♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓     星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+       ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈   作:lOOSPH

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秋の大四辺形の英雄の悩み・・・・・・・・・


秋組の憂鬱

 

 

 

その子はある日

一人の女性に出会った

 

その女性に見いだされた彼女は

彼女の跡を継いで、今の地位についた

 

周りの助けを借りながらも

どうにかして、今の組をまとめ上げていけるようになる彼女

 

しかし、そんな彼女にもやはり

多くの悩みというものはあり、ぶつかっていく

 

だがそれでもどうにかやってこられた

 

彼にも周りにも支えられていると信じているから

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「ふう…

 

 今日もつかれたー…」

 

そう言って一息ついて

組長の椅子に座りこむ一人の少女

 

秋組の組長

 

西虎 秋四

 

 

それが彼女である

 

「やっぱり組長っていうのは

 私にはすっごいプレッシャーだよ…

 

 師匠から言われて、組長を

 継いだのはいいけれど、やっぱり

 ついてきてくれる人はそんなにいないもんね…

 

 今でこそどうにかまとまってきているけれども…

 

 はあ、やっぱり一人の力では

 どうしても限界が来てしまうよね…」

 

椅子の背もたれにもたれかかって

大きく息をついていく秋四はふとあることを思う

 

「後世に私たちの後継者を

 育てていくのが秋組の使命だけれども…

 

 やっぱりどうしても簡単にはいかないな…うん?」

 

秋四はふと、外で話をしている者たちの姿を見る

 

そこで話をしているのは、六人の少女達

秋四は全員に見覚えがあり、驚いた様子を見せる

 

円藤 彩

 

加久間 亜依

 

荒波 一紗

 

志茂田 明沙美

 

ぺガス・リーン

 

駒 馬子

 

冨士井 亜希子

冨士井 有希夜

 

冨士井 水波

 

アンジェリーナ・ロメールダ

 

組長の間において噂になっている

星座宮の御巫子に所属している者達

 

その中でもぺガスやアンジェリーナは

元々は秋組に所属していたこともあって

それなりに面識はある方だと思っている

 

「あの子達…

 

 彼の組に行ってから

 本当に楽しそうだな…」

 

そんな様子を見てうれしくも羨ましそうにつぶやく

 

「…ちょっと話の方、してみよっか

 

 彼がどんな人なのかもちょっと興味があるし…」

 

そう言ってゆっくりと立ち上がっていく秋四

 

「…せっかくここにいるんだったら

 これから協力することもあるかもしれないし…

 

 ちょっとおしゃべりをしてみることにしよう」

 

そう言って部屋を出ていって実行に移していく秋四

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「ふっ、ふっ、ふっ

 

 はあー!」

 

ある場所で蹴り技の訓練をしているぺガス

そんな彼女のもとに歩み寄ってくるのは一人の少女

 

「こんなところで何をしているのかなって

 思ったら、相変わらず見事な足技だね、ぺガス」

 

「…秋四…

 

 あいにくだけれども私はもう

 貴方にとやかく言われる筋合いは

 もうないからね、お説教はたくさんだ」

 

ぺガスはそう言って

秋四の顔を見ると、嫌そうにして

突き放すような言い方をして追い払うようなしぐさを見せる

 

「それは貴方がいっつもいつも問題ばっかり起こしてたからでしょ!」

 

「あれは作戦に参加していた奴らが愚図だったからでしょ!

 

 私の戦いについていけないどころか、足を引っ張って…

 

 挙句に私にばっかり責任を押し付けて

 自分の無能さを棚に上げて好き勝手言って!」

 

またも口論になっていく双方

このままでは騒ぎが大きくなっていくかもしれない

 

だがそこに現れたのは

 

「姐さん、なに言い争ってるの?

