♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓ 星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+ ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈ 作:lOOSPH
竜骨座の穢れ、未完成の古代戦艦の竜骨
その内部に突入したのは二人の英雄と七人の勇者
北斗七星の剣士
北斗 七誠
偽十字の大剣使い
十文字 似非
この二名の英雄と
烏座の勇者 三等級勇者
土居 球子
髪の毛座の勇者 四等級勇者
伊予島 杏
ケンタウルス座の勇者 一等級勇者
漆間 恵子
カメレオン座の勇者 四等級勇者
古波蔵 棗
帆座の勇者 二等級勇者
尾崎 帆波
竜骨座の勇者 一等級勇者
骨宮 志
大熊座の勇者 二等級勇者
隈井 明
以上の七人の勇者達である
だが、その九人は現在かつてない状況に直面していた
漸く心臓部に突入した一同は、その心臓部の中に
取り込まれていた者を見て、驚愕の表情を浮かべていた
それは何と、その心臓部の中に人間がいたからである
その人間の少女は、依り代として穢れの動力源にされていたのだ
やがて一同は、心臓部を破壊するために、救出作戦を対策するのであった
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「それで、似非‥‥
依り代にされた人を救い出す方法知ってるの?
似非君は独自に動いていろいろ調べてきてくれているんだよね?」
七誠はそう言って似非に聞いていく
「…‥ああ、実はな…
ここに来るまでにも何度か同じように
穢れの依り代にされてしまった人々を何度か見てきた…
その大半は何らかの負の感情を抱えているのが共通していたんだ‥」
「負の感情…
怒り、憎しみ、嫉妬に後悔…
とにかく何らかの暗い気持ちを抱えている人がいる…
そういう事ですね、似非さん…」
杏の質問に、似非はそうだと頷いた
「そうだ‥
穢れは人間が抱えている負の感情を
吸収と分裂を繰り返すことでその力を大きくしていく‥
依り代を取り込んでいる穢れはその依り代から
直接、負の感情を吸収していく事で成長していく…
故に依り代を直接取り込んでいる穢れは
自然発生した穢れと比べれば成長速度は速い‥
だが、逆を言えば依り代に依存しきっていると言う事でもある‥」
「なるほど!
つまりあの依り代を引きずりだせば
穢れの成長は止まるってことなんだろ?」
そう言って早速向かっていこうとする球子
「待て!
依り代を救い出しても
穢れとのつながりを切り離せるわけじゃないんだ!!
穢れと依り代を繋げているのは、依り代自身の負の感情‥
その負の感情さえどうにかすれば穢れの成長を止められる‥
でも、穢れの成長速度は速い、だからもしも間に合わない場合は‥」
「間に合わない場合…?」
「‥‥まさか…」
杏は似非の言う事の意味が理解できたのか杏は表情を青ざめていく
「…‥そうならないためにも、一刻も早くこの穢れの本体を叩くぞ!
もう何日も立っている以上、猶予はほとんどないに等しいだろう‥
すぐにでも決行するぞ!!」
似非はそう言って大剣を抱えて向かって行く
七誠もまた、似非の言葉の意味を理解し、同時に
自分達が今、何をするべきなのかも理解し向かって行く
勇者たちの方も急いで二人のあとを向かって行く
「な、なあ…
さっきの話、似非は言った何を言いかけたんだ?
杏はあれの意味、分かったんだよな?」
「‥‥ねえ、タマっち先輩…
タマっち先輩はどうして人は…
間違ってるって分かっているのに
間違いを犯してしまうのかって、考えたこと‥‥ある…?」
球子が何気なく聞いていくと、杏はどこか暗い表情でそう聞いていく
「どうしてって‥どうしてだ…?」
「‥‥わからない…それが答えだからだよ…
タマっち先輩、確かに七誠さん達は出来る限り
救える命を救おうとしっかり奮闘している、けど…
必ずしもすべての命を救ってあげるってわけじゃないんだ…
世界を護るっていうのは、それほど簡単に事でもないんだし…
時には全を救うために個を捨てることも視野に入れなければ
ならない時も来ると思う、そしてその時は今迫ってる、その時が来たら…」
杏はそこまで言うと口ごもってしまう
球子はいまだに理解しきれている訳ではないが
それでも重く真剣な話なのだと、受け止めてもいる
「‥よくわかんないけど…
ようするに、あの穢れに取り込まれている奴を
早く助け出さないといけないってことなんだよな!
だったら、やることは決まってんだろ!!」
「‥‥そうだね…
それじゃあ、改めて行こう!」
球子の良くも悪くも前向きな姿勢に、杏は安心した様子を見せていき
やがて、依り代が閉じ込められている穢れの核の方に向かって行った
「ようし!
まずは表面にダメージを与えていこう!
あんまり協力すぎると中の人にも攻撃が入ってしまうからね‥‥」
「それじゃあ、私がやるね!」
七誠野プランに名乗りを上げたのは帆波であった
帆波は背中に羽織っているマフラーを思わせる外套を
身体の一部のように素早くふるって行き、それで攻撃をしかける
すると、依り代が閉じ込められている
球体の部分を護るように結界のようなものが張られて行く
「ぐう…
さすがに、対策されているか…」
「それだったら…!」
棗が帆波と入れ替わるように前に出ていく
「多分、バリアを張っているのは
あの両側にある羅針盤のような奴…
立ったらあれを壊してしまえば…」
そう言って武器である双節棍棒を強めたり弱めたりと
振り回していくことで攻撃の威力の調整していった
「はああああ…!」
棗はそうしながら球体の周りをまわっている
羅針盤のようなものに向かって攻撃を仕掛けていく
すると、そこから黒い煙のようなものを噴き出していき
ぐるぐる球体の周りをまわり様な動きを止めていくのだった
「今だ…!」
「うん!」
棗がそう言うと、帆波がまたも入れ替わるように前に出ていく
「やあああ!!!」
帆波は外套による攻撃で球体にダメージを放って
傷をつけると、その中に一人の女の子が膝を抱えている姿が見えた
「いた、あの子!」
「おっしゃあ!
いっけええ!!!」
球子がそう言って武器である旋刃盤をふるって行く
すると、そのうえには七誠が乗っており、その勢いで突っ込んでいく
「やあああ!!!!」
七誠は球体の中に突っ込んでいくと、その中にいた女の子を抱え
さらに向こう側の壁を切り裂いていく事で、見事に球体の中から脱出する
こうして、救出の方は成功するのだった
救出成功‥‥‥‥‥‥‥‥‥