飯田とヒーローの人は無事、大きな怪我もなく助けられた。そしたら今度は他のヴィランの相手なんだけど、これがまた数が多くて大変よ。脳無もすげぇ量湧いてるし(虫扱い)。一先ずこいつらを倒さん事にゃこれは収束せんし、いっちょ頑張りますかね
「さてさて、緑谷くんがあそこにいる訳だが…。何してるんだ?めっちゃキョロキョロしてるんだけど、誰か探してるのか?」
あ、目が合った
「霧雨さーん!ちょっと良い〜!?」
どうやら呼ばれたようだ。仕方ない、倒しに行く前に緑谷くんの方へ行くとするか
「なんだい緑谷くん。何か用かい?」
「グラントリノ…あ、黄色いスーツとマントのお爺さんのヒーロー見なかった?」
「?知らないが…」
グラントリノ?誰だっけ?名前は聞き覚えあるし緑谷くんのインターン先のヒーローなのは覚えてる。でも姿が…結構小さいとしか覚えてない…
「そっか、分かった。ありがとう」
変な奴。おっと、それより脳無を倒さないと。ステインは警察に引き渡されたはずだし。ていうか街ヤバいな。火達磨だ
「緑谷くん、私は行くよ。ちゃんと人命救助も戦闘もしないと。ヒーローとして」
まずは近くに居るアイツから!
「はぁっ!」
ドン!ガガガガガガガ!
あ、地面滑らせて更に街を破壊しちゃった。まぁいっか、修復手伝えばいいだろ
「さ、てと?ん?彼処に居るのは…」
やっぱそうだ、雄英に来たヴィランと同じタイプ!なんでこんな所にも居るかなぁ。辞めて欲しいね全く。まぁ居るからには倒すけど
「はぁっ!!」
ドガン!
「っ!?クソッ!離せコラァ!恋符『ゼロ距離マスタースパーク』!」
ドサッ
いつつ、受け身失敗した…。久しぶりに背中から落ちたよ
「キエェェァァェェェァァ!!」
「っ!?グッ!」
ドン!!!
「おっもぉぉ…。っ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
「チッ!!」
どうするこれ!このままじゃ当たっちまう!あ、ミスった
「カハッ!」
クッソ重い!なんかコイツ強くねぇか!?
「ヅッ、『ダークスノー』!」
パチン!
「キエェェェェェェェェァァァァァァ!」
ドドドドドドドド!
おい、ウッソだろお前。オールマイト並のパワーあんじゃねぇかよ。まさか、周り巻き込んでダークスノーを消すとはな…。ったく、笑えねぇぜこんなん
「ハァ…ハァ…ハァ。クッ!」
仕方ない、捨て身だが、身体能力を上げて近接戦に持ち込むか。弾幕なんて張っても直ぐに消されるだろうからな。でも一応、弾幕を幾つか張っておこう
「光魔『スターメイルシュトルム』!桜符『完全なる黒染めの桜-封印-』!天流『お天水の奇跡』!『マウンテンオブフェイス』!」
よし、アイツが避けてる間に身体強化を…!恐らく全部吹き飛ばすだろうから、その時に攻撃を仕掛けよう
「はぁっ!!!」
「キェェェェェァァァァァァ!!!」
やっぱり!全部吹き飛ばした!この隙を逃さん!
「はぁっ!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!ガガガガガガガ!!!!!
「ハァ…ハァ…ハァ…。ど、どうだ…!」
「キ、キエェェェ、キェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」
「っ!?クソッ!まだ立ち上がるのかよ!」
どうする!?本格的にヤバイぞこの状況!ヒーローは頼れない。皆他の脳無を倒すのに必死だ。脳無の弱点。頭を集中的に狙うか…!
「霧雨さん!」
「緑谷くん…!?ダメだ!来るなぁ!!」
「キェェェェェェェェェェェェェェェェ!」
不味い!!急いで緑谷くんを庇わないと!死んじまう!!
ドン!!!!!!
「ガハッ!バカ、な、んで、来たんだよ。来るな、って、言ったろ」
「き、霧雨さん!?お、お腹が…」
あー、やっべぇな。回復間に合ってない。ハハッ、不死身の能力も使えんのに、体力が持たねぇ、か。笑えてくるよ全く。こんな土壇場で、個性発動させる気力も残ってないとはね
「大丈夫、だ。これ、くら、い…」
「霧雨さん!」
っ!そうだ、こんな所で死んでたまるか。私には守りたいものも、守るべきものもある。私が死んだら、緑谷くんはどうなる?間違いなくコイツに殺される。ダメだな、こういう状況になると、ネガティブになっちまう。死ぬなら守るべきもん守ってから死ね、私!
「うあぁぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドガン!!!!!!!!!!!!!!!
「キエェェェェェェ…、キェェ、ェ」
バタッ
た、倒し、た?
「カハッ!ハァ…!ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
そうだ、傷、治さねぇと…。ハァ、こんな無様な姿、見せんのは久しぶりか、初めてか。もうどっちでも良くなってきたな。緑谷くんが生きてりゃいいや、守った甲斐が有る
「霧雨さん!頑張って!死んじゃ、死んじゃだめだよ…!」
「おいおい、泣かないで、くれよ。折角、守ったんだから、笑えって、な?それに、私は、簡単、に、くたばったり、しないさ。ゴホッゴホッ」
ふぅ、落ち着け私。落ち着けば個性なんて直ぐに使えるようになる。よし、治ってきた。でも動ける気がしないな…。ったく、アイツ強すぎなんだよ。なんなんだ
「ふぅ、もう大丈夫だ。心配かけたね。けど、もうしばらく動けそうにない。君1人でヒーローの所に行きなさい。口答えしても無駄だぞ、問答無用だ。君を1発ぶん殴る程度の力は残ってる」
「っ!……分かったよ。じゃあ、僕が君を運ぶ。それなら、2人で助かるでしょ?」
……コイツ、絶対に譲らないって目をしてるなぁ。ま、いっか。私もしばらくしたら動こうと思ってたけど、そう言うならその言葉に甘えようか。ただ、1つ心配な事があるとすれば
「じゃあ頼むよ。尤も、君には私を抱える勇気があるのかな?おんぶでもいいが」
彼が極度の恥ずかしがり屋という事だ
「うっ!だ、大丈夫な筈。これは救助だから。よし、いくよ」
「ん」
へぇ〜、本当に抱えられた。成長したねぇ緑谷くんも
ん?ここは…
「ここは私の空間。貴女ね、人の能力やスペルを勝手にポンポン使わないでよ。彼女達かなり練習して使えるようになったのに…」
「え、誰?」
「酷くない!?私は○○○○○○○、○○よ」