一応修正しつつ投稿なので一話ずつ投稿です。
あとがきはキャラ対談形式なので書いた当時の物ですから現状ではないです。
初めまして、僕は、如月瞬兵、小学二年生で七歳の男の子です。
僕は訳あって高町家に住んでいます。
ちなみに訳ってのは僕ともう一人が高町家の前に捨てられていたからです。
もう一人についてはまた後でご紹介します。
そして、これは僕たちが魔法を知る話です。
「・・・いつものことだけど、なんでここに、なのはちゃんがいるの」
誰かが助けを求める夢を見た。
起きると人に抱きつき幸せそうな顔して寝てる義姉、高町なのはがいた。
「なのはちゃん、ちょっと、なのはちゃん」
「・・・えへへへへへへ、ムニュ」
・・・なに、この、ふにゃけた顔は人に抱きついて寝るのがそんなに気持ちいいのかな?
はぁ・・・仕方ないなあ・・・
「お姉ちゃん。起きろぉぉぉぉぉぉおおおおお!」
「んにゃ!?」
声に反応してなのはちゃんが飛び起きた。
「目がさめた?おはよう、なのはちゃん」
「あ、おはよう、瞬兵くん」
「あのさ、なのはちゃん、毎日の様に人のベッドに潜り込むのいい加減にやめようよ」
「にゃはははは、ごめんね。瞬兵」
「はぁ~」
僕は一つため息をつく、毎日言って、毎日謝ってるのになのはちゃんは・・・
「なのはちゃん、早く着替えたほうがいいよ」
「うん、じゃあ、着替えてくるね」
なのはちゃんが部屋を出て行ってから僕は服を着替えだす。
今日は僕が料理当番だからね。頑張らないと、高町家に引き取られてしばらくしたった時に僕は家事の手伝いを申し出て、今では義母と当番制でやっていて今日は僕の番です。
いつもならジョギングとか武術の鍛錬をするんだけど、当番の日なので今日はお休みの日だ。
パシャッという音がしたが気のせいってことにして僕は着替えを終えて部屋を出て下におりるそこには、
高町家、義兄の恭也さん、もう一人の義姉の美由希さん、義母、桃子さん、義父、士郎さんが朝も早くからアルバムを見ていた。
そこには瞬兵くんマル秘ベストショット全集、などという僕としてはあまり直視したくないタイトルが書かれていた。
「おはようございます。お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
「「「「おはよう、瞬ちゃん(瞬兵(くん))」」」」
「あのつかぬ事を伺いますがみなさま何故に朝もはよからアルバムなんて見てるんですか?」
僕の質問に四人はぐりって感じで僕の方をみると声をそろえて言った。
「「「「瞬ちゃん(瞬兵(くん)が可愛いからよ(だ)(だな)(だね)」」」」
・・・・・・・・・・しくしく、なのはちゃんといい、何なんでしょうか、ちらりとアルバムを見ると僕がとった覚えのない写真や、明らかに盗撮だと分かる写真もあった。
「もう、いいです・・・朝ごはん作ってきます」
あれから、大急ぎで朝ごはんを作って、僕となのはちゃんは学校に行く時間です。
「「いってきまーす」」
「いってらっしゃい、気をつけてね~」
桃子さん・・・お母さんって呼ばないと泣きそうな顔で見つめてくるのでお母さんって呼んでる。
に見送られて僕となのはちゃんは学校へ向かう。
バスにのる直前になのはちゃんとはぐれた。
何故か毎日のようにはぐれるんだよね。
色んな人が話しかけてくるからかもしれない。
でも、校門の前でまた会えた。
何故かやたらと心配してくる。
痴漢にあってない?と聞かれたときは頭痛がしてきたほどに呆れた。
毎日のことだけどだからこそ余計に頭が痛いんだけど・・・なのはちゃんは完璧に本気にそう聞いてきたようだった。
こんな子供に手を出さないよと何度も言っているが聞き入れてくれたことはない。
なのはちゃん曰く、そっちの趣味の人がみたら即効で誘拐しそうなほど可愛いとのこと・・・なのはちゃん、人の事いえないけど、何でそんなこと知ってるの?
