FGORTA 召喚鯖単騎のみで人理修復   作:リハビリ中

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誤字報告兄貴達、ありがとうございます(挨拶)

当RTAでは解説をレフ教授に丸投げしております。
色んな所がガバガバな作者なんで、展開の雑さについては聞かないでクレメンス。


ローマへ

 

 

 そんな訳で無事、ローマ市内に逃げてきましたけど……何か検証の時と比べると人の往来が少ないですね。

 人々の顔色も心なしか暗く落ち込んでいるようにも見えます。

 あ、ちなみに最悪の状況が一つ判明しました。カルデアと通信が出来ません。ホモ君だけが出来ないのか、立香君も出来ないのか不明なのでそこも後で調べるとしましょう。

 

 >貴方はラクシュミーの後をついていく。

  向かう先は皇帝のいる場所のようだ。

 

「……貴殿は聡明だな。早速、そこに気が付いたか。……私にもう少し力があればな。

 事情は皇帝から聞いてくれ。私から話せる事ではない」

 

 あっ、ふーん(察し)

 

「にしても貴殿は、特に異常は無いのか?」

 

 別にどうもないですよ?

 禁忌礼装も使用してませんし、何ならホモ君もまだまだ戦えるようですし。

 

「いや、その……レイシフト、と言うのに何かトラブルがあったのではないかと思ってな」

 

 ? どうしてまたそんな事を?

 

「リツカがこの街にきてから既に四日は経っている。貴殿と同じタイミングで来たのに、ここまでズレるのは明らかに不自然だろう」

 

 ――――。

 ファッ!? 待ってください! 

 四日!?

 

「私はそこの分野に関して浅いからはっきりとは言えないが……。

 すまない、妙な話をしてしまった。もうすぐネロ皇帝と謁見だ」

 

 んー、レイシフトがここまでズレこむって明らかにおかしいですね……。

 ホモ君のメンタルも変動してないですし、セイバーが明らかに介入した訳でも無いし。ホモ君のレイシフトに関する何かが影響したのでしょうか?

 セイバーさんや、何か知ってます?

 

「……いいえ、残念だけど私は何も。ただ、ソレは貴方を傷つけるためじゃないってコトぐらいかしら」

 

 ???

 

「だって、もしそうならとっくに斬り捨てて居るもの。貴方の敵は私の敵。そうでしょ?」

 

 アッハイ。

 

 

 

 

「――うむ、アルマ・クルスとそのセイバー。そしてランサー・レオニダス。

 よくぞ、あの者達から生還し余の下に参じてくれた」

 

 ネロ・クラウディウス――確かこの時は二十三歳なんでしたっけ?

 彼女も中々波乱に満ちた人生を送っていましたからね……。

 

「余はローマ五代目皇帝。ネロ・クラウディウスである。

 ――何か尋ねておきたい事はあるか? 説明をしたいのだが、余りにも膨大ゆえにな。其方の知りたい事を口にせよ」

 

 じゃあ、現在の状況ですかね。

 

「――既に残ったのはここだけだ。他の都市は全て焼き尽くされ、灰と化した。

 全戦力はこの首都のみ。かのキャスター曰く背水の陣と言うのであろうな」

 

 ファッ!?

 えっ、カルデアからの増援は!?

 

「――そいつは無理だった。霊脈が枯渇している。つまりカルデアからの支援も期待できねぇ」

「はい。ドクター達がクーフーリンさんを推薦してくれたのは最適解だったかもしれません。私、は……」

「マシュ……」

 

 じゃあ、もしかしてローマは蹂躙されたって事ですか……?

 

「人も建物も何もかも、その悉く。あやつは戦車で轢き潰したのだ。リツカとマシュも奮闘してくれたが、それでも……」

「はい……。私では先輩を守り切る事が精一杯で……」

「いや、嬢ちゃんはよくやった方だ。あの女、オレには目もくれねぇ癖に宝具を打たせる隙すら与えない。

 とっととこっちとやりあってくれりゃ、一刺しなんだがね。」

 

 槍ニキには目もくれず、けれど投擲は打たせない――え、クッソ厄介じゃないですかそれ。

 もしかして他のサーヴァントも……。

 

「あぁ、最初の六騎の内、残ったのは私だけだ。向こう側も同じだがな」

 

 これ、相当な激戦だったって事ですよね……。

 

「陳宮殿と呂布殿、二人の犠牲が無ければこの首都も落とされていただろう。あの二人は相討ちとなる前提で、相手の軍師二人を道連れにした」

「残っていた何騎かはオレが仕留めた。尤も、肝心のあのデカブツが残ったのは面倒だ」

 

 えぇ……。じゃあもう終盤間近かコレ。

 立香君、よく耐えてくれましたよ。

 

「繁栄の最中であったローマは最早凋落している。認めたくは無いが、滅亡寸前――としか言いようがなかろう。

無論タダで首をくれてやるつもりはない。あやつは余の民を、余の国を、先代皇帝達の築いたモノ全てを焼き滅ぼした。

 されど、ここで倒れる事を余自身が許さぬ。かの神祖が築いた系統樹――それを決して枯れさせてなるものか」

 

 うーん……ホモ君が何故数日遅れだったのか分かりませんね。

 もっと早く合流出来ていれば良かったのですが……。

 

「良いのだ、其方は間に合った。如何に早く辿り着こうとも、最悪あの戦車の餌食になっていたかもしれぬ。アレはそれ程の脅威だ。

 駆けるだけで何もかもを焼き尽くす焔。真っ向から戦えぬ理由である。あの前では、如何な盾も役に立たん」

 

