【凍結】魔法少女リリカルなのは!?「カイザーと呼ばれていた少年」 作:ヘルカイザー
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壊れかけた不屈の心と新たな決意
〜なのはサイド〜
なのは「うっ......こ......こは?」
目を覚ましたなのはは周りを一通り眺め自分が何処にいるのかを確かめる。
なのは「病院?確か......涼君とデュエルして.......あ!?」
涼君は!?
ぐっ
なのは「がぁ!?い......たい.......。」
動こうとしたがまだ完治していないなのはは激痛で動けなかった。
涼君はどうなったの......。
私を庇って涼君が貫かれて........。
ダメだ......そこまでしか思い出せない。
ガラガラガラ
ん?
なのは「あ!シュテル!お見舞いに来てくれたの?」
シュテル「なのは!?」
うえぇ!?
ガバッ
シュテル「よかった.......よかったです。なのはまで起きなかったらどうしようかと.........。」
心配かけちゃったね。
そうだ!?
シュテルなら知ってるよね?
なのは「シュテル?涼君がどうなったか知らない?涼君のことだから大丈夫だとは思うんだけど。心配......で......。シュテル?」
なのはが話している最中に急にシュテルの顔が険しくなる。
シュテル「涼......は......その.......。」
な、なに.......?
どうしたの.......?
なのは「涼君は.......無事........なんだよね?」
シュテル「.........。」
なのはから顔を逸らし涙目になっているシュテルを見てなのはは嫌な予感を積もらせていく。
なのは「シュテル涼君は何処にいるの!?この病院にいるんでしょ!?連れてって!?私を涼君の所に!?」
ぐっ
なのは「あっ!ううっ......。」
シュテル「なのは!?ダメですよ動いては!?貴方も重傷だったのですよ!?」
無理に動こうとするなのはをシュテルが止める。
しかしなのはは止まらない。
なのは「私のことはいいの!?お願いシュテル!?私を涼君の所に!?」
シュテル「なのは.........。わかりました。」
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キュルキュルキュルキュル
シュテル「ここですなのは。」
車椅子に乗せられ少年が眠る病室まで来た。
ガラガラガラ
あ........。
う......そ......でしょ......。
扉を開けたそこには色々な機具を取り付けられ眠る少年がいた。
なのは「涼.......君......。シュテル.......涼君は........どうなの......?これ........大丈夫なの.......?」
絞り出すような声でシュテルに答えを求める。
シュテル「命は助かりました。でも............涼はもう........目を.....覚ましません.......。」
なのは「え........。」
それはなのはにとって死刑宣告も同じだった。
今なんて......?
涼君がもう起きない?
嘘だよ........なんで.......?
なのは「冗談でしょシュテル?ねぇ?冗談だよね?」
シュテル「なのはと涼が受けたという攻撃で涼の心臓は止まったそうです。それで.......蘇生までの時間がかかってしまい.......脳にダメージを........。だから......涼はもう起きることはないそうです。」
そんな.......。
私の所為だ.......。
私を庇ったから.......。
私が本調子じゃなかったから......。
私の所為で.......。
なのは「うっ.......ううっ.......ごめんなさい.......ごめんなさい.........ごめんなさい..........うっ........うあぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!?」
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なのはは病室に戻りシャマルに自分の容体を聞いていた。
シャマル「なのはちゃん?貴方は今魔法が殆ど使えないわ。なのはちゃんのリンカーコアは今傷ついてしまっている。あと足も今は動かないと思う。だから......これからかなりきついリハビリが続くことになるわ。だから頑張りましょうね。」
なのは「........はい。」
私が涼君と関わったからこんなことになったの?
私がいなければよかったの?
もう.......わかんないよ。
シャマルの話も聞いてはいるが上の空だった。
今なのはを支配しているのは悲しみと後悔だ。
シャマル「なのはちゃん?聞いてる?」
なのは「...........はい。」
シャマル「ならいいけど。(ダメね。なのはちゃんの心は今完全に折れてしまっているわ。無理もないけど。まぁ〜リハビリはもう少し落ち着いてからでも始められるから。今はなのはちゃんの心の方が大事だわ。)」
スタ、スタ、スタ、スタ
ガラガラガラ
シャマルは病室を出て行った。
自分の所為でこうなった。
自分がいたからこんなことになった。
今なのはは全てが自分の所為だと思ってしまっている。
シュテル「なのは?全て貴方が悪いわけではありません。どうか自分を責めないでください。」
なのは「............。」
シュテル「今日はもう帰りますね。また来ますなのは。」
スタ、スタ、スタ、スタ
ガラガラガラ
私はどうすればいいの?
どうやって償えばいいの?
どうすれば涼君は起きてくれるの?
なのは「なんで......涼君ばっかり........こんな目にあうの......?」
こんなの酷すぎるよ......。
涼君が何をしたの?
