【凍結】魔法少女リリカルなのは!?「カイザーと呼ばれていた少年」 作:ヘルカイザー
ではよろしくお願いします。
〜アリササイド〜
喫茶店翠屋にて
私達はなのは達に呼ばれてみんな翠屋に集まることになった。
会わせたい人達がいるって言ってたけど誰なのかしら。
カラン、カラン
ん!?
来たみたいね。
なのは「ごめんね待たせちゃって。アリサちゃん、すずかちゃん。」
アリサ「別に待ってないわよ。」
すずか「うん♪今さっき来た所だから。」
なのは「にゃはは。ありがとう2人とも♪それじゃ紹介するね。魔法関係の方なんだけど、私の友達のシュテルちゃんとレヴィちゃん。それとディアーチェちゃん。」
ディアーチェ「なのは!?お主ちゃん付けは止めんか!?」
なのは「え〜ダメなの?」
ディアーチェ「当たり前だ!?王たる我がちゃん付けで呼ばれるなど王の威厳がなくなるわ!?」
王?
どっかの王様なの?
シュテル「最初からそんな物ありませんけどね。」
ディアーチェ「なぬ!?シュテル貴様!?やはり最初から我を王と思っておらんな!?」
え!?
なに!?
内乱でも!?
シュテル「王なら少し落ち着いてくださいディアーチェ。それはさておき。なのは、私の事は呼び捨てにして構いません。」
なんか仲良いわね。
なのは「え!?シュテルちゃんもそっちの方がいいの?まぁ〜そうだね。じゃ〜シュテルで。」
ちょ、ちょっと羨ましいわ。
すずか「え〜と。」
なのは「ああ。ごめんね2人ともそれでね。3人ともこっちに友達私達しかいないから2人も仲良くなれたらなぁ〜って。ダ、ダメかな?」
なるほどね。
アリサ「なら問題無いわ!なのは達の友達なら私達ももう友達よ!」
すずか「うん♪勿論だよ!」
シュテル「ありがとうございます。お二人とも。それでねお二人の事は何と呼べば?」
アリサ「私はアリサ・バニングスよ!好きに呼んでくれて構わないわ。」
レヴィ「じゃ〜バーニングって呼ぶよ!」
ちょっ!?
アリサ「却下よ!?何いきなり人の名前間違えてるのよ!?」
確かになんでも言いって言ったわよ。
でもね〜。
レヴィ「そっちの方がカッコいいのに。」
ブチッ!
アリサ「な、ぬわぁぁぁんですってぇぇ!?」がるるるるる
すずか「ちょっとアリサちゃん抑えて、ね〜。私は月村すずかって言うんだよ♪私の事も好きに呼んでくれて構わないからね。」
シュテル「ではアリサ、すずかと呼ばせていただきます。」
ディアーチェ「我もそう呼ばせてもらおう。」
レヴィ「僕もそう呼ぶよ。」
まぁ〜なにはともあれ。
シュテル「お二人ともこれからよろしくお願いします。」
ふふ。
勿論よ!
アリサ「ええ。よろしくね」
すずか「うん♪よろしくね!」
なのは「それでシュテル。昨日の話を聞かせてもらいたいんだけど。」
昨日?
なにかあったのかしら?
シュテル「待ってください。残りの方々が来てからにしましょう。」
他の?
フェイト達のことかしら。
カラン、カラン
フェイト「ごめん。遅れちゃって。」
アリシア「ヤッホー!」
はやて「こんにちわぁ!」
クロノ「すまない。遅れてしまって。」
シュテル「では始めましょう。」
シュテルは昨日のデュエルをデバイスに記録していた映像を流しながらみんなに話し始めた。
謎の2人組に襲われたこと。
そのデュエルに仮面の男が手を貸してくれたこと。
それと彼の異常なまでの自己犠牲についても。
クロノ「そうか。こちらで逮捕した2人はそう言うことだったか。しかし、また彼に助けられたな。」
はやて「そうやな。」
フェイト「誰なんだろうね。」
なのは「今度会ったら聞いて見るの。」
よくわからないけど映像で見たデュエルは凄かったわ。
相方に傷一つ負わさずに2人を倒すなんて。
でも......どことなく......え!?
