♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓     星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+       ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈   作:lOOSPH

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勇者達のそれぞれの行動‥‥‥‥‥‥‥‥‥


竜骨座 第β話 突入、竜骨座の穢れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の戦いより一夜明けて

七誠と似非、勇者達は全てに決着をつけるために

 

自分達の目の前にそびえている巨大な骨組の船

 

竜骨座の穢れの方に目を向けていく

 

「あれ以来、穢れの動きの方を見ていたけれども

 とくに動きはなかった、これはきっと好機になりうる

 

 それだったら、あの穢れを落とすのはいま!

 

 みんな、覚悟はいいね?」

 

北斗七星の剣士

 

北斗 七誠

 

 

彼が後ろで控えている勇者の少女達に呼び掛けていく

 

「おう、昨日たっぷり寝て

 力が有り余っているくらいだ!

 

 タマに遠慮なく任せてくれタマえ!!」

 

そう言って元気よく返していくのは

 

烏座の勇者 三等級勇者

 

土居 球子

 

 

「タマっち先輩、張りきるのはいいけれども

 あんまりはしゃぎすぎて、体力を使いすぎないでね…」

 

そんな球子を諫めていくのは

 

髪の毛座 四等級勇者

 

伊予島 杏

 

 

「そうだよ球子ちゃん!

 

 昨日は動きを見せなかったからって

 今日も動かないとは限らないんだから…」

 

そんな二人の様子を微笑まし気に見つめるのは

 

帆座の勇者 二等級勇者

 

尾崎 帆波

 

 

「絶対に海は取り返す…

 

 今日こそ必ず…」

 

物静かながらも闘志を燃やしているのは

 

カメレオン座の勇者 四等級勇者

 

古波蔵 棗

 

 

「七誠さん、みんな昨日はしっかり休めたみたい

 

 いつでも準備の方はオッケーよ!」

 

そう言って七誠に一同の安否を伝えているのは

 

大熊座の勇者 二等級勇者

 

隈井 明

 

 

「オッケー、それじゃあ今度こそ

 この戦いを終わらせよう、この世界の人達の

 何気ない日常をしっかりと守り抜いていくために‥‥」

 

「当然、私の愛する海を奴らの魔の手から解放するために…!」

 

七誠が言うと、棗がずいっと入ってきて付け加えるように言ってくる

 

「うん、もちろんそのつもりだ‥‥

 

 それじゃあ、さっそく向かって行く事にしよう‥‥

 

 恵子ちゃん」

 

「はい!」

 

七誠に言われて返事をしたのは

 

ケンタウルス座の勇者 一等級勇者

 

漆間 恵子

 

 

「志ちゃん」

 

「はい!」

 

そして

 

竜骨座の勇者 一等級勇者

 

骨宮 志

 

 

二人は彼女らに呼ばれると力強く返事をしていく

 

「二人にはこれから二つのチームのリーダーを務めてもらう

 

 それから帆波には志ちゃんの、明には恵子ちゃんの補佐についてもらう

 

 二人ともしっかり、リーダーである志ちゃんと恵子ちゃんを支えてあげてね」

 

「「はい!!」」

 

七誠に自分達の役割を命じられて

これまた力強く返事をしていく帆波と明

 

「それじゃあ、さっそく‥‥」

 

「待て、七誠‥」

 

「うん?

 

 どうしたの似非?」

 

早速出撃をしていこうとすると、そこを似非が呼び止める

 

「今回からの作戦に当たって、俺たちの作戦に

 助っ人を加えることになった、一応紹介しておく」

 

「助っ人‥‥?」

 

そう言って、一同のもとにやってきたのは

一同もまたよく見知った顔の人物たちであった

 

その人物たちは

 

「昨日ぶりですね皆さん…

 

 無事に動けるまでに回復しました…」

 

飛魚座の勇者 四等級勇者

 

都彦 十和子

 

 

「私達も作戦に参加させてもらいます」

 

蠅座の勇者 三等級勇者

 

腐肉 晴子

 

 

彼女達であった

 

「は、晴子ぉ!?