 

 あんまり騒ぎを起こすと

 兄さんに怒られちゃうよ?」

 

バイクを押してそこに通りがかった馬子であった

 

「…馬子…

 

 別に、私は騒ぎを起こそうなんて…

 

 そもそも最初にかみついてきたのはこいつで…」

 

「私はただ話しかけてきただけでしょ!

 

 それをあなたが…」

 

またも口論しようとする二人

 

「いい加減にしてよ!

 

 そもそも、もう姐さんが

 何をしようとも、もう秋組には関係のないことでしょ?

 

 もう姐さんは秋組を抜けているわけだし」

 

馬子にそう言われると、ぺガスはおとなしく引き下がる

 

「…フン、それもそうね…

 

 こいつのくだらない説教なんて

 気にする必要はもうなくなったんだったわ」

 

「貴方は本当にもう…

 

 まったく、そんな風だと

 私のところにいた時の様に

 彼に迷惑ばっかりかけているんじゃないの?」

 

最初に比べると落ち着いているものの

やはりどこかお互いに張り合っている感が見えている

 

「それがね、秋四さん

 

 そうでもないのよ」

 

「え?」

 

すると、馬子が口を出してきた

 

「ちょっと馬子…!?」

 

「兄さんは姐さんの強さに感服してね

 

 それで姐さんに合ったスタイルを

 伸ばしていってすごい活躍してるの

 

 おかげで姐さんは兄さんにべたぼれしちゃってね」

 

「のわあああー!!」

 

慌てて馬子の口を押えるぺガス

物静かなイメージのぺガスからは考えられない一面である

 

「…嘘、あのぺガスがこんなにも慌てるなんて…」

 

「へ、ふんふふんふ」(ね、こんな感じ)

 

「ええい、見るな聞くなしゃべるな、笑うな…!」

 

しばらくしてふうふうと肩で息をしていくぺガスは

自分のもとにやってきた馬子に無理やり話題を変えるように聞く

 

「…ところで馬子

 

 一体こんなところで

 何をやっているの…?

 

 わざわざこんな話をしに来たわけじゃないでしょ?」

 

「え、ああ‥

 

 別に用事って程でもないけれどね‥

 

 兄さんから次の任務について

 話をしておいた方がいいかもって

 一応の連絡、急いではいないみたいだし

 あんまり慌てることでもないなって思って」

 

馬子がそう言うとぺガスはふむと

顎に手を当てて指で撫でて考え込む

 

しばらくすると

 

「だったらすぐに行くわ

 

 こっちも急いでるわけじゃないから

 今のうちに来れる時に行っておいた方がいいし…

 

 それじゃあさっそく行くわね」

 

「兄さんは自室にいるはずだから」

 

馬子のその言葉を聞きつつ

後ろ手に手を振ってその場を去っていくぺガス

 

「…はあ、やっぱりここが差なのかな…

 

 どうしてこうも私ってああいうふうに

 張り合い気味になっちゃうのかしらね」

 

「おや、秋四さん

 

 姐さんとあんなに喧嘩をしていたのに

 随分と急にしおらしくなっちゃって‥」

 

その場に残った二人は会話を続けていく

 

「…私は別に、ぺガスさんのことが嫌いなわけじゃないし

 実力の方だってすごい人だって認めてるよ、だけれど…

 

 ぺガスさんはどこか一人で突っ走り気味になっちゃうし

 あの子と一緒に任務に出た子はもう嫌だって直接言われたし

 

 もう少し、周りに合わせられないかって思うんだけれども…」

 

「‥多分それって難しい事だって思いますよ?

