【凍結】魔法少女リリカルなのは!?「カイザーと呼ばれていた少年」   作:ヘルカイザー

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ども〜

え〜この作品を更新するのは本当に久しぶりになります。

活動報告でも書きましたが本当は更新する気はもうありませんでした。

しかしながらお気に入りの変動が偶にですがまだあり、そこまで極端にお気に入りが減らないのでこのままと言うのもなんか申し訳なくなりました。

まぁ〜活動報告を見ていないだけかも知れませんけど。

ですので!

更新は決して早くは出来ないですが……一話ずつコツコツこの作品はこの作品で続行しようかと。

書かないと言っておきながらのこのテイタラク……申し訳ないです。

では、長くなりましたが……よろしくお願いします。

後書き方少し変えます。






触れてはいけない怒り

〜すずかサイド〜

 

すずか「い゛やだ……おき……て……」

 

倒れた涼君に顔を埋め、周りが燃え盛ることも忘れて泣きじゃくる私。もう一度……二度ぐらい経験してもそれは決して慣れない。最愛の人がいなくなる恐怖……そして悲しみ。その全てが私を覆い涙となって流れ出る。決して止まらないそれはどんどん涼君の服を濡らしていきその分だけ私の肌に涼君の体温がなくなっていく生々しい感覚が伝わってきた。二度と失わない、二度と傷つけさせない……そう思っていた矢先、また私は守れなかった。強くなっても何も変わってない、私は何も守れてない。涼君を守れてない。

 

すずか「……涼君が……じんだら……誰が……ひぐっ……私を笑わせてくれるの!!!……もう涼君以外……そんな人……いないよぉ…………」

 

返事のない涼君に私は唯々……泣くしかない。このままでは自分も危ない、けど私は涼君をこのまま見捨てて逃げるなんて出来なかった。叶うならこのまま涼君と死のうとさえ考えていたのだ。でもそれは出来なかった。突然私の手を誰かが掴んだ、私は驚いて顔を上げる。するともう戻って来ないと……失ってしまったと思っていた涼君だった。確かに心臓も呼吸も止まっていたのに……まるで私を助けるみたいに……私をこのまま死なせない為に戻って来たかのように掠れた声で私に笑いかけてくれる。

 

涼介「す……ずか……泣く……なよ。大丈夫……だから……さ」

 

すずか「うっ……ううっ……涼君!?」

 

私は嬉しさのあまり寝たままの涼君に抱きつく。生きていた……諦めた希望が戻って来たかのように悲しみの涙は、嬉し涙へと変わる。涼君が「すずか苦しいよ」っと言っているがそんな事お構いなしに私は涼君を抱きしめる力を強くする。もう離さない、もう涼君が何処にも行かないように。

 

ケルベ《こんな事……もうこれっきりにしてください……じゃないと……私泣きますよ、マスター?》

 

涼介「分かって……るさ……ケルベ。ごめん……二人とも」

 

涼君が私を含めて謝ってくれた。でもそんな謝罪私はいらない、涼君が生きていてくれただけで何もいらない。だから満足だ。

 

すずか「涼君、早くここから出よう?じゃないと「ダメだ。」……どうして!?」

 

早く出ようと言う私の意見を涼君はバッサリと否定した、炎の広がるこの場所を今すぐ脱出しなければ私達の命はない。だから急がなければならない、しかし涼君はここを出る気はないようだ。ケルベも何も言わない、と言う事はケルベも同じ気持ちの様だ。何故、どうして……そう思っていた私だったが涼君の次の言葉で自分が大事な事を忘れていたと気づかされる。

 

涼介「ヴィヴィオを……探さないと…………。今頃……泣いてる」

 

そうだったと……涼君の心配をするのは当然だが私はヴィヴィオの事を完全に忘れていたと。失念、後悔。こんな事じゃ涼君に怒られちゃう、嫌われちゃう。そう思ってしまう。ヴィヴィオは涼君に凄く懐いていた、そして涼君もそんなヴィヴィオをとても可愛がっていた。だからそんな涼君がヴィヴィオを放っておける訳がない。仮にこのまま私が涼君と一緒に死んでいたら一生涼君は許してくれなかっただろう。

 