 

 お前確か、けがをしたんじゃ…」

 

「うん、完全に完治してないから

 みんなと一緒に行くのは出来ないけれど

 

 外から穢れが分裂して

 行ったりした時の防衛に回ることにしたの」

 

「十和子も防衛につくのか…?」

 

「うん、さすがに討伐には迎えないけれども

 この世界の人達のことを護れるくらいなら私たちにもできるから」

 

そう言って十和子と晴子はガッツポーズを取っていく

 

そこには、最初の時に負傷してボロボロになっていた

弱弱しい表情はなく、決意を家に秘めた強いまなざしを浮かべて居た

 

「…‥本当は戦わせるつもりはなかったんだが

 皆が戦っているのに自分達が見ているだけなんて我慢できないって聞かなくてな‥

 

 それで防衛の方に回したんだよ、無茶はさせないようにってしっかり言い聞かせてな‥」

 

「そっか‥‥

 

 二人共まあ、言ったところで聞かないだろうし‥‥

 

 それだったら僕は何も言わないよ、それじゃあ行こう!」

 

「おう!

 

 なあに、タマがすぐにでも倒してやる

 そうすれば二人に負担賭けることもねえだろ?」

 

「確かにそうだね…

 

 これはタマっち先輩の言う通りだね…

 

 だったら急いで穢れの本体を倒せば問題ないよね」

 

球子の前向きな発言に、杏も同意する

 

「まったく…

 

 一番心配なのは杏よ?

 

 体が弱いくせに本当に無茶ばっかりするんだから…」

 

「そうね‥‥

 

 でも、杏ちゃんの頭の良さはすごいって思ってるよ

 

 杏ちゃんはしっかり、そっちを優先させて、無茶はしないでね…」

 

恵子と明がそんなことを杏に向かって行く

 

「ようし…

 

 それじゃあ、さっさと終わらせて

 この世界を穢れの脅威から守っていこー!」

 

「そうだね…

 

 早く倒せばそれだけ早く終わるしね…」

 

帆波と志は気合を入れ始めていく

 

「私も頑張る…

 

 そして、美しい海を取り戻す!」

 

「棗っていっつもそればっかりだよね…

 

 ほんっと、海が大好きなんだね」

 

海を取り戻すとグッと握りこぶしを作って構えていく棗

そんな彼女を見て、心底呆れた様子を見せていく志だが

逆にいつも通りな彼女を見て少し安心した様子を見せていく

 

「…そうだね‥‥

 

 それじゃあ、みんなで力を合わせて

 この世界を穢れから解放してあげよう!」

 

「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」

 

「それじゃあ、四方に分かれて突入するぞ

 俺と七誠でそれぞれ一方向を、恵子班と志班でそれぞれ一方向‥

 

 それぞれを担当するぞ!」

 

似非がそう言ってそれぞれの行く場所を指定していき

それぞれが行動を開始していくのであった、その別れ際に

 

「それじゃあ、気をつけてね!」

 

「そっちこそね…」

 

志班はリーダーの心に補佐の帆波に、棗の三人が

 

恵子班にはリーダーの恵子に補佐として七誠お付きの明

さらにそこに球子、杏を加えた四人で向かって行くのだった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

恵子班

 

「‥‥さあて…

 

 こっちの方を任されたのはいいけれど

 敵の様子は見たところ目立った様子はないけれど…」

 

リーダーの恵子は無事に目標である

竜骨座の穢れの方に到着するのであった

 

「…そうね‥‥

 

 流石に一晩では、そう簡単には回復はし切れてはいないみたいね‥‥

 

 一気に突っ込んでいきたいけれど、或いはそうやって

 私達の事を誘っている可能性もあると考えた方がいいでしょう…」

 

「そんな…

 

 それだったらどうすんだよ…」

 

球子が唸るように聞いていくと、杏が提案をしていく

 

「皆さん、ここは私に任せて貰えますか?

 

 私の攻撃だったらもしかしたら敵の様子を見れるかもしれませんし…」

 

「そっか…

 

 杏の武器である連弩なら、攻撃を当てることで向こうのい反応を見れるかも…」

 

「だったらさっそく‥‥お願いしてもいいかな?」

 

恵子がそう言って杏に指示を出していく

 

「まかせてください!」

 

そう言って杏は一同よりも前に出て

攻撃を当てられる範囲にまで近づいていく

 

そこで武器である連弩に

金属性の力で地面に含まれる金属で生成した矢をセット

 

それを穢れの方に向かって放っていく

 

その攻撃は当たったものの

あくまで充てる事のみを考えたものなので音を立てて弾かれて行く

 

「‥‥どうでしょうか…?」

 

杏は攻撃を当てた穢れの様子を見ていく

一同はその後も観察を続けていくが反応はない

 

「‥おっし、反応がないってことは異常なしだな!

