【凍結】魔法少女リリカルなのは!?「カイザーと呼ばれていた少年」 作:ヘルカイザー
遅くなりやした。
ではよろしくお願いします。
〜すずかサイド〜
はぁ〜。
龍の神殿から帰って来てからため息しかでない。
皆は確実に強くなってる。
でも.......私には戦う力がない。
なのはちゃん達みたいに魔力があるわけじゃない。
だからバリアジャケットだって着れない。
これじゃ......戦えない。
このまま戦ってもジャッジメントフィールドの衝撃を受けて怪我をするだけ.......最悪........死ぬ。
流石に無謀な事をやって皆を心配させたくない。
皆の足を引っ張りたくない。
だから......私は待ってるしかない。
皆の無事を祈って。
でも.......
すずか「悔しいよ......。」
〜サイドアウト〜
〜ナハトサイド〜
ぽーん、ぽーん、ぽーん
たく......すずかの嬢ちゃんは何処いったんだ?
忍の奴が呼んで来いって言うから探してるけどよ。
ぽーん、ぽーん
ナハト「お?何だよこんなとこいたのか.......おーい!す.....ずか.......。」
どうしたんだ?
バルコニーなんかにいると思ったら泣きそうな顔してやがるし。
すずか「悔しいよ.......。」
...........ケッ!
1人で抱えてくだらね〜事を考えやがって。
嬢ちゃんの考えてることなんぞ丸わかりだ。
まぁ〜少し1人にしてやるかな。
ぽーん、ぽーん、ぽーん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
忍「あら?ナハト?すずかはいたの?」
なんて言おうかなぁ〜。
ナハト「寝てたぞ。」
ま、無難だろ?
ああ言う時は少し1人でいた方がいいだろう。
あんな顔見られたくないだろうしな。
忍「ふ〜ん。ねぇ〜ナハト?」
?
忍「嘘はいけないわよねぇ〜。」
え.......。
何故........わかる......。
忍「何不思議な顔してるの?わかるに決まってるじゃない。私を誰だと思ってるの?」
こ、こんなもやもやに目しかついてない顔で何故嘘を見分けられるんだ。
忍「すずかは何してたのかしら?」
怖え〜。
ちびりそうだ。
何も出ないけど.......。
ナハト「はぁ〜。今は1人にしてやんな。そんな日もあるだろ?」
とは言っても忍の事だ納得しないだろうが.......シスコンだし。
忍「初めからそう言えばいいのよ。わかったわ。明日にする。」
あれ......。
珍しく引き下がったな。
忍「何よ。そんなに意外?貴方がくだらない嘘を付くぐらいだもの。きっとすずかには必要な事なんでしょ?私なんかよりよっぽど貴方のほうがすずか達の事分かってるもの。ふふ♪すずか達の事お願いね♪ナ・ハ・ト♪」
スタ、スタ、スタ、スタ
ケッ!
ナハト「解せぬ。お?」
何処へ行く気だ?
すずかの嬢ちゃん.......。
〜サイドアウト〜
〜すずかサイド〜
スタ、スタ、スタ、スタ
ちょっと.......気分転換。
散歩してリフレッシュしなきゃ。
いつまでもこんな情けない顔してられないもん。
それにしても.......今日は綺麗な満月だよ。
こんな日は笑顔でいなきゃ。
???「醜いものだ紛い物の笑顔など。」
!?
すずか「だ、誰!?どうやってここに入ったの!?」
どうやって家のセキュリティーを.......。
???「フン。」
スッ
キュィィィィィィィィィィィィン
な!?
こ、これって........。
すずかを含め2人を半円状の光が包み込む。
???「デュエルだ月村すずか。決着がつくまでこのジャッジメントフィールドからは逃げられないぞ。」
やっぱり.......ジャッジメントフィールド。
でも何で私を狙うの?
目的は?
すずか「貴方は誰なの!なんでこんな事を!」
もし目的がナハトなら.......。
???「俺の名は、チャクチャルア。我らが組織Immortalの邪魔になるであろうお前を始末する。」
Immortal........この間ナハトを殺そうとした人達の仲間.......。
でも今回の狙いは私。
それならナハトは狙われてない?
