魔導王の姉〜異世界行っても知識は役立つ〜   作:はる

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2 限界サバイバル

さて、今日は食糧を探そう。

 

…何で私はこんな限界サバイバル何てやってるんだか。

 

ご飯…生後半年くらいの子は、離乳食。それも二回食だ。離乳食はたしか、

10倍かゆ 大さじ3弱

野菜 大さじ1強

豆腐 大さじ2弱

魚 小さじ2

だったかな?

…ダメだ。一つも得られる気がしない。

今は何か代用できる食べ物を探さなくては

 

…んん⁉︎アレは?

山芋先輩じゃないか!!!

何という奇跡⁉︎知ってる形とチョット違うけど…他の動物がかじった跡あるし毒とかは大丈夫だろ。

 

、待てよ。ここにあるという事は

…やっぱり!ここにも、あっ、こっちにも!

 

弟よ、暫くの食料問題が解決しそうだぞ!

 

よし、これを持って帰ろう。

 

待っていろ弟!お姉ちゃんは頑張る!

めっちゃ筋肉痛だが、頑張るぞ!

そうして這ってきた道を10メートル戻るとさっき居た枯れ葉ハウスに辿り着いた。

 

うぉーい、弟や。姉ちゃんが飯持ってきたぞ!

 

「うぅ…や!」

 

そんな…⁉︎

山芋先輩が拒否された、だと、。

頼む弟!これで勘弁してくれ…

姉ちゃんはこれしか探せなかったんだ!

 

「あい」

 

ん?え?

 

「あい」

 

え?もしかしてくれるの?

何ていい子なんだ!お姉ちゃんは感激した!

弟よ、お姉ちゃんは明日も弟の為に頑張るぞ!

 

う!…ネバネバ。だが、良かった。別に毒とかは無いっぽいな。

ほら、姉ちゃん全部は食べれないから弟も食べるんだ。幸い細っこいのを選んだから手で折れるよ。白い所だけ食べるんだぞ?

 

「あぁう」

 

うんうん、食べるの上手。誰も褒めてあげないから私が他の人の分も褒めてやろう。お前はちゃんと愛されているんだぞー。

 

 

 

 

さて、これからどうしよう。

昨日のこの時間頃急にココに来たわけだが。いい加減転生したのは認めよう。だが、どんな世界に転生したのかは全くわからない。

 

こんな森の中に子供を捨てておく以上、前の世界より文明が発達していないのはわかる。

 

前の世界なら、捨てるくらいなら売るからなぁ。

人身売買もしくは臓器売買…いやぁ、異世界で良かった。生きるって素晴らしい。

 

先ずは、現状打破する事だが。果たして他者に助けを求めるべきか否か。普通ならここは即YESと言いたい。だが、人の敵は人。この世界の常識を知らない以上迂闊な事はしない方がいい。もしも「捨て子には何してもいい」とか「子供に人権はない」というのがこの世界の共通認識だったら、本当に笑えない。

 

やはり、生きていけてる以上まだ他者の必要性は感じないな。だが念の為近くの村の場所くらい探しておこう。

 

だが今やるべきは衣食住の人間の3大欲求を叶える事だ。

 

衣…タオル一枚(尚弟に貸し出し中)

食…山芋(生)オンリー

住…枯れ葉の山(衣を兼任中)

 

…、…うーむ。

これは、どうしようか。えーっと、「衣」から取り組もうかなやっぱ。凍え死にそうだし。弟には病気とかから安全であって欲しいし。

 

そうと決まれば。

…でも皮舐めせないし、てかそもそも動物とか狩れないし、どうしたもんか。

 

大っきい葉っぱでも探すか。待ってろ弟!今お布団兼服を探してくるからな!

 

うっ、うわぁ!

何だこれ、ツル?ツタ?

 

…おおっ。これを糸がわりに色々出来そうだ!

こいつは回収だゼェ。

 

そしてこの葉っぱ!

傘かって言うくらいでっかい。これも回収だな。…持てねーな。ならば、自分の周りに葉っぱを巻いて、このツタでくくりつければ…!

…この、…うりゃ、…、…よし、出来た!

 

姉は葉とツタのワンピース(側から見たら肩出し簀巻き)を手に入れた!

 

 

 

 

ただいまー。弟よ、元気してたかぁ?お姉ちゃんは今日衣食住の「衣」をゲットしたぞ。

 

「うあいあぅ」

そーかそーか。元気か。もうすぐ夕方か。よしよし、ご飯にしようねー。

 

細い山芋をポキリと折る。今度は折った芋をさらに縦を割って白いところを弟に渡す。この弟も転生者かって疑うくらい頭が良かったので一度教えた事はちゃんと聴いてくれた。(土は食べちゃダメ。枯れ葉も食べちゃダメ等々)

 

「あぁーうぅ」

 

おー、どうした?なんか喃語を沢山言うようになったなぁ。話し相手が私しかいないからあんまり喋らない子だけど。あー、はいはい。そうねー…何言ってるんだろうなぁ。

 

この子の服も早く作ってあげないとなぁ。今は綺麗な葉っぱを肌近くに、周りに枯れ葉を敷き詰めてるけど。オシッコとかジャーだろうし。一応カブれないように定期的に大きい葉っぱを弟の下に敷いてるけど…何かいいものないかなぁ。綺麗な葉っていうのは冷たいし。タオルも汚れちゃっただろうし。

 

はぁ。ちゅかれた…魔法が使えたらいいのに。

 

「あぁうお?」

ああ、何でもないよ。おいしいねぇ。よかったねぇ。

 

しかし、テキトーに言った事だが案外あるじゃなかろうか、「魔法」というものが。仮にも異世界転生なんてしておいて無いって事はないだろう。いや、希望的観測か? …合ったとしても万人が使えるのか。ゲームの設定のように、一握りしか使えない可能性もあるしな。後で練習でもするか。

 

————————

 

名前:姉(名前はまだ無い)

魔法:わからない(転生特典あるっぽい)

年齢:およそ半年?

持ち物:葉とツタの簀巻き

 

名前:弟(名前はまだ無い)

魔法:わからない

年齢:およそ半年?

持ち物:タオル二枚

————————

 

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