 

 それじゃあさっそく、突撃開始と行くぞ!!」

 

そう言って向かって行こうとする球子を明がつかんでいく

 

「馬鹿、反応がないからって

 敵が何もしてこないってわけじゃないのよ!

 

 行くにしても慎重に行かないと

 相手を刺激して取り返しのつかないことになったらどうするの!?」

 

「‥うぐ、返す言葉もない…」

 

恵子に言われて、しょんぼりと気を落とす球子

 

「気を取り直して慎重に、でも慌てないで向かうわよ!」

 

明がそう言うと同時に四人は功意で穢れの元に向かって行く

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

志班

 

こちらの方は穢れの方に無事にたどりついていく

 

「改めて見ても大きいわね…」

 

三人の目の前にそびえたつ、竜骨座の穢れ

 

それは五百メートル届くかどうかの大きさであった

 

「…見たところ、穢れは静かな様子を見せているみたいだけれど…

 

 とりあえず、突入する?」

 

「‥‥そうね、どっちみち本体はこの中に

 潜んでいると思うし、警戒を怠らずに突入していきますか…」

 

志はそう言って一同に提案していく

 

「ようし…

 

 早速行って、海を…」

 

「待ちなさい、棗…

 

 穢れが何かしかけて来るかもしれないから慎重に行きなさいっての…」

 

暴走気味な棗を慌てて引き留める志であった

 

「それじゃあ、改めていくわよ…」

 

そう言って三人は穢れの中に入っていく

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

竜骨座の穢れの中に潜入していく七誠

 

「…ようし、あとは最深部にあるだろう本体を破壊すれば‥‥

 

 それにしても…ここは随分と湿っぽいな、海の中にあるからかな?」

 

七誠はそう言って穢れの中を見渡していく

 

そこはまるで壊れて陸に打ち上げられた船の中を探検している

七誠自身はそう感じていた、しかし七誠は警戒を怠ることなく

 

武器である剣を抜いて、奥へ奥へと進んでいっている

 

辺りは何もないように静かだが、逆にそれが七誠に警戒心を抱かせていく

 

七誠が暫くあるいていると、何やら異様な感覚を覚えていく

 

「(…妙な感じがする‥‥

 

  まるでさっきから道が変わっていないようにも感じるけど‥‥)」

 

七誠は試しに他の者達に連絡を取ることにした

 

「…もしもし、七誠だけど‥‥

 

 他の方の様子はどう?」

 

『七誠さん、こちら漆間です

 

 とくに問題はありません』

 

『こちら、骨宮です

 こっちの方も問題ないけど…

 

 そっちの方で何か見つかったんですか?』

 

恵子と志、それぞれのリーダーを務める勇者達が返事をしていく

 

「…ううん、こっちは何も‥‥

 

 ただ、ちょっと違和感を覚えてね

 他のみんなの様子はどうなのかなって確認してたんだ‥‥」

 

『‥‥‥七誠もか、実は俺もおかしいなって感じたんだ‥

 

 さっきから妙に静かだし、怪物のような存在の気配すらねえ‥

 

 それに、ここに入ってからずっと先に進んでいない感覚に陥ってるんだ‥』

 

七誠の言葉にそくざに反応したのは似非であった

似非もまた七誠同様に異様な感覚を覚えているのだ

 

『‥‥恵子さん、どうしたんですか?』

 

『あ、うん、七誠さんと似非さんがなんか違和感があるって…」

 

『違和感‥‥すいません、私の方も繋げますね…』

 

恵子の方でそんな会話が加わると、杏もまた通信に入っていく

 

『もしもし、伊予島です…

 

 失礼ですが七誠さんに似非さん…

 

 詳しい話を聞かせて頂けますか?』

 

『杏ちゃんか…実は‥‥』

 

七誠が説明をしていく

 

『‥‥なるほど、さっきから同じ場所を通っているような感覚…

 

 もしかしたらそれは、この穢れの内部構造に仕掛けがあるのかもしれません…』

 

「内部構造‥‥?」

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

恵子班視点

 

「‥‥この穢れの内部は壁や床、天井が

 同じような構造になっているんです…

 

 もしかしたら、穢れの中に怪物が

 全然現れないのは実はこの内部構造自体が

 私たちを惑わす罠その物なのかもしれません…」

 

杏はそう言って自分の意見を述べていく

 

「どういう事だよ杏?