 そういえば、ワイルドハントの逸話ありましたね彼女……。確かにそれなら戦車はめちゃくちゃ厄介です。

 多分、見るからにクラスはアヴェンジャーっぽいんですよね……。逸話とあの時の表情、そして特異点となったローマの年代から察せます。

 ここだけ聞くと勝ち目がないように聞こえます。相手は乗り物を持っておりそれに轢き潰されるだけで致命傷かつ、消えぬ炎を以て触れたモノを焼き尽くす。それでローマの都市を全て落とした。

 

 >貴方はマシュに聖杯の反応を感じられたかを尋ねた。

 

「いえ、聖杯はまた別の所にあるかと……」

「あぁ、ありゃ外部からの供給無しで出し続けられる威力じゃねぇ。どっかの金ピカやコピーバカは例外としてよ」

 

 また釣り勝負でもしててどうぞ。検証の際、夏イベ紛いの特異点で只管魚を数えさせられた日々は苦痛でしたからね。

 なら、一つだけ気になる事があります。

 魔力を充填するのであれば、やはり一番効率のいい場所を選ぶはずです。しかも霊脈は枯れていると来ました。

 ならば、どこかに休息地点がある筈です。

 

 >貴方はブーディカが陣へ戻ると告げて去っていく方向を見たと告げた。

 

「――なぬ、それは真か。どこだ、どこで見た」

「まさか、あの場所か? 待ってくれ、すぐに地図を持ってくる」

 

 どう考えても戦術的では無いです。触れただけで都市一つを落とせると言うのなら、このローマは一晩で終わっています。それこそホモ君達が来る前に。

 そしてホモ君が邂逅した時、ブーディカは陣に戻ると言いました。多分、その陣とやらが休息地点です。

 ――要するに、魔力の補給が必要。彼女は短期決戦では滅法強いですが、長期戦になると魔力切れを起こすのでしょう。

 だから陣地や手駒となるサーヴァントが必要だったのかと。恐らく敵兵は彼女のスキルで再現されたブリタニア兵でしょうね。それと戦車の使用で馬鹿みたいに魔力を食っていたんでしょうね。

 ……あっぶな! 禁忌礼装にローマ属性特攻とか組み込まなくてよかった!! シグルドの強化が無かったら確実に入れてましたわ……。

 

 >地図の場所を指さした。

 

「……リツカよ、以前はここだったな?」

「はい、そこで北の方に行きました」

「ならば、そこで陣に適した地形と考えて……ヤツの拠点はここか。ようやく割り出せたぞ」

「いや、魔力回復を仕込むならそこから数ヵ所に分けてある可能性も高いぜ。ここらの霊脈は枯渇していたが、痕を辿る事ぐらいは出来るさ」

 

 にしてもようやく状況が動き出せた感じですけど……ホモ君が来るまでにとんでもない激戦があったんですね。

 それにドクター達のサポートが無かったから、状況の再確認が出来なかったのか。

 そりゃ無限に敵兵が湧いて出てきて陣形組んで乱戦になるんですから、見る余裕ないですよね。立香君もまだ浅いですし。

 にしても槍ニキ、魔術に関してめっちゃ詳しいですね……。

 

「どうする、皇帝閣下。私としては直接叩く他無いと考えるが」

「同感だな。何より拠点が分かった以上野放しにしておけぬ。

 ――止めねばならん。止めなければ、あやつ自身が救われぬ。それは……余りにも惨過ぎるではないか」

 

 おっ作戦会議ですね。

 レイシフトが遅れるとか予想外のトラブルはありましたけど、結果的にはタイム短縮になりそうですね……。もし立香君が死んでたらゲームオーバーで再走の可能性もありましたが突破出来たならヨシ!

 集団で戦えば何とか――。

 

「ボウズとセイバー、お前らが要だ」

 

 えっ。

 

「たりめぇだろう。拠点は恐らく複数個所。その全部を潰す事が目的だからな」

 

 えっ。

 

「オレ達は陽動だ。何、ボウズなら上手くやれるさ」

「頑張りましょうね、マスター」

 

 えっ。

 





「さて、ではパスは切ろう。こちらも保険をかけておきたいのでね。文明を滅ぼすモノの準備には少しばかり時間を使う」
「私が失敗すると?」
「まさか、その復讐は正しいとも。それは合って然るべきもの。彼らの望みを、願いを無かった事にしてはならない。そのためにカルデアの通信を遮断、そして縁を辿ろうとするサーヴァントの妨害――やれる事は尽くしている」
「ならば」
「けれど、私にはどうでもいい。お前の復讐が叶おうが叶うまいが、どちらでも良い。
 ただそれを見て歩みを止めてくれる事を願うだけだ。
 ――彼は、四日後にレイシフトしてくる者だけは殺すな。そちらは私が看取る」
「……何故だ? ローマに味方すると言うのならそれは悉く私の敵だと言うのに」
「彼は放っておいてもいずれ終わる。このままでは魂が欠けて潰える。
 取り返しのつかない過ちを彼は犯した。けれど、その記憶さえ彼にとって遠すぎる過去の影、泡沫に等しい面影だ。償いだと言うのなら、とうの昔に終わっている。
 ――苦痛ではなく安楽を以て、死ではなく生を以て救済されるべきだろう」
「……矛盾している。貴様の行動には何一つ一貫性が無い。カルデアと言うモノと敵対しておきながら、殺す事を躊躇う」
「私にしか分からない事だよ。始まりを迎え、終わりを見届けた者としての役割だ」

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