流れ──

そしてそれ以降、混乱に乗じた転生悪魔の反乱の報道は、かなり少なくなった。

 

***

 

「しっ」

 

俺が前衛で豪獣鬼の一部をざっくりバラし──

 

「はあっ!」

 

ロスヴァイセさんが魔法で破片を消し飛ばす。

…先程までダメージを与えられなかったからか、ずいぶんと張り切っている。

 

魔王アジュカと魔王ファルビウムが協力して、アンチ悪魔モンスター要素への対策を生み出したらしい。

俺の有益性が減ることには、流石にならないよな?

術式とやらが完成する2日間は、俺が最大戦力だったわけだし。

 

しっかしロスヴァイセさん、ほんと天才なんじゃないか?

持ってる魔法スキルの改良はするし、解析してバンバン自分の力にするわ、ど素人の俺にも使いやすくしてくれるし、ダメージが入らない間でもフォローうまいしで…

魔法以外への学習能力も高いしな。

まったく良い拾い物、というかこれだけ張り切っているのは北欧へのあてつけもありそう。

 

「ここの豪獣鬼は倒せたようですね」

 

周りの悪魔たちの様子を伺っていたロスヴァイセさんが声をかけてくる。

 

「んー、んじゃ帰りますかね。

 あとは首都の超獣鬼だけですけど、ここからだと距離もありますし」

「ショージくんはまだ残って避難所を手伝うんでしょう?私も行きますよ。

 何もしないわけにもいきませんから」

「とは言っても…」

 

真面目な人だから、めんどくさいのを相手にして気を病むんじゃないか…とか考えていると、首都の方角の空が、ここからでもわかるほどに赤くなっていた。

 

「一体、なにが…?」

 

周りも騒然としている。そりゃ、この戦況の中でアレは不安だよな。

俺も気になったんで、首都の方の俺に意識を向けると──

 

「あー、そうなるのね」

 

なんだかなぁ。

死亡説が出てた兵藤先輩が実は生きてて?んでグレートレッド従えて?巨大化して超獣鬼を倒した…か。

はぁー、最後のオイシイところだけかすめ取られた感じ。

 

「ど、どうしたんだ?何かわかったのか?」

「なに、わかったのか?教えてくれよ!」

 

さっきまで一緒に戦ってた周りの悪魔たちが聞きに来る。

超獣鬼のところは流れ弾危ないからって報道陣が下がらせられたからな。

 

「いやぁ、言って良いものやら…」

 

グレートレッドとかバラして後で怒られるのは困る。

 

「頼む、少しでもいいんだ。避難してるだろうが、知り合いが首都に居るんだよ…」

 

ちっ。

 

「超獣鬼は倒されました。空はそれの余波か何かだと思います。それ以外はちょっと」

「おぉ…そうか。

 魔王様の眷属の方々の秘儀か何か…確かに口外できんだろうな」

 

その後、戦いが終わった開放感からか、どの眷属がやったのかで盛り上がる悪魔たち。

 

…本当はもっとヤバいけどな!

しかし徹夜で判断能力落ちてるな。慣れてるつもりだったし、肉体的な疲労感は他の俺が休息してるからないように感じるが…

やはりトレーニングと実戦とは別なんだろう。

とにかく、気になって即見た野次馬状態も良くないし、何よりリアクションが口に出てたのがダメだ。

もっと気をつけないと。

 

***

 

兵藤一誠がグレートレッドの協力で超獣鬼を倒し、近くの英雄派との戦いに加勢し、ジャンヌを倒して曹操と対峙し、再度悪魔の駒を受け入れた頃──

 

一誠は視界の端で不気味なモノを感じる。

かと思えば、黒いもやに変わり、鎌と共に死神、プルートが現れた。

 

《先日ぶりですね、皆様》

「プルート、なぜあなたがここに?」

 

ため息をつきながら曹操質問をする。

 

《いえいえ、邪魔するつもりはなかったのですが…

 アザゼル総督の手にオーフィスが渡るようであればそれは阻止せねばなりませんからね》

 

曹操に会釈しながらそう返す。

お互いが膠着状態になるかと思われたその時。

 

「お前の相手は俺がしよう。最上級死神プルート」

 