途中、何人かのお友達と挨拶を交わしたり後ろから抱きつかれたり、上級生に頭をぐしゃぐしゃとなでられたりしながら僕たちは教室に入る。
「じゃあ、なのはちゃん、お昼にね」
「うん、後でね、瞬兵くん」
なのはちゃんと別れた僕は自分の教室に入る。
「おはよう、瞬兵」
「おはよう、星夜」
教室に入った僕に声をかけてきたのは、僕よりは背の高い、けどやっぱりどちらかというと小柄な男の子、親友兼幼馴染の天野星夜だ。
兄弟ではないらしいけど、僕と一緒に捨てられていた子です。
高町家の近くに住む子供が生まれなかった天野さん夫婦が引き取った子です。
僕には名字と名前がありましたが星夜は名前だけだったので、天野の姓を名乗ってます。
「お前、相変わらず姉ちゃんと仲いいな」
「まあ、家族仲がいいのはいいことでしょ」
僕は笑顔で返す、その瞬間に星夜や周りに居た人たちは顔を真っ赤にして固まった。
「・・・ちょっと、星夜?・・・星夜ってば!」
「あ・・・ああ、なんだ、どうした」
まだ顔が赤いままの星夜に僕は盛大にため息をついた。
「どうしたって、星夜がいきなり固まるからいけないんじゃないか」
「うぐ・・・す。すまん/////(こいつは男、こいつは男、こいつは男、男でもい・・・いかんいかん)」
「せ・い・や☆」
「は、はひっ・・・なな、ナンデゴザイマショウカ」
僕は一瞬感じた想いのままに星夜の頭を鷲掴みにする。
「いま、何を考えたのかなあ~♪」
僕は手に一気に力を込める。アイアンクローという奴です。
多分だけど・・・・・・哀しい、背の関係で持ち上げることきはできなかった。
「んぎゃぁぁぁああああ!ギブッ、ギブッ!」
「何かいうことはないのかな!かな☆」
「ご、ごめんなさい~~~」
言葉を聴いて僕は手を離した。
「みんなも、僕は男の子だからね。忘れちゃだめだからね☆」
みんな顔を青くして慌てて首をブンブンと縦に振った。
ま、実を言うと、僕、自身は男だなんだとかあまり気にしてないけど・・・さすがに小学生でそっちは不味いかなと・・・自分の事は棚上げですけどね。
「みんな、席につけ~、SHRを始めるぞ~」
先生が入ってきてみんなは自分の席に戻っていった。
はぁ~・・・やな感じ・・・何か、危険で厄介なことが迫っている気がする。
それから授業は一時間目から体育だったんだけど、着替え中に変な視線をくれたクラスメイト数人をとりあえず沈めたり。
盗撮をしようとしてた上級生を沈めたり。
休み時間に人の写真を売ってた馬鹿を沈めたりしてお昼休みになったので僕は星夜を誘って屋上でお昼にすることにしました。
といっても、ほぼ毎日のように星夜と屋上に言ってなのはちゃんたちと一緒に食べるんだけど、
「あ、瞬兵~」
僕に向かって手を振ってくるのは言わずとしれたお姉ちゃん、その周りには、金髪お譲様のアリサ・バニングスちゃん、お淑やかそうなくせに実はいい性格なお譲様、月村すずかちゃんだ。
「こんにちは、アリサお姉ちゃん、すずかお姉ちゃん、ついでになのはちゃん」
「ひ、ひどいよ~、私はついでなんて、それに私だけお姉ちゃん抜きだし~」
にっこりと笑って挨拶をする。
アリサちゃんにすずかちゃんはなのはちゃんの友達でほぼ強制でお姉ちゃんと呼ばされている。
ま、実際にお姉ちゃんをつけるのは極稀だが、絶対に一日一回は言わないといけないらしい。
ちなみに二人は僕のスペシャルスマイル+お姉ちゃん攻撃で撃沈中だ。
む~、照れて固まるくらいならお姉ちゃんって呼んでって涙目で迫ってこなければいいのに・・・変なの。
なのはちゃんもついでって言われたのがそんなに嫌なのか今にもなきそうです。
「ごめんね。お姉ちゃん」
普段、お姉ちゃんって呼ばれないなのはちゃんは一気に機嫌を治したようですばらしい笑顔に戻った。
「こんちは、なのはさん、アリサさん、すずかさん」
「「「星夜(くん)、いたの(んだ)?」」」
「ひ、ひどい・・・」
声をそろえて三人に気づいてもらえなかった星夜は暗雲背負ってしゃがみこみ床にのの次を書き始める。
たしかに酷い、毎日のように一緒なのに・・・これは、
「・・・まったく、星夜、早くお昼、食べよ、ね」
必殺、お願い笑顔(ちなみにこれは作為の笑顔って奴です。)で星夜を元気付けようとする。
「しゅ、瞬兵、可愛い~」
「むぎゅ!」
そしたら抱きつかれました。
んで、後ろから三つほど暗黒のオーラが漂ってきます。
「「星夜く~ん」」
「星夜~」
「ひっ、なな。なんでございますか、ナノハサマ、アリササマ、スズカサマ」
「「「少し、頭、冷やそうか」」」
「ぎゃああああああっ」
目からハイライトがなくなったお三方の物理制裁の前に星夜は成敗された。合掌
「「「瞬兵(くん)、大丈夫!」」」
「う、うん、大丈夫だけど」
・・・この三人、過保護だ、と心の底から思いました。
「じゃ、お昼にしようか~」
「はい、なのはちゃんの分」
「ありがとう、瞬兵」
「ふ~ん、今日は瞬兵が当番の日なんだ」
「うん、お姉ちゃんたちも食べていいよ。星夜も」
「しゅ、瞬兵・・・やっぱりお前は天使だ~」
「ふふ、はい、星夜、あ~んして」
ぴしっ!
