♈ ♉ ♊ ♋ ♌ ♍ ♎ ♏ ⛎ ♐ ♑ ♒ ♓     星座宮夜宵之闇物語之神話書記 ANAVIOSI SYN+       ♓ ♒ ♑ ♐ ⛎ ♏ ♎ ♍ ♌ ♋ ♊ ♉ ♈   作:lOOSPH

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彼とその妹達と星座宮の御巫女子…‥‥‥


裏話:世界の闇に潜む者たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所

 

ある暗い場所において、複数の影が歩いてくる

その先にいたのは、十数人の人影が集まっており

 

その中心には一人の人物が座っていた

 

その人物のもとに訪れた者たちは

その人物の眼前に移る場所において立ち止まると

その人物の目の前でゆっくりと片膝をついて、跪く

 

「…‥‥‥よく来てくれたね…‥‥‥

 

 各世界の攻略、本当にご苦労様…‥‥‥

 

 こうして、誰一人として欠けることなく

 こうして再びみんなの変わらない顔を見れて

 

 本当にうれしく思うよ、最初の顔合わせからもう

 十数年もたっているとはね、本当に嬉しいよみんな…‥‥‥

 

 それじゃあみんな、こうして久しぶりの再会なんだ

 顔をあげて楽にしておくれ、その上でこれまでの報告を…‥‥‥」

 

そう言って訪れた数人の者達はゆっくりと顔を上げていく

 

「‥‥偉大なる兄上様…

 

 本日、鬼上様や妹君様方に

 緊急の報告があります、まずは

 

 侵攻の状況ですが、各世界において穢れが

 大きく発生しており、最初のうちは経過観察の方に努めてまいりました‥‥」

 

そう言って最初に報告を上げたのは

白い羽織を羽織った軍人のような女性である

 

「…最初のうちは?

 

 つまり後になって

 やり方を変える出来事が

 

 あったっていう事なのかしら?」

 

そう言って玉座の横で立っている者達の中でも

何処か武闘派な印象を持っている人物が聴いていく

 

「はい‥‥最初のうちは放って置いても

 おのずと世界は穢れに包み込まれていましたが

 

 しばらくたったころに、穢れの力が

 浄化されていくという減少が起こり始め…

 

 何事かと思い、調査の方を勧めていきました…」

 

「穢れを浄化ですって?

 

 そんなことは普通に世界に

 過ごしているすべての者にはできない事…

 

 それが出来るのは、神の力のみ…

 

 私たちの世界で言うならば

 星神様にお仕えする巫女、そして…

 

 その巫女とともにあるという勇者のみのはず…

 

 確かに、世界の中にはそう言った

 類の巫女や勇者は多く存在しますが…

 

 あくまでその世界の神の加護が浄化できる穢れは

 自分自身の中に秘めている穢れのみのはずですよ…

 

 世界に発生した穢れの浄化を行えるものというと…」

 

そう言って本を片手に持っている女性が

知識を確認していくかのように言葉を延べていく

 

「‥‥星神の力を直接受けた勇者と巫女…

 

 その存在があると思われます、世界の穢れを

 一次的にとはいえ完全に浄化できるのは星神様だけですから…

 

「なんと!?

 

 そんなことがありうるので?」

 

「あり得るとおもうよ、英雄達に生き残りがいるのなら…」

 

一人の白銀の竜を模した鎧で全身を覆っている人物が発言する

 

「…どういう事でしょう、月夜美姉さん…

 

 あなたはなにかご存じなのですか?」

 

「ご存じも何も、会いましたからね…

 

 ここに来る前に向かっていた世界で」

 

そう答えると、大勢の注目はその人物にむけられていく

 

「…ちょっとまってよ姉さん…

 

 英雄は確か、世界を侵攻する前に

 皆殺しにしたはずだよ、英雄の生き残りが

 いないことは、御巫女子達で確認したはず…」

 

「…ええ、ですがすべてを確認できた訳ではありません…

 

 英雄の本部を叩くまでに随分とばらつきが多かったですからね…

 

 そうですよね、水波夜姉さん…」

 

「…確かにそうです…

 

 それでもあそこ迄徹底的にやって

 それでも生き残っているものがいるなんて…

 

 普通に考えたらそんなの…」

 

その場から大いに騒ぎごえが響いていく

 

場が混乱に包まれて行こうとしたその時

 

「「静まれ!!」」

 

彼の両側に立っている二人の少女達が大きく

声をあげてその場にいる者達に呼びかけていく

 

「兄さんの前で美都もなく騒ぐな!」

 

「兄さんからのお言葉を聞くのだ!

