FGORTA 召喚鯖単騎のみで人理修復   作:リハビリ中

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好きなssが更新されていたので、筆が乗って初投稿です。


ちなみに感想について返信しない理由ですが、私が必要以上に書いてしまい、ネタバレしてしまう可能性がある為、とあるお話が終わるまで返信しないようにしています。短文で済ませるのも失礼かなと思いまして……。
ちゃんと感想の一つ一つには目を通しています。本当にありがとうございます、励みになります。


狙撃

 

 

 はい、引き続き特異点Fにレイシフトした所からやっていきますよ。

 まずはお祈りが届いたかどうかの確認です。即死してない辺り、最悪なパターンではないようですけど――。

 

 >目が醒める。貴方は辺りを見渡した。

  丘の上だろうか。燃え盛る街が見渡せた。

  ダヴィンチから貰った装備は破損しておらず、無事使う事が出来そうだ。

 

 ちょっと待って。

 

 >丘の上だろうか。燃え盛る街が見渡せる。

 

 うわぁ……。よりにも丘ルートの方ですか……。

 これ、ちょっと良くないパターンですね。レイシフトしたらヘラクレスが目の前にいたパターン通称森ルートと同じぐらい良くないです。

 何故良くないかって言いますとね、まず特異点Fはエミヤがいるじゃないですか。で、エミヤって遠方から普通に狙撃してくるじゃないですか。で、ホモ君がいる所って高い所じゃないですか。高い所って、めちゃくちゃ見つかりやすい――つまりそういう事なんですよね。

 ホモ君、走るよ!!!!

 

 >すぐに貴方は街へ向かうべく動き出した。

 

 運が良ければエミヤに見つからずに――。

 

 >寒気を感じて咄嗟に貴方は転がる。

  立っていた所へ、一本の剣が突き刺さっていた。

 

 ダメみたいですね(諦め)

 木々の間を駆け抜けます。エミヤの視界に収まったまま0.2秒が経過で狙撃されるので、射線を切り続けるように走れば大丈夫です。ただし、隠れたまま一分が経過すると必中効果がある赤原猟犬を使ってくるので即死します。禁忌礼装があれば、防ぐことは出来ますが二射目が防げないので死にます。

 サーヴァントを召喚出来ればイケるんとちゃう? と思われる兄貴もいるとは思われますが、このパターンのエミヤは只管狙撃に徹してくるんで遠距離攻撃の手段を持たないサーヴァントで戦おうとすると確実に返り討ちに合います。しかもこのステージ、アイツの地元なんで土地勘あるせいもあって、クッソ厄介なんですよね……。逃げ道誘導してくる時があるので。

 

 >レーションを使用した。

  スタミナが回復。これでまだ走れそうだ。

 

 ホモ君が走っている映像を流し続けるのもあれなんで、ここで捕捉を。

 ここから逃走するルートと言いますと、一つしか無いです。エミヤの狙撃から逃れつつ召喚ポイントである森の入口まで向かいます。そこで自身のサーヴァントを召喚し、共にシャドウサーヴァントと化したヘラクレスがいる森を突破するのが定石です。森に入った時点でそこからエミヤは狙撃してきません。シャドウサーヴァントなら十二の試練も無いので、とある概念礼装さえ入手出来れば禁忌礼装と自身のサーヴァントで撃破です。

 めちゃくちゃ簡単そうに言いましたけど、ガバると死ぬんでかなりしんどいです。丘ルートがキツいと言われる理由ですね。森ルートなら、ヘラクレスから物音立てずに逃げるステルスが始まります。物音立てたら? ゲームオーバーです。間違えて小枝を踏んだら即死します。

 ちなみに他兄貴のRTAでは丘ルートでアーチャーを召喚し、エミヤと遠距離戦で死闘を繰り広げ撃破した動画があるのでお時間があれば是非。

 

 >音が止んだ。見れば、刺さっている剣の痕も無い。

 

――あれ、射撃が来ませんね?

 おかしいですね……。避けても狙撃の痕が残る筈なんですが……。

 

 >突如、爆風が貴方を襲った!

 

 ファッ!?

 

 >幸い、一命はとりとめているが貴方は身動きが取れない。

  視界が灰色の世界になり、残像が映る。

  貴方の意識は、闇に落ちた。

 

 あの野郎、"壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)"しやがった!!!! そんな事、今まで無かったぞ!!!!!

 それどう考えても、サーヴァントを持たない一般人にぶち込む火力じゃないですよね!? 貴様のやり方には誇りが欠けている!!!

 うわぁ……これはまた再走ですね。ここからエミヤにトドメ刺されて終わりです。

 色々検証したかったんですけど仕方ない……。

 ………………あれ、ゲームオーバー画面が出てきませんね。

 

 >目が醒める。

  どうやら屋敷のような一室で眠っていたようだ。体には包帯が不器用に巻かれて、慣れない手当をしてくれた人物がいた事が分かる。

 

 えっ。

 

「目が醒めたみたいね。ごめんなさい、遅くなってしまって。鬼ごっこにちょっと時間がかかってしまったの」

 

 >傍には白い着物の女性が座っていた。彼女の右手には鞘込めの刀が握られている。

  彼女は貴方の手を握って、優しく微笑んだ。

 

 えっ。

 

「色々と貴方と話をしたいのだけれど、時間も無さそうね。私は――……訳あって、名前は名乗れないの。認識されてしまう訳にはいかないから。

 私の事は、セイバーと呼んでね」

 

 >彼女――セイバーは、小さな子どものような顔で笑って。貴方の手を両手で握った。

 

 うわああああああああああああああ!!!!!!!

