転生者はテロリスト   作:スパロボ工房

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第3話 技術開発

5歳〜10歳

 

この年齢で行動すれば化物扱いされる恐れがあるため、暫くは幼児として過ごしていた。

 誕生日にパソコンを買って貰い株の投資をして資産運用をしていたら8歳の頃には、アルスター家全体の資産を大きく超えていた。

 もちろん俺個人の資産がだ。人体実験の影響で対人恐怖症を患い、身内以外では、あまり話す事が出来ずにいたため家で引きこもっていた。

もちろん、学校には通っていない。

通信教育での飛び級をしたため、10歳の頃には、大学の資格修得を終えた。

 

この5年間の間に必要な準備を、ほぼ終わらる事が出来た。MSに必要な技術の設計図などはPCのデータベースに保存している。重要な技術等のデータは書類で保存しておいた。

いつの世にも、ハッキングするスパイがいるからだ。

 

アルスター家は大西洋連邦でも10指に入る資産家だが、赤字部門も存在する。家電等の工業製品が赤字なのだ。

原因はプラントが安価で高性能品を輸出する為に地球側の国家では、太刀打ち出来ないのが原因であった。

 

 よって、俺は実家の家電部門を買収した。

家電部門は、叔父の従兄弟が経営してたので実質、俺が乗っ取ったのであった。

 これには叔父や親戚達にも猛反対されたが、何とか説得に成功した。

経営者が俺になったが、実際の経営は元のままである。

経営が面倒だったので、親戚に丸投げしたのだった。

 

但し俺のした事はプラントの製品を買い漁り、チート頭脳を使い連中よりも安価で高品質商品を開発したのだった。工場もオートメーション化をし、人件費は最小限に押さえたのだった。

 

俺の経営方針は単純だった。

 先ずコーディネーターをリストラし従業員は全員ナチュラルを雇用した。簡易作業にコーディネーターは必要無いからだ。余った作業員は世界中にある支社に分配して、世界中に安価で高性能品をばら撒いたのだった。

 

 この影響で大西洋連邦では、経済が好景気になったのだが、反対にコーディネーターが住む地域では経済が低迷した。特に影響を受けたのはプラント、オーブ連合首長国が影響を受けた。

 俺が親戚達に指示したのは反大西洋連邦国とコーディネーターが沢山居る地域を指定した。

この影響でプラント製品が売れなくなり、プラントの経済が傾きかけた。

オーブでは、プラント製品のラベル張替えをし、自国の製品として偽っていたのだが、この商品が売れなくなっていた。

 オーブでは経済に明るいセイラン家がいるが、氏族の位が低く発言しても却下されたのだった。

 

 

C.E.61年になり、11歳になった頃、自動車部門を買収し、梃子入れをした。

製造ラインを改良して建設用レイバーを製造した。

いきなりMSを製造するよりレイバーで人型二足歩行ロボットを造り、実績を残す事にしたのだった。

 

チート頭脳から引っ張ってきてレイバーを今の技術で再現して見たのだった。

当然、オリジナルよりも高性能化したのは言うまでもないだろう。

 

 このレイバーはバカ売れした。

売る時の条件として敵対勢力の販売禁止と相手がナチュラルである事を徹底させた。

 そして転売禁止にして買い戻す事を契約書で徹底させたのだった。

 

 

C.E.63年になり、13歳になった頃アニメ業界に手をだした。

自社製品をモチーフにした、アニメを世に出してみた。

このアニメも大ヒットしたのだった。

内容は、宇宙世紀を舞台にした作品をパクってみた。

 

宇宙世紀のジオン公国と連邦軍を舞台にした戦記物を世界中に流して世論を煽ったのである。

 

C.E.65年になり、15歳になった頃ついにMSの開発をした。

流石にミノフスキー核融合炉の開発は無理だったので、動力を熱核タービンエンジンで代用したMSを開発し、アニメのイベント会場で発表をした。

 

 これ等の機体はザクⅡとガンダムをイベント会場に設置し、イベントを盛り上げた。

性能面はオリジナルと遜色無く仕上げたのだった。

 このイベントの影響は凄まじく、各方面から問い合わせが殺到したが、軍では不人気だった。寧ろ、相手にされなかったのであった。

 

 軍人達の間では『地上では只の的だ』

MAの敵では無いと不評であった。

勿論、ニュートロンジャマー【NJ】の存在を知らないのだから当然であった。

 

同年にはホバー関連の兵器を売出した。

 

 

C.E.66年になり、やっと元素転換炉が完成した。

だが、元素転換炉が完成しても精製率がオリジナルの5割ほどしかなかった。

この低さで精製を繰り返した素材で組立て元素転換炉を製造し、3基目の元素転換炉で漸くオリジナルと同性能になった。

 オリジナルの性能を引き出すのに2年程掛かり完成に辿り着いたのだった。

 

1基と2基を解体し、3基の元素転換炉に入れ新たに素材を製造し1基分のパーツを製造した。

 このパーツを宇宙に運び、宇宙にも製造ラインを確保する事にした。

 

 

C.E.68年になってL4宙域の(GARMR&D社)のコロニーメンデルを買収しコロニーをゲットした。

 このコロニーに元素転換炉を設置し宇宙での拠点とした。

 そして、コロニーメンデルをグリーンノアと改名したのだった。

 元素転換炉で製造した核パルスエンジンをグリーンノアコロニーに設置し、L3宙域に運び光学迷彩を掛けコロニーを隠蔽する事にした。

元素転換炉の完成のおかげで短時間で技術の再現が可能になり、ミノフスキー粒子や、核融合炉の製造に成功し、MSと戦艦の量産体制を整える。

当然、ニュートロンジャマーキャンセラー【NJC】の量産をしていくのだった。

 

 

 

 

 


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