【凍結】魔法少女リリカルなのは!?「カイザーと呼ばれていた少年」 作:ヘルカイザー
少し飛び飛びですが巻いていきます。
では......よろしくお願いします。
〜ティアナサイド〜
私達がレリックを回収したその時外から攻撃が放たれた。
その攻撃は防御も回避もできるタイミングじゃなかった。
だから私は覚悟した。
その攻撃で死ぬことを。
でも..........その攻撃が私達を襲うことはなかった。
何故なら1人の男によって防がれたからだ。
一瞬何が起こったのかわからなかったがその男が私達の前にいたことで大体状況が飲み込めた。
そしてその男を見て数秒で新たに理解した。
この男は...........敵であると。
冬樹「よう........元気か?狂四郎?」
狂四郎「な!?てめぇ........何故ここに.......。」
私達を攻撃して来た奴と知り合いのようだ。
一体こいつらは何者なんだろうか。
見る限りこいつらは味方同士ではなさそうだ。
でなければ私達をかばう理由がない。
冬樹「さぁ〜ゲームを始めよう。」
私達をかばったその男がそう言った瞬間もう1人の方が動いた。
狂四郎「残念だがよぉ〜てめぇの相手をしてる暇はねぇ〜んだわ。罠カード、閃光弾。」
ピキィィィィィィィィィィン
狂四郎「あ〜ばよ。」
!?
消えた........。
冬樹「ちっ。逃げられたか....。ん?」
スッ
え!?
フェイト「次元犯罪者、冬樹・ブレイド・スラスター!貴方を逮捕します。大人しく投降してください。」
全員「「「「「フェイトさん!?」」」」」
いつのまに.........。
フェイトさんがいつの間にか男の後ろを取りデバイスを首元に突きつけていた。
この人は犯罪者?
冬樹「お前........なる程、フェイトテスタロッサか。俺の後ろを取るとは随分腕を上げたな。最初にあった時は俺の殺気で気絶したと言うのに。」
フェイトさんが気絶!?
それも気あたりだけで!?
フェイト「貴方達FARASを壊滅させるため訓練はかかしていません。実戦もかなり経験して来ました。」
冬樹「だろうな。」
FARAS?
え?
FARASってあの........革命組織........。
管理局で.....いや一般人でも今や知らないもののいない........最強の犯罪者集団。
フェイト「拘束する前に1つ聞かせてください。何故闇狂四郎の攻撃を防いだんですか?彼と貴方は仲間の筈です。」
冬樹「残念だがあいつは仲間じゃない。あいつは裏切り者だ。必ずこの手で始末をつける。それとなテスタロッサ........俺と実力が並んだぐらいで俺を捕まえた気になるな!」
ゾクッ
な、何.........コレ.......。
ゴンッ
フェイト「っ!?.......くっ.......。」
冬樹がそう言った瞬間冬樹はバルディッシュを上に弾き体制の崩れたフェイトに拳を打ち込んだ。
ビュン
ガキィィィン
冬樹「おお!?これを防ぐとは........やはり昔と違い相手にとって不足なし.........か。」にや
フェイト「そう言って貰えるとこちらとしても努力のかいがあります。」にや
凄い.......フェイトさんが強いのは知っている。
でもそのフェイトさんと互角......いやそれ以上なんて。
冬樹「フフ、いくら腕を上げたと言っても俺と互角.......なら1体1なら相討ちか俺の勝ちだな。」
フェイト「ふふ、そうですね。でも.........。」ニヤリ
フェイトは不適な笑みを浮かべる。
これが何を意味するかは直ぐにわかった。
冬樹「っ!?」
ガチャ
なのは「2人ならどう?」
なのはがいつの間にか冬樹の後ろを取りレイジングハートを構える。
なのはさんまでいつの間に.........。
冬樹「高町.......なのはか。フフ、やられたよ。驚くべき上達ぶりだ。今確信した......お前ら俺と初めて会ってからこの10年間で驚く程見違えたぞ。いい........実に結構。この分だと他の奴らも期待できそうだな。俺が思うに全員デュエルの方も........ヘルカイザーを超えたな?」
ヘルカイザー?