 

 タマにもわかりやすいように説明してくれよ…」

 

「つまり、私達は前に前に向かって進んでいると思い込んでいるけど

 実際はぐるぐる同じばしょを歩かされているかもしれないってこと

 

 ここの空間は先の方からずっと同じような構造をしているから

 前に前に進んでいると誤認している、いわゆる錯覚何だよ」

 

杏はそう言って、他の面々や通信越しの他の者達も反応する

 

「‥‥多分、おんなじ所をぐるぐる歩きまわされているだけだから…

 

 どこかに通路を思わせる場所があると思う…」

 

「ようし!

 

 そういう事だったらタマが

 この通路の壁を攻撃していって…」

 

「馬鹿!

 

 それでここが崩落したらどうするのよ!!」

 

球子が武器である旋刃盤を構えていくが

それを明に止められてしまい、間抜けな悲鳴を上げる

 

「‥‥壁に沿って行きましょう…

 

 もしかしたら、そこに

 この道を抜け出すヒントが見つかるかもしれません!」

 

「杏の言う通りにしてみよう…

 

 少なくとも、タマっちのやり方よりは信頼できるわよ」

 

「ちょっ!?

 

 なんでさり気にタマの事ディスるんだよ!」

 

恵子の余計な一言に抗議の言葉を述べていく

 

「‥‥っ!

 

 みなさん、見てください!」

 

すると、杏の方でさっそく何かを見つけたようだ

 

「さっそく何か見つけたのか?」

 

「‥‥ええ、どうやらうまく通路を私達の死角に作って

 私たちを上手くこの錯覚の通路に閉じ込めていったみたいです…」

 

杏がそう言って指をさすと

そこには、普通に前に歩いていると気が付かない

壁によって遮られ、さらには簡単には気づけないところに通路があった

 

「ここが本当の通路か…」

 

「やっぱり私達、おんなじ所をぐるぐる回らされていたのね…」

 

「ようし、今度こそ敵のところにまで行くぞ!」

 

そう言って恵子班は、見つけた通路の先へと進んでいく

 

「‥‥見なさん、後の方を見てください!

 

 普通に前に歩くだけでは見つけられない通路への入り口があります!!」

 

杏はその際に他の一同に通信を入れていった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「了解!

 

 後ろの方にある通路‥‥」

 

七誠も杏の言葉を聞いて、急いで通路の方を探していく

 

前に進みつつ、通路の後ろの方も見ていくと

ふいに壁の部分に不自然な重なりが見えていく

 

「あれかな?

 

 警戒を怠ることなく向かってみよう」

 

そう言ってようやく見つけた通路の方を通っていくと

その通路は一変して至る所に骨組みによって構成されている

 

「…今まで通ったところよりも随分と様変わりしているな‥‥

 

 それに確か、こういう骨組みがある場所って‥‥」

 

すると、骨組みの穴の部分から

上半身の身の骨のような人型の布を羽織った怪物が

七誠野方にへと一斉に襲い掛かってきたのであった

 

「やっぱりね‥‥

 

 こうなったら、行かせてもらうよ!」

 

そう言って剣を抜いていくと、それを振るって怪物たちに挑んでいく

 

「やあああ!!!!」

 

七誠は右手に雷を、左手に風を纏わせていき

それを剣に纏わせていき、そこから次々と攻撃をあびせていく

 

怪物たちを次々と切り伏せていきながら

奥の方へと奥の方へと進んでいくのであった

 

「ふう‥‥

 

 しかし、他のみんなは大丈夫だろうか‥‥」

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

その頃

 

「のおおおお!?