何も悪いことして無いのに。
それどころか........皆のために.......命がけで戦ってきたのに。
なのは「もう......寝よう。」
〜サイドアウト〜
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〜フェイトサイド〜
昨日なのはが起きたってシュテルから聞いて私は病院に来た。
ガラガラ
フェイト「なのは?」
なのは「あ......フェイトちゃん........。」
なのは?
フェイト「具合はどう?」
なのは「うん......平気......。」
いつものなのはじゃないみたい......。
元気と言うか.......目に光が......。
間違いなく涼の事を自分の所為だと思っている。
フェイト「なのは!?」
なのは「!?」ビクッ
突然のフェイトの大声に驚くなのは。
フェイト「なのはは私の友達だよね?」
なのは「え.......うん。」
だったらもっと頼ってよ。
フェイト「だったら今なのはは何を思ってる?何を抱えてるの?」
なのは「べ、別に.......何も.......。」
誤魔化しても無駄だよ。
フェイト「なのは!?私はなのはの友達だよ!?なのはが困っているなら力になる。今なのはは涼がこんなことになったのは自分の所為だと思っている!?違うかな?」
なのは「いや.......その.......うん....。」
やっぱり。
フェイト「なのは?涼がこんなことになったのはなのはだけの所為じゃないよ。」
なのは「で、でも私を庇って涼君が.......。」オロオロ
それは結果論だよ。
フェイト「でも涼が庇ってくれなかったらなのはは死んでいるんだよ!?そうなったら.......それこそ取り返しがつかないよ.......。」
なのは「じゃ......フェイトちゃんはこれでよかったっていうの!?涼君がもう起きなくなってよかったってそう言うの!?」
そんなことあるわけがない。
フェイト「違うよ!?そんなこといいなんて思ってるわけない!?でも.......でも皆生きて.....生きて帰ってきた!?それだけでも........。」
そうだよ。
こんな結末が言い訳がない。
言い訳ないけど。
誰かが死ぬより幸運だ。
そうだ!
まだ涼は生きている。
希望を捨てるのは早い。
なのは「そうだよね.......ごめんね。嫌なこと言っちゃった。」
フェイト「ううん。なのは?涼はまだ生きている。いつか医療技術が進歩すれば起こせるかもしれない。その時もう涼が戦わなくてもいいように全てを片付けておかなきゃ。違う?」
なのはは考え込むように俯く。
なのは「そう......だね!」
フェイト「それに涼が阻止しようとしていた計画も絶対阻止しないと!じゃないと.......涼に合わせる顔がないよ。」
なのはは少し微笑み。
なのは「そう.....だね!?」にこ
よかった。
少し元気になったみたい。
なのは「フェイトちゃん?」
ん?
なのは?
フェイト「なに?なのは?」
なのは「ありがとう!私フェイトちゃんのお陰で大事なことに気づけた。」
そっか......。
なら......よかった。
なのは「私頑張ってみる!そしてもっと強くなる!今度は涼君を守れるくらい!強く!?」
うん!
フェイト「そうだね!私も強くなる!涼を守れるくらい!?」
2人は顔を見合わせると同時に決意を口にし互いの拳をぶつける。
ゴッ
なのは・フェイト「「次は守って見せる!?」」
〜サイドアウト〜
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〜なのはサイド〜
それから私は必死にリハビリをした。
辛かったけど。
今涼君が味わってる苦しみに比べたら大したことない!?
なのは「見ててね涼君!?私頑張るから!?」
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1年後
シャマル「経過は良好。はい。もう大丈夫です。完治ってことで♪」
なのは「はい♪ありがとうございましたシャマルさん♪」
やっとなの。
でも......やっぱり涼君は目を覚まさないや。
シャマル「頑張ったわねなのはちゃん。魔法の方も問題なく使えるはずよ。」
なのは「はい!それじゃ失礼します。」
スタ、スタ、スタ、スタ
ガチャ
シャマル「お大事に〜。」
バタン
体はこれで万全。
あとは強くなる。
フェイトちゃんと誓ったその言葉通り。
私は強くなる!
なのは「頑張るよ!涼君!?」
〜サイドアウト〜
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〜冬樹サイド〜
冬樹「狂四郎!もういいのか!」
狂四郎「はい。もう大丈夫です。」
デミウルゴスにあの事件のことを調べさせてわかったことがいくつかある。
これは本格的に動き出す必要があるようだ。
じゃないと世界が滅ぶ。
まさか......裏であいつらが動いていたとは思わなかった。
そしてジェイル........スカリエッティ........。
フフ。
今度の戦争は楽しい祭りになりそうだ。
フフフ.....あっははははははは。
それぞれの決意や計画が交差する中未だ眠り続ける少年。
避けられぬ運命の歯車は刻一刻と回り始める。
次回もよろしくお願いします。