その瞬間確かに時が止まったと周りにいた人たちは証言していました。
その後、結局他の三人にも同じ事をしました。
それから将来の話をしたりなのはちゃんがアリサちゃんにレモンぶつけられて襟つかまれてガクガク揺すられたりして楽しそうでした。
午後は特に何もなく授業も終わった。
あ、お弁当はみんな、おいしいって食べてくれたよ。
「星夜、帰ろう」
「そーだな、なのはさんたちは塾だったよな?」
「そーだよ。とにかく早く行こう」
「な、ちょっと、寄り道していかないか?」
星夜は妙に楽しそうに僕を誘う。
「いいけど・・・それより星夜は昨日、夢を見なかった?」
「夢?」
「うん、誰かが助けを求める夢」
「・・・・・・・・すまん、夢は見たんだが内容を覚えてないんだ」
む~、星夜は本当にもの忘れが激しいんだから・・・
《助けて・・・》
「「は?!」」
「聞こえた、星夜?」
「ああ」
僕たちは顔を見合わせて次の瞬間には声を感じた方向に駆け出した。
「こっちだよね」
「ああ、間違いない」
・・・誰かが見てる・・・いや、何かを探してる・・・でも、何を・・・
「厄介ごとだね」
「何か言ったか?」
「ううん、何でもない」
少し、気にはなったが今は助けを求める声を追いかけていく。
しばらくするとそこにはフェレット?らしき動物が傷だらけで倒れていた。
てか・・・人の気配がするんだけど・・・これ、人かもしれない
「こいつか?」
「うん、たぶん、そうだよ」
外傷はそれほど深いわけじゃないし。
どちらかというと栄養失調・・・いや気力不足かな・・・精神力かもしれないけど、僕が応急処置をしようとするとなのはちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんが駆けてきた。
「瞬兵くん!」
「なのはちゃん」
「その子は?」
「ここに倒れてた。ざっと見た感じは軽傷、でも少し衰弱してる・・・まぁ、でも、病院に連れてけば明日か、早ければ今夜にでも動けるようになるよ。よし、これでおしまいっと」
僕は話しながら応急処置を続けて終わらせる。
「す、すごいのね。瞬兵」
「本当・・・鮮やかな治療だわ」
「ありがとう、アリサちゃん、すずかちゃん、さて、なのはちゃんたちはこの子を動物病院に連れて行ってあげて、星夜も付き合ってあげて、僕はこの辺りをちょっと調べてみるから」
「調べるって何をだよ」
「そこは、ヒ・ミ・ツ☆」
・・・うわ~自分でやっといてなんだけど寒気が・・・ま、効果のほどは確かだ四人は真っ赤になって固まり。
首をぶんぶんと縦に振って慌てて逃げて行った。
「・・・そこまで照れなくても・・・まったく、ま、僕、可愛いらしいし、使えるものは使っておかないと」
さて、みんながいなくなってから僕は辺りを調査しはじめる。
「う~ん、やっぱり怪我の原因になりそうなものはないし・・・」
さっきのフェレット?、いや人?・・・なんでもいいや、フェレットもどきということにしよう・・・
なんでこんな所に倒れてたんだろう。
「・・・誰?」
気配を感じたほうを向き声をかける。
「こんにちは、可愛らしい、お嬢さん」
「・・・・・・何かご用ですか?」
現れたのは二十代くらいかな、フードを被った男・・・あれは・・・杖かな・・・
「いえ、もうそろそろ暗くなるというのに子供が一人でこんな所にいれば声もかけますよ」
