"自称"魔帝(ダークマスター)・禁書目録!! 作:ぬー(旧名:菊の花の様に)
ステイル・マグヌス……結構常識人。
《魔帝(ダークマスター)》
「で、どちら様なんでしょうか?」
上条当麻は、なんとも言えない出会いをしたあと、中二病の少女に野菜炒めを出していた。
まぁ、流石に上条当麻も鬼ではないため、目の前で盛大に腹の虫を鳴らされて、そのまま無視することはしなかったからだ。
「ん?私?
私はインデックス……」
と、少女はいつの間にか野菜炒めを食べ終わっていて、上条当麻の質問に、おそらく素の口調で返し、プラス名前まで言ってしまったが、その瞬間いきなり中二病の少女は首を千切れんばかりに横に振り、
「い、いや、わ、我の名は魔を統べる皇帝、ダークマスターだ!!」
と、言った。
流石に上条当麻はこんなドジをやらかしたあとに堂々と中二発言ができることに若干……本当にかなり若干の尊敬の念を抱きながら、なぜか魔を統べている(笑)のにシスター服をきた少女を見て、唖然としていると、
「ふっ、今頃気づいてももう遅い。
粗方、私の名に驚愕してしまったのだろう」
と、中二病の少女は以下にも魔王っぽい笑みを浮かべながらさらに付け加えた。
まぁ、もちろん違うが、この手のタイプに下手なツッコミをしてしまうと収集がつかなくなることが上条当麻には予想できたので、あえて何も言わなかった。
「あっ、そうだ、インデックスちゃ「ダークマスターだ」…………インデ「ダークマスター」…………」
と、上条当麻は一応こんなのでも不法侵入者だし、おそらく迷子だから、身元を調べておこうと思い、声をかけてみるが、中二病の少女は頑なに否定する。
まぁ、上条当麻だって子供ではないので、ここで折れれば良かったのだが、少し上条当麻もムキになってしまい、
「インデックスちゃんは…………って、泣かないで!!ね、ほら!!泣かないで!!だ、ダークマスター!!」
上条当麻が泣きかけた中二病の少女をフォローにすると、中二病の少女はいきなり立ち上がり、ほんの少し潤んだ目で上条当麻を見下げ、
「そ、そうだ!!
お前が最初からそうやってダークマちゅターと…………」
その瞬間、上条当麻は意識を失うことになった。
《来客》
「えーと、お二人はどちら様でしょう?」
上条当麻は、またさらに増えた来客に、頭を悩ませていた。
「あ、僕はステイル・マグヌスという者だ。
そこの少女と同じくこの学園都市の外からやってきたんだ」
上条当麻は気絶から復活し、時計を見たところ、見間違えていたらしく、補習までしばらく時間ができたので、ダークマスターもといインデックスと少し話し合い?(会話のキャッチボールがない)をしていると、いきなりインターホンがなり出した。
そして来たのが、この今話している神父服を来た赤髪の柄の悪そうな長身の男性だった。
「えーと、この子がなんだが学園都市の外から、怪しい人たちに追われてきたところまで聞きましたけど、それがあなたたちですか?」
上条当麻は、あの一般人にとっては難易度が高い会話?から、ある程度情報を得ることができたのである。
「いや、怪しい人たち、ではないと思うけど、少なくとも彼女を探していたのは本当だよ」
「なら」
と、上条当麻は身構える。
が、
「いや、急に『風が私を呼んでいる』って言い出して飛び出せば……ねぇ」
「あ、そうでしたか」
一気に警戒心が解ける上条当麻。
だが、今度は赤髪神父が、驚いたように目を見開き、
「え!!ちょっと!!」
神父の視線の方を上条当麻が向くと、そこにはベランダの手すりから飛び降りようとしているインデックスの姿があった。
「大丈夫、私は飛べる……大丈夫、私は飛べる……大丈夫、私は飛べる……大丈夫、私は飛べる……」
もはや呪いのように聞こえ始めた少女の独り言に、部屋の中にいる二人は(本気か?!)と思ってしまったが、インデックスは、ゆっくりとこちらを振り向き、涙目で、
「無理…………」
((ですよねー))
インデックスは、普通の少女である。
こんな感じでのほほんとやって行きます。
イマイチ、ギャグのテンポが掴めない……