 

 そもそもその周りが同じように足並みをそろえても

 それでうまく戦えるとは全く限りませんからね、実際‥」

 

馬子がそう言うと秋四は思わず彼女を見る

 

「姐さんは確かに強い…

 

 でも周りにいる人たちは大きく小さくも

 姐さんとおんなじくらい強いわけじゃない‥

 

 だって全く同じくらいのレベルの強さなんてそういないし

 そもそも秋組は次代の英雄を育てるために特化してるから

 お世辞にもレベルは高いとは言えない子たちの方が多い‥

 

 姐さんは多分、自分とおんなじがそれ以上のレベルの人たちと

 組んだ方がもしかしたらやっていけるんじゃないかって私は思ってるの‥

 

 そういう意味では、星座宮の御巫子はまさに天職ともいえるでしょうね‥」

 

「…なるほど…

 

 そういうことだったんだね…」

 

馬子のつぶやきに秋四はやや悲し気に表情を沈ませる

 

「…ぺガスさんはみんなに合わせようとしなかったんじゃない

 どうにか自分なりにみんなと合わせようとしていたのかも…

 

 でも、慣れない戦い方のせいで

 お互いに思うように戦えなくなって…

 

 周りについていけなかったのはもしかしたら

 ぺガスさんのほうだったのかもしれませんね…」

 

「‥さあ?

 

 でもどのみち姐さんは

 そのことを口にすることはしなかったと思いますよ」

 

馬子はそう言ってふうと一息をついた

 

「だよね…

 

 ぺガスさんはそう言う人だもん…

 

 でももしかしたら、私はもう少し

 ぺガスさんと話をしておくべきだったのかな…」

 

そう言って少し思いつめた表情を見せていく秋四

 

「別に今からでも遅くはないと思いますけど

 何を言ったところで姐さんは戻ってくることはないでしょう

 

 それほど私たちは兄さんたちに感謝しているんです

 私たちはいつでも、兄さんたちとともに行くって決めています‥

 

 たとえ、貴方達と対立することになったとしても…」

 

「…え?」

 

秋四は最後の呟きが聞こえず、思わず聞き返した

 

「‥いいえ、なんでも‥

 

 それでは私もそろそろ

 失礼させていただきますますよ‥

 

 何しろこの子のメンテナンスを

 しないといけないからなるべく早く戻りたいのよ」

 

そう言って自分が押しているバイクに目をやって言う

 

「そっか…

 

 それじゃあ、お疲れ様」

 

「お疲れ様

 

 あんたもあんまりに煮詰めないようにね‥」

 

そう言って馬子はその場を去っていく

 

「相手の気持ちを即座に理解する…

 

 ひょっとしてそれが彼の一つの才能かもしれないね…」

 

そう言って笑みを浮かべながら、馬子の背中を見つめる秋四であった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

そのころ

 

「…お兄さん…

 

 一つ報告のほどがあります…

 

 ここ最近、他の組の連中が

 何やら嗅ぎまわっているようで…」

 

明沙美は彼のもとに謁見し

彼にそのように報告をしている

 

「…‥‥‥その報告だったらすでに

 佐紀や絵美理、愛理や一紗

 百子や真名、仮名からも受けているさ…‥‥‥」

 

「兄さん…

 

 もしかしたら私たちの勧めている計画が

 向こうにばれたとかそういうことはないですよね?」

 

陽菜子はそう言って不安そうに彼に尋ねる

 

「ふう…‥‥‥

 

 計画自体がばれているとは思えないけれど

 ここ最近いろいろと動きすぎたのかもしれないね…‥‥‥

 

 でも、もうすでに集める者は集まりつつある

 いまさらどう思われようともやるべきことは変らないさ…‥‥‥

 

 それにしても、まさか四つの組、全部に目を付けられるとは…‥‥‥

 

 どうやら少し、無理に動かしすぎてしまったようだ…‥‥‥」

 

「お兄さん

 

 ここはぜひとも私に任せて

 いただけないでしょうか、絶対に

 お兄さんが満足、足りうる結果を残して見せます」

 

明沙美は胸を張って立候補するが

 

「却下だ、お前の能力では

 良くも悪くも目立ちすぎる

 

 目をつけられているというならば

 なおのこと任せるわけにはいかないだろう」

 

「ふえええ!?」

 