言葉遣いこそ丁寧なものだけどこの人・・・危険な気がする。
「・・・そうですね。そろそろ帰ります。」
「それがいいですよ。怪我をしたくなければね」
「ご忠告、ありがとうございます」
「へ・・・・・・/////」
僕が笑顔で礼をいうと男はフードのせいでよく分からないが多分顔を赤くして照れているんだろう。
「あ、いえ・・・/////(なんでしょうかこの子供・・・お持ちかえ・・・いや、ジェルシードのほうが大事、大事)」
「・・・初対面でも有効なんだ・・・ま、自分では分からないけど」
「名前を聞かせていただいてもよろしいですか?」
「え・・・あ、うん、いいけど」
なんか印象が変わったなあ、ちょっと優しくなった・・・でも、悪寒がするけど
「僕は瞬兵、如月瞬兵」
「瞬兵くんですか・・・私はファルト・リングス、ファルと呼んでください」
「ファルさん・・・ですか」
「ええ、それでは、私は探し物がありますので失礼しますね。」
「探し物・・・そうですか、頑張ってくださいね」
「え、ええ、ありがとうございます/////」
まぁ、目的のためには手段を選ばないタイプみたいだけど、関係のない人間に手をだすような人じゃなさそうだし。
さてさて、帰って夕飯の準備を、僕はファルさんと別れて帰路を急ぐ。
ん、あれは・・・目の前に車椅子の女の子が居た。
「こんばんは、はやてちゃん」
「こんばんは、瞬兵くん」
「どうしたんですかこんな時間に?」
「ん~、ちょっとな、買い物に時間がかかってもうて」
「あ、じゃあ、僕が家までおくりますよ」
「(瞬兵くん、一人で帰したらあっちゅうまにさらわれてしまいそうなんやけど・・・)大丈夫なんか?」
「はい、じゃ、ちょっと待ってくださいね」
僕は携帯をとりだして家に電話をかける。
「あ、もしもし、お母さん」
《瞬ちゃん、こんな遅くまでどうしたの?!大丈夫?!怪しい人についていってない?!》
「ちょっ」
《まさか、まさか、もう誘拐されて》
「お母さん!」
《え、何かしら》
「ちょっとお友達をお家まで送っていくから帰るのがもう少し遅くなります。だから、今日の夕飯、よろしくお願いしますね。僕の分は要りませんから」
《え、一人じゃあぶな》
僕は最後まで聞かずに通話を終了させて電源を切る。
「・・・・・・(瞬兵くん・・・それでいいんか)」
「では参りましょうかお姫様」
「・・・よ、よろしくお願いします///」
「はい、承りました」
僕たちは話をしながらはやてちゃんの家へと向かっていく。
「瞬兵くん、ええのさっきの電話あんな切り方して」
「大丈夫だよ。ちょっと心配性なだけだから」
「そうなん(心配にもなるわ、瞬兵くん、可愛いし・・・まあ、実際は外見からは考えつかへんくらい頼りになるんやけど)」
「まあ、本当の子供でもない僕をあんなに心配してくれてありがたいのは確かなんだけど」
「え、そうなん?」
「あ、そういえば、話してなかったですよね。僕、星夜と一緒に捨てられてたんですよ。それをお母さんたちが見つけて僕は高町家に星夜は子供が生まれなかった天野家に拾われたんです」
「星夜くんも?」
「はい、検査の結果では兄弟ではないらしいんです。僕は名字と名前がありましたけど・・・星夜は名前だけで・・・僕が如月って名乗ってるのはひょっとしたら親が会いに来てくれるかもってことなんですよ」
「そうなんや・・・」