 

 まさか怪物の群れに襲われてしまうなんてね…」

 

志班の方も、杏の通信通りに奥に進むための通路を確認し

そこを進んでいったのだが、案の定怪物の群れに襲われてしまった

 

「やれやれ…

 

 こうなったら出し惜しみはなしと行こうかな!」

 

帆波はそう言って武器である棍を振るって行き

自分達に向かって行く怪物たちをどうにか相手取っていく

 

帆波は武器を振るったり

背中のマフラー状の布を振るって

怪物の群れを次々と撃破していく

 

しかし、後の方から怪物が勢いよく襲い掛からんとした

 

だが

 

「…かかったね!」

 

すると、怪物の攻撃を受けた帆波は

まるで書き消されるように消滅していった

 

すると、帆波は武器である棍を構えて

後ろの方から一気に殴りつけていく

 

「やあああ!!!」

 

見事、その一撃は怪物に直撃し撃沈させていった

 

「行く…!」

 

棗は武器である双節棍の片方を手に

もう片方の棍棒をぶんぶんと振り回していく

 

怪物の群れは勢いよく棗の方へと向かって行く

 

「はああああ…!」

 

棗の双節棍が土属性の力で硬化させられ

それによって威力を増した一撃が怪物に放たれて行く

 

それによってうち伏せられた怪物の上に乗った棗は

 

「はああああ!!!」

 

双節棍をふるって行くと、棍棒と棍棒を繋げている紐が

勢いよく伸びていき、それが広範囲にいる怪物たちを次々と撃破していく

 

しかし、それでも大量の怪物たちが溢れてくる

 

「重力操作…!」

 

棗がそう言ってもう片方の手を振り下ろす動作をしていく

 

すると、怪物たちが勢いよく地面に張り付けられ

身動きが取れなくなってもそのまま押しつぶされて行き

 

多くの怪物たちが消滅していく

 

「ようし…

 

 ここは私が‥‥決める!」

 

志はそう言って手に持っている三叉檄を三つに分ける

いわば三節棍のような形にしていくと、槍の柄と柄尻の部分を持ち

槍の帆が付いている部分を音を立てて振り回していくと、その部分から風が起こり

 

更に雷の方も光ったり鳴ったりして発生していく

 

「やああああ!!!」

 

そのまま三節棍をふるって行くと

そこから激しい雷を纏った物凄い風が吹き荒れていき

 

それが次々とその辺りにあった骨組みのの部分を次々と破壊していった

 

「おお、さすがは私たちのリーダーだね…

 

 ようし、それじゃあ補佐役として

 私の方もしっかりしないといけないね!」

 

そう言って帆波は背中ではためかせている

マフラーをふるって行き、残っている怪物たちを捕らえていき

 

身動きを取れなくさせていくのであった

 

「とどめは私が…!」

 

こうして、三人の連携によって見事に怪物たちも

怪物たちを生み出していた部分も破壊に追い込むことが出来たのであった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

恵子班の元にも怪物の群れが現れたものの

優れた連携を駆使して次々と蹴散らしていき

 

怪物を生み出していた骨組みの部分も見事に破壊

 

そのまま先の方へと向かって行った

 

「辿り着いたわ…

 

 ここが穢れの最深部…

 

 そして、あれが穢れの大元…」

 

そこには何やら大きなコンパスのようなものが

回りで音を立てながら白い球体の周りを回っている

 

「あのでっかいのが穢れの本体か…

 

 ようし、ここはタマが一発…」

 

「まって!」

 

「‥うわっぷ!?

 

 な、なんだなんだ!!」

 

球子が先陣きって向かおうとするが

突然誰かに声を掛けられて思わずずっこけてしまった

 

その人物とは

 

「…どうやら、無事にここまでやってきてくれたみたいだね‥‥」

 

「「「「七誠(さん!)!!!」」」」

 

北斗の剣士

 

北斗 七誠

 

 

彼であった

 

「無事でよかったです…

 

 ところで、どうかしたんですか?」

 

「…うん、あの本体…正確にはあの本体を覆っているあの球体だけど‥‥

 

 とんでもないことが分かったんだ‥‥」

 

そう言って剣を構えると七誠は

球体の方に向かって攻撃を仕掛けていく

 

すると、その球体に傷がついて、中身があらわになる

するとその傷はものすごい速さで再生されて行くが驚いたのは

その際、中の方に映ったあるものであった、そのあるものとは

 

「‥‥今のって…女の子!?」

 

杏は驚愕の表情を浮べて、呟いた

 

そう、切り裂かれた際にその中に人間の女の子が

一瞬だったが一同の目に移りこんでいったのであった

 

「…ちょっと待って七誠!

