♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓ 星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+ ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈ 作:lOOSPH
そのころ、七誠は
二人の少女と対峙していた
しかし
「があ‥‥」
二人の手にした強大な力の前になすすべもなくやられ
その場に膝をついて倒れこむのであった、それを見ていた彼は
そんな、七誠にゆっくりと近づいていき
「もうじき、世界は変わる
いいや、再生されるんだ…‥‥‥
本来あるべき世界にね…‥‥‥」
「あるべき…世界だって‥‥!?
いったい何を考えているんだ‥‥」
ボロボロになりながらも彼を見上げて問いかけていく
「僕たちが世界に見捨てられてからいったい何を見てきたっていうんだい?
世界に生きている人間は、身勝手にもくだらない割り振りで
お互いにお互いを陥れ踏みにじり、挙句には命すらも奪い合っている
君たちから見てその世界は美しいと感じられるのかい?
そんな人間たちのせいで、穢れが生まれているというのに」
「っ!?
どういうこと」
彼の発言を聞いて、信じられないというように彼の方を見る
「どうやら知らなかったようだね?
この星座の都にて散々僕たちを苦しめ続けていた穢れは
世界に生きる人間たちの欲望から生み出されていたんだよ
つまり、僕たちの世界にあふれている穢れはすべて
世界が自分たちのもとに溜めてはいけないとごみの様に吐き出していたのさ
僕たちのようにね…‥‥‥」
「そんな‥‥」
あまりのことに何も言えなくなる七誠
「僕はね、新しく世界を作り直そうと思うんだ…‥‥‥
あの子が望んだ、誰も悲しまず、笑顔にあふれ
誰もが幸福に過ごせるそんな世界にしようってね…‥‥‥」
「そんなこと…できるはずない‥‥
いくら君が強くったって‥‥
世界を作り変える力なんて‥‥」
七誠は呼びかけるように言うが
彼はそんな彼の思いを否定するように言う
「できるよ‥‥
破壊の力である穢れの力と
想像の力たる星座の力を組み合わせればね‥‥
それに、もう僕たちの計画を実現するためのカギは‥‥
すでに手に入れているんだよ」
そう言って彼は自分と七誠の周りにあるものを映し出す
七誠はその浮かんでいるものを見て、驚きの表情と声を漏らす
「これって…神剣と王剣‥‥!?
まさか、聖地に行ったの!?」
「必要なものはもう十分にそろった…‥‥‥
もう君たちのもとに居続ける必要はもうどこにもない…‥‥‥
そして残るは、君たちと言うこの場で残しておけば
いずれ必ず敵になるであろう∃をここですべて駆逐するのみ…‥‥‥
君を含めたすべての人たちをこの手で始末したら
いよいよ僕たちは行動に移そうと思っているんだ…‥‥‥
そういう事だから、君にはここで死んでもらうね」
彼がそう言うと、倒れている七誠の背中に
ぐさりと何かが深々と突き刺さる感触に襲われる
「があ…姉‥‥さん…‥‥」
「ごめんね七誠…
でも、これが私の選んだ道だから…」
そう言って突き刺した自分の武器である爪を
勢いよく抜くと、彼の周りにうっすらと血だまりができていく
「……」
やがて動かなくなった七誠を
何か思うことがあるのかじっと見つめている絵美理
「…‥‥‥何か思うところがあるのかい絵美理?」
「…いいえ、何でもないわ…
それじゃあ、行きましょうか…」
彼にそう言われて、絵美理は彼とともにその場を離れていく
その場には意識を失った七誠が一人、取り残されていたのだった
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あれからしばらくの時がたち
「…‥‥‥…‥‥‥」
彼はその場に立ち尽くした状態で
ゆっくりと目を開けていく、そこには
「お久しぶり…兄さん…」
妹たちがそばについていた
「…どうしたのよ兄さん
急に黙り込んじゃって…
何か悩み事でもできた?」
妹達 長女
超越を越えるもの
太陽
陽菜子
「しっかりしてください兄さん…
兄さんがしっかりしてくれないと
私たちの調子だって狂っちゃうよ」
妹達 三女
英知を知るもの
水星
水波夜
「あ兄ちゃん
何の感傷に浸っているか知らないけれど
今の私たちの為すべきことも忘れないでよ」
妹達 四女
創造を創るもの
金星
金乃恵
「そろそろ御巫女子達が来るから、しっかりね…」
妹達 次女
神秘を秘めるもの
地球
知花乃
「ええ、その時こそが
私たちの革命の時です」
妹達 五女
守護する者
月
月夜美
「いよいよ始まるのね
世界に挑むための戦いが…」
妹達 六女
力を持つ者
火星
火麻里
「ええ、あの日から
大体、およそ七千年…
漸く準備が整ったのね…」
妹達 八女
奇跡を起こす者
木星
木乃華
「ええ、私達が得た力は大きい…
十分なものであると考えますよ」
妹達 七女
裁きを捌くもの
土星
睦都美
「英雄たちもいない今…
私たちを阻むものは誰もいないのです!」
妹達 九女
死を招くもの
天王星
天奈
「いよいよこの大海原に乗る時が来たわね」
妹達 十女
災厄を担うもの
海王星
海香
「あ、みんなが来たわ‥」
妹達 十一女
命を絶つ者
冥王星
冥
彼女がそう言うと
彼のもとに複数の少女達が現れる
「お久しぶりです‥‥兄上殿‥」
円藤 彩(えんどう あや)
「私たち、星座宮の御巫女子…
久しぶりの再会ですね」
太原 百子(ふとはら ももこ)
「お久しぶりですお兄様‥
こうして再びお見えになれたこと
私達二人、心よりお喜び申し上げます~」
「仮名、あんましかしこまるなっての
アタシがいろいろと言いにくいじゃねえか」
阿済 仮名(あすみ かな)
阿済 真名(あすみ まな)
「相変わらず騒がしい人たちだね…」
大元 真紀子(おおもと まきこ)・・・・・・・・・
「まったくね…」
加東 絵美理(かとう えみり)・・・・・・・・・
「気持ちはわかるけれども落ち着きなさい仮名、真名…
お兄様の御前ですよ」
小早志 真苗(こばやし さなえ)
「お兄様、いよいよ私たちの崇高なる願い…
それを今成就する時がようやく参りました…」
山口 百合子(やまぐち ゆりこ)
「私たちの理想は、常に兄上様とともにあると信じております‥」
来村 愛理(きたむら えり)
「ええ、あたし達以下
星座宮の御巫女子一同…
偉大なるお兄様にぜひとも
そのすべてをささげていきます…」
荒波 一紗(あらなみ かずさ)
「私も一度は道を外れた身…
人としての道を誤った私は
もはや、足を止めるという選択肢はありませんよ」
志茂田 明沙美(しもだ あさみ)
「長い話はここまででいいよ」
「それではお兄様…
ぜひとも出撃の鼓舞を」
冨士井 亜希子(ふじい あきこ)
冨士井 有希夜(ふじい ゆきよ)
彼女がそう言って言葉を締めると
彼はゆっくりといすから立ち上がって
自分を取り巻いている妹達や
自分の前で控えている星座宮の御巫女子たちを見やる
「いよいよ機は熟し、時が来た
今こそ誰もなせなかったこと、為そうともしなかったこと…‥‥‥
それを今こそ全ての世界においてなしえる時…‥‥‥
穢れに満ちたこの世界を、今こそ全て破壊し尽くし
真にあるべき形に戻す時が来たんだ、さあ、みんな…‥‥‥
行こう…‥‥‥」
世界への反逆、あるいは革命…‥‥‥