誰の事?
なのは「そんな事思いたくないけど.........今は私達の方が強いと思います!」
冬樹「そうか。しかし残念だ.......あれ程の男を失ったのは........。」
失った?
誰か亡くなったの?
フェイト「まだ失ってません!!涼はまだ生きてる!」
なのは「うん!必ず涼君は戻ってくるの!だからその前に貴方達を逮捕します。」
スッ
冬樹は片手をゆっくりと上げながら答える。
冬樹「期待するのは自由だがあれはもう助からんよ。では........また会おう。」
!?
フェイト「させない!バルディッシュ!?」
バルディッシュ「イエッサー!」
フェイトはバルディッシュを振りかぶり冬樹めがけて振り下ろした。
しかし.......。
ヒュン
その攻撃は空を切る。
攻撃が空振りに終わったと思ったその時にはもう冬樹は消えていた。
なのは「逃げられちゃったねフェイトちゃん。」
フェイト「うん。でもわかったこともあるよなのは。私達はもう奴らに手が届く!」
コク
なのはは無言で頷く。
〜サイドアウト〜
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〜狂四郎サイド〜
???「いや〜素晴らしいな。生きて動いているプロジェクトFの残滓。是非とも研究してみたいな。」
変態ヤローが気持ち悪い事言ってんなよな。
狂四郎「スカリエッティ、後にしろ!今は計画を進めるのが先だ。」
スカリエッティ「フフ♪つれないね、焦らずとも大丈夫さ。それよりこれが成功したら約束は守ってくれるんだろうね。」
約束だぁ〜?
決まってんだろ。
狂四郎「勿論だ。だから急げ。」
守るわけねぇ〜だろ?
この計画が成功したらお前の娘達諸共皆殺しだ。
ニヤリ
正哉「あいつ........守る気ねぇ〜な。」
〜サイドアウト〜
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〜アリシアサイド〜
フォワードの初出動から数日後
ピ......ピピ.......ピピピ
ガタッ
アリシア「はぁ〜..........これもダメだ〜。もう........疲れたよヘルくん。」
チラ
涼介「.........。」
誰もいないし........ちょっとならいいよね。
アリシア「へ〜ル〜く〜ん♪」
そい.......。
うへへへ〜////
ヘルくんと添い寝ぇ〜♪
皆には悪いけど〜いいよねぇ〜。
私ヘのご褒美〜♪
はぁ〜幸せだよ〜♪
すずか「一体........何してるのかな?アリシアちゃん?」
へ!?
ガバッ
アリシア「す、すずか.......ちゃん?ど、どうしたの......?」汗
み、見られた。
よりにもよって.......一番怖い人にぃ〜(涙)
すずか「アリシアちゃん..........それは流石に.........。」
ひっ!?
すずかちゃんの目が冷たい......こ、殺される!?
アリシア「い、いや、その........すいませ「ずるいよ!?」え?」
すずかちゃん?
すずか「ずるいよアリシアちゃん涼君と添い寝なんて!?私もしたい!!!」
うん.......すずかちゃんは大分たまってるらしい。
ま!
いいけどね。
アリシア「じゃ〜今度ね。」
すずか「え!?本当!?」
うん.........なんか........うん.......。
ピピピピピピピピピピピピ
ん?
通信?
誰?
ピ!
アリシア「はい、アリシアテスタロッサですが?」
はやて「ああ、ごめんな急に連絡入れて。」
はやてちゃんか。
アリシア「いや別に大丈夫だよ。どうしたの?」
はやて「いやちょっと相談がなぁ〜。ん?あれ、すずかちゃんやないかお見舞いか?」
多分ね。
定期的に来るから。
すずか「うん、はやてちゃん。そっちの調子はどう?」
はやて「そうやね〜........あんまり良くないかも......。」
はやてちゃん?
何かあったの?
さっきの相談に関係あるのかな?