ううん。
私が負ければ次はナハトの所に行くに決まってる。
私は負けられない。
ナハトは傷つけさせない!!!
すずか「貴方がどんなに強くても私は負けない!?」
チャクチャルア「ほぉ〜。威勢はいいな。では......参る!」
ナハトは........私が守る!!!
「「デュエル」」
〜サイドアウト〜
〜デュエルゾーン〜
《すずかのターン》
ライフ4000
手札5
すずか「私のターン!私はカードを1枚伏せターンエンド。」
ライフ4000
手札4
伏せ1
《チャクチャルアのターン》
ライフ4000
手札5→6
チャクチャルア「俺のターンドロー!俺はフィールド魔法。死皇帝の陵墓を発動。」
ドドドドドドドド
チャクチャルアの後ろに巨大な神殿のようなものが現れる。
すずか「これは........。」
チャクチャルア「このカードは手札のモンスターをアドバンス召喚する場合ライフをそのアドバンス召喚に必要なリリースの数×1000ポイント払うことでそのモンスターをリリースなしで召喚できる。」
ライフ4000→2000
すずか「手札のモンスターをリリースなしで.........。」
チャクチャルア「積年の恨み積もりし大地に眠る魂達よ!今こそ穢された大地より出でて、我に力を貸さん!降臨せよ!!!地縛神 Chacu Challhua!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
すずか「きゃっ!?」
その瞬間地面が揺れた。
すずか「何!?何が起こってるの!!」
ズドドドドドドドド
ドシュゥゥゥゥン
するとチャクチャルアの後ろから地面を突き破り巨大なシャチが姿を現す。
「キュィィィィィイイイイイイ」
すずか「地縛神!?この間のクシルって人が使ってたモンスターと同じ。で、でも違うモンスター。(あんなのが他にもいるなんて........。)」
地縛神 Chacu Challhua攻撃力2900
チャクチャルア「地縛神でお前にダイレクトアタック!」
すずか「え!?そのモンスターも直接攻撃ができるの.......。(こんなのまともにくらったら死んじゃうよ!!!)リバースカードオープン、攻撃の無力化!」
シュゥゥゥゥン
攻撃がカードに吸い込まれ攻撃がキャンセルされた。
すずか「これで貴方のバトルフェイズは終わったよ。(何とか防いだけど.......どうすれば。)」
チャクチャルア「俺はカードを1枚伏せターンエンド。」
ライフ2000
手札6→3
伏せ1
《すずかのターン》
ライフ4000
手札4→5
伏せなし
すずか「私のターンドロー!私は速攻魔法、サイクロンを発動!貴方のフィールド魔法を破壊する。これで地縛神も消え去るはず.......。」
チャクチャルア「フン。甘ちゃんすぎて哀れになってくる。カウンター罠、マジックジャマー!手札を1枚捨て、魔法カードの発動と効果を無効にし破壊する。」
パリーン
すずか「くっ.......私はカードを1枚伏せターンエンドだよ。」
ライフ4000
手札5→3
伏せ1
《チャクチャルアのターン》
ライフ2000
手札2→3
伏せなし
チャクチャルア「俺のターンドロー!俺は地縛神を守備表示に変更する。」
地縛神 Chacu Challhua守備力2400
すずか「地縛神を守備表示に!?どうして.......直接攻撃を備えてるモンスターを何故わざわざ守備に回すなんて!?」
チャクチャルア「どうせ迎撃系の罠カードでも伏せているんだろ?だが!!地縛神の前にそんな小細工は通用しない。地縛神 Chacu Challhuaの効果発動!1ターンに1度地縛神の守備力の半分のダメージを相手に与える。喰らえ!!!ダーク・ダイブ・アタック!」
すずか「そんな!?」
ドガガガガガガァァァァァァァァァァン
すずか「きゃぁぁぁぁああああああ!?」
バリアジャケットを装着しないでのこのデュエルは堪え難い苦痛になる。