まさかの即答にショックを受けてしまう明沙美

 

「…では、兄さん…

 

 誰に行かせましょうか…?」

 

陽菜子がそう言って彼に質問をすると

 

「水波に行かせよう

 

 彼女ならばまだどこの組にも目をつけられていないし

 あの能力ならばきっと、情報収集にも役に立つはずだ…」

 

「しかし…

 

 水波ちゃんにできるでしょうか…」

 

「…でも、確かに…

 

 同じ能力が使えるのはほかにも

 いますけれども、実質動けるのは

 確かに水波さんだけでしょうしね…

 

 しかし…彼女はうまく扱えるでしょうか?」

 

明沙美はそう言って意見を述べていく

 

「…‥‥‥心配はいらないさ…‥‥‥

 

 別に戦いを仕掛けようというわけではないのだ

 そのぐらいのことをこなせなければそれこそ話にならない…‥‥‥

 

 それに、相手は何も四人の組長全員に行かせるわけじゃない

 

 彼女には秋組の組長、西虎 秋四の方に行かせようと思っている…‥‥‥」

 

「秋四さんにですか?

 

 確かに秋四さんならまだどうにか

 調べていくことができるのかもしれませんが…

 

 それでも、組全体の動きを把握しきることは

 実質不可能に近いですよ、組はそれぞれ独立しているんですから」

 

明沙美は少し、不安を込めた意見を述べていく

 

「…‥‥‥ほかの組にはそれぞれの監視を

 行かせていくつもりだから、その点は問題ないよ

 

 それに、僕もまだ、準備云々の方でどうしても

 手が回り切らないからね、もう十分すぎるくらいに

 ここで得られるだけの力は得る事ができたんだからね…‥‥‥

 

 実行する前に余計な横やりを入れられたらそれこそ

 面倒なことになりかねない部分があるからね、それじゃあ…‥‥‥

 

 陽菜子、それじゃあ四人の人たちを呼んできてもらえる?」

 

彼はそう言って横に控えている、陽菜子にそう告げる

 

「かしこまりました…」

 

「明沙美、報告の方お疲れ様

 

 君は下がってゆっくり休んでて」

 

「…わかりました…」

 

そう言ってその場から離れていく明沙美

 

「…いいのかなあの子の事?

 

 相当不満が残っている感じがするけれども?」

 

「…‥‥‥大した問題じゃない

 

 手がかかるのは今に始まったことでもないからね」

 

そう言って後ろから、知花乃に話しかけられてそう答える彼であった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「うわああああ!!!!」

 

大きく吹っ飛ばされる一人の青年

その衣服はよく見ると道着であり

訓練を受けているようにも見えている

 

「一本!」

 

審判をやっている人物が高らかに言う

 

「いってててて‥‥

 

 容赦ないんだな相も変わらず」

 

「それはもちろん

 

 訓練とはいえ気は抜けませんから」

 

そう言って話しかけるのはなんと女性である

 

「これも兄上様からのご指導のたまもの

 

 本当にあの人には感謝してもしきれませんよ」

 

ペルシャネス・ルセスティア

 

それが彼女に与えられた名前である

 

やがて彼女が着替えて

さっぱりした様子で出てくると

 

「ペルシィ!」

 

そう言って彼女のもとに飛び込んでいく一人の女性

 

「うん、っとお!」

 

「今日もお疲れさま、すっごくかっこよかったわ」

 

そう言って彼女に嬉しそうに話しかけていく少女

 

「アンジィ、ひょっとして見てくれていたのか?」

 

「もっちろん

 

 私の大切な大切なペルシィのことだもの

 万一のことはそう起こらないだろうけれども

 其れでもしっかりと見ておきたいんだもの、フフフフフフ~…‥‥」

 

アンジェリーナ・ロメールダラス

 

彼女もまたペルシャと同じく

星座宮の御巫子に所属し、さらには

彼女とは同姓ながらも、互いに思いあっている

 