はやて「まぁ〜すずかちゃんが一緒にいるのは丁度ええ、すずかちゃんにも連絡するつもりだったんよ。」
すずか「私にも?」
何やら厄介ごとの予感だよ。
はやて「正確には海鳴市の防衛チームにやけど。じゃまず最初にこないだそっちに出張に行った時に色々説明したと思うんやけど。闇狂四郎とFARASの件や。」
アリシア「任務の最中に襲撃にあったやつでしょ?」
確か両方取り逃がしたって言ってたよね。
はやて「うんそれや。それでそれから色々な情報網でわかったんやけど闇狂四郎もFARASもミッドで何か企んでるみたいなんや。それでアリシアちゃんにお願いなんやけど涼君の治療を一旦中断して民間協力として六課に協力してくれんだろうか?」
アリシアは少し考え込むように黙る。
そして.....。
アリシア「ふふ♪はやてちゃんのお願いならしょうがないね。いいよ。」
はやて「ありがとう!後すずかちゃん達にもなんやけど。闇狂四郎はミッドにいる。だから海鳴市の護衛をやめてミッドに来てくれへん?今のレリック絡みで必ず闇狂四郎もFARASも出てくる筈や。今回の事件で長い因縁に決着をつけるんや!」
長い......因縁に。
私ができるのは........皆をサポートする事だけだけど。
私がいる間は誰も死なせない。
必ず治す。
すずか「わかった。すぐ他の3人に連絡してそっちへ行く。」
はやて「ありがとうな。それからすずかちゃん........アリサちゃんとシュテルはまだ.......見つからないんか?」
そうだ。
アリサちゃん達が失踪してもう2年。
大丈夫かな?
すずか「うん、まだ見つからない。でも2人なら大丈夫だよ。」
はやて「そう.......やね。」
ヘルくん......もう少しで終わるよ。
もう少しで.......。
すずか「さて!」
!?
はやて「?」
すずか「はやてちゃんの話も終わったところではやてちゃんに1つ質問。まだ......なんかあったでしょ?」
そうだね。
最初のはやてちゃんが言った.......あまり良くない。
これは恐らく別の件。
はやて「あはは♪まったく、2人は私の最高の友達や。聞いてくれるか?」
すずか・アリシア「「勿論!」」
友達だもん♪
はやて「こないだ出張で紹介した新人達は覚えてるか?」
フォワードの4人だよね?
すずか「うん、覚えてるよ。」
はやて「それで今日その新人の1人となのはちゃんがトラブってもうてな。ちょいギクシャクしてるんや。それで2人に聞きたいんやけど.......強さってなんだと思う?」
強さか.......。
人によって色々な解釈があるけど。
アリシア「誰かを思う気持ち。」
すずか「絶対に諦めない心。根本的な物はもっと沢山あるよね。それこそ人の数だけ強さに種類がある。でも........それを一番知っててそれを一番教えられるのは私達の中だと.............涼君........だけだよ。」
そうだね。
一番........理解してる。
ヘルくん.........うん。
必ず起こすよ。
でもちょっと待ってね。
はやてちゃん達と一緒にあいつらと決着つけて来るから。
はやて「そうやね。涼君が一番わかってたな。ふふ♪ありがとうな2人とも少し気が楽になった。じゃさっきの件お願いや、2人とも!」
すずか・アリシア「「うん!」」
〜サイドアウト〜
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〜なのはサイド〜
今日ティアナ達と模擬戦をしたんだけど........少しやりすぎちゃったかな。
いつもの訓練から外れた危険な行動。
そして模擬戦と言う立場を忘れた度を超えた攻撃。
まぁ〜私の監督不届きかなぁ〜。
とは言えあのままやらせたらティアナはいつか何処かで堕ちる。
それだけはさせてはいけない。
私と同じ思いなんかさせない。
ビー、ビー、ビー、ビー
!?
なのは「こんな時に........。」
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六課に出動要請が入った。
皆でヘリポートまで来たけど、取り敢えずフォワードの皆には待機してもらって私達で片付けよう。
なのは「取り敢えずフォワードの皆は念のため出動待機。」
フォワード「「「「はい!」」」」
ん?