 

 どうして穢れの中に女の子が…

 

 穢れは実体化するまでは人間を襲うことは無いし

 何より自分の核に人を取り込むなんてことがないよ!?」

 

「…うん、僕たちの方でも前例がない‥‥

 

 つまり、今回がファーストケースってことだ‥‥」

 

「そんな…」

 

女の子が閉じ込められている球体を呆然と見つめる一同

 

すると

 

「‥‥そう言えば七誠さん、覚えていますか?

 

 私たちがこの世界に来た最初のころに

 穢れに襲われた町の住人たちの中に、女の子がいたこと…」

 

「…うん、確か‥‥

 

 高坂 野乃花ちゃんだったよね‥‥

 

 あの時、僕たちに助けてくれたことにお礼を言ってくれた‥‥」

 

杏は思い出したように戦いに投じる前にあった少女のことを話す

 

「実はその子のことで、晴子さんから聞いていたんです…

 

 野乃花ちゃんには幼馴染がいて

 その幼馴染が怪物の群れに襲われた際に行方が分からなくなっていると…」

 

「「「「っ!?」」」」

 

杏からそれを聞いて一同は驚いた様子を見せていく

 

「それってまさか‥さっきの女の子が…!?」

 

「‥‥かもしれません…

 

 避難した皆さんの確認も

 しなければならなかったこともあって

 報告が遅れてしまったそうですが、行方不明だったそうです…」

 

「どうして…

 

 どうして人間が穢れにとらわれてなんて!?」

 

「細かい詮索はあとよ

 

 今はどうにかして、あの中にいる

 その幼馴染の女の子を助け出して

 

 穢れをどうにかして倒さないと…」

 

恵子はそう言って表情を強張らせていきつつ

白い球体の方を見詰めていく、するとそこに

 

「みんな‥‥無事だったか…」

 

「棗さん・皆さん!」

 

そこに志班も無事に到着してきた

 

「これが‥‥穢れの本体…

 

 だったらここで一気に…!」

 

「待てって棗!

 

 その前にお前らに言っておくことがあるんだよ!!」

 

「言っておくこと?」

 

そう言って一同は穢れの本体の中に女の子がいた事

その女の子は行方が知れなかったこの世界の住人であること

 

そのせいで迂闊な攻撃ができなくなっていることなどを話していく

 

「嘘でしょ‥‥穢れの中に人間が…!?」

 

「ええ、はっきり言って私たちも信じられないけれど…

 

 いたことは本当ヨ、この目で一瞬だけだけれど見えたから…」

 

志は信じられないと言った感じで話しを聞いていた

 

「そんな…それじゃあ迂闊に攻撃できないじゃない…

 

 どうしたらいいの!?」

 

「分からないわ…

 

 七誠さんにとってもファーストケースだし

 穢れを倒せばいいんでしょうけれど、ここが本体だしね…」

 

帆波は問いかけるが、明も含め全員が頭を悩ませていた

 

すると、そこに

 

「話しは聞かせてもらったぜ!」

 

そう言って一同の前にあらわれたのは

 

偽十字の大剣使い

 

十字屋 似非

 

 

彼は四つのチームの中で一番遅れたものの

どうにかここにまでたど炉付いた、さらには事情も聴いていた

 

「似非‥‥

 

 ひょっとしてだけど‥‥

 

 何か方法が分かるの!?」

 

「‥‥ああ、まずは説明の方を指せてもらう‥

 

 お前等が見た女の子はいうなれば穢れの依り代

 穢れの核の元であり同時に力を放出させているんだ‥」

 

「依り代‥‥どうしてそんなものが…?」

 

杏は恐る恐る、聞いていく

 

「本来穢れは周りにいる人間の負の感情を

 自身に蓄積させることでその濃度をあげている

 

 だが依り代はそれに加えてさらにその依り代になっている

 人間の負の感情を直接吸収することで成長を更に促進させている‥

 

 この世界で発生した穢れが

 今までの穢れよりも進行が速かったのもそれが理由だ‥」

 

「なるほど‥‥つまり依り代を使う事で

 穢れはより早く成長し、より強力に強くなっていく…

 

 大まかにいうとそういう事ですね…」

 

杏がまとめると、似非もそうだと頷いていく

 

「だとすると、急いで穢れと依り代を引きはがさないとならない‥

 

 この世界で穢れが発生しておよそ数日、下手をすれば命にもかかわる!

 

 一刻も早く依り代を救出するぞ!!」

 

似非の言葉とともに、一同は頷いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、依り代とされし少女の救出作戦が開始されるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

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