フラ
すずか「うっ....あ.....ああ......ナ.....ハト.....。」
ドサッ
ライフ4000→2800
チャクチャルア「フン。終わりだ。ジャッジメントフィールドの衝撃を生身で受けたんだ。男ならともかく女のお前がこれ以上立ち上がれるはずもない。サレンダーしろ。そうすれば俺が痛みを感じる間も無くあの世へ送ってやる。」
すずか(これが.......ジャッジメントフィールドの衝撃......涼君はこんな痛みに耐えてたの。でも......私には......無理だよ.......。)
初めて受けたジャッジメントフィールドでの衝撃があまりに大きかった為一撃ですずかの体はボロボロになってしまった。
すずか(もう.......ダメだよ....。私には......誰も守れない........。)
スッ
すずかはゆっくりとデッキの方へ手を伸ばす。
すずか「ごめんねナハト.....守れなくて。.......涼....君。」
もう少しでデッキに手が届く。
その時だった。
聞き覚えのある声とともに何かが砕けた音が聞こえた気がした。
パリーン
ナハト「何勝手に諦めてんだ馬鹿ヤロぉぉぉ!?」
チャクチャルア「何!?フィールドを破って来ただ
と!?」
スゥゥゥ
ナハトが破った穴はゆっくりと閉じて行く。
その声に手が止まった。
すずか「ナ...ハト?」
ナハト「お前が言ったんだろ!?勝手に諦めるなって!!!言った本人が諦めんじゃねぇ馬鹿!」
グッ
すずかの拳に力が入る。
すずか「じゃどうしろって言うの!?私にはこのフィールドで戦える力がない!!!もう立ち上がれないよ。ダメなの.......ダメなんだよ!!!私には.......誰も守れないよ。」
ナハト「ここで戦える力がないなら俺が与えてやる。」
その言葉にうつむいていたすずかも顔を上げる。
すずか「え.....どう言うこと?」
ナハト「ここで......このフィールドでデュエルしてる間は俺がお前を守ってやるって言ってんだよ。」
すずかの目が大きく見開いた。
すずか「そんなこと.....出来るの?」
ナハト「正直どんな反応が返ってくるかわからなかったからやりたくなかったんだが.......俺を信じられるか?すずかの嬢ちゃん?」
信じられるか?
その言葉にすずかは迷うことなく即答した。
すずか「当たり前だよ。ナハトは私のかけがえのない友達。信じられないわけない!」
ナハト「わかった......。俺の言ったことと同じ事を叫べ。いくぞ嬢ちゃん!?」
チャクチャルア「今更何をしても遅い!!このデュエルは俺の勝ちだ!」
すずか目を閉じ.......叫ぶと同時に見開いた。
「「コンバート・イン!!!」」
デュィィィィイイイイイイイイイイン
チャクチャルア「な、なんだ!?」
すずかを中心にフィールド内を強烈な光が包み込む。
そしてその光の中から一つの影が現れた。
チャクチャルア「っ!?貴様何者だ!」
すずか「何者?さっきまで貴方とデュエルしてた月村すずかだよ。」
その影は黒いコートを身に纏い目が紅く染まっているすずかだった。
さらにすずかの体全体から紫のオーラが立ち上っている。
チャクチャルア「馬鹿な!?あの衝撃を受けてジャケットをきていないお前が立ち上がれる筈が.......。」
確かにすずかの身体はボロボロだったが今は立ち上がりそのダメージを感じさせない。
『ケッケッケ。どうやら上手くいったみたいだな。』
すずか「そうだねナハト。」
そう、ナハトのお陰だ。
ナハトがすずかと擬似的に融合することでダメージを和らげている。
チャクチャルア「くっ......俺はカードを1枚伏せターンエンド。
ライフ2000
手札3→2
伏せ1
《すずかのターン》
ライフ2800
手札3→4
伏せ1
すずか「私のターンドロー!え!?」
『どうした?』
ドローしたカードと自分の手札を確認したすずかは驚愕した。
