うぅ、足痛い。ハァ、母さん、説教長すぎだって。ヒーローなんだから誰かを庇って死にかけるのは普通でしょ。知らんけど
「失礼しまぁす」
ん?誰だ?
「来たよ、お姉ちゃん!」
「フ、フラン!?よく1人で来るのを母さんが許したね」
「ん?お母さんなら何も知らないよ。黙って来たんだ。言ったら絶対止められるし。それに私はもう500歳近くまでいってるんだよ?流石に過保護すぎだって」
あー、これは私も巻き込まれるパターンかな。どうして帰さなかったんだ的な
「……まぁ、いいか。でも、吸血鬼の時間が夜なのは知ってるけど、暗くならない内に帰りなさいね。流石に母さんも心配してここまで来そう」
「うん、分かった。じゃあさじゃあさ、何かお話しよ!」
「いいよ。と言っても、フランは何か話題があるの?」
「うーん、あ、なんか紫が来たなぁ。って、紫なんて言われても分かんないか」
紫?この前の龍神の件と何か関係があるのかな。いや、流石にあの妖怪でもそこまでは把握してないか
「いや、知ってるよ。幻想郷の賢者でしょ?この前龍神と話したからなぁ」
「……」
あれ、フラン口を開けてどうしたんだろ
「はぁっ!?いや、え、マジ!?」
「キャラぶれてんぞ」
「あ、うん。いやそんなことはどうでも良くて!龍神様に会ったの!?」
「りゅ、龍神様ぁ?アレが様を付けるほどの奴なのか?私の事からかってよく分からん事を並べてただけなんだが」
あ、固まった。何、私何かヤバイこと言った?私が見たまんまの事を言っただけなんだけど…
「も、もう紗綺が凄すぎてよく分かんないよ」
フーム、納得いかん。あのよく分からん掴み所のない奴がなぁ
プルルルルルプルルルルル
あれ、電話だ。てかマナーモードにするの忘れてたんだけど。ヤバ
「もしもし?」
『霧雨少女か。よかった、繋がって』
オールマイトか。そういや最近全然声聞いてなかったな
「何かありました?」
『脳無と戦ったと聞いてね。心配だったから電話をしたのさ。で、大丈夫かい?』
「えぇはい、大丈夫ですよ。個性発動させないように常に見張られてるんですよ怖くないですか。変な個性の人も居るもんですねぇ」
『ハハハッ、信用されてないね!』
酷っ!え、オールマイトってこんなに毒舌だったっけ!?地味に傷付くなこれ…
「笑い事じゃないですよ」
『いや、すまないね。まぁでも、君なら直ぐに退院するだろう?』
「えぇ勿論。明日でもいいくらいですよ。もう痛くないですし」
『元気で大変結構!じゃ、待ってるよ』
「はい。では」
うっし、じゃあさっさと退院して学校に行かないと!包帯巻いてけって言われたらどうしよう。邪魔でしかないんだけど。まぁ、そん時はそん時か。なんとかなるでしょ