 

 それで、兄さん…」

 

そう言って少女が彼の方に目を向けると

兄と呼ばれた少年は玉座に座ってゆっくりと顔を上げていく

 

「…‥‥‥そうだね、僕たちの悲願は

 この醜く穢れ切った世界を破壊し…‥‥‥

 

 やがて、世界をあるべき形に戻す事…‥‥‥

 

 それをもしも、阻む者が現れるというのならば

 例え何者であろうと排除しなければならないんだ…‥‥‥

 

 そのためにも、僕も皆も今よりももっと力を集めないといけない…‥‥‥

 

 そこで、今後は自然発生した穢れを無造作に集めるのではなく

 その内に負の感情を抱いているものの穢れを増大させ、より強力な

 穢れを生み出していこうとする、今後はその方針で行こうと考えている…‥‥‥

 

 それじゃあ、真紀子、試験の方はどうだった?」

 

彼がそう言って、自分の一番前に控えている少女に呼びかけていく

 

「‥‥はい…

 

 通常の穢れよりも浸食が早く

 予定よりも早く、世界の七割を浸食出来ました

 

 目下の問題は、強力であるがゆえに制御の方が効かない事…

 

 依り代に使える、ものがそうそういないことがあげられます…」

 

そう言って報告を上げていく真紀子と呼ばれた少女

 

それを聞いて、彼は少し考え込む様子を見せていく

 

「…‥‥‥そうか、それならばその強大な力を

 制御する術をどうにかして、見つけ出さなくてはな

 

 月夜美、お前も確か真紀子と同行していただろう

 何か見つけられたものはないか、良かったら話せるか?」

 

彼はそう言って、月夜美に問いかけていくが

 

「…申し訳ありません、兄さん…

 

 あの時は、いきなり強力になった穢れを

 どうにかして抑え込むために、その穢れの中に

 もう一体別の穢れを生み出すことで、どうにか抑え込むのが精一杯で…」

 

「そっか…

 

 しかし、其れだと今後は

 一気に穢れを二つも用意する必要が…」

 

そう言って頭を悩ませていく一同だが

 

「…そうか…

 

 それはつまり、制御するための

 核のようなものがあればいい、それを

 私たち、ひいてはみんなにあればもしかして…」

 

睦都美はそう言って、月夜美に提案していく

 

「睦都美ちゃん、何かいい案があるの?」

 

「うん、月夜美姉さん…

 

 お兄ちゃん、私に良い案があります…

 

 実験は必要ですが、成功すれば

 私たちの今後の作戦がよりスムーズに

 向かうことになるかもしれません、ですので…」

 

「…‥‥‥なるほど…‥‥‥

 

 そのために、この中の誰かにその実験に

 強力をしてほしいという訳か、いいよ…‥‥‥

 

 まあ、あくまでそれが完成できればね…‥‥‥

 

 それじゃあ、御巫女子のみんなはひき続き

 世界の攻略の方を勧めていってほしい、そっちもまた…‥‥‥

 

 大事なことだからね…‥‥‥」

 

彼がそう言うと、御巫女子達は全員が頭を下げていき

その場から動き出し、その場から一斉に移動していった

 

「…月夜美…睦都美…

 

 いったい何を思いついたの?」

 

そう言って彼の隣にいる女性が恐る恐る声をかけると

 

「…フフフ…

 

 なあに、まずは出来上がりを

 楽しみにしていてよ、姉さん…

 