すずか「ナ、ナハト!?デ、デッキの中身が変わってるんだけど!?て言うか手札もいつの間にか変わってるよぉぉぉ!?」
『恐らく俺とコンバートした影響だろうな。でも好都合じゃねぇ〜か?強くなりたかったんだろ?それがすずかの嬢ちゃんの新しい力だよ。」
すずかはカードを暫く考え込むように眺め........頷いた。
すずか「ありがとうナハト。この力はナハトのお陰だね。これなら負ける気がしない。ナハトがくれたこの力、大切に使うよ。」
『ケッ!俺は何もしてねぇ〜よ。それは嬢ちゃんが元々持ってたもんだろ〜よ。』
ナハトは気恥ずかしそうに返す。
すずか「ふふ♪ナハトは素直じゃないね♪でも私は勝つよ......このデュエル!!!私は魔法カード、古のルールを発動。手札からレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚。来て!E・HEROネオス!!!」
「トゥアッ!?」
E・HEROネオス攻撃力2500
チャクチャルア「E・HERO......ネオス....だと....。(馬鹿な.......そんなカードある存在する筈が......。いや....それ以前に月村すずかのデッキはEーHEROの筈だ.......一体何が起こっている.....。)」
すずか「N・ブラックパンサーを召喚。」
N・ブラックパンサー攻撃力1000
チャクチャルア「な、何だ......そのモンスターは......。」
すずか「見せてあげる。これが私の新しい力だよ!私はE・HEROネオスとN・ブラックパンサーをデッキに戻しコンタクト融合!」
ネオスとブラックパンサーが空へと飛んでゆく。
チャクチャルア「コンタクト融合だと!?なんだそれは!!」
すずか「いでよ!E・HEROブラックネオス!!!」
「ハァ‼︎」
E・HEROブラックネオス攻撃力2500
チャクチャルア「こいつは!?」
すずか「E・HEROブラックネオスの効果発動!フィールド上のモンスターをを選択しそのモンスター効果をこのカードが存在する限り無効にする。」
キィィィィィィィィィン
チャクチャルア「な!?地縛神が!?」
すずか「E・HEROブラックネオスで地縛神を攻撃!ラス・オブ・ブラック・ネオス!!!」
「トゥアァァァァ!!!」
ザシュ
ドカァァァァァァァァン
チャクチャルア「ぐっ......クソ!?お前如きに俺の地縛神がやられだと!?」
すずか「まだだよ!?速攻魔法、コンタクト・アウト!このカードはネオスを融合素材としている融合モンスターをエクストラデッキに戻しその素材一組がデッキにある場合その一組をフィールド上に特殊召喚する。」
E・HEROネオス攻撃力2500
N・ブラックパンサー攻撃力1000
チャクチャルア「な!?馬鹿な!?」
すずか「これで、終わり!!!E・HEROネオスでプレイヤーにダイレクトアタック!ラス・オブ・ネオス!!!」
「ハァァァァアアアア!?」
ザシュ
チャクチャルア「ぐぁぁぁぁあああ!?」
ライフ2000→ー500
ドサ
〜デュエルゾーンアウト〜
〜すずかサイド〜
すずか「はぁ、はぁ.......勝った!?」
フラ
『おい!?』
ドサ
限界を迎えすずかは後ろに大の字に倒れる。
すずか「ふふ♪ねぇ〜ナハト?」
『ん?なんだよ?』
私もっと強くなりたい。
それで皆と一緒に戦いたい。
ナハトのくれたこの力で。
だから。
だから.........。
すずか「これからも私に力を貸してくれる?私と一緒に戦ってくれる?」
『ケッ!しょうがねぇ〜友達の頼みだ。最後まで付き合ってやるよ。』
本当........素直じゃない♪
すずか「ありがとうナハト♪これからもよろしくね♪」
『あいよ。』
そう言いながらすずかは大の字のまま暫く夜空の満月を見ているのだった。
え〜遅くなりましたです。
次回もよろしくお願いします。