ティアナ........しょうがないか.......。
なのは「後.......ティアナは待機からはずれてようか。(今日は休んでもらって明日から頑張って貰おう。)」
ティアナ「言うことを聞かない奴は.........使えないって事ですか?」
はぁ〜。
ど〜も悪い方向に捉えられちゃうな。
なのは「ティアナ?自分で言っていて分からない?当たり前の事だよ?それ........。」
ティアナ「命令には従ってます!?毎日の訓練だってちゃんとやってます!!なのに何でそれ以外の事まで口出しされなきゃいけないんですか!?」
ティアナ..........。
私は思わず額に手を置く。
そしたらヴィータちゃんが今にも飛びかかりそうだったから取り敢えず止めた。
ティアナ「私みたいな........才能の無い........凡人は.......死ぬ気で努力しないといけないんです!? 何の取り柄も無い私が、この先も部隊でやって行くには「ドガッ」っ!?」
ドサッ
なのは「シグナムさん!?」
ティアナはシグナムに殴り飛ばされ派手に倒れこんだ。
シグナム「こう言う奴はなまじ付き合うから付け上がる。早く行け。」
でも殴ること........。
はぁ〜。
なのはは心残りがある表情でヘリに乗る。
そしてヘリから顔を出しティアナに向かって叫ぶ。
なのは「ティアナ、大分思いつめちゃってるみたいだけど。あまり「だから付き合うなって!?」あ!ちょっ!?」
ヴィータちゃん強引だよ.......。
〜サイドアウト〜
〜ティアナサイド〜
何で.......。
どうして........。
私自分が間違ってるなんて........。
シグナム「どうしたんだシャーリー?待機中だろ?」
シャーリー「もう......皆不器用過ぎて見てられなくて。」
........シャーリーさん........。
シャーリー「皆今からミーティングルームに来て。」
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それから全員ミーティングルームに移動した。
そこにいるのはフォワード4人とシグナム、シャマル、シャーリーである。
こんなところに来て何を.........。
ティアナ「え..........何........これ..........。」
シグナム「今から8年前.......1人の少女が堕ちた。」
なんなのよこれ.........嘘でしょ........。
シャーリーが流し始めた映像を見てフォワードの4人は固まった。
キャロ「これ......なのはさん......ですか.....?」
シャマル「そうよ........。ろくに休まずハードな任務を繰り返し.......蓄積した疲労もあって........なのはちゃんは堕とされた.......。」
あのなのはさんが堕とされた?
シャーリー「なのはさん........皆に同じ思いして欲しくないって......毎日一生懸命考えて......訓練してくれてるんだよ?」
シャマル「なのはちゃん......必死にリハビリして......ようやくまた飛べるようになったの。最初はもう飛べないかもしれなかった。」
私は........そんな人の.......思いを........。
シグナム「確かに決して譲れない戦いの場はある..........だがお前の無茶は一体何のためのものだ?.......あの攻撃は一体誰のための?」
間違ってたのは.........私だ.........。
スバル「あ、あの......この映像に出ているなのはさんと一緒に倒れている人は.......誰ですか?」
え?
本当だ.......。
誰か倒れている......。
スバルがそう言った瞬間フォワードの4人以外の顔が曇った。
シグナム「そいつは.........私達の恩人で........。」
シャマル「かけがえのない友達.........そしてなのはちゃん達の幼馴染........。」
友.......達........?
シグナム「名前は黒夜涼介。かつて.......カイザーと呼ばれていたデュエリストだ。」
デュエリスト.......私達と同じ。
エリオ「あの.....凄そうな名前なのに聞いたことないのですが有名な人なんですか?それになのはさんの幼馴染って.......。」
シャマル「有名ではないわ、知らなくて当然よ。だって記録上、彼.....涼君は一般人になっているから。」
え!?
一般人!?