ちょっと待って!?
アリサ「ちょっと待ってみんな!?」
仮面の男のデュエルスタイルは......。
なのは「どうしたのアリサちゃん。」
アリサ「その男のデュエルスタイルとタクティクス。誰かに似てない?」
私は思う。
その男のデュエルの本質は間違いなく。
フェイト「似ている?一体誰に........あ!?」
なのは「ああ!?」
すずか「あ!?」
はやて「ん?」
そうよ。
その男のデュエルは涼のデュエルよ!
アリサ「気づいた?デッキは違うけど。間違いなく涼のスタイルよ!それも涼がヘルカイザーの時とほぼ同じ。もしかしたら「バンッ!!!!」........なの.....は?」
突然机が叩かれ話が中断する。
叩いたのは........
なのは「やめてよ!?あり得ないよ!?例えデュエルスタイルが似ているって言っても.......そんなのただの偶然かもしれないし.........だって。だって涼君は........涼君はもういないんだよ!?」うるうる
フェイト「なのは....。」
なのはだった。
思わず張り上げた声によって一時の静寂が流れる。
そして彼女の目からは涙が溜まり今にも流れそうになっていた。
アリサ「そ、そうよね......ゴメンなのは。」
そうだ。
涼はもういない。
あの時涼の最後を見たのに.......。
なのは「ううん。私もごめんね。大声出して。」
また少しの静寂につつまれたが急に聞きなれた声が聞こえた。
ユーノ「まぁ〜アリサの推察もあながち間違って無いよ。」
なのは・フェイト「「ユーノ(君)!?」」
はやて「今のはどう言うことや?いきなり来たと思ったら......と言うか自分今までどこに行ってたん?」
ユーノ「ごめん割り込む形で話して。シュテルに頼まれて調べ物をね!」
アリシア「調べ物?」
ユーノ「仮面の男の魔力性質と黒夜の魔力性質分析していたんだ。」
クロノ「それで結果はどうだったんだ?」
ユーノ「僕の分析結果だと全くの別人だと判断できた。」
別人か........。
そうよね。
みんな違うと思っていても心なしか残念な表情をしていた。
クロノ「そう判断できた根拠を聞かせてくれないか?」
そんなクロノの言葉にここにいる全員がユーノに視線を向ける。
ユーノ「まず第一に黒夜の魔力光だ。」
なのは「魔力光?それが一体.......。」
ユーノ「魔力光は人それぞれ違う。そしてそれは一生変わらないとされているんだ。黒夜の魔力光は分析の結果アクアブルーだとわかった。でもヘルカイザーの魔力光はどうだった?」
はやて「黒やった。」
人の魔力光は人によって異なる。
勿論同じ色の人もいるだろうが個人の魔力光は変わらない。
2人を比べ同一人物である可能性があるかどうかはそこで判別できるのだ。
ユーノ「そう。このことから黒夜とヘルカイザーは別人であると判断できる。そしてもう一つあるんだ。」
フェイト「もう一つ?」
ユーノ「黒夜の魔力には無いなかった魔力性質がヘルカイザーからは出ていた。それが闇の書と同じ波長の魔力性質。」
ディアーチェ「確かにあやつからは闇の書の力を感じたが。」
アリサ「待って!?さっき私の推察はあながち間違えじゃないって言ってたわね。ヘルカイザーが涼とは別人ならそれはどう言うことなの?」
ユーノ「そのことだけど。例えば彼が前なのはが戦った闇の欠片のイレギュラーなのだとすればどうかな?」
なのは「え!?でも私が前に戦った時はすごく弱かったよ!それにそのヘルカイザーって人は意識がはっきりしてるみたいし。」
ユーノ「だからイレギュラーなのさ。シュテル達のようにオリジナルの力だけをコピーした存在なら。」
フェイト「そうだねそれなら説明がつくね。」
ユーノの結論は残念ながら外れている。
しかしそれもしょうがないことだ。
なぜなら少年のような事例は、異例中の異例なのだから。