曹操とプルートから一誠らを守るからのように、間に降り立つヴァーリ。

 

「やはり帰ってきたな、兵藤一誠」

「ヴァーリッ!」

「そう身構えなくていい。

 あのホテルの疑似空間でやられた分をどこかにぶつけたくてな。

 ハーデスか、英雄派か…悩んだが、ハーデスの方は美猴やアザゼルに任せた。

 だから英雄派が出てくるのを待ってたんだが、グレモリー眷属がやってきてな。こうなると、溜まったものを吐き出せるのはお前しかいないんだよ、プルート」

《おや、テロリスト御本人が堕天使総督殿と協力して冥府襲撃を自白とは…》

 

表情を変えずとも声にわずかに怒りを滲ませるヴァーリに、煽るよう答えるプルート。

 

《それもフェンリルまで送り込んだとか。神を殺す牙を手に入れたのもアザゼルからの援護ですかな?》

「アザゼルは関係ないさ。

 当初から神仏を正面から相手取る計画を考えていたんだ。それならあれくらいの交渉材料を用意するのは当然だろう?」

《他勢力の神との戦いを念頭に置くとは、なんと危険な考え方なんでしょう。

 これはオーフィスの奪取よりも先に対処する必要がありそうですね》

 

ヴァーリとプルートが対峙し、お互い敵意を漲らせる。

 

「兵藤一誠は天龍の歴代所有者を説き伏せたようだが、俺は違う。

 ──歴代所有者の意識を完全に封じた、覇龍のもう一つの姿、見せてやろう!」

 

ヴァーリは神器の翼を広げ、莫大なオーラと魔力を放つ。

 

「我、目覚めるは──律の絶対を闇に堕とす白龍皇なり──」

 

***

 

《いやぁ、負けてしまいましたな。面目ない》

 

義体操作を終えたプルートさん。

 

「いや、あれは無理じゃないですかね?初見殺し要素が多すぎますよ。

 …つーか新能力バンバン出せるとか特例が過ぎるだろ…禁手の上は覇龍だけとか嘘もいいとこじゃねーか」

《それでも勝たねばなりませんからなぁ。こうして生きているだけマシではありますが。

 あ、これの処分をお願いします》

 

俺がぶつくさ言ってると、さっきまで使ってた道化師風の仮面を渡された。

 

「え?捨てちゃっていいんです?これ」

《プルートは世間的には死にましたからね。これからは初代がこっそり目をかけて育成していた二代目としてやっていこうかと》

 

そういやそーだわ。有名人だしな。

というか、テロリストから被害にあったことになるわけだが、これ慰謝料請求とかできるんだろうか。

…でもアザゼルは縁切った主張するだろうし、ヴァーリは支払い能力なさそうだし。

俺は知識ないから、プロに頼んで何かそういう系の作ってもらうか?

金銭とかじゃなくて、肉体や魂のエネルギー絞り出すようなの。できたら寿命とかそんなの無視して半永久的にできるのがいいねぇ。

…ま、それするにはあいつらより強くならねぇとダメなんだけど。

ただ、そこまで遠い話ではないだろう。今回そのヒントは得た。

ヘタしたら、今回の騒動で一番利益得てるな、俺。

 

 

 

「皆さんお疲れ様~」

 

曹操との戦いを終えたグレモリー一行に挨拶する。

…やっぱりオーフィスも居るのな。

 

「兵藤先輩は特に。あ、お腹空いてません?保存食ですけどよかったらどうぞ」

 

そう言って被災者にも配ってた食料と飲み物を渡す。

 

「おう、サンキュ。

 …いや、飲み物だけにする。今は無性に母さんの料理が食いたいから」

「はぁ。そうっすか」

「ショージくん、ちょっといいかな」

 

頭に?を浮かべるような演技をしていると、木場先輩に腕を引かれる。

 

「とりあえず 、二日間お疲れ様。

 イッセーくんの情報は入らなかったのかい?」

「えーっと、超獣鬼倒すところからしか。

 それはまでは旧魔王とでも戦ってたんじゃないんですか?」

 

死んだ情報は回ってこなかったからな。

前衛でも避難場所でも誰が言いふらすんだって話だが。

 

「そうか…帰りながら詳しい説明でも」

「ユート先輩、それ、私にさせてもらえませんか?」

「小猫ちゃん…うん、任せるよ」

 