すずか「分かったよ涼君。でも私も一緒に行くよ?涼君1人じゃ危ないよ、それに今1人で歩くのはきついでしょ?」

 

涼介「……ああ、頼むよすずか。悔しいが1人じゃ……不安だ。」

 

私はこの言葉に驚いた、てっきり「お前は逃げろ」とか言われるのかと思っていたから。今の涼君はちゃんと私を頼ってくれる、昔の涼君みたいにみんなを突き放して守ったりはしない。今の涼君からはそう感じた。私はそれがすごく嬉しかった。そして私は涼君の腕を自分の首に回しヴィヴィオを探す為に二人で歩き始める。

 

涼君……変わったなぁ〜。

 

昔の涼君も嫌いじゃないけど……いや寧ろ好きなんだけど……

 

でも今の涼君もっと好きだよ、普通に優しくて自分と私達両方考えてくれる涼君が。

 

まぁ……まだ危ない所は変わってないけど。

 

ケルベ《マスター!?》

 

涼介「どうしたケルベ?」

 

ケルベの慌てた声に私達は足を止めた、ここは大分火も引いているから少しならこの場に居られる。けど早くしないとヴィヴィオが危ないかもしれない。私は焦る、しかしケルベが慌てると言う事はもしかしたら何かを見つけた可能性がある。

 

すずか「も、もしかしてヴィヴィオがいたの!?」

 

ケルベ《はい、すずか様!ここから南へ2キロ行った場所です!?エリオ様とキャロ様もいらっしゃいます。」

 

やっぱり!

 

涼介「よ、よし。いいぞ、ケルベ助かる!すずか行こう!!」

 

すずか「うん!」

 

 

 

 

〜キャロサイド〜

 

私とエリオ君はスバルさん達と分かれ六課の方へ。しかし、その途中拉致されているヴィヴィオを見つけた。エリオ君がヴィヴィオを取り戻そうと奮闘する。けどエリオ君は敵の召喚虫の攻撃を受け怪我を負ってしまった。六課は火で覆われ私の大切な人達は傷ついて行く。

 

ケルベ《マスター、あそこです!マズイですよ!?間に合いませんでした!?敵にさらわれて……そんな……ヴィヴィオ様ぁぁぁあああああああ!!!」

 

すずか「そん……な…………」

 

私が絶望に心を痛めていると六課の方からすずかさんと黒夜さんが駆けつけてきた。でも黒夜さんはすずかさんに力を貸してもらいやっと歩ける様子でボロボロだ。そしてヴィヴィオがさらわれてる状況を確認しすずかさんはショックを隠しきれずにその場で両手を口に当てている。この状況でショックを受けない人間がいるだろうか。いや、そんな人はこの六課にはいない。みんな心優しい人達ばかりだ。

 

涼介「ヴィヴィオ……ヴィヴィオぉぉぉおおお!!!

 

黒夜さんはヴィヴィオの方へ手を伸ばしすずかさんの手から離れ走り出す。あまりのショックだったのか身体がボロボロなのを忘れている様だ。でもヴィヴィオ海の上更には上空だ。今の黒夜さんには追いつく事など出来ない。そんな時だった、黒夜さんの前に立ち塞がる様に一人の男が立ちはだかる。

 

狂四郎「よぉ〜死に損ない、大事な子供を奪われた気分はどうだぁ〜?クックック……もうすぐだ、これでピースは全て揃った。お前の顔を見るのももうすぐ最後になる」

 

涼介「……お前の差し金か…………」

 

黒夜さんの前に立つ男、それは黒夜さん敵。そいつのお陰で黒夜さんは全てを壊されたと言っても過言ではない相手、闇狂四郎。黒夜さんは顔を俯き拳を強く握っていた。悔しさ、憎しみ、悲しみ、後悔、絶望……その全てを超えて今の黒夜さんからは一つの感情が読み取れる。そしてその感情は自分だけじゃなく周りの人間にまでそれを感じさせる程強大な物だ。

 

狂四郎「そうだが?それが……何?フン、お前はここで死ね。おい、ゴル……後は任せる。始末しろ!」

 

ゴル「仰せのままに。」

 