「そんなに暗くならないでくださいよ。僕は顔も知らない親についてどうとも思ってませんから」
はやてちゃんが沈んじゃいました・・・
「強いんやね」
「はやてちゃんだって強いじゃないですか」
「・・・え?」
「一人で頑張ってて凄いです・・・」
「・・・・・・・・」
「だから、力になれることがあったら言ってください。お買い物だって付き合いますし、寂しかったら電話かけてください。必ず会いにくるとはいえないけど・・・でも、おしゃべりくらいなら付き合います。もっと人に頼ったっていいんですから」
「・・・ありがとう」
なんか、泣いてるみたいだけど・・・ま、ここは見てないということにしておきますかね。
あ、はやてちゃんの家が見えてきた。
「はやてちゃん、家についたよ」
「へ・・・あ・・・ありがとう・・・そうや、送ってくれたお礼に夕飯、家で食べていかへん?」
「はい、そのつもりで夕飯いらないって、連絡したんですから」
「なんや、ちゃっかりしとるなあ」
うんうん、笑顔に戻った、やっぱりこうでなくっちゃね。
「クスクス、ま、夕飯のお礼に僕がご飯をつくりますから」
「フフフ、そりゃ楽しみや」
「はい、期待しててくださいな」
それから僕は料理を作り始め。はやてちゃんは本を読み始めた。
暫くして僕は出来上がった料理を運ぶ。
「あれ・・・はやてちゃんその本は?」
「これは、さっき部屋から持ってきたんや。昔から家にあるんやけど、どうしても開かないんよ」
はやてちゃんの持ってる本からは何か不思議な力を感じる。
「この本についてるの剣十字だね」
何で、そんな物を持ってきたんだろう?
「ま、せっかく瞬兵くんが作ってくれたんやから、冷める前に食べよか」
「あ、そうですね」
「「いただきま~す」」
「む・・・おいしい、めっちゃおいしいやん、な、なんか悔しい」
「お口にあって何よりです。お姫さま」
「・・・瞬兵くん///恥ずかしくないん?」
「ふふ、まあ、ほんの冗談ですから」
「(本当に瞬兵くんのお姫さまになりたいんやけど・・・ライバルは多そうや)」
それから暫くはやてちゃんが黙りこんで僕たちは黙々と食事をすすめる。
「「ごちそうさまでした」」
「あ、はやてちゃん、その本、少し見せてもらってもいいかな?」
「ん、ああ、ええよ。元々、瞬兵くんに本の開きかたを調べてもらお、思うてもってきたんや」
「あ、そうなんですか・・・じゃ、ちょっと失礼して」
僕が手を触れると本は光を放つ。
「わわっ・・・」
『夜天の書』
「しゅ、瞬兵くん大丈夫なん?」
「あ、はい・・・特に変わった様子はないです。あの今、なにか聞こえなかった?」
「私は何も・・・あ、本が開いとる」
「あ、本当だ」
僕がさっきの光に驚いて落とした本が開いている。
「でも、この本、白紙だよね」
「白紙やね」
「・・・・・変なの」
「ま、とにかく、開いたっちゅうことでええよ」
「そうですね」
《助けて・・・》
「え・・・」
「どうかしたん?」
「ごめん、はやてちゃん、僕、ちょっと用事ができたから、もう、帰るね」
「へ・・・」
「ごめんね」
言って僕は声を感じる方に走り出した。
暫く走り動物病院の辺りに来たときに声が聞こえた。
「風は空に、星は天に」
なのはちゃんの声?
「そして、不屈の心は・・・」
初めて聞く・・・いや、なんども助けを求めた声が聞こえる。
「そして、不屈の心は・・・」
なのちゃんの声・・・復唱してる?