 これが成功すれば、世界の再生に再び近づく…」

 

「そうだね…」

 

二人は自信満々に言い切っていく

 

「フフフフフフフフフ…‥‥‥

 

 流石は僕の妹だ、本当に心強いよ…‥‥‥

 

 星の運命はしっかりと、僕たちの方に味方してくれている…‥‥‥

 

 世界は元に戻ることを望んでいるという事だ、そして

 それを阻んでいる者達は、所詮は無駄な足掻きと言うもの…‥‥‥

 

 しかし、英雄と勇者達か‥‥‥‥

 

 英雄共はどうやら、この穢れ切った

 世界に染まりこんでしまったらしいな…‥‥‥

 

 だとしたら、最悪の場合僕たちが

 奴らの相手になってやるとしようじゃないか…‥‥‥」

 

そう言って煩わしそうながらも、不敵な笑みを浮かべていく彼に

その場にいた妹達も不敵な笑みを浮かべて、兄である彼の言葉に同意するのであった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

ある場所を一人歩いている一人の少女

 

和服を彷彿とさせる、服を身に纏い

左手を後ろに回しながら歩いていた

 

すると、彼女のもとに一人の少女が現れる

 

「真紀子ちゃん、もうお帰りになるのですか~?」

 

そう言って話しかけてくるのは

何やら道化師を思わせるような服装の

どこかおっとりとした様子の女性であった

 

「‥‥仮名さん…」

 

「…フフフ~‥

 

 そんなに、警戒をしないでください

 別に取って食おうという訳ではないのですから~」

 

「‥‥いえ、分かっていますよ

 

 ただ、急に話しかけられたので

 少し驚いただけですよ、それで…

 

 そう言えば、仮名さんはこれから

 お役目の方に行かれるのですか?」

 

「ええ~‥

 

 そういう真紀子さんは確か

 実以さんの方のサポートに向かわれるのでしたね~」

 

服装に似つかわしくなくのんびりで大人しい口調で話していく少女

 

「ええ…

 

 お兄様がいよいよ本格的に

 英雄や勇者の皆さんの攻略に

 本腰を入れてきている以上は‥

 

 私たちの方でもいよいよそれなりの対策を

 練っていく必要性がありますからね、それを踏まえても…

 

 私の方でもあまり手間どってもいられません…」

 

「そう言えば、この前のアルゴ座の穢れの件で

 さっそく依り代の方を試してみたようですね~‥

 

 それにしても、驚きですね~

 

 まさか、真紀子さんが依り代という手を使うとは~

 

 真紀子さんの性格上、ああいう手は好まないと思いましたが~?」

 

仮名がそのことを指摘する様に言うと、真紀子がふうと何やら息を漏らしていく

 

「‥‥あれは私が率先したものではありませんよ…

 

 そもそも、今の私たちに負の感情を抱いている

 人間を見分けることなんてできませんよ、それこそ…

 

 お兄さまや、妹様方のようにね…」

 

「…まあ、そうでしょうね~‥

 

 ですが、近いうちに私たちの方もまた

 それを見ぬき、なおかつ誘発させる力を

 目覚めさせていくことに鳴り得るでしょ~」

 

仮名はそんなことをつぶやいたので

真紀子は不意に彼女の方を向いていく

 

「どういうことですか?」

 

すると、仮名は自分の手元にカードを取り出し

それを広げたり閉じたり、奇術のように手元から消したり

 

そんな風にカードを自分の手で弄っていた

 

「それ以上は私の方も分かりません~‥

 

 ですが、祖の方がむしろお兄さまにとっても

 有用になるとおもえてなりません、何しろ英雄の生き残りがいて

 そいつらがとある世界の少女達で勇者を結成させたのですからね~‥

 

 私の方にも更なる進化を促していく事でしょう~‥

 

 月夜美様と睦都美様が、あの時言っていた対策とは

 恐らくはそのことに関する事でしょう、私たちの方も

 そろそろ、覚悟を決めていかなければならないという事ですね~‥」

 

「なるほど…

 