塔城さんと入れ替わりで戻る木場先輩。

俺たちも帰っていくグレモリー眷属の後ろについていきながら喋る。

 

「改めてお疲れ様です。

 あと、すみません。せっかくもらった防具、すぐ壊してしまって…」

 

この間のサイラオーグさんらとの戦いで気になって渡してたやつか。

 

「いや、防具だから壊れるのは仕方ないよ。怪我さえしてないならそれくらい気にしない。

 でもアレもそれなりに良い品ではあったんだけど…

 あ、いや先に話を聞こうか」

「はい。中級悪魔昇格センターに戻って龍門を開いたんですけど…」

 

兵藤先輩は召喚に応じず、駒だけが戻ってきたそうだ。

で、どうもソレは死んだ場合の出来事らしい。忠義とやらで駒はOKだけど死体の召喚は無理なのか?わけがわからん。

それはともかく…

 

「それで先輩らが凹んで2日間ずっと屋敷に籠もってたと」

「…はい。

 …すみません」

「いや別に塔城さんが謝ることじゃ」

 

ぶっちゃけ出てきても役に立たなかっただろうしな。

出しゃばらないでくれたから俺も活躍できたし?俺は文句はない。

…まぁ今後グレモリー先輩らが冥界のことを命がけで守るとかいい出しても格好がつかないってだけ。

 

「それでアザゼル先生からの連絡で、アジュカ様に駒を見てもらうことになって…」

 

ふんふん。早く見てもらえば解決したんだろうが、魔王アジュカ的にはそれより魔獣対策だよな。

これで魔王アジュカまで身内贔屓だったらマジで終わってるし。

 

「そこに旧魔王派がジークフリートと共に現れて…」

 

で、ジークフリートと木場先輩との戦いの最中、腕を切り落とされたのを回収しようとして…ね。

 

「魔剣と戦うのは考えてなかったなぁ」

「…すみません」

「だからいいって」

 

むしろ足手まといを抱えながら戦わないといけなかったほうがしんどかっただろうし。

え?駒がアスカロンに?

…にゅーぱわー()きせき()

むつかしいことをかんがえるとしんどいからね!きょうはつかれたからスルー!

 

「それから首都の方に来ると、英雄派が子供たちを盾にシトリー眷属を襲っていて…」

 

うーん、三下化したなぁ。

…助けてもらったあいつらの言葉、かけてあげられてたらどうにかなったんだろうか?

いや別に変わったわけじゃないか。

どっちが本性、とかじゃなく二面性なんざ誰でもあるだろうし。

特に相手が人間と悪魔とじゃなぁ。

 

「…で、そのときのギャーくん、まるで別人で」

 

そんなことよりもこっちの方が重要だな。

なんか吸血鬼側もきな臭いというか、何か隠してることがありそうな感じ?

こっちからは情報開示の要求しかできないのがもどかしいが。

この世界の吸血鬼とは一切コネないしなぁ。

 

「それでイッセー先輩が戻ってきて…

 オーフィスの力でグレートレッドの肉体の一部を使うだなんて」

 

ショボい一般人由来の転生悪魔の肉体を捨てて、伝説のドラゴンの肉体にお手軽パワーアップ!ってか?

いや捨てたのは自発的じゃないとかじゃなくてさ、テセウスの船じゃないけど、一度にがらっと変えたらそれは兵藤一誠の肉体なのか?とかそういう…

腕がドラゴンに変わっても平然としてた人に言うことじゃないか。

そもそも悪魔に生まれ変わってもハーレムできそうだからOKだったし。そういうことを微塵にも期待した俺がアホなだけか。

 

 

 

魔獣の件が終わって、数日後。放課後の部室にて。

 

「そ、総督を更迭された!?マジっすか!?」

「うるせぇな。仕方ねぇだろ。うるさい連中に黙ってここにオーフィスなんざ引き連れたんだから」

 

ちなみにこれは三大勢力の内々の処分。

まぁ許可得てないからこれくらいは当然か。

しかし、サーゼクスやミカエルにまで秘密裏にしてたのはなんでなんだろうな。オーフィスの与えた被害の責任を取りたくないから?