「「この胸に!」」
とうとう、同時だ・・・
「「この手に魔法を!レイジングハート、セットアップ!」」
『スタンバイレディ、セットアップ』
何か不思議な電子音声のような声が聞こえ。
その場にたどり着く。
なんか桜色の光が見える。
「成功だ!」
なんかフェレットもどきが喋って喜んでた。
「なのはちゃん!」
「ふぇ、瞬兵くん!?」
「その、格好なに?ってか、あの怪物なんなの?」
「私にも分かん」
「来ます!」
フェレット叫んだ瞬間、怪物はなのはちゃんを押しつぶそうと跳んできた。
なのはちゃんとっさに手にしていた杖を怪物に向ける。
『プロテクション』
さっきの電子音声が聞こえた瞬間、なのはちゃんを桃色のバリア?がでて怪物を弾き飛ばす。
「なのはちゃ」
「だから、帰ったほうがいいと言ったのに」
なのはちゃんの方に走りだそうとした時に後ろから声が聞こえ僕は羽交い絞めにされる。
「瞬兵くん!?」
「ファル・・・さん?」
「はい、私ですよ、瞬兵くん、あなた、男の子だったんですね」
「どうして止めるんですか」
「魔法も使えないあなたが行っても怪我をするだけですよ」
「でも・・・」
「なんだこりゃ!?」
星夜の声が聞こえた。
次の瞬間怪物は星夜の方に飛び上がり押しつぶそうとする。
なのはちゃんは間に合わない。
「くっ」
僕はファルさんを押しのけ星夜の前に飛び出て星夜を突き飛ばす。
周りから見れば瞬間移動でもしたように見えたと思う。
怪物が星夜を助けた僕を押しつぶそうとした瞬間に僕が首にかけていたペンダントが輝き。
『プロテクション』
蒼穹のバリアが僕を守った。
「え・・・なに・・・言葉が・・・使えって?」
僕は心に浮かぶ言葉をほとんど無意識の内に口に出していた。
「全ての境を越えて来たれ」
僕はペンダントを握り締める。
「風は天に」
ペンダントの鎖がはじけ飛ぶ。
「水は地に」
ペンダントの輝きが増す。
「光は狭間に」
ペンダントを掲げる。
「星は宇宙(そら)に」
僕の真上に光の円が現れペンダントは其処に飛び込む。
「そして未来を拓く力はこの心に!」
光の円から金色の杖がゆっくりと降りてくる。
「シュテルシア、セットアップ!」
『バリアジャケット、ダウンロード』
杖を握り締めるのと同時に僕の服装が変わった。
なんか女の子みたいだ。
「すごい・・・なのはよりも強い力を感じる・・・それにあれは、デバイスじゃないみたいだ(にしても可愛いなあ///)」
フェレットもどきの声が聞こえた。
「すばらしい力ですね。瞬兵くん」
「ファルさん・・・あなたは」
「しかし、美しい翼ですね」
「へ・・・?」
僕は後ろを見る。そこには光輝く綺麗な翼が・・・って
「っえええええ!?」
パタパタと翼を動かしてみる。動かすたびに光が煌いて・・・うん、綺麗だ。
「じゃなくって、何これぇええええっ!?」
「しゅ、瞬兵?」
「あ、星夜、よかった、大丈夫?」
「あ、ああ・・・」
「星夜?」
動きが止まった星夜を心配して、声をかけた次の瞬間
「可愛い~~~」
「むぎゅっ」
抱きつかれ次の瞬間、光弾が二つ(ちなみに一つはなのはちゃん、もう一つは何故かファルさんが放った)が星夜を引き離し鎖のような物が星夜を縛り上げた。
最後の鎖はフェレットもどきが使ったみたいだ。
「なのはちゃん?ファルさん?フェレットくん?」
「にゃ、にゃははははは・・・ι」
「いけませんねえ、もう少し危機感を持ってください」
「(コクコク)」
・・・・・・なのはちゃんは冷や汗かいて、ファルさんはなんか超笑顔で怒り、その言葉にうなずくフェレットもどき・・・何、この展開はι
「って、そんなことより怪物!」
怪物を探すとちょうど、なのはちゃんを押しつぶそうとして飛び上がっていた。
「させないっ」
僕はなのはちゃんの前に移動し杖を突き出す。
「エルセナ!」
ずどうんっ!
さっきよりも強力なバリアで飛び掛ってきた怪物を押し返し。
「グランディ!」
ずどどどどどっ!
地面から突き出した土の桐が怪物を貫き大地に縫い付ける。
「今だ、封印を!」
封印ってなにを?
「え、あ・・・」
なのはちゃんが慌てて杖を怪物に向ける。
「リリカル、マジカル・・・」
呪文を唱える。
「封印すべきは忌まわしき器! ジュエルシード!」
ジュエルシードってなに?
「ジュエルシード! 封印!」
『シーリングモード、セットアップ』
あ、あの声ってあの杖なんだ。
杖の先端の部分が上がって、桃色の羽が出てくる。
杖から出た桃色のリボンのようなものが怪物に巻き付いた。
『スタンバイ、レディ』
「ジュエルシード! シリアル21! 封印!」
『シーリング』
さらに、桃色のリボンのようなものが杖から出て、怪物を包み込み。
なのはちゃんの目の前に青い宝石が出てくる。
「あ・・・」
「これがジュエルシードです。レイジングハートで触れてみてください。」
レイジングハート・・・それがあの杖の名前かな?