 いずれあの女の子達とも戦うときがくる…

 

 英雄達も惨酷な決断をしたものですね…」

 

そう言ってやや負い目を持っているようにつぶやいていく真紀子

それはまるで勇者、敵であるとはいえまだ年端も行かない少女に

刃を向けることにどこか、ためらいがあるように感じられていた

 

「勇者システム…

 

 星の力を、その持ち主の命に注いで

 英雄に匹敵する力を与える技術、しかし…

 

 その特性上、システムの恩恵を受けられるのは女性だけ‥

 

 女性は力を吸収する方にたけていますからね‥

 

 そして、星の力は穢れを大きく増幅させてしまうがゆえに

 穢れを心の中に抱え込みやすい大人が勇者システムを使用すると‥

 

 最悪、増幅された穢れに乗っ取られて、怪物となってしまう‥

 

 故に必然的に勇者に選ばれるのは少女となる

 一番にその恩恵を受けやすいのは赤ん坊だが、そもそも

 赤ん坊では戦うことは出来ずに論外、となると選ばれるのは‥

 

 若くも幼き、無垢なる少女達であるという事になりますね‥」

 

「まあ、妥当なところでしょう…

 

 さらに、世界の力の恩恵を受けられない自分達ではなく

 世界に住まう者達を厳選しているところも利点になっています…

 

 私たちの様に己を偽らなければ

 世界から弾かれてしまうことになってしまいますからね…」

 

仮名と真紀子はしばらくそんな会話をしていた

 

「…なんにせよ、いずれ彼女達とも

 戦わなければならない時は来ます‥

 

 お互いに、気を付けて行きましょう…

 

 偉大なるお兄さまのためにもね‥」

 

仮名はそう言って両腕でいじっていたカードを消すと

そのまま真紀子の元を去っていって、しまうのであった

 

「偉大なるお兄さまのために…」

 

真紀子も復唱する様につぶやいていくのであった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

ある部屋で一人ゆっくりと座り込む白銀の鎧を纏った人物

 

その人物は不意に、部屋に飾ってあった写真立てを見詰める

 

そこに備え付けられていた写真には

白銀で入院用の衣類に身にまとった

 

白銀の髪と、月光のような

色白の肌の女性が移っていた

 

「…あれから、もう…

 

 何千年もたっているのですね…

 

 私が子の体になって、最初のうちは

 戸惑っていたあの頃が本当になつかしい

 

 しかし、こうしてかつての私の写真を

 此処にかけているのはどこか未練がましいでしょうかね…」

 

彼女はそう言って、自分の顔の部分にそっと手を添えた

 

「…いいえ、そんなものはもう

 いまの私にはどちらでもいい話です…

 

 今なすべきことは、お兄ちゃんの

 役に立つこと、そのために必用なものを…」

 

そう言って、後の方に体をやや傾けると

その方向に向かって手を伸ばして、ほんのようなものを取っていく

 

「…はあ…やはり問題は山積み…

 

 お兄ちゃんの…しいては私たちの理想のためにも

 もっと強い穢れを生み出さなければならない、そのためには…

 

 穢れを完全に制御するための方法を生み出さなければなりません…」

 

そう言って、本を開いて中を開いてみていく

 

「そのために、必要なものは…」

 

すると、本の開いたページに何かがポツリと落ちた

 

「っ!」

 

それを見て、慌てて本を話して自分の頭を押さえていく

 

すると、そこについていたのは

 

「あああ…

 

 くそっ!