このご時世、オーフィス手に入れた組織なんてありゃあ、恩恵と引き換えに慰謝料請求の山だろうし、天使と悪魔からだけでも払いたくない、か?

 

「グリゴリの新総督はシェムハザ、副総督はバラキエル。

 あーさっぱりした!あぁいう堅苦しい役職は頭の固い連中がお似合いだ。

 俺はこれで自分の趣味に没頭できる」

 

悔し紛れもあるんだろうが、ほとんどこれ本音だよな。

組織の長を辞めるのが罰にならないんだから、仕事を与えまくればいいのに。

…いや、これは三大勢力の身内での話だからな。むしろ周りから一件罰を与えたように見せられて、その実自由に動けるように出来てるんだから損はないか。

結局シェムハザだろうがバラキエルだろうが方針はアザゼルと変わらんだろうしな。

 

ま、三大勢力がどんな罰で済ませようが、あの映像があれば他神話勢力は三大勢力がそんな処分で済ませたことすら批判の槍玉に挙げるだろう。

一応、ハーデス様には映像の提供者のよしみであれをばらまくのを待ってもらっている。

優秀なカードではあるが、どこで切るかは難しいところ。

確かに三大勢力にダメージを与えるだけならそれでいいんだが、そこから俺までアザゼルの仲間扱いされたり、更に俺がハーデス様と繋がってるのまで探られると困る。

流石にそこまではないだろうが、万一を考えるとな…

特に今現在オーフィスを保有してる状況だと道連れにされかれないし。

 

そんなことを思いながら中級悪魔昇格試験の結果が語られて──一連の話を聞き流していると…

 

「あ、そうだ。

 おい、そうま。お前に上級悪魔相当の地位と駒やるって話が来てるぞ」

「…えぇ?」

 

***

 

「うーん…」

「どうしたの、サーゼクスちゃん☆」

 

魔獣の襲撃が終わり、魔王領の会議室での魔王のみの会議。

その最中、戦後の褒賞の書類の一つを見たサーゼクスが唸る。

 

「いや、例の九尾の彼に上級悪魔相当の地位と悪魔の駒を与える…と言うのは如何なものかと思ってね」

「えー、今回の豪獣鬼12体のうち5体を個人で撃破とか戦功を考えたら妥当だと思うんだけど。

 土地とかは無理だけど駒だけなら、本人も欲しがってたみたいだし」

「そーそー☆それに避難したみんなを助けてくれたみたいだし?」

 

難色を示すサーゼクスに二人が補足する。

 

「けどこういうのにサーゼクスが乗り気じゃないのって珍しいね。彼となにかあったの?」

「…特に明確なものがあるわけじゃない。ルシファーとしてのカンというやつかな」

「んー、サーゼクスちゃんのカンを信じてあげたいところなんだけど、今はご褒美で繋ぎ止めないといけないからねー☆」

「それは私もわかってはいるんだが…」

 

今回の一連の騒動では、直接的な被害での死者こそほとんど出なかったものの、その騒動に便乗して、暴れて処分された者・こっそり抜け出した者は少なくはない。

それならば、恩賞を悪魔以外にも出すことをチラつかせて、悪魔の欲を刺激しながらあわよくば外からの味方も取り入れたいところなのだ。

 

「サーゼクス、迷っているなら一つお前が見落としていることを言っておこう」

「アジュカ?一体何を…」

「部外者の新人に駒が下賜された前例があれば、悪魔の新人が上級悪魔になった批判は今よりも減る」

「!

 なるほど…確かにそれは魅力的だな。

 しかしそれを聞いて私が認可したからと言っても、私利私欲ではないよ。単に決定事項に異を唱えるのを辞めただけだからね」

 

そう言って書類仕事に戻るサーゼクス。

 

「…珍しいじゃん、アジュカが援護するなんて」

「そうか?

