武昭が蘇生した後……
「もーう、サーゼクスちゃんの所に行くなら私の所に来てくれても良いのにー」
「そう言えば、何で私の所に来たんだい?」
「あぁ、冥界に来た時にサーゼクスの力を近くに感じたからなんだ」
「ならセラフォルーの所に近かったら……」
「考えてる通り、セラフォルーの方に先に顔見せに行ってたな」
「(ムゥー)けどアキ君に会えたから良かったー!はにゃ?」
「セラフォルー様、その様な事をすると武昭様が困ります」
セラフォルーが武昭に抱き着こうとしたのをグレイフィアが首根っこを掴んで止めていた。
「ちょっと、グレイフィアちゃん?そんなに乱暴にする事ないんじゃ無いの〜?」
「いえ、私は武昭様をお守りする為に行っただけですので?」
2人は睨み合っていた。
一方武昭とサーゼクスは普通に話していた。
「それにしても……冥界も大分復興して来たな」
「そうだけど、まだまだやる事は沢山あるよ……これでも
「ふーん、サーゼクスが魔王になったのか……」
「それに私も魔王になったんだよー」
《なるほど……あの時に生き残った者達が魔王になったという所か……》
「僕としては武昭君に何らかのポストに就いて欲しかったんだけどね」
「それは無理だろ、本来は俺はこの世界の人間じゃないんだから……さてと、そろそろお暇するか」
「アァーッ!だったら次は私の家に行こうよー!!」
「いや、そういう訳にも……あっ、そういや冥界を旅してた時に、こんな所を見つけたんだけど、ディス」
《ちょっと待っていろ……この場所だ》
武昭がディスに指示を出すと中空にビーチボール大の球の様な物が現れて何かの廃墟の映像が浮かび上がり、それを見たサーゼクス悪魔達は軽く驚いた。
「あの場所に行ったのか……まぁ武昭君達は知らなかったからしょうがないか……」
「この場所はなんなんだ?外も中もボロボロだったけど」
武昭の疑問にグレイフィアが説明を始めた。
「そこの屋敷は元72柱24位のナベリウス家の分家の悪魔の家でしたが眷属悪魔が主を殺害してしまい……」
「なるほど……それで、多量の血痕があったのか……それで、その眷属悪魔はどうしたんだ?」
「その後自身の妹を連れて逃亡したと
「ん?聞いていますって……あぁ他の眷属悪魔からか……うーん……」
「アキ君?どうかしたの?」
事情を聞いた武昭が何かを考えてるとセラフォルーが声を掛けた。
「いや、その眷属が主を殺害した時に他の眷属達は何をしてたのかなって……」
「確か何人かは返り討ちにあったんだ、それで偶々離れてた者が屋敷に戻った時には……」
「逃げた後だったって訳か……なんだ……何か引っかかるんだよな……サーゼクス、今、その逃げた悪魔はどうしてるんだ?」
「うむ……主を殺害した罪で指名手配されている名前は
「転生前って……あぁ前に話してた異種族でも悪魔に転生出来る
《我は気にいらんがな……一度死した者が新たな命を受けるなど………》
「それは分かっているよ……けどね僕達悪魔は出生率がとてつもなく低いんだよ……」
「そうか……まぁ俺も納得はしないけど、しょうがないって所もあるからな……」
部屋の中は暗い空気になったが武昭は普通に紅茶を飲んだ。
「なるほど……だから、色んな種族の者達から悪魔達に文句が来てるのか」
「それは……ハァ、やっぱり事実だったんだね……」
《我と武昭は違う神話体系の者達からもその事を言われているのだ【どうにか出来ないか?】と》
「そうなんだ……ごめんねアキ君に迷惑をかけて……」
「だったら彼らと話でもしたらどうですか?俺なら多少は顔が利きますから」
「なら任せても良いかな?武昭君に頼むのは筋違いだとは思うけど……」
「そうか、じゃあ何か報酬でも貰おうかな?」
「だったら私を自由に「それよりも軽く住む所が欲しいんだよな」それよりもって……」
武昭に話を振られたサーゼクスとの相談にセラフォルーがカットインしたが軽く流された。
「住む所って言うのはどの場所にだい?冥界なら僕達が用意出来るよ」
「本来なら人間界に欲しいんだけど、それはまた今度にしておいて……」
武昭とサーゼクスは住居について話していた。