そして全員が話し合いをしてるさなか1人だけアリシアだけが頭を抱え苦しそうな顔をしていた。
アリシア「うう.......。」
すずか「どうしたのアリシアちゃん?大丈夫?頭痛そうだけど.....。」
アリシア「う、うん。大丈夫だよ。ちょっと頭痛がするだけだから。心配してくれてありがとうすずかちゃん。」
すずか「うん。平気ならいいんだけど。」
この時アリシアが少年とデュエルしその果てに少年によって記憶を封印されているとは誰も思いもせずまたその封印が弱まってきているということも少年を含め誰1人として知る由もなかった.........。
〜サイドアウト〜
〜ヘルカイザーサイド〜
夜・商店街の裏路地にて
ヘルカイザー「はぁ、はぁ、はぁ......ぐっ。」
『相棒いい加減病院行けよ!?俺怪我とかは直せないんだからよ!?』
エレクトルとウォーターとのデュエル。
その怪我をろくに手当もせず放置している少年は、痛みに悶えていた。
ヘルカイザー「馬鹿言うなよ......ナハト......。死んだはずの人間が病院なんか行けるはずない......だろ........うっ。」
『馬鹿を言ってるのは相棒だ!?相棒は生きてるんだぞ!?そんな記録上の事なんか気にする事かよ!?頼むから病院に「ダメだ!?」.......あのなぁ〜......。』
ヘルカイザー「あいつらに俺が生きてる事を知られる.....わけには......あっ....い、いかないんだ.......。知ればまた......ぐっあぁぁぁぁ........。」
『相棒......またそうやって1人で抱えて死ぬ気か?誰の手も取らずに.......いや。.....それは俺が言えた義理じゃないか.....理由はどうあれ相棒を1度殺したのは俺みたいなもんだしな......。』
ヘルカイザー「ナ......ハト。前.....にも....っう.....言ったはずだ。闇の書事件の時.....別に.....ぐっ......暴走したお前達とデュエルしていなくても......俺は近い......内.....に、死んでいた。そんな俺に.....生きた実感を.....希望を.....一瞬でも.....あ"あ"っ......与えてくれた。お前や......リインフォース......だったか.....そいつには感謝しているってな......ううっ。」
『相......棒.....。』
少年はあの時のデュエルで死んだことを恨むことや後悔もしていなかった。
ただ先の短い自分に与えてくれた生きた実感、強者と戦う興奮、ギリギリの緊張感。
自分が生きているうちに味わえなかった感覚を死ぬ前に感じることができた。
だから少年は感謝こそしても恨みはしない。
そんな少年だからこそナハトヴァールは心を開いた。
闇の書の防衛プログラムとして存在し様々な主の絶望を、罪を、その身で受けその為人格が形成されたさいにゆがんでしまったナハトヴァールの心を。
だからこそナハトヴァールは少年の為に必死に訴える。
それが例え今は届かないとしても。
少年が失ってしまった未来への道をもう1度輝かせる為に。
ヘルカイザー「それに....ナハト.....お前のお陰で......今生きてられてる......わけだし......な。だからそんな気にする........なよ。俺は......さ。お前のこと......!?あ"あ"......う"あ"あ"あ"ぁぁ.......。ううっ.....ナ、ハト.....悪い.....。少し......寝る.......な....。」
ドサ
『おい!?起きろ!?寝るな!?しっかりしろ!?相棒ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
少年は倒れる。
激化するFARASとの戦いのさなか。
倒れた少年の背後に何者かがいることも知らずに。
今回はデュエルなしでした〜。
次回もよろしくお願いします。