 単に俺は赤龍帝の近くに居た九尾の彼の作る眷属に興味があるだけだよ。それで赤龍帝も眷属を作りやすくなるなら一石二鳥だろう?」

「…前言撤回。いつものアジュカだ」

 

***




>非礼の代わりに皮肉
「どうしてアポを取らないの?ジュリオととびおを呼ぶ時間はあったのに」

>妹君とアザゼル総督とが結託
原作だと妹たち巻き込まれた!ってサーゼクスがハーデスにキレるわけだが巻き込んだのはアザゼルじゃね

>本当に和平のためであるなら話をしておくくらいできたのではないか?
マジでこれ
オーフィスはテロリストのトップだから冥界の連中に知られたらマズいとは思ってるみたいだけど、それでもサーゼクスとミカエルのトップだけには言えただろ
なのにしてないんだから怪しまれて当然
だからこそ原作では即時却下しないといけなかったんだろうなぁ

>サマエル召喚
これがあるからアザゼルらは強気に出てる…のはわかるんですが
これがどのくらいヤバいことなのか、ってのが読者に伝わってないんですよね
絶霧のせいかはともかくゲオルグが集中して運用したら対象以外に被害なーんにもないわけで

テロリストになって多数の勢力に被害与えてどうにもできないオーフィス
出たら冥府に殴り込みに行けるサマエル
どっちがマシか

>エレベーター
すぐ着けないと困るから…
つーかこれないとハーデス不在の死神にヴァーリチームが殴り込みに来る

>私は英雄派がサマエルを使ったのを確認したわけでもない
「英雄派と協力?してないよ~英雄派打倒よりも優先する目標があっただけだよ~」
死神とはニアミスだから(少なくとも本作では)知らない方が自然
英雄派だって死神にオーフィス取られるわけにもいかないんだから

…ぶっちゃけ対テロリストでもない北欧内ゲバでロキを倒すためにテロリストと手を組んだやつらに言う権利なくない?
英雄派にオーフィスはもとからだけど、ロキ戦はそのせいでフェンリル(神殺し)がテロリストに渡ったわけで

>コカビエル
はい
というわけで都合よくコキュートスに居た堕天使さんを(名目上は)きれいな冥府化のために使わせてもらいました
まぁ一応伏線…というか前フリは出したので
本作ではサマエル関係は全部コカビエルとクローンが頑張った設定です

>ハーデス神殿で死神相手に暴れるヴァーリ以外のヴァーリチーム
これ原作さぁ
対処しないとヤバいぞ~とかやってる場合じゃないだろ
それも対テロリストでみんなで協力しようね!とか言ってるやつがさぁ
これじゃハーデスにテロリストと協力した!とか批難できないだろ
ハーデスと違って三大勢力は和平を謳ってこれだし

んで原作じゃ三大勢力+手を組んだテロリストに死神は殺されまくったり氷漬けにされたりしたわけですが
それでもハーデスは悪い!おっぱいドラゴンが正しい!って死神が出てくるんだっけ?
理解できない
本作でも彼女もアンチ対象になりそうです
冥府所属ってところで期待してた人もいそうですけど…ファンの人はさーせん

>ご自身が迅速に片を付けるべきではないかな?
「なんでお前冥界のトップやのにワシが襲いかかってくるかも?冥界のピンチ!とか思っとんのにここにおんねん」

>ロスヴァイセ
一応半神のヴァルキリーでは神判定はないってーことでどうかひとつ

>やられた分をどこかにぶつけたくて
とか読み返してるとなんかヴァーリってダサい…ダサくない?
強いのは強いけど

>我、目覚めるは
やっぱ詠唱を相手が待ってるのは違和感あるわ
なのでカット

>召喚に応じず、駒だけが戻ってきた
これ一応眷属悪魔の召喚で、って話ですよね?
なんかそんな設定あったようななかったような
記憶にも眷属の召喚って二次でしか見たことないんですが…多分あったよね?
じゃないと召喚=龍門で悪魔はそんなにドラゴンを眷属にしたことがあるの?それが死んだの?ってなるけど

>駒がアスカロン
マジで理屈がわからなかったところ
あーはいはい奇跡奇跡
しかし木場の見せ場でコレ?
つーか特効武器で逆転ってジークフリートも曹操も同じ巻で同じことするのか…

>一度にがらっと変えたらそれは兵藤一誠の肉体なのか?とかそういう
実際どうかはともかく悩んだりはして欲しかったかなぁ、と
その分本作では…

>上級悪魔相当の地位と駒
書いてるとおり餌です
内容としては実際の上級悪魔未満、中級悪魔以上の権力・一代だけの爵位
と駒を想定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。