ティアナ「あの......一般人が何でなのはさんと堕ちたんですか?」
シャマル「それを説明するには私達の事もはなさないといけないわね。」
ピ......ピピ
シャマルはシャーリーにアイコンタクトを送るとシャーリーが映像を切り替えた。
これってさっきの黒夜さんとなのはさん達........。
シャマル「涼君はただデュエルが強い小学生だった。なのはちゃんもただの一般人で2人とも他の友人と平和な日々をおくっていたの。でもこの後事件が起きて........私もここは話を聞いただけなんだけど、誘拐事件が起きて涼君となのはちゃん達の友達関係は1度壊れてしまった。」
シャマルは涼介の両親が殺された所を伏せ説明し始める。
キャロ「それでどうなったんですか?」
シャマル「これだけだったら......時間が経てばもしかしたら戻ったかもしれない。でもなのはちゃんが魔法と関わり涼君がフェイトちゃんと出会った事で運命の歯車は回り始めてしまった。」
え.........フェイトさんとなのはさん.........何で戦って......。
シグナム「当時フェイトとなのははジュエルシードと呼ばれるロストロギアを奪い合っていた。フェイトは母親のために.......なのははユーノの協力者として。」
凄い.........こんな小さな子が..........。
シャマル「そしてフェイトちゃんと出会った涼君もフェイトちゃんをほっておけず最後にこの戦いに出てきた。と言うより涼君が解決しちゃったんだけどね。」
解決って......一般人の子が!?
スバル「どうやってですか?こんな小さな子が.......。」
シャマル「これを見て貰えるかしら。」
また映像が切り替わる。
これってデュエル?
シャマル「敵の黒幕と涼君はデュエルした。でも相手は涼君を知っていた。そしてアンチ紛いの戦法で涼君を追い詰めた。」
エリオ「こんなのって.......これで勝てたんですか!?」
エリオに同意だわ。
こんなの勝てるわけない。
ライフが残り少ない状況でドローすれば罠カードの効果で確率的に負け........。
普通なら心が折れる。
ましてやバリアジャケットをきていない。
負ければ死ぬ。
小学生の度胸じゃないわよ......これ。
シャマル「でも勝ったのよ。涼君はこの時自分の中で何かが壊れてしまったんだと思う。この時から涼君は別人になってしまった。この後を見ればわかるわ。」
え!?
そんな.........馬鹿な.......。
キャロ「勝った........それも......たった1ターンで......。」
シャマル「そしてこの後自分達の間違えに気づいたなのはちゃん達は涼君に謝った。だけどもう遅かった。涼君の心は完全に壊れていた。」
いたたまれないわ。
こっちまで悲しくなってくる。
シグナム「そして.......私達の関わった闇の書事件。これにも黒夜は関わった。」
ヴィータ副隊長!?
それに黒夜さんも。
スバル「凄い.........。」
エリオ「結果は負けたけど.......倒れなければ勝っていた......。」
にしても何故倒れたの?
胸を押さえていたけど。
シャマル「涼君はこの時ジャッジメントフィールドのダメージを受けて心臓に異常をきたしていたの。私も軽く診察したんだけど.......酷い状態だった。」
何よそれ.......この年で経験するには酷すぎる。
シャマル「後からわかったことなんだけど涼君の心臓は生身の臓器じゃなかったの。魔導心臓って呼ばれる代用機がついていた。」
魔導......心臓?
ティアナ「ちょっと待ってください!?黒夜さんは一般人じゃなかったんですか!?」
シャマル「それは私達にもわからないわ。そしてこの事件の終盤皆も知っていると思うけど、うちのリインフォース・アインス......彼女がこの事件の核。涼君は彼女とデュエルした。」
キャロ「凄い..........でも........。」
見てられないわ。
エリオ「勝った.........え!?」
嘘でしょ.......。
死んだ?
シャマル「この事件で涼君は死んだ。」
え.......じゃ.....なのはさんと倒れていた人は?
シグナム「黒夜が死んだ後誰もがこの事件は終わった物だと思った。だが違った。闇の書の防衛プログラム、それがこの事件の黒幕だ。」
そんな.....黒夜さんの体が........乗っ取られた。
シャマル「でもこの後なのはちゃん達の活躍でこの事件は終結した。」
スバル「黒夜さんはどうなったんですか?もし亡くなったのなら最初の映像で倒れていた人は........。」
シャマル「それも間違いなく涼君よ。実は涼君は生きていた。さっきの闇の書の防衛プログラムと融合したことによって。そしてその後も色々あったんだけど最初の映像に至るってわけ。なのはちゃんが堕とされた時涼君がなのはちゃんを庇った。」
庇った?
