♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓ 星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+ ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈ 作:lOOSPH
異世界に向かって
そこに現れた穢れを討伐し
無事に元の世界に戻ってきた一同
しかし、その過程の際に敵の攻撃を受けて
負傷してしまった七誠だったが、無事に一命をとりとめた
だが、それがきっかけで勇者達に多大な心配を
勝ててしまったことそのお詫びとして、七誠は
今回戦った勇者達に心配させたお詫びと頑張ったねぎらいも込めて
全員の共通の鉱物であるうどんを奢ることになったのであった
「しっかしよく食べるねみんな‥‥
さっすが成長期だね」
「フフン…
そうだろそうだろ?
これからのタマたちの成長に
遠慮くなく期待してくれタマえ」
「もうタマっち先輩は
それにしても、全員分のうどんを
奢っていただいて本当にすいません」
杏はそう言って、お礼の言葉を口にしていく
「いいっていいって‥‥
今回の件で、みんなには心配かけちゃったし
それに今回もみんな頑張ってくれたんだしね‥‥
遠慮しないで食べてくれてかまわないからね」
「今度ごちそうになるときは
沖縄そばを奢ってほしい…」
「棗ちゃん、それはいくら何でも失礼だよ…
せっかく奢ってもらっているのに、文句なんて言っちゃ…」
次のメニューを催促する棗に
帆波は呆れたようにして彼女を叱る
「フフフ‥‥
こんど余裕があるときにね」
七誠はそう言って棗の注文に笑顔で返す
「う~ん…
やっぱり戦った後のうどんは各別だな~」
「もう、タマっち先輩ったら…
でもこうやってみんなで一緒に
わいわい騒ぎながら食べるのも
やっぱり楽しいな…」
球子のやや親父臭い言葉に突っ込みながらも
こうして大勢とわいわいしながら食べるのも悪くない
杏はそう感じていた
「‥‥それに…七誠さんとも
ちょっと仲が深まった気もするし…
あの時から言いたかった言葉も言えた…
私もこれで満足かな」
そうつぶやきながら杏は七誠の方を見つめる杏
杏がこういったのにはもちろん
彼女なりの気がかりもあった、それは
七誠がどこか、自分の命を投げ槍にしている
そんな部分があったように杏はいつも感じていた
杏は病気がちであったためによく本を読んでいたおかげで
其れなりに知識があり、同時にいつも外で遊んでいる子達
その者達の様子をいつも見ていたのでそれなりに観察眼があった
球子と仲良くなったのもその観察眼で
一見すると無鉄砲だが他人を気遣える優しい性格だと
一目で見抜いて見せたし、自分を勇者賭して見定めた真鈴の話も
彼女のことを理解できていたから信じることが出来た
七誠のその本質に気づけたのも、この観察のおかげである
彼と最初に出会った印象は優しくって人当たりの良い
雰囲気どおりにとっても優しい性格をしている人物だったが
勇者として戦い始めてからしばらくして
彼の本質に気づき始めていくことになる
彼はどこか、自分の命を投げ出している自己犠牲的な人物だと
杏はそれを知ってから、ずっと彼のそんな部分をどうにかしたい
そう思っていたのだ
だが、お役目の最中でしか彼と会うことはほとんどなく
お役目の方も下手をすれば命に係わるものなのだ、とても
そんな余裕はない
何度も何度もしっかり話をしていこうと思っていたが
その機会に恵まれていく事はほとんどなかったのだ
だが、今回のことが転機になり、彼にしっかりと
伝えたいことも伝えることが出来たので、杏としても安心した
七誠は杏にとっては今まで憧れていた外の世界に
踏み出す勇気を生み出すきっかけをくれた人なのだ
その彼の身に何かが起こってしまったとなれば
杏としても、勿論、気が気ではない、それに彼は
他人を思いやれる優しい人なのだ、そこに漬け込む形に
なってしまったのは正直に言ってしまうと気が引けてしまうが
其れでもしっかり彼と一つの約束を交わした
’もう、自分の命を投げ出すようなことはしないで‘と
「‥‥七誠さん…」
「うん‥‥?」
杏は意を決する様に言う
「これからも‥‥その…
よろしくお願いします」
杏はそう言って微笑みながら呟く
それを聞いた七誠は少し表情を曇らせていくが
すぐにそれを笑みにかえて返していく
「うん、こちらこそよろしくね…杏ちゃん」
そう言って笑みを浮かべて言う七誠
杏もそれを見て、嬉しそうに頬を染める
すると
「おいおい、何を見つめ合ってるんだ二人共ぉ~?
ずいぶんと仲がよろしくっていいじゃないか」
球子が何やらいたずらっ子な笑みを浮かべて
二人の間に割って入るようにからかい交じりで言う
「た、タマっち先輩!?
ちょっと、一体何なの!?」
「ふっふ~っ
うどんを食い終わったからな
次は手打ちそばをもらおうと思ってな~?
おう、七誠、忘れてないよな?」
「う、うん‥‥
それは良いんだけれども‥‥
っていうか奢ったうどん特盛だよ!?
そのうえでまだお蕎麦食べるの!?」
「もちろんだ!
何しろ今回もタマは大活躍だったんだからな
本当にすっごく腹が減っているんだよ、いいだろ?」
「フフフ、はいはい‥‥」
そんな騒がしい日々はゆっくりと過ぎていく
さらにここにいる面々はかつてないほど
大きな戦いに赴くことになるのであった
すごしていく日々‥‥‥‥‥‥‥‥‥