縁結びの神の恋~ノラガミ   作:マニック

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夜トとイズモガミ

夜ト「雪音ーーー!

   仕事だ、仕事

   いくぞー!」

 

 

夜トと呼ばれる神が神器である雪音を詠んだ

 

雪音「どうせ、またくだらない仕事だろ?

   もうめんどくせえよ」

 

夜「おい、雪音!

  そんな言い方するな!

  これも人々の頼みなんだ

  ほら!」

 

夜トは雪音を引っ張って依頼者のところへ行く

 

と、その途中で

 

 

ひよりと呼ばれる少女が

 

ひ「夜ト!

 いいかげん私の体直してくださいよ!」

 

夜ト「、、、またそのうちな!」

 

そう言い残し、雪音と共に姿を消す

 

ひ「もうーー!」

 

 

今日もこの3人はいつも通りの日常を過ごすのである

 

 

一方、その頃イズモガミは

 

イ「んー

  妖がいるねえ

  

 

  この地域だと。。。

  小福ちゃんと夜トか。。。

 

 

 

  李愛、水愛(すいな)

  いくよ」

 

 

李・水「はい!」

 

イズモガミは神器2人を連れて

 

下界に降りる

 

 

その頃、夜トは

 

夜「つーかーれーたー

 

  ひよりー

 

  茶ーくれーー」

 

近所のおばあさんの依頼である、水道の水漏れを直し終わり小福の家にいた

 

 

大黒「なんでてめえはいつもいつもここにくるんだよ!!」

 

小福の神器である大黒がそれに答える

 

 

ひ「小福さん、大黒さん

  ほんとすいません!」

 

ひよりはただただ頭を下げる

 

小福「べつにいいよう

   ひよちゃん

   夜トちゃんもいくとこないからねえ」

 

 

夜ト「、、、おい小福

   なにか降りてきたか」

 

 

意味深なことを小福に尋ねる夜ト

 

 

小福「んーー

 

 

   この気配はーーー」

 

するとその時

 

イ「俺だよ」

 

イズモガミが現れた。

 

 

夜「イズモ

  てめえなにしにきた?

 

 

  俺を切りにきたのか?」

 

イ「いやいやそんなことしねえよ

 

  俺お前にまったく興味ねえもの」

 

 

イズモガミはいたって真顔で言う

 

 

イ「この子たちは、、、

 

  お前の神器か?」

 

 

ひよりと雪音を指差して言う

 

 

夜「そのちっこいガキはそうだが、女は違う

 

  なんつーか、ワケありだ」

 

イ「ふうん

 

  まっ自己紹介しとくね

 

  俺の名前は出雲の神

  

  イズモガミ

 

  こっちの二人が俺の神器の」

 

 

李「李愛です」

水「水愛です」

 

二人は口を揃えて言う

 

 

イ「で、小僧

  貴様名前は?」

 

雪「ゆ、雪音!」

 

イ「そうか。

 

  いい名だ」

 

イズモガミは微笑んだ

 

 

大「それでイズモガミ様

 

  ここになにをしに?」

 

大黒が他人行儀にイズモガミに問う

 

 

イ「ああ、そうだった

 

  ちょっと妖退治をしようと思ったんだけど

 

 

  ちょうどいい

 

  夜ト君、これで妖を退治してきてよ」

 

そう言って夜トに5円を差し出す

 

夜「まいど!!

 

 

  雪音いくぞ!」

 

またもや雪音を引っ張って移動する

 

 

雪「ひっぱるなーーーー」

 

 

 

 

 

ひより「あのう、夜トとは知り合いなのですか?」

 

イ「ん?ああ

 

  えーと君は、、、」

 

ひ「あ、ひよりです。

 

  壱岐ひより」

 

イ「ひよりちゃんね

 

  よろしくね

 

  えーと、俺は夜トのことをよく知っているよ」

 

ひよりは少しびっくりした様子だった

 

 

小福でさえあまり夜トの詳しい事情は語りたがらない

 

それをこのイズモガミから聞き出せると思ったからである

 

 

イ「でも、、、俺の口からは言えない

 

  それにどちらかというと俺は夜トの敵のポジションにいるからね」

 

 

ひ「っ!?」

 

ひよりはすぐにでも逃げ出せるかのような態勢になった

 

イ「ああ、心配しなくていいよ

 

  俺自体が夜トに危害をくわえたりとかはしたことないし

 

 

  

  でもまあ、夜トが俺の大切な人に手をだしたら、、、、

 

  俺は夜トの前にたちはだからかもね」

 

 

そう言って、まるでいまから誰かを殺すかのような顔をした

 

小「はい、そこまで!!

 

  イズちゃんもここに来たんなら、そーゆー顔やめ」

 

イズモガミはっとしたような顔をした

 

イ「ああ、ごめんね小福ちゃん

 

  お茶もらっていい?」

 

小「うんうん

 

  それでいいの

 

  大黒ー

  

  お茶3人分ーーー

 

  李愛ちゃんも水愛ちゃんも座って座って」

 

 

李・水「それでは失礼します」

 

 

そう言って3人はお茶を飲む

 

イ「毘沙門もおりてきてるのかな、、、」

 

イズモガミはだれにも聞こえないように小さく呟いた。

 

 


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