 

 

 

 

 とあるビルの屋上――周囲は既に黒煙に覆われているが、男にとっては関係ない。鍛え上げられた鷹の瞳は、煙如きで逃がさない。

 

「さて、まずはお手並み拝見と行こう」

 

 一射目――直感のせいか、彼はすぐに回避した。視線に気づいたか。狙撃を偏差射撃に切り替える。

 彼が走り出す。木々の中を駆け抜け射線を切ってくる事に加えて、丁度狙っていた位置からズレるように走っているのだ。

 

「こちらの手の内は把握済みか。正確過ぎるのも困りモノだな」

 

 これでは確実性に欠ける。――彼を確実に仕留めなければならないと言う思いが、ブリキの歯車を動かし始める。

 

投影開始(トレース・オン)

 

 相手が地形を使うと言うのなら、その地形ごと破壊してしまえばいい。

 

我が骨子は捻れ狂う(I am the bone of my sword)

 

 いびつな剣が、矢としてつがえられる。

 打ち込んだ地点の地形とそこからの範囲を予測。消し飛ばす事も考えたが、万が一と言う事もある。まずは意識を刈り取ってから、その次で仕留めれば良い。

 だがもしかすると、彼ならそれすらも生き残ってくるかもしれない。

 そういう事が出来る人物なのだと、知っている。這いつくばるように生きて、無様にも前へと進み続ける。――あぁ、そうだとも。だから止めなくては。

 放たれた矢は、一直線に向かい――爆発した。彼の体が跳ね飛ばされ、地面へ叩きつけられた光景が見える。

 見れば僅かに身動きしており、呼吸もしている。与えた負傷は、火傷、打撲、骨折、臓器損傷ぐらいだろう。放っておけば、そのうち死ぬだろう。

 だから、ここで確実に殺しておく。

 

「まだ、息があるか。だがこれで終わりだ」

 

 次に番えるは絶対必中の一撃。放たれれば音速で標的に食らいつく緋の猟犬。

 後は指を放せば、それで終わる。

 斯くして打ち出された一射は、一直線に――こちらへ迫っていた黒き巨人を貫いた。

 

「チィッ、誘導されてきたか!? いや、或いは」

 

 頭部を穿たれて尚も巨人は止まらず、手にした斧剣を振りかざす。すぐ様、距離を取り隣のビルの根本を射撃し、爆破。

 倒壊していくビルそのものが、巨人を呑み込んでいく。

 

「――悪いな、セイバー。どうやらオレは間に合わないようだ。

 どうか彼を、止めてやってくれ」

 

 雄叫びと共に自身を押し潰そうしていたガレキを全て消し飛ばして、巨人は疾駆する。

 彼は小さく息を吐いて、次の一射をつがえた。

 

 

 

 






 彼の体を手当てする。総て知っている事だけれど、上手く出来るかどうかはまた別の話だ。
 その体を背負って、予め掃除を済ませておいた屋敷まで向かう。――幸い、まだ確実な認識はされていないから、少々力を使用しても構わない。臓器損傷と骨折に関しては私程度の処置では間に合わないだろう。彼の体の中の法則や元素配合を書き換えて、すぐさま治癒させると元に戻す。
 呻いていた彼の表情が僅かにやわらいだ事に、安堵した。
 前の世界では医神や近代看護の母である人物達からそれなりの手ほどきは受けていたが、それでも中々上手くいかない。
 不慣れな手つきで包帯を巻いていく。
 ヒトは余りにも無力だ。簡単に壊れるし、簡単に崩れる。けれど、喪ったヒトは無謀だ。自身の体なんて構う事無く、その命すらも使い捨ての道具と同様にする。
 どうか望んで欲しかった。止めたいと、苦しいと、辛いと。そう口にしてくれれば、私は迷う事無くその世界全てを書き換えて、彼と共に生きる世界を作り出す。
 あらゆる苦しみと痛みから彼を守り続ける。いつだって、その覚悟だった。だからずっと見守って来た。
 とある世界で、この言葉を告げたものがいる。

『到底、一個人に背負わせるべき者ではないのだから』

 ――その通りだ。全く以てその通りだ。
 個人にしか救えず、その個人に責任を押し付けようとする世界。それが私の大切な人を壊そうとするのなら、私にとって――。

「あ」

 考え事をし過ぎていたせいか、包帯を巻きすぎてしまっていた。確かこれでは逆に血流を悪くさせてしまうのだと、指導されていた事を思い出す。

「……大丈夫、大丈夫よマスター。
 誰が敵になっても、誰かを裏切る事になっても、私が必ず傍にいる」

 屋敷のすぐそばに骸骨が紛れ込んでいる事に気付く。
 無限に湧き続けるから仕方ないとはいえ、さすがにずっと同じモノばかり斬ってくれば少なからず飽きも出てくる。
 だが、後ろに彼がいるのならば話は別だ。
 その悉くを斬り捨てよう。

「任せて、片づけちゃうから」

 立ちはだかり彼を傷つけようと言うのなら、誰であれ例外なく殺そう。
 それが今の私だ。

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