 

 なんでこうもまた!!」

 

それを見て、普段の落ち着いた様子の彼女には

信じられないほどに激高して、部屋のものに手当たり次第に当たっていく

 

暫く暴れて喚き散らしたのち、何とか落ち着きを取り戻して

ふーふーと興奮しているように肩を揺らしながら呼吸をしている

 

「…どうしてだ…どうして私をむしばむ…

 

 私は、人の身を捨ててまで

 当たり前のことを望んだというのに…

 

 うあああ!!!」

 

暫く部屋の中に彼女の怒号が大きく響き渡っていくのであった

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「…‥‥‥さて、それじゃあ陽奈子…‥‥‥

 

 次のお役面に行く子のことを教えて?」

 

そう言って偉大なるお兄様こと、彼は

妹達の中での長女であり、自身の双子の妹である

 

陽奈子

 

 

彼女と何かの打ち合わせをしていた

 

「…そうだね、今後向かって行くのは

 この子達の予定だよ、これ資料ね…」

 

そう言って資料を彼の方に見せていく

 

「ありがとう…‥‥‥」

 

そう言ってお礼を言いながら、資料に目を通していく

 

すると

 

「…‥‥‥なるほど、どうやら運命は

 大きく変わろうとしているようだ…‥‥‥

 

 陽奈子、月夜美を呼んできてくれるか?

 

 多分今頃、あの子体の不調が起こって

 情緒不安定になっているだろうから、ちょうどいいや…‥‥‥」

 

「…兄さん…

 

 一応聞いておくけれど

 英雄たちの方はどうするの?

 

 勇者の方だって、気になるし…」

 

陽奈子はそう言って彼に心配そうに聞いていく

 

「そうだね…‥‥‥

 

 確かに、気になるところだ…‥‥‥

 

 どうして、英雄達は今更

 勇者の力を使おうと思ったのか…‥‥‥

 

 単純に穢れから、世界を守護するためか…‥‥‥

 

 それとも、僕たちに抵抗するためなのか…‥‥‥

 

 だが、いずれにせよ

 今は出方をうかがって行くとしよう…‥‥‥

 

 僕たちの方もしっかりと準備の方を整えていかないとね…‥‥‥」

 

「ええ…

 

 少なくとも何かをしようというのは

 明らかでしょうし、こっちの方でも

 しっかりと、対策の方をしておかないとね…」

 

そう言って、彼に見せていた

資料の一枚を不意と手に取って見詰める

 

「…それじゃあ、まずは試しに…

 

 この子の方で試していってみるとしますか…」

 

「うん?」

 

陽奈子がそうつぶやいたのを

彼は気になったように顔を向けていく

 

「兄さん…

 

 この子の事だけれど

 ちょっとだけ、私に任せてもらえる?」

 

「その子は陽奈子の担当じゃないだろう…‥‥‥?」

 

彼はそう言うが、その口調には不思議と

陽奈子の判断を彼女自身に委ねさせている様子もうかがえた

 

「…‥‥‥そっか…‥‥‥

 

 陽奈子には陽奈子なりに考えがあって

 彼女に力を貸してあげようというのなら…‥‥‥

 

 僕はそれでいいと思うよ…‥‥‥」

 

「フフフ…」

 

彼の言葉を聞いて、笑みを浮かべていく陽奈子

 

その表情は彼女の名前にも入っている

内容を思わせる取っても明るいものであったという

 

‥♈…♉‣♊‥‥♋…‥♌…‥‥♍……♎‥‥‥‥♏…‥‥‥⛎‥‥‥‥‥♐‥‥‥‥‥‥♑…‥‥‥‥‥♒…‥‥‥‥♓‥‥‥‥‥‥‥

 

「はあ…はあ…」

 

月夜美はひとしきり喚き散らした後

暫く肩を上下させて呼吸を整えていた

 

すると

 

そんな彼女のもとに一人の女性が訪れてきた

 

「ようやく、落ち付きましたね…

 

 月夜美さん…」

 

それは。真紀子であった、彼女に気が付いて

不意に彼女の方を向くと、何処か落ち着いた雰囲気で話しかけていく

 

「…真紀子さん…

 

 どうやら、お見苦しいところを

 見せてしまったようで、お恥ずかしい…

 

 でももう落ち着きました…苦労を掛けてしまったようで…」

 

「月夜美さん…

 

 お兄様がお呼びです…」

 

真紀子がそう言うと月夜美は驚いた様子を見せていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の闇に潜む者たちは少しずつ動き始めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          




動き出す者達…‥‥‥
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