なのはちゃんがレイジングハートで青い宝石に触れると、赤い宝石の部分に入っていった。
『リシートナンバー21』
なのはちゃんの服装が元に戻る。
フェレットもどきと何か話しているけど僕は警戒を解かずにファルさんを見つめる。
「・・・どうしました。瞬兵くん」
「あなたの探し物って、今の、青い宝石なんじゃないですか?」
僕の言葉を聴いてフェレットもどきは警戒の眼でファルさんを見る。
「ええ、そのとおりなんですけど・・・今回はおもしろいものを見せていただきましたし今日はこれで退かせてもらいます」
ファルさんはゆっくりとした足取りでこちらに近づいてくる。
「それでは、またお会いしましょう、瞬兵くん」
チュッ!
・・・どこぞの騎士が主に忠誠を誓うようなキスを手の甲にされた。
黒いオーラが三つほど後ろから漂うが、
「それと、そのジュエルシードも最終的には私がいただきますので。瞬兵くんも一緒に」
後ろから漂うオーラはさらに強くなったがファルさんは意に解さず無敵な笑顔のままその場から消えた。
「・・・転移魔法」
「・・・って、そんなことよりも星夜、大丈夫?」
星夜は相変わらず光の鎖に縛られたままだ。
「ああ、大丈夫だ」
「ねえ、フェレットくん、この鎖、速く解いてあげてよ」
「ああ、うん、今、解くよ」
鎖が消え星夜は立ち上がって腕を回したりしている。
「本当にどうも、ありが」
パタン!
フェレットもどきがその場に倒れた。
そしたら遠くからサイレンの音が聞こえてきて・・・ってサイレン!?
「なのはちゃん、星夜、行くよ!」
僕は慌てて杖をペンダントに戻す。
服も元に戻った。
そしてフェレットもどきを抱き上げる。
「う、うん」
「ああ」
「と、とりあえずごめんなさ~い!」
なのはちゃん、一体、何に謝ってるのかな?
あれから僕たちは近くの公園まで走り、フェレットもどきがなんか僕やなのはちゃん、星夜にまで謝ってきた。
僕達は少し休憩してから家に帰った。
星夜には事情を後で説明するということでとりあえず今日は帰ってもらい。
僕となのはちゃんはお姉ちゃん(この場合は美由希さん次からは美由姉と記す)やお兄ちゃんたちに怒られて、お母さんがユーノくん(フェレットもどきの名前はユーノというらしい)に悶絶して絞め殺しそうになったりお父さんの妙なボケが炸裂したりして、僕となのちゃんはとりあえず僕の部屋に集まった。
僕たちは学年が違うので今、話を聞くしかないのだ。
「それじゃ、ユーノくんはそのジェエルシードの発掘者なんだ」
「うん、それでそれを調査団が運んでいたんだけど・・・その最中に事故か事件か分からないけど何かが起こって、ジュエルシードがこの町に散らばっちゃったんだ」
僕は二人の会話を黙って聞いている。
「責任感が強いんだね。ユーノくんは」
「でも、ファルさんは、はっきりとジュエルシードが目的って言ってた。狙いが願いを叶える宝石となれば・・・調査団を襲ったのはファルさん・・・とは限らないけど、でも、人為的な可能性はかなり高いね」
「ねえ、瞬兵くん、あのファルさんってどんな人?」
「さぁ、今日会ったばかりだもん」
「でも、かなりの実力者のように僕には思えたよ。でも、この世界に三人も僕の声が聞こえた人がいるなんて」
「僕になのはちゃんに星夜か・・・これって珍しいの?」
「うん・・・かなり」
何だかなのはが静かだなと思って視線をやる。
「スースー・・・」
え!?・・・なのはちゃん、いつの間に寝てるんだか・・・ι
「あ、そだ」
《ユーノくん、聞こえる?》
《え!瞬兵!?》
《あ、聞こえたね。これが僕たちを呼んだ奴だよね》
《うん、念話っていうんだ》
《ふ~ん、念話かぁ・・・まあいいや、そろそろ寝ようか》
「さて、なのはちゃんを部屋に運ばないと」
僕はなのはちゃんを部屋に運び、ユーノくんを抱き上げる。
「ユーノくんは男の子だよね」
「うん・・・って僕が人だって分かるの?」
「気配がね。人のものだから」
「へえ・・・」
「さ、寝ようか」
僕はユーノくんを抱いたまま床についた。
「(瞬兵///・・・幸せ・・・)」
あとがき
瞬兵「瞬兵くんと」
エリオ「エリオの」
二人「あとがきコーナー!」
瞬兵「はいはい、始まりましたあとがきコーナー、相方は何故かStrikerSからエリオくんです」
エリオ「ご紹介いただきました。エリオ・モンディアルです。この小説ではストライカーズ編でエリオ・M・セリザワになります。みなさん、よろしくお願いします。この時点で分かっちゃうと思いますがこの小説では僕は瞬兵さんに助けてもらいます。ところで瞬兵さん、何で僕なんですか?」
瞬兵「それはですね。僕が個人的にエリオくんがお気に入りだからです」
エリオ「え、あ、ありがとうございます///」
瞬兵「照れちゃって可愛い~」
むぎゅっ!