いわば恋人同士である

 

「そうか、私は本当に幸せだよ

 

 アンジィの様に優しく思いやりのある

 恋人にこうして巡り合うことができたのだから‥‥‥」

 

「私もよ、ペルシィ…‥‥

 

 私をこうして救ってくれた

 パパ・ケイティとママ・カシス…‥‥

 

 そして私たちのことを受け入れてくださった

 兄上様には本当に感謝してもしたりないもの…‥‥」

 

互いに笑みを浮かべていく二人

 

「それにしても…‥‥

 

 ここ最近、秋四が私たちのところに

 来ているんだって、ぺガスが言っていたわ…‥‥

 

 なんでも何かをこそこそと嗅ぎまわっているらしいってね?」

 

「そうか‥‥‥

 

 もしかして、私たちの計画が

 ばれかかっているということはないだろうな?

 

 もしも先手でも打たれれば厄介な相手だぞあの娘は」

 

アンジェリーナの話を聞いて

心配そうにペルシャネスはそう口を開く

 

「フフフフフフ~…‥‥

 

 ペルシィは心配しすぎよ

 私たちの目的はあくまでここで

 なしえるべき事じゃないんだから…‥‥

 

 それに万が一にも奴らの耳に入ったところで

 今の奴らでは、今の私たちには到底かなわないわ

 

 さっきのあなたがそうだって証明してくれたようにね」

 

そう言ってアンジェリーナはペルシャネスの顔を

上目遣いで妖艶な笑みを浮かべてそうつぶやいた

 

「それもそうだね‥‥‥

 

 これからよろしくね、アンジィ‥‥‥」

 

「もちろんよ、ペルシィ…‥‥」

 

そう言って二人の顔がゆっくりと近づいていったその時

 

「そこの仲のいいお二人さん

 

 割り込んで失礼だけれど

 そろそろ戻ってきてくれるかな?」

 

「今日のことしっかりお兄様に報告してくれないと…」

 

そこに二人の少女が呆れたように声をかけてきた

 

「ちょっと、あんた達!

 

 私たち二人だけの時間を邪魔しないでよ!!

 

 いくら何でも失礼でしょ?」

 

「そうはいかないんだよ

 

 私はこれから皆さんのことを

 まとめていく立場として、しっかり

 貴方達のことを見ていかないといけないんだよ

 

 無粋だと思うけれども、ちゃんと目の届くところでね」

 

「そういうこと」

 

二人の少女のあまりにも無粋な発言に

不満をあらわにした表情を浮かべているアンジェリーナ

 

「しょうがないな‥‥‥

 

 確かに二人のいう通り

 お兄様の元をあんまり長く離れている

 わけには確かにいかないしね、一度戻ろう‥‥‥」

 

「むう…‥‥」

 

ペルシャネスがそう言い聞かせるも

やっぱり不満が残っている様子のアンジェリーナ

 

「大丈夫だよ、アンジィ‥‥‥

 

 それが終わったらまら二人で会おう」

 

「…‥‥それだったら、納得してあげる」

 

ペルシャネスの説得に何とか自分自身を納得させるアンジェリーナ

 

「まったく、見ているだけでも

 胸焼けさせてくれるよね二人共…」

 

「仲良きことは美しきかな、って言いますしね…

 

 それじゃあ私たちは急いで戻らないと

 お兄様に少しお願いすることがあるからね…」

 

そう言って姉妹は、水の中に潜るように地面の中へと入っていった

それを見届けたアンジェリーナとペルシャネスは互いに見合いつつ

 

「それじゃあね、ペルシィ」

 

「ええ、またねアンジィ」

 

そう言って戻っていく同姓の恋人たちであった

 

果たして、彼女らの言う計画とは何なのだろうか

しかして、それがわかるのはまだまだ先の話であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         




謎の計画・・・・・・・・・
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