それだけ言い残し闇狂四郎は消えた。そして新たに現れたスキンヘッドのサングラスをかけた男が腕にデュエルディスクを装着し黒夜さんと向き合う。しかし黒夜さんはまだ俯いたままで相手を見てすらいない。

 

すずか「涼君!?(ダメ、涼君に今デュエルなんて。ナハトはいないけど私が代わりに!)」

 

涼介「…………たな…………」

 

すずかさんが黒夜さんの方へと走り出したが黒夜さんが何か呟いたのを聞いたのか立ち止まった。いや、と言うより止められた。けどそれはすずかさんだけじゃない。私も相手も動けない。それどころか私は今ある感情に支配されている。それは恐怖だ。私は今黒夜さんが怖い。まるで目の前にいるのが弱肉強食の捕食者のように怖くてその場から動けない。

 

ゴル「き、貴様……一体…………っ!?」

 

涼介「俺の前で!!!お前らは何を奪ったぁぁぁぁああああああああああああああ!!!」

 

黒夜さんは雄叫びを上げ、それと一緒に顔を上げた。そして黒夜さんの目を見てここにいる人間は驚愕……恐怖を増大させる。何故なら黒夜さんの目は黒から赤に変わり黒夜さんの体からはドス黒いオーラが滲み出ていたからだ。

 

すずか「涼……君…………」

 

そんな黒夜さんを見てすずかさんも恐怖している様だった。どうしてかわからない、でも今の黒夜さんはどこか別人のような感じだ。

 

涼介「貴様ら……生きていられると……思うな」

 

ゴル「そ、そんなボロボロの身体で「黙れぇぇぇえええええぇぇぇぇええええええええ!!!」ひっ!?な、なんなんだこのプレッシャーは!?くっ……デュエルだ!」

 

もはや優しい黒夜さんの面影は完全に消えた。今の黒夜さんは言うならは鬼だ。それも地獄で一番強いと思える程の。

 

黒夜さん……一体どうしてしまったんですか?

 

涼介「殺してやる……許さん……絶対に逃がさんぞ……どこまでも……どこまでもお前らを……お前らをお゛お゛お゛お゛おぁぁぁあああああああああああ!!!」

 

雄叫び……それと同時に黒夜さんの身体が光を帯びる。まるで何かに同調するように。

 

ケルベ《リミッター制限……リミットオーバー……ヘルモード……リリース!》

 

 

 

 

〜なのはサイド〜

 

なのは「っ!?」

 

ティアナ「なのはさんどうしたんですか?」

 

地上本部が襲撃されギンガもさらわれた、そして怪我をしたスバルを見ている時だった。私のデッキホルダーが輝き出す。私はすぐにその原因だろうカードを取り出した。でもそのカードは………

 

〔グワァァァァァアアアアアアアア!!!〕

 

なのは「サイバー・エンド・ドラゴン…………」

 

光の元凶はサイバー・エンド・ドラゴンだった。またサイバー・エンドからは激しい感情を感じる。精霊が見える私にはそれが何の感情だかすぐに分かった。それは怒りだ。これ以上ないくらいの怒り。もうそれは悲しみとか憎しみそんな感情が生ぬるいと感じさせる、更にはそれを全て蹂躙し呑み込んでしまうほどのもの。

 

なのは「涼君……何……何があったの?こんな……こんなに…………」

 

私は信じられなかった。サイバー・エンドを伝い涼君の感情がダイレクトに流れ込んでくる。涼君がここまで怒りを爆発させるなんてただ事じゃない。一体何があったのか……情報が混乱しているこの状況では知ることができない。しかしこの感情がサイバー・エンドに流れ込んでくるという事は涼君は無事の筈。だとすれば誰かが傷つけられた可能性がある。そう思うと心配になりいてもたってもいられない。

 

なのは「ティアナ、私は急いで六課に戻る。スバルの事お願いね。」

 

ティアナ「分かりました、なのはさんお気をつけて!

 

お願い……無事でいて…………

 

私はティアナの返事に静かに頷く。手遅れになる前に動かないと……誰かが堕とされてからじゃ遅い。だから私は急ぐ、六課に……涼君の所に…………そして、六課にいる筈のヴィヴィオの所に。

 

 

 




次回もよろしくお願いします。

ちなみにこれと対になってるもう一つの作品も続行します。

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