エリオ「ちょっと、苦しいです~ι」
瞬兵「この小説ではエリオくん、クロノくんがかなり優遇されます。可愛い子が好きなので、だからなのはちゃんたちも好きですよ~」
エリオ「それは光栄なんですけど・・・まだ、登場してない僕を出していいんですか?」
瞬兵「気にしない、気にしない」
エリオ「・・・・・・ι」
瞬兵「記念すべき第一回は作品のちょっとした説明を、微妙にクロスオーバーです」
エリオ「あとがきでオリキャラとして説明されない人は調べてみると原作が見つかるかもしれません」
瞬兵「まあ、でも名前と見た目を借りるだけで原作とは殆ど関係ありません、だから性格も原作と全然違う可能性もあります」
エリオ「瞬兵さんの本名もゲームの主人公からとってます。瞬兵さんの場合は名前だけですけど、結局、守護者ってなんなんですか?」
瞬兵「うん、まあ、まずは、僕と共に永遠に近い時を生きるもの、だから不老不死だね。まぁ、不死については条件付きだけど、それで、このリリなの設定として僕たちが今いる世界はいくつもの次元が存在してるよね」
エリオ「はい、ミッドチルダ、地球、他にも色々ですね」
瞬兵「まず一つ、丸を書く、この中が世界に生きる者が移動できる範囲、つまり管理局とかが移動できるのはこの円の中だけ。」
エリオ「じゃあ、この円から外には出られないんですね」
瞬兵「そういうことだよ。で、このほかにもたくさんの世界があるんだけど守護者はこの本来いけない場所を移動し、世界を守ったり、滅ぼしたりするんだ。守護者が言う世界・・・次からは界って呼ぶね。それはこの円、全てだ」
エリオ「認識が違うんですね。僕たちは次元が違えばそれだけで違う世界だと思ってました」
瞬兵「だから界の中の世界が一つ、二つ消えても気にしないものなんだけど、ごくごく偶に界の中を全て滅ぼしてしまうようなものを作り出してしまう世界もある」
エリオ「つまり界の中に存在する。いくつもの世界を滅ぼしてしまう可能性というこですよね」
瞬兵「そそ、まあ、界一つにこんなにたくさんの世界があるのは珍しいんだけど、で、その危険な界を調査し助けられるようなら助けるダメなら世界を再生するために命を滅ぼすそれがお仕事」
エリオ「滅ぼすって物騒ですね」
瞬兵「そうだね。でも世界に生きる人が界を滅ぼすと界はそのまま消えてしまう。正確には力の塊になり。還るんだけど」
エリオ「どこにですか?」
瞬兵「それは、また今度ね。とにかく守護者の正式名称は世界の守護者、守護するのは命が生きるのに必要な世界で命そのものではなく、長い時をかけて命は生まれ変わっていくんだ。再生のための破壊ってことだね」
エリオ「なるほど」
瞬兵「まぁ今回は紹介ということでここまでです。次からはゲストを呼んでのあとがきになります。」
エリオ「ゲストはオリキャラその一、きっとどんな存在かあっさり気づかれてる天野星夜さんです。みなさん、次回もよろしくお願いします。」
二人「それでは、また、会いましょうね~」
瞬兵「さ、エリオくん帰ってご飯にしよう~」
エリオ「そうですね。僕もおなかすきましたし」
瞬兵「たくさん作るから、いっぱい食べるんだよ」
エリオ「はい!」