シャマル「涼君が庇わなかったらなのはちゃんはもうこの世にいない。そして涼君がいなかったら私達皆.....多分ここにいない。」
なんてことなの........この事件.......全ての裏に黒夜さんって人が絡んでるなんて。
キャロ「あの.......今.......黒夜さんは.........。」
キャロのその言葉にその場はまた重い空気が流れ始める。
シャマル「眠ってるわ。この時堕ちてから今の8年間ずっとね。この時手術を担当したのは私。残念だけど私の力じゃ命を取り留めることしかできなかった.........。」
酷い........こんな酷い結末。
なのはさん......かなり傷ついたんだろうな。
あ!
シャマル「気づいた?何も無茶は自分だけが被害にあうわけじゃない。近くにいる仲間も危ないの。だからなのはちゃんは教導隊に入った。自分と同じ思いして欲しくないからね♪。だから皆ももう少し考えてみてね。」
私........馬鹿だ.......。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ティアナはミーティングルームを出た後隊舎の外で座っていた。
スタ、スタ、スタ
!?
なのは「隣.....いい?」
なのはさん.......。
コク
ティアナは無言で小さく頷く。
ティアナ「なのはさんの話......聞きました。」
なのは「なのはさんの失敗の記録?」
へ?
ティアナ「い、いえ.....そんな.....。」
なのは「無茶すると危ないんだよぉ〜って話だよね。」
私は何も知らなかった。
この人の事を。
なのは「ごめんね。もっとちゃんと.......伝えてあげればよかったね。」
ティアナ「違うんです!?私が.......私が何もわかってなかっただけで........なのはさんは何も悪くは........。」
その言葉になのはは少し微笑む。
なのは「ティアナ、ちょっとクロスミラージュ貸してくれる?」
え?
ティアナ「はい。」
スッ
なのははクロスミラージュのリミッターを解除しこう......告げた。
なのは「ティアナ?クロスミラージュに言って見て?モード2って。」
え........。
ティアナ「モード.....2。」
クロスミラージュ「了解。モード2。」
シャキン
あ.......。
なのは「これからどうしても個人技能は必要になるからね。そっちの方もちゃんと考えてたんだけど。ごめんね。」
ティアナ「う......うう......ごめん......なさい......ごめんなさい。うぁぁぁぁぁぁぁぁん。」
スッ
なのははゆっくりティアナの肩を抱く。
ティアナはそのまま暫く泣いているのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なのは「落ち着いた?」
ティアナ「はい......。」
ちょっと恥かしい。
この年で大泣きしてしまった。
なのは「さぁ〜今日はゆっくり休んで明日からまた頑張ろう?」
ティアナ「はい!」
スタ、スタ、スタ、スタ
ティアナ「なのはさん?」
なのは「ん?何?ティアナ。」
ティアナは笑顔で告げる。
ティアナ「黒夜さん早く起きるといいですね。」
なのはは空を見上げ切ない目をしながらも笑顔で返す。
なのは「うん♪」
〜サイドアウト〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから2週間後の朝
病室にて
ピコン.......ピコン.......
暗い病室はとても静かで涼介の呼吸音が聞こえるだけである。
涼介「...........。」
ピ.......ピピピピピピピピピピ
キュィィィィィン
涼介の胸が輝き始める。
ケルベロス「間も無く待機モード終了。カウント開始。3.......2.......1........完了。これより意識覚醒システムフル稼働します。覚醒まで28800秒.........意識覚醒システムオープン。」
キュィィィィィン
ブゥゥゥン............。
シュン
病室は再び静寂に包まれそして掠れるようなでもハッキリ聞こえる呟きが病室に響く。
涼介「うっ........な.....の.....は.........。」
波乱の時は近い......。
次回もよろしくお願いします。